1550 Fate / Lunatic Lamentations 聖杯戦争村”ll”th
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バーサーカー ヘイズレク
[しかし、男から投げられた声に意識を切りかえる。
――今は、目前の状況を変えるのが最優先。]
…いや、助力頂けるだけでも感謝する。
幸いにも、俺は近接の方が向いているし、
むしろ、離れて貰える方が、有難い。
此度の戦――バーサーカーのクラスにて、現界している故。
[近付くなと、言葉裏に秘めた理由は其れだけで十分か。
魔眼の封じられたアサシンの様子に、これを好機かと判断すると――アサシンの方へ、一歩前へと踏み出した。]
赤竜パピー （羽鐘辰）
[穴の開いたパピーの体は、地面を数度跳ねた後、転がるようにして止った。]
うう……
[腹部から液状化した金属が流れ出し、空気に触れると赤い塵へとと変化する。
パピーの体も、つかみ出されたクリスタルの魔力によって維持されて来た。
それが無い今、体に残ったわずかな魔力で何とか形を保てている状態だ。]
リリン リリーリンリン
…………。
［セイバーの言葉に、これ食べれるのかぁ……と竹の幹を見る。しかし生では食べられないらしい。残念だ］
……あのねセイバー。敵陣に長居してご飯までごちそうになる気？
そういうのって厚かましいじゃない。やっぱりちょっと、遠慮の心とか出ちゃうものでしょ？
アルフレート ローヴァイン
弟なら良いのか。
兄弟仲が良いのだな、貴様は。
それで、貴様何者だ？
[こんな問いかけをして回答がくるはずが無い。
しかしこの英霊ならば名乗るではないかと問いかける。]
そこについてはただでくれてやる道理は無い。
等価交換といこうか、何か有益な情報をいただこう。
リリン リリーリンリン
空腹と準備不足と、覚悟はまったく、全然、これっぽっちも、金輪際関係ないわよ。
そもそも今はこっちも非常事態なの。
敵陣のまっただ中から逃げ出してきたところなんだから、多少拙速を重視しても仕方がないでしょう？
［嘘は言ってなかった］
アサシン シェムハザ
[アサシンは悶絶しながら、空へと浮遊していく。]
くっ・・・・・・ははははは！
保護者のサーヴァント、何か勘違いしていないか？
戦う相手は僕ではないよ。
[手にした赤い宝石が、緑色に侵食されていく。]
それじゃあ、はじめようかバーサーカー。
君の戦いを。
アサシン シェムハザ
[宝石に移植された令呪が光る。
もはや、バーサーカーのコントロール権はアサシンによって侵食されていた。]
令呪をもって命ずる。
バーサーカー、アサシンの魔術を受け入れろ。
[宝石から一画が失われるのと同時に、バーサーカーの所持していた黒い羽根が強い輝きを放つ。
次第にその光は、バーサーカーを包んでいく。]
アサシン シェムハザ
構造解析・・・・・・構造強化。
[その黒い羽根は、バーサーカーの体にアサシンの魔力を通していた。
本来構造解析は自身の魔力が通った状態で実現が可能であり、他人の魔力が通った状態では不可能に近い。
だが、今のバーサーカーはアサシンの構造強化を受け入れる全ての条件が整っていた。]
トゥルバドール クレティアン
―西ブロック―
――、そうだね、
魔力の感知は、疾くできる。
［ く、とそらを見上げて ］
――高いところに行こう。
より、見渡せる場所ならきっと目視も使えるはずだ。
［ そうして、詩人は手を差し伸べる。
昨日のようにセイバーとリリン同時は無理でも、小柄な女性や少年なら抱えること叶うだろう ］
これでも、英霊なのでね。
――しっかりつかまって。
［ 言い置くと、吟遊詩人は衣を翻し蝶のように跳躍した。 ――中央区付近なら、均等によく見渡せるはずだ。］
キャスター メルカトル
バーサーカー…？
[見かけによらない。
続く言葉は飲み込んで、代わりに地を蹴り距離を取った。
みちるが少しずつ近づいているのが解る。]
ここは戦闘区域ではありませんから、
向こうも…全力を出せるわけではないでしょう…
……、おそらく。
[と、付けたして。
地面に叩きつけられ跳ねた赤竜の傍に駆け寄る。>>254]
パピーさんッ！
……これで、少しは…どうにかなりますか。
[パピーに差し出すのは自身が作成した魔力を帯びた真鍮製の日時計。]
アサシン シェムハザ
さあ、バーサーカー。
手始めに、目の前のサーヴァントを、殺せ。
[構造強化が終わる頃、バーサーカーを包む光は収まり。
バーサーカーの背中には、シェムハザと同じ黒翼が生えていた。]
ランサー ディオメデス
[ランサーは、サーヴァントの挙動に注意を割きながら、静かに会話を聞いている。アルフレートはいつも通りだった。だが、今度はかのサーヴァントまで敵マスターを批判するようけしかけ始めた。一体どうなっているのだろう。命じられていない以上、アルフレートの盾になる道理はなく、また口論に口を挟む余地はない。ゆえにランサーが呟く言葉はただ一言だった。]
見事だ。
[周りに生える竹を見つめながら呟いた。]
キャスター メルカトル
……は？
[空から理解がすぐにできない言葉が降ってきた。>>259>>260
パピーの傍に日時計を置けば、更にバーサーカーと距離を置くために地を蹴る。]
…一体、どういう事ですかッ。アサシン！
【独】 バーサーカー ヘイズレク
黒い翼だとは初耳ﾀﾞﾅｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
マジかーーーーーーー。
ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
アルフレート ローヴァイン
まぁ、ご尤もだな。
しかし、非常事態で敵陣から逃げ出すとはあわただしい。
一体何があったか教えていただきたいところだな。
[サーヴァントから掛かる声に向き直る。
そしてその様子を伺うとわずかばかり表情が曇ったように見えた。]
ふむ、そちらも良くない状況という事だ。
情報交換ということでここは手を打とう。
本来であれば別の方法もあるのだがな。
[武力行使をにおわせながら言葉を吐く。
自身と従者についても万全ではない。
故に戦闘を行うのは危険が高かったから。]
赤竜パピー （羽鐘辰）
あ、ありがてぇ……
砂漠に行き倒れて、水筒を渡された気分だぜ……。
[日時計を受け取ると、その魔力で腹部の穴を塞ぐ事にする。]
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