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ー神殿までの道中ー
[ゆるやかに坂になっている道を登りながら、自らのものではない風にはためくマントを見やる
そして、変わらずゆるりと運行している雲に視線を移して、眼を細めた]
ーー友、か。
[何故、そのような言い方を彼にしたのか今ではわからない。
常なら自分の言った言葉に無責任だなと自嘲の笑みなど浮かべようものだが、不思議と力強い言葉をかけたことに後悔は無かった
おそらくは彼があの剣を賜ったことに運命めいたものを感じたのだろうと推察する。
或いは、剣を目覚めさせるヒントにもなり得るだろうかと]
僕も、できる限りは頑張ろうか
枯葉ほどの重さもない命。せいぜい楽しむさ
[たなびくマントの段差に木の葉が引っかかり、するりと落ちていった]
[春の神殿にて祭事の扶けを行っていたナジは、下される令も、そして春の英雄による宣をも聞いており、深い色の双眸は光の中に闇を見るかのように動かず事態の推移を見ていた。]
[美しく花々が彩られ神々への賛歌溢れる神殿。
この神殿に在りし者の多くも、恐らくは神々の輝かしい威光にひれ伏すばかりだろう。
尤も、大神春の神より加護を与えられた英雄アデライドは神々を盲目が如く信じるその限りでは無い英雄だと、ナジは感じていた。
主神に仕えし一枚翅の天使の降臨。
神々の残酷なる貌と思惑の錯綜を薄っすらと感じ、ナジは密かに嫌悪を覚えたが、しかしそれも、ナジの想像の埒外の来訪者が現れるまでのことだった。]
「分かりました。
鍛冶の神鍛えし剣をここに。」
その剣は貴女に与えられたもの。
斯様な野の英雄に譲り渡すと言うのですか?
[あの時>>45、戸惑いの声をあげたのはナジだ。
下賜された剣を渡すと言う春の英雄の言葉は、思い切りが良すぎるもの。これが単なる【詩】の力強き英雄であれば、ナジも黙って春の英雄に従っただろう。]
[名すら知られぬ英雄。
それだけであればナジも何も戸惑いの声をあげることは無かったのだ。
それでも、ナジはアデライドの求めに従い、ローブの袖と香に染まった清い布を使い、長剣の鞘に肌を直接触れさせずに、英雄エルラムに下賜する為の剣を取りに向かっていた。*]
[指の間から、外套の狭間から、若芽が覗いてふくりと揺れる。
男は小さく唇を開いた]
……
はね遊ぶまろこいし
おどろかげに わろたまり
さも たわぶらん夕刻に
[捻れて歪む奇妙な歌は囁くほどの音量。
小さな奇蹟が手のひらの上の小石に宿ると、それはまるで生きているように軽やかに跳んだ。
くるくると弾みながら子供達の輪の中に戻っていく小石。
つられるように広場の中心で次々と石が踊りだし、わっと歓声が上がる。
外套の埃を落としながら立ち上がり、扱い慣れない長剣のおさまりを直した]
村の設定が変更されました。
―神殿―
[三々五々、神の令により、旅支度の為に神殿を去ってゆく者を見送りながら、ナジは目を瞑る。両目を閉ざしてしまえば、フードの下は暗闇ばかりとなる。]
…………。
[目を開き視線を向ければ、まだ吊り椅子に天使は居た。
巨竜のおりにも、天より舞い降りた天使。
天上の音色は、王国に住まう英雄達に響き渡りもしたか。
やがて、ナジも他の者達と同じく神殿を後にした。**]
ー神殿ー
へっくしゅん。
[神殿の周りには花が彩られている。近づくにつれ、鼻がざわざわとする感触に最初こそ戸惑ったが、通ううちに慣れたものだった
指で鼻を軽く拭い、神殿の門を潜る。
そこに"詩"と同等の気配である天使はいただろうか。
いれば傅き、既に飛び立った後であるなら春の英雄に用件を伝えるだろう]
― 日暮れ ―
[やがて陽は沈み双子たる月が空を照らし。
男は神殿の傍、老いた同行者を繋いだ厩小屋にいた。
角と角の間の額を撫で、荷駄を負って歩いてくれた背を労う]
………。
[名を高める偉業など何ひとつ成し遂げていない野の英雄。
長く居を定めていた村や、その近隣──神々の庇護薄く、貧しい辺境地でこそ、徴を頼られ助けになり、多少顔も知られてはいたが、]
……なんらか、落ちつなぁかいえ、なぁ
もしおうけ…のうてや?
[困惑と恐縮の嵐。
知らぬ町の神殿で「英雄」として扱われたことに幼き英雄エルラムは戸惑い、しきりに頭を下げて。庇の下で寝かせてもらえるだけでいいとしどろもどろに歓待を固辞し、小さな祭祀殿へ花と黙祷詩だけを捧げて逃げて来たところ]
これはこれは天使様。久方ぶりです。
先ほどの令、このアメシストの耳にも届きました。
私めも【陽の雫】の討伐の為、また【凍れる英雄】への助力のため。東北の彼の地へ赴きます。
…ですが、その前に。終わらせておきたいことがございます。
そう時間はかかりません。ご安心を
[一枚翅の天使の姿を認めると傅いて、陽の雫の討伐を承った事を簡潔に伝えた
用件を伝え終えると、春の英雄ーアデライトへと歩み寄る]
アデライト。神殿の水を、また貰えますか。
[腰に巻いた布から木でできた筒が三本下がっている
春の神殿の周囲では清廉な水が湧いている。それを何度か筒に入れて、分けてもらっていたのだった]
[地面に萌の徴を描き、一面に生えて来る若葉へ山羊が鼻先を埋めておっとりと食み始めると、
彼の為に水を替え、床藁を整えて厩を出た]
………
[北東の空を見上げる。くすんだ灰緑の虹彩は宵の闇で殆ど黒。
少し広けた空間に立って、鞘ごと、鍛冶の神鍛えし長剣を胸の前へ持った]
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