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すごい!
すごいすごい!
おじさん、まほうつかいのおじさん?!
[くるくるとその周りで踊るように鳥と少女は回って跳ねる。
マスターかと問う声に、それは何かと目を見張ったが結局それよりも先に少女自身の好奇心によって畳み掛ける質問に変わってしまった]
マスター?誰?
みちるはますたーじゃなくてみちるだよー。
ねえねえ、おじさん、みっつのおねがいのおじさんでしょ?
すごいすごーい!
[そのあともしばらくのあいだ、少女は自分の前に現れた男に
子供らしい熱烈歓迎の言葉をしばらく浴びせ続けていたが
青い鳥によって髪を突こうと狙われている男を自分が召喚したという自覚は
どうやらこれっぽっちも持っていそうになかった**]
赤い竜 は肩書きと名前を 赤竜パピー (羽鐘辰) に変更しました。
[振りかぶった刀はそのまま腹へと突き立てられ、血に染まり……はしなかった。
その寸前で刀を握る腕が急に止められる。]
……あ。
娘、まさか………
[令呪。3回限りの絶対命令権。魔術師が英霊を従える故たる三画の証。己の意思とは裏腹に止まる手を見て、信じられないといった様子で男は目の前の少女に目を見開いた]
自害を諌められたことは何度もあるが、力づくで止められたのは初めてだ。
お前は、一体……
[そうまでしての望みとは何なのか。と問いたい気持ちがあった。]
……? 下…。
[面を上げたは良いが、周囲に“人”の気配はなく。
訝しげに周囲を見回すうち、響く声に促されるよう緩やかに視線が下へと動く。
そこにいたトカゲ…もとい、随分小さくはあるが――ドラゴンの姿に、幾らか表情の薄い少年の顔が、ハッキリと驚愕に瞬いた。]
貴方が、俺のマスター?
[実質がどうであれ、代理との言葉に僅かに首が傾ぐ。
…己自身が語り継がれる伝承では往々にして馴染みのある生物ではるが、ドラゴンはあくまで架空の生き物に過ぎない。
故に恐らくではあるが、このマスターだと名乗った目の前の生物は実際の魔術師の使い魔や、その類だろう。
…つまりこのドラゴンの繋がる先に、本来の主が居るのだろう事は容易に伺い知れる。]
――何故俺を呼びだしたのがマスター当人では無く
代理なのか、…聞いても?
この1発言で大体15分…。
んん、眠いってのもあるけどそれにしても時間掛かってんな…。
しかも文の推敲とかせずに15分だから、実質クソみたいな発言だぞこれ()
以前の感覚(1発言約8分)ちゃんと取り戻せるかな…_(:3」∠)_
― 南ブロック 住宅街、古びた洋館 ―
[距離が近付くと幼い少女の顔が月明りに照らされはっきりと捉えられる。]
ん?
おじさん…か。
[頬のあたりを右手で撫でて確かめる。
30代前半くらいの肉体だ。]
私の名は…ゲラル―――
…まほうつか…?
いや、確かにキャスターのサー―――
みっつのお願いとは令―――
[色々言いたい事があるが全て遮られ続けた。
マスターの名を心の内で反芻し、
ひと通りの歓迎を受け落ち着くのを待った。…待った。]
みちる。
[倒れた体勢から膝立ちの形になり、
低い視線のままマスターの名を呼ぶ。]
私はキャスターのサーヴァント。
名は、ゲラルト・デ・クレーマー。
皆からは、メ――…って いたたたたた
[名を告げようとすると、我慢しきれなくなったのか
青い鳥が髪の毛をつついてきたのだった。**]
??? ??? は肩書きと名前を キャスター メ???? に変更しました。
9人目、アルフレート ローヴァイン がやってきました。
アルフレート ローヴァインは、村人 を希望しました。
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――! !
[詠唱完了と共に魔方陣へ魔力が収束する。
中心におかれた小さい鉄の塊を触媒として。
手応えはからするに召喚は成功。
後はどのような英霊が召喚されるかだった。]
ああ、本当は辰も自分でやりたかったみたいだけどな。
病弱な体で現在、車椅子とベットを行ったりきたりなのよ。
まあ元々、そんな家系らしいんだが、それ故、俺みたいなのを作る魔術に長けているって事だな。
さて、そちらの呼び名とか、お互いの事は追々話すとして、早急に我々のやることはだな……俺が入れるバックを買うことだ。
これ、当座の資金。
[パピーはそう言うと、のどの奥から綺麗な札束を*吐き出した。*]
10人目、ランサー がやってきました。
ランサーは、村人 を希望しました。
― 西・森林公園 ―
[――それは神秘に編まれた煉獄へ到る孔。
或いは、死者の国より穿たれた顕世の亀裂。
召喚陣より這い出た溢流が、行き場を求めて吹き荒んだ。
狭い檻には留まれぬとばかりに轟く土くれのいろは
周囲にあった壁を削り壊し、猛禽の如き爪痕を刻む。
旋回する荒野の風。
貪り食らう砂漠の暴風。
荒れ狂うままに、勢いのままに破壊を撒き散らしていた奔流は
泥濘の濁りより変質し、厳かなしろがねの色へと姿を変える。
――やがて、無形の力は宙空を静謐で塗り潰し。
中央に置かれていたくろがねの塊へと、吸収された。]
[触媒から立ち昇った魔力は、鮮やかなオリーブ。
蔦のように、油滴のように、粘ついた螺旋を描き
――やがて、地に突き刺さった、一振りの槍に再構成された。
槍は、くろがねとも、しろがねとも取れぬ無骨な灰色。
意匠すらも施されていない、無味乾燥な柄を]
――――…………、
[いずこよりか伸びた筋肉質の腕が、がっしりと掌に収めた。]
[サーヴァントの刃が止まる。
だが、怒りはまったく収まらない。
貴重な令呪を一画消費したことなど、どうでも良かった。
ただ、腹が立つ。
現在の己に絶望し、死を選ぼうとした目の前の英霊に。
媒介無しに召喚したサーヴァントに。
令呪が二画になった右手を握りしめ、何か言おうとし―――ふいに、その手にある鈴の存在を思い出した]
……わたしは、リリン。リリン・リリーリンリン。
そう名乗ることに決めたから、あなたもそう呼びなさい。
[自分に驚きの目を向けたサーヴァントに、リリン……と、鈴を鳴らしてみせた]
あなたにはなくても、わたしには戦争に勝ち抜く理由があるわ。
[淡々と、怒りを押し殺したようにそれだけ言って、背を向ける]
来なさい。
敵を探しに行くわよ。
[堅い口調。
その歩みは苛立ちを隠しもせず、たとえサーヴァントがついてこなくても、彼女は一人で行くだろうと思われた**]
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