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Bien adoucist par delaier,
待たされたときの報酬はさらに魅力的で
et quant plus desirré l'avras,
欲すればそれだけ
tant iert plus douz a l'essaiier.
幸福の味は甘美になるだろう。**
[パピーは冷蔵庫のドアを開け、缶コーヒーや缶ジュースなどをかき出すと、両手と尻尾と口を使い、洗面台へと運んだ。
ある程度積み上げたところで、爪を刃物のように鋭く変形させ、次々と穴を開け始める。]
別に飯食ってる訳じゃねぇぞ、これはただの補給。
[そう言ってから、空っぽになった缶をがつがつと*食べ始めた。*]
― 1F北・オフィス街(ホテル)―
貴様、私の睡眠を邪魔するとは大した身分だな。
[目覚めは最悪なものだった。
ドアを破壊しながら入ってくる奴隷の声で起こされたから。]
何かと思えばこの街の長の宮殿だと?
知らぬな、お前の言う長が何を指すかは解らぬが、
政を司る場所魔では調べては折らぬ。
我々の戦争には関係がないからな。
関係ある部分での長というか管理役なら先日足を運んだ教会だ。
宗教的なものでいうなら西に寺院がある。
経済的に掌握している連中ならこの付近のビルのどこかだ。
私が把握しているのはその程度だ。
しかし、貴様何故その様な質問をしてきた。
私の眠りを妨げるからにはそれなりに理由があるのだろうな?
[不機嫌そうに理由を求める。]
ここ数日、街の様子を見てきましたが、この街はよくできている。
我が時代、我が都市では幾らかの職人が民に衣服を、食事を、住居をと提供し、それが常でありましたが、この街では一人の職人が行うものを複数の人間で行い、それぞれがそれぞれを補完しているのです。
我が領地も中々に繁栄させてきたものだと自負はありますが
この街の精巧さは群を抜いている。
果たしてこのような機構を実現させ、支配下に置いている
そんなこの街の王とはどのような人間で、
どのような手順で管理下に置いているのか知りたくなりましてな。
考えるよりも、直接対談するのが手っ取り早いであろうと。
[窓の外から街を一望する。
覇気が無いとは言え、今日も決められた時間に、決められた道筋を通り、決められた行動を繰り返す――まるで統率された軍隊のようだ。]
ううむ。しかしマスター殿も調べていないとなると
虱潰しに当たってみるしかありませんな。
阿呆、貴様の時代とは勝手が違う。
長に会いたいといって会える程都合が良くできていないのだ。
それに今の時代は一人の力で総てが出来るわけではない。
これまでの過程、それこそ貴様の時代を含めて総てを礎に作られている。
機構について説けるだけの知識を持つとは思えぬな。
気になるのであれば、大学にでも出向いて本を読む方が効率が良い。
少なくとも本だけは確実にあるだろうから虱潰しの手間は無い。
[己の従者の真意に沿っているかは解らぬが自分なりの回答を提示する。]
つまり戦のみならず
日々の労にも数の利を適用することを覚えたということですな。
偏った技術の伝播よりも、広く浅く技術の欠片を継承する――。
確かにそれならば、速く多くの人間に広めることができるだろう。
仮に幾らかの欠片が失われたとしても、損失は浅く復旧も早い。
ふうむ、――――……。
しかし、そうなると褒賞の数も足りないのでは……?
いや、そもそも王の直下ではなく、それぞれの技術を提供する者の下につけ、それぞれで管理させているのか……。
[暫し顎に手をやり、ランサーは考え込む。]
ああ、そういう事になる。
しかし、褒章については難しいところだな。
配下にいる人間から吸い上げて分配する訳だがうまく行っているとは言いがたい。
大学にいくのはかまわんが鎧はやめろ。
服だけにできるだろう?
魔力で編まれているだけなのだから。
[鎧で大学になど入れば目立ってしょうがない。
最悪、入り口で止められてしまう可能性すらありえるのだ。]
― 朝 南・古びた洋館 ―
[いつもの時間。目を覚ます。
大きく伸びをしてからベッドから降りようとして]
わっ
[布団ごと床の上に転がり落ちる。
ちょうど布団が音を吸って大きな音にはならなかったが
転がり落ちた布団の上で目を白黒させる。
天井とにらみ合う事少し、のそのそと起き上がってベッドを直し
身支度をいつもより少しゆっくり済ませて台所へと向かった。
ふあ、と、小さなあくびがひとつ。
チルチルの食事と水を取り替え、自分たちの食事の準備。
起床してきたキャスターの声にうなずいた]
おはよーおじさん、元気だよー。
[用意した食事の中で特に気に入ったらしいじゃが芋を食べる様子を見て
なんだかこちらまでうれしくなった子供はにこにこしながら朝食をとる。
問うてみればやはり好きなようで自分もじゃが芋をほおばりながら朝は過ぎていく]
[昨日とは違うパーカーを羽織り、ランドセルを背負う。
手袋と聞いて首を縦に振った]
てぶくろかうときに、未チルのてがきつねのてにならないかなぁ。
[にぎにぎと自分の手を握ったり開いたりしながら言う。
歩き出すと首に下げたものがふらふらゆれて存在をしめす。
こっそり聞いたことを思い出したのか、口元をにまにまさせながら]
どんなてぶくろにしようねぇ。
[手をつなごうと自分の手をさしだし、足は商店街へと向かいだした]
――――……マスター。
[出口。
破壊された扉の痕で背を向けながら、ランサーは静かな声を出す。]
都市というものは、どれ程精巧な発展をし、どれ程優秀な職人を抱え、どれ程優秀な王を擁したとしても、それそのものでは存在し得ぬのです。
それらを解決する為に、あらゆる手段が取られてきた。
時に征服を。
時に交易を。
時に開拓を。
――この街の機構は確かに精巧だ。
だが、それらを解消する為の代替は見つからない。
以前、貴君と行った駅前というのは、この街と外とを結ぶ手段の一つであるとの知識は得ていますが――不自然な程に誰も、出ようともせず、帰ってくる者もいなかった。
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