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1、2年生が催しの準備をする間、三年生はおこた完備の談話室へと追いやられる。少しの間離れてしまうが、準備のためだ、仕方ない。
どうやらこの中には、村人が8名、人狼が1名いるようだ。
[朝、部室の扉をがらりと開け、]
全員揃ってるか?あー、いないやつには後から伝言頼む。
毎年恒例の三年生を送る催し、知ってると思うが今年もやるから。内容とかは任せた。いるもんあれば近くにある商店街とかで買ってくれ。かかったお金は部費で落とすからレシート忘れずになー。
俺は午後から三年生の方行くから用事あったら午前中にな。あと、談話室には入らないように。
[釘を刺すように付け加えると、部屋の隅に鎮座している大道具のソファに腰掛けた]
顧問教師 千冬が「時間を進める」を選択しました。
そうだ、お金足らんだらこの机の上に置いとくから。好きに使え。
[この分は実費だが、どうせ後で部費で帰ってくるのだ。机の上に置かれた茶封筒の中には諭吉が10(10)人ほど。足りるのか定かではない]
っていうか、もう何するか決まってる感じ?
昨日俺顔出してない間に決まってる?
顧問教師 千冬が「時間を進める」を取り消しました。
―1年前 教室>>0:236―
[抱きつく紅緒の身体を、確りと受け止める。
あやすようにゆっくりと、彼女の頭を撫でながら]
――――…うん、知っているよ。
ベニが皆を大好きなこと、皆もベニが大好きなこと。
[ちら、と視界の端に映るのは、進路希望調査票。そこに落とされた文字が、彼女の涙の原因か。こんなにも。こんなにも彼女が悩んでいたと言うのに。今まで気づけなかった自分が、不甲斐ない]
うん、うん…。そうだね、私も同じだ。
私もこの演劇部で過ごした時間は、
今までにない宝物みたいに大切なものだから。
…ずっと、このままでいられたら良いのにね。
時間が止まってしまって、このまま。
[でも、現実に時の流れなど止められない。
慰めていた筈なのに、自分まで少し涙ぐんでしまって。
彼女を抱きしめる腕に、ぎゅうと僅か力を込めた]
一応やるこた決めてあるよ
今日からは動きも合わせて行こうかなと思って
音合わせたり照明の調整とか
他にも色々
なになに、ふゆちゃん先生ったら仲間はずれにされてさみしかったの?
[からかうように良いつつも現金10万円を確認すればしっかりとメモをして]
ありがたく使わせていただきます!!
飯代とかは経費でおちる?実費?ふゆちゃん先生の奢り?
[ここでありがたく奢ってくれるとなれば素直に奢ってもらいつつみんなのやる気も上がるだろうなーなんて呟きつつ、しっかりと手帳に時間と預かったお金をメモ。無駄使いだけはしないようにしなければ]
【メモ】
千冬顧問より10万円
年度末決算時に過不足の場合はできるだけ部員で賄うようにする(...できれば)
ムツキのかぐや姫計画(来年中)
演出
妖精:幻想的、パック、真夏の夜の夢、きらきら、ふわふわ
リュウ:柔らかい印象、やる時はやる、気高く誇り高く
服飾工:きらーんしゃらーんしゅぱーんきらきらー!
子供達:華やか、舞踏曲
── 部室 ──
…………………。
[逢坂が部室の扉を開けて話すのを黙って聞きながら、視線を落とすのは自らの手。指を大袈裟なほどの包帯を巻いて、真琴の横にちょこんと座っていた。
───あの日。
舞台の上で泣くな、と言われれば>>0:218、眼をグッと見開き、先輩を見上げた。溢れることはなく、先輩のパーカーの袖がその水滴を吸え取る。そのまま涙を堪えていれば、同級生が氷嚢を持って現れ>>0:222、病院へ、と言われればふらふらと学校を後にしたのである。そのままこの指は包帯ぐるぐる巻きになり、痛みは引いたものの、細かい作業は難しい状態で今に至る。
衣装作りはペースをガクンと落とし、先輩の足を引っ張っていることは言うまでもなかった。
おそらくは誰かから声が掛かるまで、ボンヤリとその指を見つめていたことであろう]**
── 回想 ──
[がらりと扉を開けて姿を見せた馴染みに、
ころっと態度を変えたイース。>>0:219>>0:226
切り替えすげぇな なんて思い眺めるも、
当然口には出さない。内緒だもんな。
イースを心配するヒカリの人の良さを見れば
相変わらずの純粋さに、なんだか心配になる。
いつか誰かに騙されないかな… うわ超心配。
今まで 自分が目を光らせて、何かあっても
俺がヒカリを守ればいいや そう思っていた。
だが、この先学校が離れてはそれも難しい。
早急に何か対策をとらねばならないか…。
そんなことをぐるぐると頭の中で考えて
少しだけ複雑そうな表情を浮かべながら、
2人のやりとりを黙って聞いていたか。]
[『えらい、えらい。』>>0:240
向けられた 子供扱いするかのような言葉には、更に何とも言えない顔をして。
隣から聞こえる小さな笑い声>>5に、]
……笑うなよっ
[お見舞いなんてしてない。
そう言うことが叶わない今、小さな八つ当たりをイースに向ける。
彼女からの言葉には「おうよ」と短く返すも
内心ではまだ 実感なんて湧いていなかった。]
あ、待てよヒカリ 俺も一緒に行く。
[部屋を去ろうとしていた彼女を呼び止めて、駆け寄る。
「この後どこ行くんだ?」と話し掛けながら
ちらり、まだ部屋の中にいるイースに目配せ。
どうせまたすぐ会うだろうし、別れの言葉なんていらないだろうと、片手をあげ、“先行くわ”と暗に伝えてみる。
正確に伝わらずとも、大体同じような意味は伝わったことだろう。]
── 現在・談話室 ──
ってか、先輩ら、毎年こんなとこでぬくぬくしとったん?!
[談話室の鍵を逢坂から預かり、扉を開ければ、炬燵にミカン、女性陣のために加湿器も用意されているようだ。暖かくなってきてはいるものの、やはり炬燵に足を突っ込めば幸せな気分になれる。]
部長決めかぁ。
いよいよ、な感じやな…
[側に、ヒカリとベニは居ただろうか、居れば聞こえたであろう独り言。さて、ここで、思い出に花を咲かせながら、次期部長を決めようか。]
── 回想・部室 ──
うわ……っ………と。
[前に重心を持っていかれる感覚。握っていた手に重ねられる手。無邪気に笑ったように見えた友人の表情を素直に受け入れられない。
片足を一歩後ろへ出し、その手を引き寄せてバランスを取ろうとすれば、転ぶことは免れた───が、軽い彼女の身体はポスンと自らの胸の内に落ちる。それを反射的に抱き止める。]
────……あっほか、転けるやろ。
[軽いな…細いのは知ってたが、引いた時の軽さは舞台でのそれより抵抗感が無かった気がする。食ってるんか?という言葉を今出して良いものかなんて下らないことを考える。]
そんな寂しいことゆうなや。
卒業しても会えるやろ…?
