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[バックの蓋の隙間から…にゅっ!と顔を出したトカゲ?に更に瞳を大きくして]
うわぁーーっ!!えーーーっと、竜かな?
かっこいい!!
[14歳の少年らしい素直な感想で…]
で、君がマスターなの?よろしくね。
[サーヴァントである自分に感じられるのは2つであったが>>363]
場合によってはこれ以上近づくと巻き込まれそうじゃな。
……刀を持つはあれは……検非違使……ではないな。
後世に発したサブロウか。
[しかしむしろ、かぐやにとって気になるのは、青と緑の球体だ>>352]
―中央区/南方面へ―
[連れ立つ騎士に目配せ一つ、
獅子の鬣を撫ぜると唇の前に人差し指を立てた。
「仰せのままに」
獅子と騎士――イヴァンは、
クレティアンが何事か歌を囁くと、
彼自身が不可視化するに似て姿を消した。]
私も姿を隠してもよいのですがね、
それでは少々味気ないでしょう。
[などと、吟遊詩人は嘯いた。
この奇妙な戦場と風変わりな町を己の足で味わいたいなどというのは戯れではなく生き様だ。無論、必要とあらば不可視化も厭わない。]
あちらでは何者か切り結んでいるようですな。
上からでも、見てみますか?
― 1F南・商店街(忍神デパート屋上)―
[風に乗るようにして、アルフレートの声が届く。]
特に異常らしい異常は見当たりませんな。
……それが異常と呼ぶべきかはともかくですが。
[眼下の煌きも、人の営みの残り香も。
等しく幽鬼のような静けさを横たわらせている。
巡る視界は商店街を一望し、やがてアルフレートを探し出す。]
貴君が十分と感じるのであれば、合流も良いでしょう。
なんとかビックリショーには…出られるかも知れないが。
…人間じゃなくても出られるものなのだろうかな。
[少年の言葉に、ショルダーバックを掲げながら首を傾ぐ。…そもそも出てどうする心算なのかという話はさて置き。
相対するサーヴァントの挨拶には、「よう!」と言わんばかりに赤竜も陽気に挨拶を返す。
しかし、人じゃないという手前も手前の前提を告げる事を失念していたばかりにこの事態だ。
通常は想定しないだろう、まさかのモノ喋る人外の登場に相手の狼狽は窺い知れない。
…少しだけ申し訳なくなった。]
――まあ、そんなところ、だな。
教会まではこの道沿いで合っていると思うのだが。
…貴方達は、もう教会へ行ったのかな。
[教会へ行かずにここに座っていたとは、考えにくいとそう推測を立てる。]
魔術師か……
[それはそれで、迂闊に間合いに入り込むのは得策ではないかもしれない。と思いつつも放った斬撃は魔力の塊で弾かれた。太刀を振い、魔力で固められた球体を弾く。]
謝る?これは鬨の声のようなものだ!
[傍に少女がいるから、というわけでもないだろうがあの騎士と戦った時ほど目は輝いていない。それでも身を捻り、もう一撃を流れるように左斜め下から切り上げ、打ち込む]
― 1F南・商店街(忍神デパート屋上)―
[風に乗るようにして、アルフレートの声が届く。]
特に異常らしい異常は見当たりませんな。
……それが異常と呼ぶべきかはともかくですが。
[眼下の煌きも、人の営みの残り香も。
等しく幽鬼のような静けさを横たわらせている。
巡る視界は商店街を一望し、やがてアルフレートを探し出す。]
貴君が十分と感じるのであれば、合流も良いでしょう。
――――マスター。昼間の話だが。
[少しの沈黙の後、ランサーは口を開く。]
貴君は『魔術師として生きるのは自分だけでいい』と言ったな。
[天を仰いでいた視線は、いつの間にかアルフレートを見ていた。
まっすぐに、逸らすことなく、彼が持つ鋭利な槍のように。]
これまで、貴君は幾度となく口にしている。
魔術師とは根源を求める者。
根源を求める者以外は魔術師に在らず。
それゆえに、貴君も根源を求めてこの戦に参じたのだと。
そう、竜。
パピーっていう名前だそうだ。
[少年の純粋な反応に、赤竜も気分は悪くないだろう。
よろしくとの言葉には少々人に比べれば短い手の一つでもバックから出して、握手でも試みるか。
出入りがしやすいように、半開きだったバックの蓋の留め具を外して全開にしてやる。]
[刀を持つサーヴァントと、球体を出したサーヴァント。
なら、片方はキャスターか、と見当をつける]
……レティって、何のサーヴァントだったんだろう。
[見た目物理で戦うようには見えなかった。
ならば、アサシンだろうか。それとも、かぐやと同じように、本来呼ばれるクラス以外のもの、の可能性]
あれは、武士じゃないかな。
時代とかで色々呼び方も変わるけど。
じゃあ、名のある武将なのかな。
覗きの趣味はないけれど、他のお楽しみが見つかるかもしれないわね。
いいわよ、レティ。
貴方のエスコートに任せるわ。
[腕を絡ませ、クレティアンを見上げて微笑んだ。]
[男がキャスターであると自称する。
脳裏に浮かぶのはあのリュートの男だ。
キャスター以外に、あれほどの伝承の顕現を行えるクラスなど存在するだろうか? 生じた問いは即断で否だ。
ではなんなのか。
分からない。
分からないまま、思考から一旦追いやる。
この相手がキャスターであるなら、それでいい。接近戦は得意ではあるまい。
あの距離は剣の間合いだ。あの距離でキャスターに負けるセイバーはいないだろう]
[始めてみる竜(小さいけど)に、興奮気味に色々話したかったけど、サーヴァントはサーヴァント同士話すのが流儀…多分。
後で、竜が自分にも話し掛けてくれまいかとドキドキしながら二人の会話を聞いていた。]
[合流の言葉にラインで静かに返事をする。
そして直後の言葉には]
魔術師でなければ根源を目指すか?
それこそ運命次第であろう。
魔術師でない私が根源という存在を知れば、
少なくともそれが何かを斬り分ける事はしたであろう。
求めるかは知らぬがな……。
[自身の起源を考えれば間違いない。
魔術師ではなくても知ろうとしたには違いないのだ。]
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