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(そう……
それなら、怖くないわ。
怖いと思えば、あなた達を否定する事になる。)
[シャーロットは、心の中で、そんな事を思う。
しかし、目の前で睨みつける男の瞳が、シャーロットを小さく震わせるのだった。]
―回想終了―
それにしても。無事に人形に勝ったとしても、どうすればそれがわかるんだろうね。
あーもう。
あたしの頭じゃわけのわからんことばかりだ。
……わかっているやるべきことは。
たった、一つ。
[例によってうっすらと目を細め、モーガンの方を見た]
―一階:食堂―
[皿に立つ首を、震えながら眺めるシャーロット。
モーガンによれば、これは屋敷の主人――アーヴァインであるらしい。]
(この人が、アーヴァインさん。
お化け屋敷といわれるこの屋敷に、わざわざ遠方から足を運んでまで、逢いたいと思わせる人。)
な、なんで…
アーヴァインさんが、こんな姿に…?
[シャーロットは、小さく呟く。]
「どうやら…とうとう人形どもが動き出しましてな。」
人形が動く…?
[そういえば、''あれ''も動いたっけ。]
……モーガンさん。
人形が、アーヴァインさんをこんな姿にしたとでもいうの…?
人形が、動くわけないじゃない。
人形に、こんな事、できるわけないじゃない。
[人形を庇ってか。
シャーロットはいつしか震えを止め、きつい口調でモーガンに言葉を向けた。]
人形のせいにして…あなたが殺したんじゃないの…?
この屋敷をのっとりたくて、アーヴァインさんを殺したんじゃないの…?
「わしも人形達の望みの為に殺されるのは望まぬことではないのですぞ?」
人形達の望みって…
人形に、感情があるわけないじゃない。
あなたが傷つけた人形だって、涙すら流さなかった。
ゲームと称して、私達に殺し合いをさせて。
あなたの目的は、一体何なの…?
[まるで、狂ったような言葉を口にし続けるモーガン。
その言葉に、シャーロットは負けじと言葉を続けた。]
「信じぬのならそれで構いませぬ。
警察に「掃除」される前に見つけ出すか、皆殺されるか。お好きな方をお選び下され。」
[どの言葉も、素直に信じられなかったが、最後に言った言葉だけは、信用に値するものであった。
――信じぬのなら、構わない。
本当に、ただのゲームなら、こんな事は言わないであろう。]
[モーガンが出て行った後、シャーロットは、各々が話す言葉を無言で聞いていた。
ギルバートやナサニエルは、このゲームに参加するらしい。
その瞳は、まるでおもちゃを目の前に、胸を高鳴らせる子供のようにも思えた。
ステラの笑みは、何を意味するのだろう。
「楽しそう」と口にしたからには、ゲームに参加するような気がした。]
(カミーラ、さん…?)
穏便にいくには、どうしたらいいんですか…?
やるべき、事。
何を、しようとしてるんですか…?
[シャーロットは、カミーラに問う。
カミーラは無言で、モーガンが去った方へと視線を向けていた。]
[シャーロットは、自分が何がしたいのか…何をすればいいのか分からなかった。
縋るように見つめる視線の先には、一人考え込むハーヴェイの姿。
この屋敷に来てから、何となく頼れる存在に思えたハーヴェイ。]
ハーヴェイさん……。
あなたも、ゲームに参加するつもりですか…?
[ハーヴェイの答えとは関係なく、シャーロットの心は決まっていた。
多くの人がゲームに参加する。
それならば、自分も参加するしかないのだろう。
輪を乱せば、的になるのは自分。]
[それに――。]
(私は、参加しなきゃいけない。
あの子達を、護るために。
……誓ったの。
もう、棄てたりしないって。)
[テーブルに立てられた一本の蝋燭の火が、シャーロットの瞳に映し出される。
その瞳は、微かに紫がかり、シャーロットは小さく笑みを浮かべた。]
(邪魔は、させないわ。)
[シャーロットは、テーブルの上に並べられた''もの''に手はつけず、一人自室へと戻っていった。]
[笑いながら食堂を後にするナサニエルを、感情の無い目で見送る。
彼に関しては、ある程度予想内の反応だった。
現実をどこか遠い所から見ているような瞳…本人はもうひとつの自分と言っていたが。
…それよりも。]
……。
[ちらりと傍らの青い髪の少女を見つめる。
その態度に、少しだけ心の中で驚く。]
(……生首を見て、あれだけ怖がっていたはずなのに…。)
(少し…注意が必要かしら…)
[ゆっくりと大皿の生首に視線を戻す。]
(……まさか、すでに殺されていたなんて…
楽になった…と言うべきなのだろうか。)
[右手の爪を無意識に噛みながら、考え込む。]
(どちらにしても、首では駄目だわ…。他の部分はどこにあるのかしら…。)
[ちらりと並べられた料理を見渡すも、その残り部分が使われているような形跡は無かった。
ふぅ、と小さく溜息をつく。]
…さすがですわね。
パンのような日持ちするような物があれば、少しはこの先楽になれましたのに。
恐ろしく隙が無い、見事なまでの配慮ですわ。
[感嘆したように、目の前の料理を見つめ、呟く]
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