[そう呟く言葉は自らの内に言い聞かせるように。]
うっはー、大金すごーい
ふゆちゃんせんせ、ありがとー
[1年前まで中学生だった彼女にとっていささか大きな額>>1を見て、少し興奮したように顧問にお礼を告げる。
昨日のケイ先輩の忠告を真面目に ー彼女にしては、ではあるがー 守った結果、今日の彼女はいつもより少し目が冴えていた。
とはいえ、間伸びした話し方は普段とは大きく変わらないだろう。
ふと、目を上げれば俯いた同級生の姿が>>3。その目線の先にある、痛々しい包帯が目に入って、のそりと移動すれば体育座りの態勢で彼女の隣の席に着いた。そっと彼女の顔を覗き込む。]
ね、ね、マイちゃん
その包帯、どうしたの?
[舞台側の騒動の際、キラキラと目を輝かせてイメージを語っていた少女は、同級生に何が起こったのがを認識していない。ある意味で場違いな質問を、小さな声で彼女に投げた。]
/*
よしおっけ。長ハイフン使いたいときはこれコピペやな。
…面倒くさくて途中でしなくなるにふゆちゃんせんせの10万円賭けよう。
―談話室―
――――…これは。ふふ、至れり尽くせり、だね。
[進>>+1が開けた扉の先を覗き込んで、くすりと笑う。
此処に猫でもいれば完璧じゃないか、なんて冗談を零して]
私たちが部長を決めると言うのも、
何だかくすぐったい感じだね。
去年は本当に驚いたな…。
進が部長に選ばれるのは、そんな気がしていたけど。
[いつも周囲への気配りを忘れない、
そして何より芝居に真剣な彼は、
演劇部のムードメーカーにまさにふさわしかっただろう。
自分が副部長に選ばれたのは、
何処か一歩引いたところのある性格への、
先輩達からの餞別だと思っている。
あ、お茶入れるよ、と備え付けのポットで支度をして、
人数分の紙コップを机に並べると炬燵の中へ]
ー現在ー
[誰も居ない教室は、しんと静まり返り、一人暮らしの自分にとっては家とほぼ変わらない静けさになんとなく落ち着いた。]
はぁ…。疲れた。なんか。
……ねむ。
[そのまま机に突っ伏して少しだけ目を閉じて、また開いて。
それでも睡魔が去らないのは最近碌に睡眠を取らなかったせいか。
流石に、今の時間寝たら。
あいつに。
アパートの隣の部屋住む幼馴染に夕飯を作ってやらなきゃ、と。
そうは思えどゆっくりと確実に思考は微睡みの中へと沈んでいく。]
…ごめん、じー、とる…。すぐ、帰る…。
[だからもうちょっと、と睡魔に身をあずけた。暫く眠りこけることだろう。]**
ー現在ー
[誰も居ない教室は、しんと静まり返り、一人暮らしの自分にとっては家とほぼ変わらない静けさになんとなく落ち着いた。]
はぁ…。疲れた。なんか。
……ねむ。
[そのまま机に突っ伏して少しだけ目を閉じて、また開いて。
それでも睡魔が去らないのは最近碌に睡眠を取らなかったせいか。
流石に、今の時間寝たら。
あいつに。
アパートの隣の部屋住む幼馴染に夕飯を作ってやらなきゃ、と。
そうは思えどゆっくりと確実に思考は微睡みの中へと沈んでいく。]
…ごめん…。すぐ、帰る…。
[だからもうちょっと待ってて、と心の中で幼馴染に告げて睡魔に身をあずけた。暫く眠りこけることだろう。]**
―部室―
先生、多すぎます
[茶封筒の中に諭吉を10人確認すれば、予想を遥かに上回る数に目を瞬かせる。
公立の学校にしては、部費が高い方だろう。それにしてもこれは]
各々、無駄遣いだけはしないように。買い出しに行く時には、何のために何を買うかをしっかりと考えること。報連相は忘れずに。
あと、レシートは私に渡してくれ。こちらで纏めて保管しよう
[メモ用紙をちぎって金額を書き込み、部活用ファイルの何も入れていない所に挟み込む。
奢りだとかなんだとか言っているのには、顧問の懐を心配しつつ、ため息をついた]**
―1年前:教室―
[暖かいその手に、ほろりとまた涙がこぼれて。子供みたいに嗚咽をあげた。
綺麗な子。一目見た時に思ったのはそれだった。外見だけじゃない、仕草だって笑い方だって。驕ってたあの頃の自分でさえ、素直にそう思えた。嬉しくって、メアドを聞いてきたほぼ初対面の彼女を撫で回したのは、いい思い出。
この子が綺麗なだけじゃないってことを知ったのは、もう少しあと。]
…………もー。みつきだいすきぃ……ぐすっ
[ずっとじゃなくていいから。今は、今だけは、このまま。彼女の手ぬくもりに応えるように、こちらも手に力をこめて。また情けないとこ見せちゃった、なんておどけて見せて。しばらく――彼女の暖かさを感じていた*]
それは良かった。いつもすんなり決まるんだが今年も決まってて安心した。
…いや、顔出してなかった俺が悪いし…別に寂しくなんてねぇし…
[視線を逸らしながら口の中でもごもごと言い訳じみたことを。
決まってないにしろ口出しする気は一切ないのだが、寂しいかと言われりゃあ寂しい]
流石に飯代は部費で落ちないから奢りな。落ちるのは備品…簡単に言えば衣装とか、大道具、小道具だな。
[この時期の出費はいつもの事だ。生徒の喜ぶ顔が見れるというなら安いものだろう。…流石に、10万円入れていたのは予想外だったが]
最後のいい思い出になるよう頑張れよ。俺も楽しみにしてる。
[各方向からの賛辞に似たような何か>>10>>11にはドヤ顔とサムズアップを返した]
いやー、可愛い生徒の為だ。まあ飯代以外は後で部費で返ってくるし気にしなくてよし!
[多すぎます>>14と聞こえればそう返す。部費も上限があるし、必要ないと学校側が判断すれば出ないこともあるがわざわざ言うことでは無い**]
あ………えと………
大道具解体してる時に……ちょっと……
[不意に側にいた同級生>>10に覗き込まれれば、肩をビクリと震わせ。それが見知った仲間であることに気付けば少しホッと表情を緩めてポツリポツリと答える。
その頭はふらりと揺れて、よく見れば目の下に隈があるのが分かるかもしれない。]
上手く針…持てなくて……
[クイクイっと指を折り曲げてみるも、包帯に邪魔をされて上手くは動かない。
それでも衣装と……少し頑張りたいことがあって、つい夜更かしをしてしまった。]
………あれ?イース先輩……は……?
