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[シャーロットは、精一杯の力をこめて、扉に手を掛ける。
やはり、扉はびくともしない。
シャーロットは、焦る瞳でハーヴェイへと視線を移そうとした。
その時――。]
こ、これ……
血……?
[シャーロットの視線の先にある、赤い''もの''。
扉の裾のつくそれは、辿っていくと、屋敷の中へと続いているのであった。
まるで、何かを引き摺ったように――。]
な、なにこれ……
やだぁぁぁああ!
[シャーロットは、ハーヴェイにしがみ付き、その胸で目を覆った。]
ほう。やっぱり。
後もう一つ。カビ臭さに紛れちゃいるが臭うぜ。
あたしのいた孤児院では栄養失調の子供が死んだら無造作に敷地に埋めてたんだ。その孤児院と同じ匂いがここには立ち篭めてやがる。
人形ってことだが、ここの屋敷で死体の処理を請け負っているってことはないか。人形に仕立て上げてしまえばそこに死体があっても誰も気付かない……
[当たらずともいえど遠からずな線を突いていたが、哀しいかな、彼女は彼女の世界の常識でしかものごとを考えられない]
人が腐った匂い、か。
…ふぅん。まぁいい。あんたには話しても取り乱すことはなさそうだ。あの小娘は夜におねしょでもしそうだったなぁ。
この屋敷には噂がある。高名な人形師。彼が作ったものは生きた人形としてとても評価されていた。…が、評判には黒い噂が付きまとうもんでね。お察しの通り、人を殺して材料にするなんて噂が立っていた。多分この森での行方不明者があまりにも多くてそうなったんだと思うが。
……だが、あながち冗談でもないらしい。
― 2階→1階 ―
[腕を組みながら階段を下りていく]
(なんだろう…さきほどの…)
[ちらりと天井に目をやりながら、しばし考えこんではみたものの、皆目わからず]
まあ、いいさ。
[ゆっくりと組んだ腕を解き、1階へ降りてゆけば玄関の方から人の声が聞こえて]
?…なんだ、あの声は
[怪訝そうに眉を寄せると、声の聞こえる方へと足をむけた]
[カミーラは目を細めてギルバートの話を聞いている]
ふむ。その話が本当ならあたしは目的と手段を逆に考えてたってことになるな。
本当だとしたら……リアリティの追求ってやつかね?
それとも生きた人間の意志を奪い、物言えぬ人形に仕立てることを無上の喜びと感じるド変態か。
別に驚きゃしないさ。
[そこでシャーロットの悲鳴を聞き、弾かれたように立ち上がる]
何だ?
[悲鳴が聞こえる。扉の付近] [あの少女]
[血を見られたか] [次は誰の血だろうか]
[老人は玄関へと赴く]
[手には一つの操り人形]
[後ろに控えるからくりの犬]
そこにいらっしゃるのは…シャーロット様…ですかな?
[ 扉は、二人がかりで押しても引いてもびくともしない。]
だめだな、開かない。
カミーラが来た時は開いていた? その時がたまたま閉め忘れたか、今回がたまたま鍵を掛けたのか……
[ だが、あの隙のない仕事振りの老執事に、そのような「たまたま」があるのだろうか?]
「こ、これ…… 血……?」
[ 扉に掛けた力を緩め、ひとつ息を吐いて視線を落としたシャーロットの言葉が耳に飛び込む。その視線を追う。分かりづらいが、黒い床にてらりと光るものがある。]
「 な、なにこれ…… やだぁぁぁああ!」
[ しがみつくシャーロットの視界をを塞ぐようにその頭を抱える。
血の跡を目で追う。階段の向こうへと続いている。その先は?
眉をしかめる……一体何があった?]
さあね。ここの主人が何を考えてそんな道に走ったかはしらねーよ。
俺には興味のない世界だ。殺したい奴は殺しとけってか。
ガキの死体に麻薬詰めて運ぶ奴とかとそう変わらないと思うしな、俺は。
[ふ、と煙を吐き出すと響き渡るシャーロットの悲鳴。同時にカミーラがふと立ち上がる]
…あん?何だ?
― 1階:玄関前 ―
[人の声に駆け寄ってみれば、玄関扉の前で長い髪の女性が青年に抱きついていて]
…お邪魔してしまったでしょうか。
…なんて、そんな悠長なことを言ってるような事態ではなさそうですね。これは血…?
[目の前にいるのはこの屋敷で初めて会う客。
こんなときではあるが、手早く自己紹介をしながら相手の様子をうかがう]
あ、わたしは、ナサニエル・ラメド。
旅の人形遣いでして…昨夜からこちらへ泊まっているのですが…さて…どうしたものか…
[訪れた屋敷で警察沙汰にでもなるのは得策ではない、と、そう思いながら]
【図書室】
……?
[どこかから聞こえてきた女性の悲鳴のような声。
ぱらぱらと手元で興味なさげに眺めていただけの本を、ぱたんと閉じる。]
……。
[しばらくそのまま、耳をすませて注意深く辺りの音を拾おうとする。
数人の乱れた足音、騒ぎ声。
それが段々と、玄関の辺りに集結していくようだ。
特に慌てる様子も無く、本を元の棚にしまうと図書室をゆっくりと出る。]
[シャーロットは、大きく身を震わし、ハーヴェイにしがみついている。
瞳は強く閉じられているが、今も尚、視界が赤いままだった。
暫し、シャーロットはハーヴェイに身を任せていた。
その時、一人の男の声を耳にする――。
その男は、自分の名を名乗りながらも、事の状況が分からないでいるようだった。
そして。]
「そこにいらっしゃるのは…シャーロット様…ですかな?」
[聞き覚えのある声。
ここに来てから、何度も耳にした声だった。
シャーロットは、ハーヴェイの胸から顔を少し離す。
そこには、一体の人形を手にしたモーガンの姿があった。]
モーガン、さん……
[そう一言、小さく呟く。
おそらく、ナサニエルと名乗る男は、モーガンが発した名から、シャーロットの名を知るであろう。]
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