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…此処まで人が多ければ、出会い頭に戦闘…って事も無いだろう。
こちらからも、捜してみるか。
[アサシンのクラスならば人に紛れて来る事もありうる話ではあるが、幸いというべきかアサシンは既に先ほどあったばかり。
パピーの承諾を得て後、気配のする方へとゆるりと足を向ける。
いくらか人の波を縫う内に、同様に「誰か」を捜すような素振りを見せる
男女の二人組を数メートル離れた先に見つけ、ゆっくりと足を止めた。
――彼らがそうだという確証は無い、が。
生気の薄い人並みの中では互いに幾らか、
この町の者ではないという違いも、感じ知れようか。]
―西ブロック教会―
――ええ、
本当のことを申し上げたまでですから。
[華やかな八重の薔薇のような
少女へ向けて吟遊詩人は紡ぎ。
それから神妙な顔で押し黙る。]
……、ええ。理解しています。
聖杯から、知識を得ておりますから。
[胸の前で握りしめた手に力がこもる ]
――でも、……
「ここにいる」だけでは意味がない。
私が欲するのは物語だから……――、
[私の血潮は詩歌《うた》だから。声に出さない祈りと餓え。]
――2F 廃墟ビル/彫刻の林――
[重力が失われたと思ったのは一瞬の事。
既に違うサーヴァントの気配は感じ取ったけれど、
それに思いあたる人物がいれば心配はいらないかと思う。
地面に足をつければ、周囲を一度くるりと360度見渡す。
周辺の地形は瞬時に理解できた。]
随分と…狭い場所ですね。上は。
[けれど周囲に彫られたらしき彫刻は、
自身が生きていた時代に存在していたものと酷似している。
そして手に持った道具が、ノミ、と言う事を彫刻師に弟子入りした事があり自身も彫刻を行っていたが故にすぐに解る。]
…、みちる。後へ。
チルチルは、みちるを頼みましたよ。
離れすぎだけは…やめてくださいね。
[そう言えば、ふ、と地面から小さく風が舞い上がり、
くるくるとペンダントが回り始める。]
―西ブロック教会―
契約は絶たれています。
[ はっきりと、肯定する。 ]
生憎と、主を目覚めさせる手段は
私は持ち得ない。
――吟遊詩人は、歌うだけだ。
[ それがクレティアンの有り様だ。
魂すべてをかけて、ここにいる。 ]
おおまかな方角はわかるのじゃがのう。
まあ、町の者はそろそろ元気がなくなってくる。
多少生気の強い者を見つければよかろうて。
[などと言いながら。やがて、向こうから近づいてくる気配 >>342 >>350]
[名乗り、と言われて、口の端が上がる。]
言ってませんでしたね。
そういえば。
[眉を下げて、情けない顔を見せたのは一瞬。
両手の掌を身体の前に掲げ、緑と蒼の星のような球体を出現させる。]
―――…私は、キャスターのサーヴァントですよ。親方。
Skype:
柊「僕のことちゃんとサルバドーレに紹介してね。知らない人なんだもん」
弓「あいよーw」
柊「サルバドールですw」
弓「トルヴァドールね?」
柊「トゥルバドールです。www」
レティごめん二人して全力で間違えまくりました…っ><
― 中央ブロック ―
[宿泊しているホテル周辺の探索を行っていた。
大通りではなく裏道を中心に、実際に歩いて頭に叩き込む。
拠点を襲撃されたとき、逃走経路を知っているのと知らないのでは大きな差がある。
それを確認しておくのは必須事項と言っても、過言ではない]
……あんまり、めぼしいお店とかはないわね。
[周囲を見回しながらぽつりとつぶやき、それからセイバーとの会話を続ける]
砂糖か……いえ、砂糖に限らず、いろいろなものが昔はあんまりなかったんでしょうね。そう考えると、今の食文化ってすごく恵まれてるわ。色んな味が手軽に楽しめるもの。
わたしも日本に来て異国の料理の味に驚いたけれど、きっとあなたたちの驚きは、その比じゃないんでしょうね。
[話している間に駅が見えてきた。どうやら戻ってきてしまったようだ。
令呪のうずきを感じる。何人かいるらしい]
「ここにいるだけじゃ意味がない」。
だったら、話は簡単ね。
[肩をすくめてみせる。]
資格を落っことすことがあるってことは、どっかに資格が落っこちてるかもしれないってことよ。
それを拾いに行けばいいわ。
ー2Fー
わ、わわっ。
[勢いよく踏み出したわりに着地は不安定。
転びはしなかったが、下がっているようにという指示に
小さく頷いて肩に青の舞い降りる]
…みちる、おじさんのことしんじてるよ。
[くるくると回り始めたリングを両の手できゅっと包み込んで
一歩二歩、それから明確に距離をとった]
―西ブロック教会―
――、資格を?
[ ぱちり、と顔を上げ瞬いた。
魔力は消費される一方でも、
せめて今少しでも
物語を目に焼き付けんという思考ではあった、が ]
……荒野に隠れた
宝石を拾い上げるようなものですかな
成程。そちらを名乗るか――掛からんな。
[正体を知れればと振ったが空振りに終わったか。致し方ないと笑って見せて。]
ではお互いに遠距離戦としようか?
我こそは弓兵。アーチャーのサーヴァント。
さあ往くぞ!
[開始だとばかりにキャスターの掌より生み出された球体へと両手に持ったノミを投げつけ。
自身は横へと飛び瓦礫の裏へと身を消した。]
[逃走経路の確認とは思うが、自分ではあまり真面目に覚える気はなかった。それが必要なのは専らリリンの方なのだ。だったら本人が知っていればそれでいい]
食い物は、まあこの時代の豊かさときたらわしらの頃とは比べられんな。わしらも一応茶にはうるさかったが、比べ物にならん。
帝よりも良いものを皆普通に食っていようとは。
………帝。
[ふと口をついた言葉は束の間、気配を感じて警戒へと切り替わる]
また出くわしたか。今度は誰だ?
[実体となり、リリンの前に姿を現した]
…あなたにならと、思わなくもないんですが、
さすがに――、そうもいかないですね。
[悲しさは顔には出ず、親方がアーチャーと名乗り、手に持ったノミを見る。もう一度見た。ノミを投げて戦う戦士を知らないが故に一瞬思考がそちらへいきかけた。]
接近戦は確かに遠慮願いたいですよね。
…お互いに。
とはいえ、アレでだいぶ懲りたんで、
少し底上げをさせて頂きますよ。
[球体に向けて投げられたノミ。
手にしていた球体だけでセイバーとやり合っていた時とは異なる現象がこれから起こる。]
[さて、男女のうちのどちらがマスターか――先の今で、アサシンとやらの助力を借りるのは避けたいが、場合によっては、と。
服の上から、羽根のある場所にそっと手を沿え]
――な、
[>>358新たなるサーヴァントの気配に気付き、数メートル先に見据えた男女二人へと視線は残したまま、ちらりと周囲へと意識を向ける。
――相対する気配に意識を取られ、他への気配を疎かにしたのは己の落ち度。
令呪の気配を察したのも鞄の中にいる赤竜も同様らしい。身じろぎの気配がした。なれば、新たな気配もチームで動いていると考えるのが妥当だろう。
…この往来激しい中で混戦か、それとも穏便に済ませられるか…さて。
思考を巡らせる。]
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