[ふと顔を上げれば集まっているはずの部員は全員居ない。そこに居ない先輩の名前をポツリ。]**
―回想:部室―
ひゃあっ
[咄嗟にできることなんてなくて。彼女は彼の手に引かれるままに、ぽすんと収まる。こちらが小さいわけでもないのに、やけに相手が大きく感じた。そんなことに頬を染めるほどうぶじゃない。嘘、ただの慣れ。
見上げた顔からこぼれた言葉に、きょとんとして、数秒後にくしゃりと笑った。]
……そうだね。いつだって会える。
少なくとも私はここ、離れる気ないし。
[いつでも待ってるよ、なんて冗談混じりに呟いた。]
―談話室―
こたつ!こたつじゃん!!
[ひょっこり。ミツキと同じように扉から顔を覗かせれば、ぱあっと見る見るうちに表情が弾ける。先輩たちずるい!私ここに住む!なんていいながら我先にとみかんをひとつとって、こたつに足を突っ込んで、そのまま潜り込む。
顔を出してにゃあ、とでも言ってみせて。ふたりの会話に、くすりと笑みを浮かべた。]
私は分かってたけどね、ふたりが選ばれるの。
[そのまま、顔と手だけ炬燵から出して。みかんの皮を剥きながら自慢げにいってみせた。行儀が悪いのは、気にしたら負け。]
時の速さより自らの成長にびっくりだよ、まったく。
後輩ズの方が大人びて見えるもーん
[くるくると綺麗に皮をむきつつ、おどけて言ってみせて。実際彼女の精神年齢の低さは馬鹿にならない。先輩方だってとてもじゃないが役職など与えられなかったのだろう、容易に想像がついて。
そもそもがらじゃないし、なんてみかんをひとつほおばった]
―回想―
[去年の新歓について談笑していれば、やってきたケイに布が届いたと知らせを受ける。
軽く礼を言い運んでくれた他の二人にもと辺りを見回すが、トレーニングへ向かうのが見えれば、後にするかと自分も布が置かれた場所へと。
それにしても、大量の布だ。途中でケイとヒカリさんに会えたから良いものの、流石に無茶を言ったなと反省する。
…しかし、大量の布に埋もれながらひょこひょこと、涙目で歩くマイカの姿…]
…良い
[顔面は無表情のまま小声で呟き、小さく拳を握りしめる。
ヒカリさんに聞かれたらお説教確実な呟きだった。
本人に聞かれたら怒ってポカポカしてくるかもな、なんて思ったら心が和んだ。…うん、可愛い。
再三言うが、反省はしている。…一応。]
さてと、
[舞台の端、邪魔にならない所へドカリと座り込んで、
可愛い後輩と可愛い先輩と可愛い?同級生が運んでくれた布に手をつける。
衣装整理の時に出てきた余り布や迷子布達。これらを種類や大きさで分けていく。
想像以上に大量に出てきたため、狭い部室での作業は困難と思い持ってきてもらった次第であった。
そうして布を整理しながら、みんなのトレーニング風景を眺めていた。]
それに…この風景も、あと…
[無意識に零れた言葉はどこにも届かず、落ちていった。
小さく頭を振り、そんな思考を追い出す。
ストレッチ中の後輩と目が合えば、ひらひらと手を振ってかえした。
ドリンク騒動も微笑ましい思いで眺めて。
途中泣き出したマイカを見れば、思わず駆け寄ろうと立ち上がりかけるが、ロディが仲裁に入ったのを見れば、息をついてまた元の場所に座った。
抱き寄せ撫でられているマイカの姿に、作業の手が少し止まる。2人を主役に、というのも面白いかもな、そんな思い付きがよぎる。
…胸の小さなわだかまりは、きっと気のせいだろう。]
ん、……。
[作業中感じた不安げな視線>>0:158には、口元に人差し指をたてるジェスチャーを。
そんなの、言ったら止められるに決まってる。
一応、こうやって端切れを再利用して衣装をアレンジしているが、やはり可愛いレースだとかはこっそり自腹を切っていたりするのだ。
前も自腹で布を大量購入し、部費からはだしてない…なんていってムツキと大ゲンカになったことがある。
そういう真面目さは嫌いではないから、以来はばれない程度にしかしてないが。]
[作業も終わりかけの頃、不意に声がかかった>>0:178。]
ケイ。
…そうだな、服飾工は…なんというか、くれいじーな奴だ。
ある時は、小さな飾りボタンの為だけに瘴気漂う魔窟に潜り、一欠けらの魔石を手に入れ。
ある時は、あらゆる生き物が眠りにつく極寒の地に籠り、触れれば溶けるような氷でできた糸を使い雪の女王のドレスを仕立てた。
大げさで、道化的でもあるんだが、その根本には服飾に魅入られた狂気が渦巻いてる。
だから………そんな感じで頼む。
衣装もできてるから、見てくれると嬉しい。
[そんな感じ、なんて結局丸投げになってしまったが、毎回それでもイメージ通りの音を用意してくれるから頭があがらない。
それに、自分の場合言葉よりも作ったものを見てくれた方が伝わるだろう、なんて思いもあったりする。
そうして、向こうからホタルがきたやってきたあたりでようやく作業がおわった。それじゃあと軽く声をかけて、布を持ってその場を後にした。
ちなみにタオルケットにおきた惨事には気づかなかったが、後輩がなんとなく自分を避けている事に感付けば、心の内で少し落ち込んだとか。]
大変だったが、よかった。
これだけあれば、あの衣装も…。
[幾分か上機嫌な声で呟き、布達を抱えながら部室へと向かう。
衣装係の後輩に不幸が降りかかったのは、きっとその後。
それをマコトが知ったのは、もう少し後のことだっただろう。**]
―談話室―
…わあ、可愛い猫だ。
それなら私も一緒に此処に住もうかな。
[にゃあ、という紅緒>>+6に楽しそうに肩を揺らして。
炬燵の中でくつろぐ姿を、微笑ましげに見守っている]
ふふ、良い副部長であれたのか、自信は無いけれど。
楽しい一年間を過ごすことは出来たと思うよ。
みんなのおかげ、ベニが居てくれたおかげだ。
成長の方は、私も今一つ、かも。
後輩たちが頼もしくなったのは、本当にその通りだね。
昨日も、少し騒動が起きたんだけど。
最後はロディが舞衣香を宥めてあげていてね。
――凄く、良いなぁって思ったんだ。
[紙コップのお茶へ口を付けて、ほっと一息]
…あ、そうだ。
学校に来る前にアヤトのお見舞いに行ってきたんだけど、
今日来れない代わりにってアルバムを預かってきたよ。
彼はいつもカメラを持っていたけれど、
こうした形で写真を見せて貰ったのは初めてだな。
[よいしょ、と紙袋から3冊のアルバムを取り出した。
1年でちょうど1冊の思い出の記録。
1年の頃が紫黒◆の表紙。
2年の頃が黄茶◆の表紙。
3年の頃が灰茶◆の表紙。
アヤトが病欠であることへは、残念そうにしつつも暗くなり過ぎないように。今日を共に過ごすことが出来なくても、三年間の絆は確かなものだと思えるから]
[紫黒の表紙のアルバムを開く。
最初の頁は、当時の新入部員の集合写真。緊張して強張った面持ちの自分の姿が隅の方に佇んでいる。共に並ぶ彼らは、朗らかに笑っていただろうか]
そうか、シンは入学した頃は背が小さかったんだね。
ベニも髪が短くて――…。
[たった三年前のことなのに、随分と昔のようで。当時は基礎体力の練習でばててしまいがちなアヤトを、皆で励ましたりもしたか。発声練習が不得手だった自分は、新入生の中でも一際声を張っていた進にこっそり特訓をお願いしたこともあった。
ふとした切欠で、溢れだす思い出。
実感する程に、一年前の情景が脳裏を過る。
ずっとこのままでいられれば>>+0と、紅緒と抱き合ったあの日。これではまるで明日にでも卒業するみたいだと、募る切ない思いに内心で苦笑して。けれど、まさにその日が今、近づいてきている。
"どんなベニでも、私の大切な友達だよ。いつまでも"
それはおどける彼女>>+4へ、返した言葉*]
/*
イース……一応完全RPでゆるではあるけど、三年生を送る会の準備をする、という大筋は掴んでいて欲しいかな、と。
派生で自由にしてもらって構わないのだけど、ここまで部というものに関わらないというのも…ともにょり。
まぁ、突発だしそこまで伝わってないのはむらたて企画側の問題だろうから、これに留めますむに。
大道具解体?
