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[眼鏡の奥で、どう答えたにしろ静かにランサーの答えを聞いた後、頭を下げ]
…そうですか。
はい、それでは。
[そう言って2人を見送れば、みちるを見おろしながら]
私達も一度、下に行きましょうか。
ここは戦闘になる可能性があります。
[宝具が使えない今、留まるのは得策ではない。
同意を得られれば、その場から二人の姿は消えた。**]
―5階・城塞都市―
[石に囲まれた二重の城塞。豊かな緑と土の道
北欧の古い街並みそのままに。
行ったことはないが、きっと今でもこういった風景の街があるのだろう。
リリン達が辿り着く前、素早くバックに手を入れ瓶の中身を撒き散らす。
レティに尋ねられれば…]
ちょっとね。ひ み つ☆
[唇に人差し指を立て笑った。]
― 1F西・教会 ―
[管理者とアルフレートの言葉を聴きながら、
ランサーは暫し残っているであろうサーヴァントを回想する。
リリンが連れていたサーヴァント――互いの武を讃え合った英雄は、その言葉には確かな気迫が見て取れた。
一見すれば、風を受け流す柳のように、静かで、柔らかなものであったが、彼は彼なりの生き様を持ち得ていたように見えた。
その、普段見せるどこか飄々とした所作は、かつて戦場を共に駆けたオデュッセウスと似ていただろうか。もしも同じ時代に生まれたなら、酒の一つでも飲み交わしていたかもしれない。
物語を束ねる騎士を夢見し者は、アーチャーを失った主と共にあった。
昨夜、どこか落ち込んだ様子であったことは気にかかったが、あくまで主に供せんとする矜持は、未だ手放さずに在れているようだ。
いずれ、彼とも決着をつけなければならない。その時こそは、――文字通り、騎士が持つ全ての力を受け止めることとなるだろう。]
―5F 城砦都市―
[5Fに降り立った吟遊詩人は、
小さく感嘆の息を零した]
これは……まるでカルカソンヌだな
[吟遊詩人の故郷たるフランス、
その南部に位置する、名高きいにしえの城塞都市。
中世の街並みをそのまま残す故、望郷の想いさえ湧きあがろうもの。
これが、かの王子の風景か。]
[そうして、キャスターはと言えば。
彼の前で宝具を晒したのは、騎士と同じく二度。『馬は好きか』と問うた眼鏡の奥は、ランサーを試すかのようでもあった。>>184ネストールのように聡く、自らには追究し得なかった頂を望んだ男のこと、恐らく、自身の真名に当たりもついているのだろう。
『――良き飼育師、良き調教師に恵まれた馬は、どれほど広い戦の場であっても、活き活きと駆ける。世話になることも多い。……だが、やはり何より肝要なのは、中身が詰まっているということだ』
――果たして、それを以って彼が答を確信したかは分からない。だが、それでも構わないと、ランサーは、いつものように、静かな声で答えた。
シェムハザを含む全ての益荒男が、自らの武に比類する、或いはそれを超える何かを持ち合わせている。――ステンドグラスの向こうに浮かぶ月の光が、いつもより充溢しているように*見えた。*]
―5F 城砦都市―
……ヒイラギ?何を…
[はた、と。
己の主が何か振りまくのを見て、
不思議そうに顔を向ける。>>188
秘密、と謂われれば頷いた。
彼は彼なりの知略を巡らせている。
主たる彼を何処までも信頼するのもまた詩人の在り方だった。]
……故郷を思い出す町並みを
戦いの中で損ないそうなのは
些かならず心苦しいが、仕方ないな。
[――そう、軽やかに、歌うように嘯いた後。
そっとヒイラギにささやく。]
……巻きこまれないように気をつけて。
きっと、リリンも本気で来ますから。
[――さて、既に己が
騎士を編むことを彼は知っている。
それではきっと、“愉”しんではもらえない。
吟遊詩人の物語は、
聴くものの耳をよろこばせ
心に届けるために在るのだから――と、微笑みを向けた。始まりはあくまで真っ向から、理想の騎士道を体現するように。]
整われましたか。
――此度は、
存分に聞かせてくださいませ。白刃の方。
どうぞ、私の物語と踊っていただけますよう―ー
>>193
………………………。
[自身の最高傑作品を戦場にされた挙句。
竹林と見事なコラボレーションを果たされたルネサンスの巨匠のアカウントがこちらです。]
アサシンのマスターは警戒心が強いか。
しかし、アサシンの近くにいるか。
[>>177の言葉に考える。
そして諸刃の言葉に対しては。]
貴様の言うとおりリスクが高い。
警戒心が強いマスターを捉える前にアサシンにつかまる。
其の可能性が非常に高い。
やはり、まずは管理人にそこについて聞かざるを得ないな。
[自分なりの見解を伝える。]
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