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[ナジへ向けて刃の軌跡が閃いたのを、ただ視界の端で認める。
数刻前ならば、エルラムの全身に若葉が噴き出しただろう。激情と、歪んだ笑みの両方を金の双眸に踊らせる。
神がエルラムに望むものが音色として降った>>24]
ぁ……、
[ナジは、誰かの声を聞いた。
吐息のようなか細い声。
呆気なさに驚く間も無く、痛みさえも無く。]
ごほっ、……。
[蔓を切る為に抜いていた短剣。
構えていたであろう短剣は美しく砕け散り、
気づいた時には蔓が散らばり【陽の雫】の黒い残骸で覆われた、氷の牙でつくられた氷の橋の先端に身が投げ出されていた。
じわりと、深い色のローブに何かが滲む感覚がする。]
…░▓▒ ▓
(余興を望まれるなら、致しましょう)
█ ▓░、░ ▓ ▒░▓
(戦うところをお見せします)
───▒▓。 █ ▓░░ ▓▒
(それ。剣を向ける相手に指定がないのなら)
[貫きの両刃は貫いた時と同じく、目蓋を瞬く速さで引きぬかれた。
しかし、心臓を貫かぬ様に僅かでも逸らされたなら、引き抜く時には胴を斬る様な捻る動きも加えて引き抜かれただろう。]
アマーリヒ=カルヒ。
貴方の竜の神の為、貴方は何をしますか?
この地を望むなら、
英雄達を皆殺し、地を贄の血で満たしなさい。
貴方が貴方の神にこの地を捧げるだけなら、
凍れる英雄の代わりに、貴方と仔竜が冬の神の元へ向かうだけでも良いと、冬の神は慈悲深くも言っています。
[天使はカルヒと仔竜に音色を降らせる。]
[天使は、貫いた英雄二人を一瞥する。
その眼差しには哀れみがあった。
天使自らが行ったに関わらず、天使は人間達を”哀れむしかない”存在だと見ている。]
[貫いた剣は、心臓を僅かに逸れていた。天使はそれを見抜いたか、横に薙ぐような動きを加えて瞬時に剣を抜き去る。
それにより刃は心臓へ届き、とめどなく血が溢れ出す]
あぁ゛ッ‥‥‥!…‥‥‥‥!!!
[剣が引き抜かれると同時に、うつ伏せに倒れる。
紅い染みが広がり、氷の橋と同化するように固まった
血液の流出とともに体温は急激に冷え、だんだんと氷の橋と自らの肉体の境目がわからなくなる
--------------すぐ近くで、じゅうじゅうと何かが灼けるような音がする]
わた…し…は……
[天使から告げられる神々の条件。
血を欲するという神、そして子竜と我が身を求めるという冬の神──
その音色は甘く、美しく凜と鳴る。]
ダーク………
[竜を呼ぶ。
そして、徴を描くために使い慣れた杖を向ける方向は───共にこの地に足を向けた同胞たち。]
《ああ。》
[倒れた事によって、陽の雫の最期のひと雫に施した風の加護が切れたのだ。
頭の後ろから聞こえてくるということは、転げ落ちたのだろう。氷の橋に温度を奪われて黒くなっていき、死に向かう様子が瞼の裏に浮かんだ]
ああ。嫌だなぁ
あのとき、楽にさせてあげれば良かった
悪戯に、勝手に、寿命を延ばして。
僕は結局
何も守れや、しないのか
…………。
[意識が遠くなる
貴方は、神の望みに従い差し出すのですね?
[人の為の剣で戦うところが見たい、その望みに従うのだと。であれば、天使も否やは無いだろう。その力差は歴然としたものに違い無いが]
良いのですか?
[英雄二人の位置はエルラムから見て後方だったか否か。
そして、今、カルヒは。
神に従えば踏み潰されるだけだというのに
]
[アメシストとは逆に、ナジの心臓を両刃は掠め、横薙ぎは、肋骨を割り肺を潰し内臓が溢れださせた。
溢れる血は口から、鉄錆の味、口元を鮮紅に染め上げる。
暗く明滅の意識、譫言の様に呟かれる詩は意味なさず、辛うじて指先が血で生命の徴を描いていた。何度も、何度も、流れ行く命を呼び戻す様に、ただその徴しか知らないかのように、徴を描き続けていた。]
[天使へ首を振った。
歪んだ笑みはふつと消える。真っ直ぐに、天使の眼差しを覗き込んだ]
░▓▒ ▓イ
(従うのではない)
█ 望▓░ト、░ ▓ ▒░▓。
(私の望みと、一致するから。)
……▒▓
(貴方を)
もしも倒セば。神々よ それ他なん望みは
忘れテ下さィらせ…?
[微笑んだ。
差し出すのではなく、勝ち取ろうと。
力差に恐怖する心はないから。不遜の心と、加護なくしても変わらない意志をもって]
[譫妄か歪んだ狭い視界、辺りの音もまた歪む。]
ッ、……、…、 、 ……
[息が吸えない。溺れる様な苦しみ。]
……、…、
[音を作らない唇、嗚呼……]
(この痛苦は、似ている。)
[足掻き、藻掻き、爪は石床でボロボロとなり血が滲んだ。髪を掻き毟り絶叫した。身体に刻まれた徴の群れ。]
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