うわぁ…痛そー… 気をつけてねぇ
[同級生の言葉>>16を聞けば痛みを想像し、思わず顔を顰めた。
彼女の説明からは、彼女がどんな怪我を負ったのか正確にはわからない。ただ、大道具の解体に使う道具は大体重かったり大きかったり危なかったりするものだ。それで負った怪我が痛くないわけがない。
彼女の怪我を、そして彼女が経験したであろう痛みを想像してしまい、思わず自分の手をきゅっと握った。]
あぁ、そーだよねぇ…
マイちゃん、私にできることがあれば何でも言ってねぇ
[彼女が包帯越しに指を曲げようとするのを見れば、あんまり無理しちゃダメだよー、とそっと手で止める。
意識が同級生の手の方に向いているため、彼女の隈にも、寝不足な様子にも気づけないまま。
とりあえず手伝いを名乗り出たはいいが、実際の裁縫の能力は下の方。役に立つかどうかは不明だが、名乗り出た本人は至って本気だ。
彼女がイース先輩の名前を出せば、そこでようやく彼がいないことに気づく。物腰の柔らかな印象の強い先輩の顔を思い浮かべながら、誰にともなく聞いてみる。]
イースさん遅れてくるとか、誰か聞いてたりしますー?
── 回想・部室 ──
[腕の中で此方を見上げた彼女>>+5がクシャリと笑う。その笑顔にもう何も言えなくなる。納得のいかない表情を浮かべながらも、それ以上踏み込むべきではない、と。そこまで子どもではない。跳ねた前髪をそっと──そこまでの乱暴さを忘れたかのように──撫でて、一つ息を吐く。]
………行こか。
上でみんな待ってる。
[開いたままの扉の向こうを示し、彼女の表情が見えないように、その身体を反転させる。そのままその笑顔を見ていたら、また余計なことを言ってしまいそうになったから──そして、自らの表情を見られたくなかったから。]
ほれ、はよ行くで。
[努めて明るい声を出し、その背中を押し、部室から講堂へと上がったか]*
/*
きゃーマコトさーん!!
よかった!もっとお話ししたいと思ってたんよ。
あぁ、そんなところまで回想で拾っていただけて…ありがとうございます!
とりあえず後でタオルケット返しに行きます!
そして、意外にマコトさんの変態度が高いことを確認(褒め言葉)
── 現在・談話室 ──
おー!お茶さんきゅー。
ベニ、俺にもミカン!!
[お茶を淹れてくれるヒカリにお礼を言い、炬燵から顔だけだしてミカンを剥くベニにキャッチボールでボールを受けるように手を差し出す]
ほんまになぁ。
あれから一年って…早いよなぁ。
[お茶を啜りながら、そんなことを言えば随分とじいさんになった気分。にゃーにゃーうっせ!と、近ければベニの鼻を摘んでやれたのに残念ながら対面だった。]
アヤトが?
へぇ…彼奴らしいっちゃあ彼奴らしいか…
[城 史人。身体は大きいのに体力はあまり無くてその図体に似合わず細かくて。彼もまた演劇が大好きな1人であったことを思い出す。]
へっへー、
俺、3年間で15センチ身長伸びてんで。
[入学の頃は女子に紛れていた自分を思い出す………吐くほど牛乳飲んでた、あん時。うん。]
なんやねん、この写真!!
あ、ベニの寝顔…彼奴こんなん撮ってたんか……
[アルバムを捲りながらその中で成長していく自分たちを振り返る。]
なぁ、いつの舞台が一番思い出深い?
大丈夫………
痛くは、ないの……
[実際に手の上に物が落ちてきた時に自分が反応出来なかった分まで、同級生>>21が反応してくれているような気分になる。心配を掛けないように、ニコリと微笑んでみたつもりなのだが上手くいっただろうか。]
ありがとう、でもホタルちゃん…
舞台の練習もあるし……大丈夫、真琴先輩が居てくれるから……
[隣にいる先輩にチラリと視線をやり、そう呟く。胸の内にはこの先輩に負担を掛けていることでとても苦しいのだけれど。
動かす指をそっと止められれば、素直にそれを止める。ゆらりゆらりと頭が揺れながら、ヘラリと力ない笑顔を見せながら同級生の声を聞いた。]
イース先輩……
探しに、いく……?
[ホタルの服の裾をちょっと引っ張って小さくそう呟く。ただあまり気乗りはしない……物腰の柔らかい頭のいい先輩なのだけど。ホタルが一緒なら、と進言してみたが、返事はどうだっただろう。]**
[内心で年度末の打ち上げの時に二年メンバーからカンパを募って顧問へお礼をしようと決意。カンパが無くても、ムツキに話せばいくらかは出してくれるだろうとも。
とりあえずは今日の練習だと部室内にいる面々を見渡す]
まずは基礎練のあと読み合わせな。台本担当はどんな風にしたら良いか聞かれたらすぐ答えられるように、役者もどんな風に演じたら良いかの意見交換をやるように。
ストレッチまでは個々人、のち発声を全体で!
[そのまま解散と声をかけ、姿を見せないイースへはメッセージを]
『午前中読み合わせ、午後から立ち稽古。意見交換とかの内容はだいたい纏めて送るけど、立ち稽古はでてくれると助かる。よっぽどきついなら無理はしないで良いけどな』
[イースを探しにいくという後輩女子二人の髪をそれぞれなでてやれば笑いかける]
イースには俺からメッセージを入れといたよ
気になるなら二人もメッセージを送って見たらいい
マイは指、大丈夫か?あんまり無理に動かしたら治りも遅くなるから、裁縫するとしてもゆっくりな
イースまだ来てないのか。他…は来てないやついるか?
