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少し、休憩しなせんだか?
[春の英雄の歌はまだこの身を加護しているし、山羊の歩みも遅くなってはいない。
けれど随分と長い距離、出立から一度も足を止めていない。
急き過ぎてはならない、と何かが警鐘を鳴らしていた。
心は急いて、怖いのに走り出しそうになる。それはきっとよくない予感]
陽射しら強い、気付かぬうちに体力を奪れわそうです
―北東への旅路―
[青々とした緑は姿を消し、草原すらも姿を消しゆく。
北東へ向かうにつれ、灌木も目立ち始めて来た。]
…………。
[ある程度意味が分かるとは言え、訛り…狂い孕む言葉の意味を上手く掴み取れ無い時もある。掴めている時でさえ、ナジは無言の時が多いのだが。]
そうですね、歩き通しです。
春の英雄の歌は私達の足を軽やかにしていますが、
ここで休憩しましょう。
[ナジはエルラムに頷く。]
── 神殿 ──
[制するのも聞かずに、伸ばされた手にじゃれる子竜を見、苦笑する。
相手は不快感を抱いていない様に映り、それは救いであった。]
えぇ。
凡ゆる可能性を秘めたものだ、と。
昔聞いた英雄の名を頂いてしまいました。
[子竜の名には、少し困ったような笑みを浮かべる。]
えぇ、この子は……
やはり神のために動くのかしら……
[人のため、というその言葉を耳にし、子竜へと視線を移せば、小さくそう呟く。
では、その子竜に導かれる私は誰のために?
小さく産まれた胸の内の歪みには、気付かないフリを。]
そう、ですよね…
太陽の雫が何たるものなのか…
凍れる英雄、その力を持ってしても何とか出来ないものなのだとすれば…
[その思考は凍れる英雄の持つ何かに至ることはなく。
神は純粋に敬愛の対象であると信じてきた女にとって、英雄もまた奇跡の象徴である。]
私には…何も出来ませんよ……
[なんとかなる気がする、との言葉に返す笑顔は何処か切なげな笑顔。]
[山羊を留め、荷を下ろして休ませる。
ナジと共に布を広げ、防寒具にもなる厚いそれを日除けに張った。
充分な長さの枝がなかったので帯剣を支柱代わりにしたが、神の手による偉大な武器は、目的外利用への文句は呑み込んでくれるらしい]
水と…何か食べておきますか
[即席の日陰に腹這いになった山羊の額を撫でて傍らに座る。
ナジを見る眼差しはくすんだ灰緑。
何か言うべきか黙るべきか。逡巡の末、視線を落として、脛布を解いて巻き直し始めた]
―北東への旅路―
[近くに灌木や小岩すら無ければ、ナジは地に樹の徴をふたつ、生命の徴をひとつ刻もうとし……、先にエルラムが動いた。これもまた、日除けにはなるが。
ナジは、何か言いかけ口を噤み、剣に厚い布を掛け、簡単な日除けをエルラムと一緒に作った。]
そうですね……
ですが、先に貴方の足を洗いましょう。
[栄養価は高く日持ちするように、小麦の粉と水と油の練り物を硬く焼いたものや、棗や無花果などや水を用意した後、
ナジはエルラムの足元に跪き、エルラムの足に触れようとした。]
その後に食事を。
[ナジはくすんだ灰緑の目を見る。]
…………?
どうしましたか。
[不思議そうに尋ね、視線をエルラムの足へ向けると、エルラムの足を素足にし始めようとする。その動きは、慣れた手つきで……]
[エルラムの様子にナジは合点が行ったが、]
エルラム、私にまかせて下さい。
[微かに微笑みエルラムを促す。]
貴方の言うよう、
風習なようなものと思って下さい。
………
[人に足を触られることなど起こりえない生活。
確かにナジの手つきは慣れた滑らかさで、何とも思わないのかもしれないが、]
……そ。え、と…はい…?
[握りしめていた布から手を剥がして委ねるべく、ギシギシと拳を開く。
山羊の蹄を切るのと同じだ、と唱えながらも、ナジの指から視線は逸れた]
──ナジ、ナジは、王国なん人とは違います、か
[大人しくしないようであれば、いっそ詩で拘束しようかとも、ナジは考えていた。何とも、この英雄は野の英雄だ。]
私は王国に住んでいます。
出身は、また違いましたか。
失礼を。
風習と言うと貴方を惑わせてしまいますね。
貴き英雄の足を洗うことくらい、変わった話ではありませんよ。
[エルラムを素足にすると、ローブの袖を少したくし上げ、ナジは足首から先を水で洗う。ナジの指は、エルラムのような無骨さは無い。長く歩き続けた足を労るように、汚れを必要分の水で洗い落とす。
エルラムは腰布を掴んでいたようだが、ナジが用があったのは、足首より先でしか無い。
ナジは足を洗うことに気恥ずかしさなどは無く、淡々としたものだった。]
[その最中に、ナジは気になっていたことを尋ねた。]
エルラム、ひとつ尋ねて良いですか。
貴方は何故、老いた山羊と向かおうと思ったのです?
[洗い終えるまで短い時間だった。
さっさとナジは水で洗い、エルラムを開放する。]
そう…ねす、か?
[神殿でそんな世話を習った覚えはない。と思う。
足首を掴まれてしまえば観念して、しかし背中がむずむずするのかほとんど息を止めて待つ。
この状況と気分をなんと言うべきなのか暫く単語の引き出しを掻き回して考えて、
なにか…冒涜的。 と思いついてしまえば、眉間に皺を寄せる以外なかった]
…………
[問が向かって来たのは、気を逸らすには丁度良かったに違いない]
いつ帰るかわかまらいで置いて来ますか?
乳は出まいけど荷はたくさん積めるし、
[比較論でいえば、とても饒舌。
賢者の眼をした装飾獣の角を撫でた]
森を出てらかずっと、一緒。家族…?です
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