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[口調が強かろうが所詮小娘。何もびくつく必要もない]
俺が何してようが勝手だろう。
お嬢さんこそ、自分が聞かれて困るような事は聞かない方がいいぜ?
[へらりと笑い]
それとも何か、夜添い寝してくれるお人形でも探しにきたか?
(ほんと、この男と話してると腹立つわね。)
[薄暗い地下室で、一人でない事に胸を撫で下ろした事を後悔する。]
聞かれて困るような事、ないわよ。
扉が開いてたから、入ってきただけよ。
私が添い寝してくれる人形を探しにきたですって…?
そんな人形、私には必要ないわ。
[更に口調を強めて、シャーロットはそう言う。]
じゃぁ何しに来た訳だい?
わざわざ俺にいちゃもんつけに来たわけか?
地下にまで降りて来て御苦労なこった。
怖いならさっさと戻った方がいいんじゃねぇか?
[俺は頼まれても添い寝してやれないし?と下品にも笑って見せ]
俺の前で強がっても何も出ないしなぁ。
あんまり騒がない方がいいぜ?
[後ろの明かりのついた部屋を顎で指しながら]
だから、扉が開いてたから入ってきただけよ。
あなたが居るなんて、思いもしなかったわ。
[あなたがいるなら、ここには来なかった、と言いた気な表情をしながら、ギルバートに言葉を続ける。]
こ、怖くなんかないわ。
本物に見えても、所詮人形は人形よ。
何も話さないし、動きもしないわ。
[二人のやりとりを、フルートを吹く、赤茶色の長い髪を結わえた女の人形が見つめている。]
誰が、あなたなんかに添い寝をお願いするもんですか。
自惚れないでよ。
[声を荒げに、そう言うシャーロットであったが、ギルバートがある部屋を顎で指すのを見ると、視線を移し、口を閉ざした。]
な、何よ、あの部屋…
誰か、いるの…?
ふん。誰がいても入ってくるってのが不用心っていうんだよ。
人形は動かない…ね。そうでもなさそうな雰囲気だよなぁ?ここ。
[風もないのにかすかに聞こえるカタカタ、という音。
ここでも聞こえる。笑い声のように。
それは奥の作業室から聞こえる音なのか、それとも本当に人形たちの笑い声なのか。
ガラスケースに映る人形の影は恨めしそうにも羨ましそうにも見えた]
俺だってごめんだ。小娘は趣味じゃねぇよ。あのハーヴェイとかいう奴に頼めばいいだろうさ。
[鼻であしらう風にからかうと扉を見る]
…あそこに誰かいるとしたら…噂の主人だろうさ。
地下に隠れるように、か。よっぽど見られたくないんだろうなぁ、作ってる所。
案外この人形の材料ってのは人間かもしれねぇぜ?
[オートマタのリアルさ。半分これは冗談じゃない。
俺は作業室の前に積まれていた白い何か、はまだ見ていない。だからこそ言える冗談]
/*
村人きぼーだったのですが、霊を引いてしまいました…orz
全く設定を考えておりませぬ。
あははっ。
人形遣いか…うにゅ。。。。
[ギルバートとシャーロット。二人が話す声…よく聞こえる]
[どこに?][人形たちに]
[そしてその父親に]
[カタカタ] [カラカラ] [ガチャリ…ガチャ…]
[笑うようなあざけるような]
[否定するものへの…笑い声]
[羨むような 妬むような]
[動くヒトへの…ねだる声]
[ギィ] [聞こえぬほど薄く] [扉開ける音]
[そこから見る目は…] [すでに尋常なものではなく]
[ミツケタ と] [ニィ と] [笑う顔はまるで何かに憑かれたもの]
ちょ、ちょっと…
脅かさないでよ。
[まるで、人形が動くと言いたげなギルバートの言葉に、シャーロットは小さく震えた。]
動かないわよ。
人形に、意思があるわけないわ。
[そう――。
''あれ''だって、二階のあの部屋から動いたわけじゃない。
初めから、この屋敷に存在しなかったのだ。]
ハーヴェイさんに添い寝を頼む…?
なんで、私がハーヴェイさんに頼むのよ。
[怯えてるように思わせたシャーロットの言葉は、再び荒くなる。
しかし、それはほんの一瞬であった。
ギルバートの「材料が人間かも」という言葉に、シャーロットはひどく怯え始めた。]
そ、そんな事…あるわけないわ。
そんなの、人殺しじゃない。
私を怖がらせて、楽しんでるの…?
― 1F:ロビー→2F ―
[老執事の案内で歩き出す。どうやら客室は2階にあるらしい]
…ねぇ、きみ、重くない?
[そんな言葉を、荷物を運ぶメイド人形へかけながら、階段を上っていった。]
別に?あのお兄さんと仲良さそうだったから?
案外やってくれそうだよな、あの人。
[たらしには見えないが。顔はそんなに悪くなさそうだったし]
ちっこい頃は人形が動いたら、と思った事もあったろうになぁ。
今その人形が動くとお化け扱いか。
[くっくっ、と喉を鳴らすが、次のシャーロットの言葉に]
…噂、だけどな。ここが化け物屋敷といわれる噂。
聞いたらお嬢さん夜眠れなくなるぜ?聞きたいなら教えてやるが。
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