強制ではないにしろ連絡のひとつやふたつ寄越してほしいもんだなあ…
[舞衣香>>22と蛍>>21の会話を小耳に挟むと、ぐるりと部室を見渡す。まさか昨日が講堂だったからといって今日もそちらに行っている者がいるのか。俺はちゃんと連絡した、はずだ。
イースを二人が探しに行くなら任せよう。行かないのならば自分が代わりに行こうかなどと考えつつ、思いついたようにふと]
あ、皆でばらばらに買い物するなら車出すぞ?大荷物だと大変だろ。リストアップしてくれれば代わりに買ってもくるけども。追加で欲しいもの出てくればメールしてくれれば。
[それだとセンスが、とか思ってたのと違う、などと言われてしまうのが怖い。なんにせよ自分のセンスは壊滅的だ。それは演劇部の面々も知っているはずで。
暫し迷った後、近くに居たアキの肩をぐっと抱き寄せ、]
よし、アキを連れて行ってくる。
[強引に話を進めているが嫌がられれば一人ででも行くつもりで。買ってくる荷物の事を考えても自分と、アキともう一人くらいは連れて行けるだろう]
[メールを送った、との言葉と共に髪を撫でられれば>>23、ピクリと肩を動かす。それは不快感からではないのだが、相手にはそう思わせてしまうかもしれない。まだ部内の人なら反応は薄い方だっただろう。]
─────………。
[指をあまり動かさない方がいい、との言葉にコクリと頷けば、イースを探しに行くことは止めにしたように、またちょこんと真琴先輩の横に収まる。]
ケイ先輩……この舞台……3年生は……立たないです…よね…?
[座ったまま、ケイを見上げて問う。答えが分かりきった質問。送られる側が舞台に立ってどうするのだ。叶わないと分かっていながら一縷の望みに掛けて聞いてみる───それはそれが叶わないと確認するだけの行為。数秒後には、ごめんなさい、と小さな声で謝る女が居ただろう。]**
ん、そっかぁ…ならいいんだけどねぇ
[痛くはない、と応える同級生>>22に一応は納得したような返事を。
彼女の笑みがぎこちない気がして少し不安だが、これ以上の言葉を繋げてもただの自己満足にしかならない気がして、こう応えるしかなかった。]
うん、わかったー
そうだね、マコト先輩がいるなら安心だねぇ
[申し出が断られれば素直に受け入れ、彼女の続いた言葉には能天気な言葉を返した。
彼女が先輩に負担をかけていることを気にしていることなど、露ほども気づいていない。
同級生に服の裾を引っ張られ先輩探索に誘われれば嬉しそうな笑顔を浮かべた。
裾を掴む彼女の手が、自分を頼りにしてくれてる気がしたのだ。このように頼られることなどあまりない自分にとって、彼女の行動は嬉しい表情を浮かべるには十分だった。]
うん、じゃぁ行こっかー
[そう応えて立ち上がろうとすれば、ケイ先輩の手が髪を撫でる>>23。
メッセージを送ってみたら、と言われると、はーい、と返事し携帯を取り出した。そういえば、イース先輩にメッセージを送ることなどほとんどなかったな、と思いながらぽちりぽちりと短文を打った。]
『イース先輩早くきてください
先輩いないとさみしーです(うさぎの絵文字)』
[送信完了の表示を見れば、携帯を仕舞う。同級生>>25の手はすでに裾から離れており、それが少し残念だった。]
んじゃー私ストレッチしてきまーす
[哀しそうな様子でケイ先輩に問う彼女を見ると、なんだか自分が場違いな気がして、誰にともなく言えば部室を出ていった。]
────────────────
昨日 21:23
お別れ会で先輩方に花束を贈る事を
考えているので、頭数に数えて良い
のであれば明日花代を回収します。
1人700円で作ってもらおうと考えて
います。
有志なので強制ではありませんが、
参加意思のみ表示して貰えれば助か
ります。
────────────────
[一斉送信で送られたそれの各々の返事が有ったのか内容はどうだったかは一先ず置いておくとして、今日集まった値段で花束のグレードが変わる。
最大で2,100の花束になるが、あの三年生達なら存在感において負ける事も無いだろう。]
ー回想ー
[暫くして目を覚ませばその日は帰って。
次の日の朝、目覚めれば疲れていたせいかいつもよりも遅く目が覚めて。
あ、やばい。
しかしもう急いでも仕方ない時間だ、と普通に用意をすれば学校へ向かう。
少し家が遠い為に原付を乗っているのが助かる日が来るとは思っていなかった。]
[学校へと着けばいつもの場所にそれを止めて、メットをしまいこみ、携帯を確認しながら歩く。メールは3通で、それぞれ別の人から。(>>23>>28>>29)
今から向かうと、そう送ろうとしたところで。
誰かに声を掛けられて振り返れば、疑問符を浮かべてそちらを見ては。
この間、賭け事をした相手。
あぁ、また言いがかりかあ。しつこいなあ。
冷たい目をそちらに送って。
2人へのメール(>>23>>28)の文字を打ち直す。
“すみません、寝こけてしまっていました。早めに向かいます。”
“了解しました。”
ロディの方へはそう打って送り。
絡んでくる目の前の相手を自分が先にやられた、という証拠をとれば捻り倒し。
しかし面倒事になるのを隠す為に時間がかかり、部室に着いたのは60(60)分後になってしまったか。]*
―談話室―
…やっぱり男の子だなぁ。羨ましい。
シンはお昼も牛乳持参していたよね。凄い執念だった。
[身長が伸びたと言う彼へ視線を向け、くすりと笑う。
ゆっくりと捲られていくアルバムを控えめに覗き込みながら、楽しそうに目を細めている]
これは葵先輩が主役の公演だ。
ふふ、あのときの反響は凄かったねぇ。
[そして進からの問いかけ>>+12に、
思いを馳せるように一度瞬きを落して]
そうだな、私は……。
やっぱり去年の新歓公演かな。
皆にもすごくお世話になったし――…、うん。
[照れたように小さく呟いて、目を伏せる。
自分が唯一舞台に立った公演。それを一番の思い出にあげるのは何だか気恥ずかしくて、少し躊躇ったけど。此処にいる二人にならば、そんな遠慮はしなくても良いのかな、という甘えもあり]
ー現在ー
[これは遅くなりすぎたか、と思い幼馴染に後は任せておけばよかった、と少し後悔をしつつ。]
おはようございます。
遅くなってすみません。お待たせしました。
[そう言って部室の扉を開けて。中にいる人達に挨拶を。]*
ー現在ー
[これは遅くなりすぎたか、と思い幼馴染に後は任せておけばよかった、と少し後悔をしつつ。]
おはようございます。
遅くなってすみません。お待たせしました。
[そう言って部室の扉を開けて。中にいる人達に挨拶を。]**
― 1年前>>0:147>>0:148 ―
『ヒカリ、お前で行く』
[そう真っ直ぐに告げられた時、過去の記憶が脳裏を過った。
>>0:161それは昔、バレエの発表会で主役に自分が指名されたときのこと。嬉しくて、今までの努力が報われた気がして、舞上がったこと。けれどそれは成し遂げられることは無く、悲しくて、結局逃げ出してしまったこと。
あの時と今では状況が違うと理解はしていた。でも、混乱した。だから困らせると分かっていたのに、みっともなく拒絶の言葉を紡いだ。
――呆れ、見捨てられても仕方がないと、自己嫌悪をしながら]
―――――……〜〜〜ッ!
