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― 二階 ―
[ 階段を上がる。
焦燥したハーヴェイは人の気配に気づく事も無く。
カミーラの部屋を再び訪れるが、やはりそこには誰もいない。
何となく、他の者の部屋を訪ねる気にもなれず、二階を散策する。
――水音が聞こえる。シャワーの音か?
音の聞こえる扉に近付き聞き耳を立てる。間違いない、シャワーの水の流れる音。ノックして、返事が無いとみると扉を開ける。
洗面所と、あの木の扉の向こうはトイレがある。そして、曇りガラスの向こうは浴室となっている。]
[足跡が背中越しのドアの前を通り過ぎる。
ふぅ、と小さく息を吐いた。そして、自分の手をじっと見る。]
(…大荷物になると警戒される恐れがあるから、持って来たのは小袋に入れられる物だけだったけど…。)
[館の人々全員が、何の心構えも出来ていない内ならば、それで良かった。
けれど。
今は全員が殺し殺される状況である事を認識し、身構えている。
手元に何も持っていないステラは、これでは何もできなかった。]
まず、何か武器になるような物を探さなくては…。
[自分の身すら守れない。それは昨夜思い知った。]
[ ……ふと、気付く。
浴室の床に、いくつかの赤い点。それは入り口付近にも。いや、振り返り目を凝らせば、黒い廊下にもそれらしきものがある。
曇りガラスをノックする。
二度目のノックはやや荒々しく。だが、返答は無い。
開けるぞと声を掛け、僅かに扉を開く。
立ち込めた湯気が漏れだすと、そこに血臭が混じる。
流れるままのシャワーの音。
湯気が晴れる。目に入るのは、赤く染まる湯船。
……そこから伸びる腕。]
[足音が遠くなり、やがて聞こえなくなるのを待って、ドアをそっと開ける。
音の出ないようにドアを閉め、廊下に出た。]
(…厨房に行けば、なんらかの刃物は置いてあるはず…。まずは階下に行く事が先決かしら…。)
[考えながら歩いていると、床に赤黒いものが転々と落ちているのが見えた。]
……。
[血の跡は、廊下の奥へと続いている。あの先にあったのは確か…]
(バスルーム…?)
[ 背筋を伝う寒気。
震える手を伸ばし、湯船から伸びる腕を掴み引き上げる。 ――千切れかけた首。
叫びを上げ、手を離す。
わななき……頭を抱える。]
何なんだ……
何なんだ、これはっ!!
[今まで以上に慎重に、血の跡を追って廊下を進む。
バスルームに近付くにつれ、水音が段々と大きく聞こえてきた。]
(…ドアでも開いてるのかしら…?)
[見ると、ほんの少しだけ、部屋の内部が隙間から見える。
物音を探るようにドアに近付くと、湿気と共に鼻をつくような……懐かしいあの匂い。]
(……血……?)
[突然中から誰かの叫び声が聞こえる。
びくりとして、思わずドアを開く。
そこには、開け放たれたバスルームと、その前で頭を抱える男。]
……ハーヴェイ…さん?
[呟くように問いかけたステラの言葉は、ハーヴェイに届いただろうか]
書生 ハーヴェイは、流れ者 ギルバート を投票先に選びました。
[ 呼びかける言葉に、はっとして振り返る。
そこには、修道衣に身を包んだ序背の姿があった。]
あ……シスター・ステラ?
[ しゃがれた声で、その名を呼ぶ。]
……。
[憔悴しきったような男の顔を見て、ふと目をそらし、洗面台の方に近付く。
そこに置いてあった剃刀を手に取り、非常にゆっくりとした動作で、ハーヴェイの鼻先に付き付けた。]
……貴方が殺したんですか?
[抑揚の無い声で、尋ねる。]
[ 突きつけられた薄い刃が光る。
剃刀に、そしてステラの顔に視線を移す。
表情を見せぬその瞳を暫し見詰め……怒り、悲しみ、憤、恐れ……自分でも把握出来ぬ感情に顔を歪ませながらゆっくりと首を振る。]
[男の顔が、色々な感情を表しては消えていくのをじっと見つめていたが、首を振ったのを見て、ゆっくりと刃を自分の胸元に戻す。]
…そうですか。
では誰でしょう…。あの老人でしょうかね。
犯人を見てはいませんか?
[淡々と質問を続けていく。]
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