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随分と口が達者だね、ゴーレム君。
[だが、パピーは闇の中で、闇に持ち上げられていた。
気配遮断が解除されていく。
闇に浮かび上がるのは、パピーの首を鷲掴みにし、持ち上げているアサシンの姿だった]
ぐっ…なっ……て、てめぇは……!!
[言葉をつなげなくなり、携帯が手から離れる。
電話中に派手な音を立てて、地面へと転がった。]
他…?
[誰かと連絡を取るらしい様子は待つを決め込むが、
妹尾の名に、おや、と片眉を上げ かけた。]
――――… !?
[視界からは突然鞄の中から赤い竜が飛んだようだったが、
闇を背にその姿を見せる、アサシンの姿を見た。
気配は全く感じさせなかった。
これがアサシンというサーヴァントなのか、と。
息を吞み、マスターのいない今、じり、と半歩退く。]
−東ブロック・建物の物陰−
・・・・・・
[ただ、物陰から命令通りアサシンを見守っている。
彼の左手の甲にある令呪は、1画失われていた。]
寝ぼけたことを言ってるんじゃないわよ。
まだ3Fにも行ってないのに、4Fまで開放されてるのよ?
分からないことだらけだって言うのに、出遅れてばかりはいられないわ。
[ベッドから降りながら、簡単に身支度を済ませる。
令呪の反応はあっても、近くにヒイラギとあの英霊はいないらしい]
まずは3Fに行くわ。
それから1Fの適当な場所に行って、それから4Fね。
[簡単に今後の方針を口にして、光りの粒子を纏い……3Fへと転移した]
[バスはビジネス街から高校前を経由し、商店街を通り抜けて図書館前を通る。
最初に目が痛くなるところはどこなのかわからないが、今は先ほどのおしりのひとが話していたことを考えることにした。
[ ――花のワルツ。メロディが華やかに鳴り出す。
待っていた電話が来た。と通話ボタンを押した。]
はいっ。もしもしパピー?
えっ、、、シェムハザの事…
あれ?パピー どうしたの…?
[レティの方を向き、青い顔をして]
―― 切れちゃった…
てめえは?
そんな口をきくなんて、しつけが悪いな。
[パピーを掴んでいる手で、その首を軽くぎゅっと締める]
僕は君たちともっと友好な関係を築きたかったんだけどね。
君はそうじゃなかったみたいだ。
僕の情報を、他のマスターやサーヴァントに渡してどうするつもりだ?
お久しぶりです…。
[アサシンを見るも、嫌な汗をかいているのが解った。
地面に落ちた謎の機械。…通信器具の部類とは認識している。]
おおっとコンソメパンチさんの登場です。しかしバサカの手にはポテチが握られてるんじゃないか!?
どうなるこの状況!
君たちにとって十分な条件を提示したつもりだったんだけどね。
君は、それで賢く振る舞ったつもりかい?
悪いけど、君の行動はすべて監視していたんだよ。
君たちに渡したその羽根で、ね。
…血が出る食べモノなのか、これは。
[手元に持ったままの、サルヴァトーレピッツァ味へと視線を落とし眉を寄せた。
しかも味違いと言う事は、様々なバリエーションで展開しているらしい。現世は随分と危険な嗜好品があるものだ。
バッグの中で携帯を掛け始めるパピーを横目に、男の言葉に一つ頷いた。]
――ならば決まりだな。
無論、伏せたい事は無理に聞きだす心算は無いから、
[安心してくれ、と続けるつもりだった言葉は霧散する。
突如現れた覚えのある気配に目を見開いた。]
――パピー!
ああ、久しぶりだね、保護者。
今日は娘さんとは一緒じゃないのかい?
残念だね、君が死ぬのをマスターに見届けて貰えなくて。
[アサシンの左目が、徐々に光を帯びてゆく。]
君たちには、失望したよ。
もういい、直接命令をしてあげよう。
[持ち上げているのとは別の腕に、魔力が宿る。]
君の中に令呪があるのは知っている。
魔力のパスが本体と通じたまま、コントロール権を君が持っているね。
優秀だ、君の本体は。
だが一度崩した術式は、他の誰かにも崩されやすいという事も承知しているんだろ?
―3F―
[竹があふれた礼拝堂を見渡す。
そして昨日のサーヴァント戦を思い出す。
拠点で再度考え直したアヴェンジャーについて。]
かぐや、か。
なぜ、童話の姫が復讐者になるのだろうか?
[無意識で呟く、童話の姫と結びつかない復讐者。
また一つイレギュラーな事態が起きているように思えた。]
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