[けれど、彼は意見を翻さなかった。
それは非常に自分を困らせて、…同時に、嬉しくもあったのだ。矛盾したような感情では、あるけれど]
[それから文字通り夜も眠らず、半日かけて思案に思案を繰り返し、最終的には進の家のチャイムが鳴らされるに至る。
――やるからには、端役と言えども最高の演技を。自分が皆の大好きな舞台を汚すことなんて、あってはいけないのだ。
…もう、二度と。
半ば自棄になって特攻したが、進は快く(?)練習に付き合うことを承諾してくれた。内心、とても安堵した。きっと何とかなる…そう、想えたのだ]
君がついていてくれるんだろう?
[にい、と口端をあげて笑う。普段の彼女は見せることのない、好戦的な笑みだった。
其処からの猛特訓は半ば狂気じみても居たが、有意義な物であったと信じたい。結局授業の二限目までをサボることとなった。当然怒られた。正気に戻った光虹は進に土下座の勢いで謝罪していた*]
―回想:部室―
[(そっか。会える、か。)
ゼロになる、わけじゃない。彼のさりげない一言に、救われた気がしたのは、内緒。簡単な一言に励まされてしまった自分に呆れつつ、こちらに背を向けてしまった彼に小首をかしげた。]
ん、行く
[何も解決してないけど。演劇の二文字から強引に思考を引きはがして。嬉しいことを嬉しいと思える単純すぎる脳細胞に感謝しつつ、彼のあとを追った*]
指名料取られちゃう?
[見上げられれば楽しそうに笑いながらそんな言葉を。
先生≠付けないのはシンくらいだが、色々な呼び方をされるものだ。それが嬉しいのだが]
良かった、助かる。1人だと寂しいしなー…
こんなおっさんと一緒でごめんな?
……そんなん言われたら惚れてまうやろー?
[真面目な顔でそう言って、赤メッシュの入った髪を一房手に取った後、楽しそうにからからと笑った]
んじゃあ行くか。
釘ならホームセンターとかかな。アキは行きたいとこある?
[他に一緒に誰か行くかー?と聞きながら。駐車場に向かった]
―談話室―
[灰茶色の表紙のアルバムを手に取り、去年の新歓公演へ向けての練習風景を辿って行く]
あの時は二人とも役の掛けもちで大変だったのに、
沢山練習に付き合わせてしまったね。
……でも、楽しかったな。
それに、2年生の活躍が素晴らしかったよ。
真琴のあの衣装と舞台造りの繊細さ。
睦月の的確な指導と華を盛る舞台照明。
ケイの選ぶ音楽の作る優雅な世界観。
秋ちゃんはとても生き生きしていた。
イースも役者と裏方の掛け持ちを熟してくれた。
そして、…そんな皆で作りあげた舞台が。
新しい部員を呼ぶきかっけになって、仲間が増えて。
こうして続いて行くことが、とても嬉しいんだ。
[訥々と語り終えると、ひっそりと一度笑って。二人はどうかな、と話を聞く態勢に]
っ、な…
[にすんだてめぇ、
と、反射的に出かかった言葉をすんでで飲み込む。
ポケットに残る存在に、例の代金だろうと彼の行動に合点がいった。]
あぁ…
あざます。
……買い出ししっかりお願いします、逃げ出さないで帰って来てくださいよ。
[冗談めかして、背を向ける彼に釘をさす。
顧問の千冬と一緒なら、彼もサボりはし無いだろうが。
普段の行いを思い浮かべると、どうも信用が置けない。
演技をしている時の情熱を、他に分散することは出来ないのだろうか。
…しかし、演技にはさほど興味のない己の言える事ではないか。]
―現在・部室―
[自分がマイカの怪我を知ったのは部室から戻った後。
夜には、大丈夫か、衣装は心配いらないから無理するな、という旨のメールを送ったが、今日会った彼女の顔は予想通り暗いものだった。
作業中も、申し訳ない、そんな様子が漏れ出していた。
服飾工の台本を読み込んでいる横で、心配した様子のホタルがマイカと話している。聞こえてくる会話は、やはり怪我の話。
ほんとに、わかりやすい子だ。
今も弱々しいトーン>>22に、隣にいて思わず口を開く]
…追い出し公演の衣装は元ある衣装のアレンジが主で、殆どできてる。
今のペースで時間が足りないわけじゃない。
だから、安心していい。
[それから、ホタルちゃんがお手伝いか、頼もしいな、なんて口を挟んでは少し思い出し笑い。
いつ作ったのか、部室に飾ってあるホタル作のぬいぐるみは、いまだに猫なのか犬なのか豚なのか、部員の中で意見が別れている。
それから、マイカの方を向き治れば目線を合わせようとその顔を見つめ]
今はあんまり無理するなよ。
…怪我の時ぐらい、遠慮しないでもっと頼ってくれ。
先輩、だからな。
[そう言って、軽く頭を撫でて。
俺なんてヒカリさんに迷惑かけまくりだったぞ、と楽しそうに笑った。
分かりやすくて思い詰め気味で、頑張りすぎる彼女が、少しでもいつもみたいに笑ってくれるよう願いながら。]
[マイカの発言>>25に、ぴくりと目を見開く。
それは、自分も思っていたこと。…思って、諦めていたこと。
迷いに揺れそうになる瞳を閉じて、開けば、そこには小さな決意が覗いていて。]
…不可能ではないと思う。
元々先輩達がやってた台本だ。それに、人数調整で削った役もある。
[マイカの提案を援護するようにそう言えば、今度はケイの方を向き、続ける。]
先輩達を練習に呼ぶわけにはいかないから、どうしてもぶっつけ本番、即興を強いることになるけど
あの人達なら応えてくれると思う。
[口調に、少しずつ熱が篭る。
が、それを抑えるように口をつぐめば、一先ずケイの返事を待った。
直前に言うような事ではないのも、それどころか唯の我儘だということもわかっている。
だが、縋らずにはいられないのは。
ヒカリさんのいないあの部室で、思い出の衣装を弄りながら、…もう一度と、願ってしまったからだろう。
それはきっと、隣の彼女も。**]
イースが来ていないのか。私は何も聞いていないが、誰も連絡来ていないのか
[後輩の呼びかけ>>21 には、一度自分の携帯の受信履歴を確認してから答える。
次に連絡なしで遅刻した時には、スケジュールを時間単位で書いた紙を顔面に叩きつけてやろう、とひっそり思って。
壁際に置かれたホワイトボードに本日のタイムスケジュールを書いてから、同輩の言葉>>23 に付け加えるように口を開く]
発声は、いつものメニューのあとにういろうをする。ストレッチは念入りにすること。
時間厳守、発声に遅れて来た奴には楽しい楽しい体幹を五分やってもらうぞ
[ういろう、とは名前とおりにういらう売りを読むことだ。但し、走りながら。
筋トレが苦手な者には半ば脅迫とも思われることを珍しく爽やかな笑顔で追加して、ペンを置く]
ロディ
[ポケットから取り出した小さな封筒を後輩へと渡す。
先日のメール>>29 に、件名が「参加」となった空メを返信したあとに、すぐ用意したものだ。
素っ気ない文面は、今に始まったことではない。無駄を全て取り払ったかのようなそれは、ただスマホのタッチパネルに未だに慣れていないだけ。
彼が封筒を受け取れば、拙い動作で発声10分前にアラーム設定してから、体育館へ向かう。ランニングと、筋トレと、ストレッチ。全てをするのに、部室はあんまりにも狭すぎる]
くれぐれも、不要なものは購入しないように。あ、余裕があれば白の絵の具、できればネオカラーあたりも買ってきてください。そろそろなくなりそうなので
[買い出しに行く顧問と同輩に>>31 >>36 思い出したかのように釘差しついでのお願いをしてから、部室を出た]**
―談話室―
[ミツキと顔をあわして、にへりと微笑んだ。この子の飼い猫になら私なってもいい。なんてことを真剣に考えつつ。]
1年365日、濃ゆい毎日でございました
[カゴごと掠めたみかんの山からひとつ。やわらかめの甘そうなのを選んでひょいっと後方に山なりで放った。ススムならとってくれるでしょう。コントロールはやや、雑。]
このメンツだからやってこれたしね。
やけに個性の強い面々でしたけれども……後輩たちも含めて。
[誰一人、同じ人物はいない。劇だって現実だって一緒。役に大事なのはその個性をどう活かすかだけれども。その点はなんの心配もなかった。微笑ましいだろうその光景を浮かべて、にやりと惚けた笑みを浮かべる。]
さっすがアヤト!
[アルバムと聞いて、思わず上半身を炬燵から出して。今度はきちんと行儀よく座るとはやく!とばかりにきらきらした視線でミツキを見つめてみせた。その仕草は猫というより犬。ミカンを2、3房一気に口に含んで、開かれたそれをのぞき込む。]
なつかしー!
この頃のススムはこーんなちっちゃくて可愛かったのになぁ……なぁ。
[親指と人差し指で、みかんくらいの高さを示しながらおどけてみせて。ちっちゃかった彼をからかいまくった自分を思い出して、楽しげに笑い声をあげた。原因の一端?さてなんのことでしょう。
ちなみにアヤトもからかいまくった。泣かせかけたこともあった気がする。やんちゃで傍若無人だった自分がいかに驚異だったかわかるぐらいには……成長してると信じたかった。]
って……寝顔!?嘘、いつのまに。
[前言撤回。こんどしめちゃる。みかんの残りをまるごと頬張って、拗ねた顔でもぐもぐ。
でも彼の問に、口の動きがとまる。]
ーー私は、2年の大会、かな。
[ごくりとみかんを飲み込んで。愛おしそうに、黄茶の背表紙をなぞって。
さんざんしごかれて、怒鳴られて泣きついて。でも諦めなかった自分を思い出して、よくやったよ、なんて苦笑と一緒にもらした。一番喧嘩したのはススムだった気がする。]
口論続きで練習にならなかった時はひやっとしたし。でも私なにが悪いかわかってないし。挙句にアヤトに八つ当たりして、ミツキに泣きつき……あれ、もしかして私変わってない!?
[驚愕の事実とばかりに口を半開きにして、でもいいや、なんていって2個目のみかんに手を伸ばしつつ、くすくすと笑わざるを得なかった。]
でも、いい劇だった。
[作られた日々の充実度と、劇の完成度は比例する。後輩に諌められた自分が言える身でもないけどね、と目を二人からそらしつつ小さく呟いた。
それぐらい熱い暑い夏だったんだもの]
あ。でも。
[照れ隠し混じりに、目はみかんに向けながら。]
新歓も好きだよ。
だってミツキと、やっと共演できた劇だもの。
……ずっと、同じ舞台に立ちたかったから。
[ぽそりと。溢れでた言葉の方が、失敗談よりよっぽど赤面物なことに気づいて。ススムはよ、とばかりに目線を送って、みかんの筋でもわざとらしくむき始めた]
[安心していい、という言葉>>38に、先輩を見上げる。間に合うのは間に合うだろう、ただ、満足いくところまでいくかどうかとなれば別だろう。ほんの少し瞳には不安を浮かべる。]
真琴先輩……
[徹夜して出来る限りのことはしたものの、それでも進んだのはほんの少し。ヒカリ先輩に、と実はコソコソと繕っていた衣装もあと少しのところで停滞している。
頭をポンポンと撫でられれば嬉しそうに、しかし力なく微笑む。]
………卒業生………
[真琴の熱弁>>40にほんの少し頬を上気させるも、卒業間近の先輩方を引っ張るのも…と思い返し、先輩の袖を引っ張った。]
[部室を出て講堂の扉を開ければ、そこには誰もいないだだっ広い空間が広がっていた。
その空気は身を切るように冷たく、一瞬入るのを戸惑ってしまうほど。
そっと、ひんやりした床を踏み講堂内へ入れば、講堂の前方に座する舞台を見上げる。
昨日自分がここに来た時、そこにはすでに部長がいた。いつも明るいムードメーカーで、舞台にはすごくストイックな、自分がこの場所にいるきっかけを作った一人。]
一人いないだけで…ここはこんなに…寒くなるんだなー
[ぽそりと呟き、舞台へと歩く。
昨日とは、この場所の温度が大きく違う気がする。外の気温は機能とそれほどは変わらないはずだ。ならばきっと理由は一つで。
途中、携帯が震えたので立ち止まって見てみれば、先輩からの返事が返ってきていた>>34。
同時に昨夜のロディのメール>>29に返事することを忘れているのに気づいて、
『ごめーん返事忘れてたー あとでお金払うね(●`・v・´)ノ』
と返事を返す。]
[再び歩き出し、舞台に上る。
しばらく舞台を眺めた後、ゆっくりと講堂の方を ―客席の方を― 見やった。
誰もいない講堂が、じっと自分を見つめている。…あの日は、もっとたくさんの瞳が、自分を見つめていた。
少し大げさに手を振り上げれば、朗々とした声で台詞を放った。]
嗚呼、私はとても嬉しく存じます。
貴方様の御姿を直に私の瞳に映すことができることを。
嗚呼、私はとても嬉しく存じます。
貴方様の御声を直に私の耳に入れることができることを。
[この演劇部に入り、始めて貰った役の台詞だ
主役を褒め称える名も無き村人。台詞はたった5行。それでもここで、この役で、初めて演じることが面白いと感じたのだ。]
…ああ、私は…とて…も…嬉しく…
[最後の行がうまく言えない。掲げた手が震える。喉が詰まる。]
……寂しい…なぁ…
[小さく呟いて、一筋涙を流した。]
/*
なんでソロール書きながら泣いているん自分…。
キャラクターに感情移入するの久しぶりだなー。ふぅむ、これが完全RPの力…!
あ、台詞適当です。ストーリーとか知らん知らん。とりあえず、嬉しいとか楽しいとか、なんかそういうポジティブなこと言わせながら泣かせたかったんよ。
いやー、プロで2番目に入ってきたおかげで、拾うネタがあったね!よかったね!
よーし、もうソロールのストックがないぞー!
そして発声練習とかってどこでやるん?舞台?部室?
なんか、昨日に引っ張られて、そういうの全部講堂でやると思って講堂来ちゃったんやけど、もしかして戻らなあかん系?なにしに出てきたん自分?
/*
誤字―――――!!ぎゃ――――!
ソロールで誤字るの恥ずい!やめて!消して!お願い消させて!あとついでに表現変えたいところあるから変えさせて!お願い!
―談話室―
[くるくると変わる紅緒の表情を、眩しげに見つめて。進との掛け合いにも似たやりとりに、目を細める。進と紅緒の二人が明るいムードメーカーとして部を照らしていてくれたことは、誰も異論の余地がないだろう]
――…嗚呼、あの大会。
[彼女の言葉>>+20に、静かに笑みを深める。
そう、それは部に入って1年以上経った頃。ある程度経験も積んで初々しさがとれて、演技とは何かと真っ直ぐ向き合い始めた頃。みんなが必死過ぎて食い違って、一時は劇が完成しないのではないかとまで心配した。
特に進と紅緒の口論は両者一歩も譲らず。それでも本気で意見を戦わせる、心を砕いて舞台に打ち込む二人の姿は、何処か踏み込み切れない自分にとって、酷く輝いて見えたのだ。
舞台の直前、彼女に渡したのは特別な"小道具"。成功祈願の手製の御守り]
最後は皆、笑っていたね。
[笑って、泣いた。良い劇だった]
[ふと、何処か照れた表情を見せる紅緒>>+21に不思議そうに首を傾げる]
………?
[続く言葉を聞いて、数度目を瞬かせて。
それから嬉しそうに、ふわりと表情を綻ばせる]
ありがとう。
[小さな小さな声で、かえす返事。
彼女の照れが伝染したようで、此方もお茶の入った紙コップへ視線を向けたまま。けれど幸せそうに、笑っていた]
俺が寂しさを埋めてやるぜ…?
って、どこがおっさんなんだよー
ちーちゃん先生は寧ろ若々しいだろ?
他のせんせ達が聞いたら不評を買うぞー
[少しそれを想像して、けらけらと笑う。
真面目な顔で告げられた『惚れる』なんて単語>>36に、畜生やっぱり男から見ても格好良いな と眺め。
髪に触れるまでの一連の動作が手慣れたような仕草だと観察を行えば、心中でぽつり。 ]
( 気障だな… 。 女子が騒ぐ訳だ… )
[見つめられる瞳に、これが大人の余裕?
なんて思えば、ただ受け身でいるのが面白くなく感じ、射るような視線を返して。 ]
本気で惚れさせてみせようか…?
[…なぁんてな。
ふたり、楽しげに 笑って。]
[ロディと陸生から それぞれ釘を刺されれば、
少し大きな声で吠える。]
わーってるよっ
俺 どんだけ信用ねぇんだよ…!
[普段の行いのせいだと分かっていながら
敢えてそんな事を言ってみたり。
それぞれに頼まれたお使いに了承を示しつつ、部室を出る前に振り返って一言。]
追加でほしーもんでたら 携帯に連絡な!
[他に行きたいところも思い浮かばない。
ホームセンターを目的地と定め、先に駐車場へと向かう先生の後ろを少し遅れてついていく。
後ろ手でぱたりドアを閉めれば、少し小走りで隣に並んだ。* ]
おおぅ、さんきゅ。
[コントロールが良いとは言えないミカンは若干外れたところへ飛ぶ。手を伸ばせばそのミカンは手の中に収まった。]
俺なぁ、俺……どの舞台も好きやけどなぁ……
学園祭かな。
ここの学園祭の舞台、憧れやってん。
俺さ、ここの学園祭観て、この高校に来よう思たんよなぁ。
[頬杖をついたままミカンを一つ口に入れる。そう、それは11年前、まだ自分が小学校に上がったばかりの頃の話───。]
── 回想・11年前 ──
[桜ノ宮高校の学園祭は、桜の後、若葉茂る季節に執り行われる。
6歳の進少年は父に手を取られて坂道を登り、活気溢れる学園祭のアーチをくぐった。
そこはお祭りのように、賑やかで、少年は眼を輝かせて、そのキラキラした世界を楽しんだ。綿菓子、えびせん……両手に溢れんばかりの屋台。
その中で彼を一番引きつけたのが、舞台の上に広げられた、中世の世界だった。一つの戦記をテーマにしたその舞台は幼心をぎゅっと掴む。交わされる剣、囚われた姫、取り戻される平和───それはテレビや本の中の物語のようで、それが目の前で繰り広げられている興奮は今までに味わったことのないもので。
その舞台で、神に捧げる歌を歌っていたのが───当時18歳の逢坂千冬だった。]
―遠い日―
[幼馴染の秋ちゃんは、少しサボり癖もあって悪ぶったりもしているけど、本当はとっても優しい子です。バレエの練習ばかりしている上に引っ込み思案で殆ど友達がいない私と、ずっと一緒にいてくれました]
……秋ちゃん、秋ちゃん。
私ね、今度の発表会で主役に選ばれたんだよ。
沢山の人の前で、一番前で踊るんだ。
ねえ、見に来てくれる?
[その日の私は珍しくはしゃいで、少し弾んだ声で彼に問いかけました。バレエなんて年頃の男の子が見に行くのは抵抗があると分かっていたけれど、どうしても彼に見に来てほしかったのです。練習で辛いとき、いつも慰めてくれたのも、秋ちゃんだったから。そのお返しに、こんなに上手く踊れるようになったんだって、見て貰いたくて]
[―――――…彼の返事は、どうだったでしょうか]
[いずれにせよ、その小さな願いが叶うことはありませんでした。発表会の前日、私は彼に申し訳なさそうに報告します]
秋ちゃん。ごめんね、発表会、駄目になっちゃった。
……駄目になっちゃったよ。
[泣いてはいけない。泣いてはいけない、と。
想うほどに涙が滲んできて、ついにはぽろぽろと頬を伝いました]
ごめんね…。ごめんね…。
[発表会を辞退することへか。泣いて彼を困らせていることへか。謝罪の言葉を繰り返しながら、私はずっと泣いていました。ずっとずっと、泣いていました]
[季節は巡り、秋ちゃんが同じ高校へ入学すると知ったときは、とても嬉しかったです。これでまた、一緒に登下校できるね、なんて言いながら私は嬉しそうに笑います]
――秋ちゃん、入学おめでとう!
[流石に高校生になったら通学は断られるかと思いましたが、彼は一緒にいてくれました。やっぱり、秋ちゃんは優しいと思います。
そして私は、とても良いことを思いついたと言う風に、彼へ語り掛けます。あの日のように、少し声を弾ませて]
ねえ、秋ちゃん。演劇部に興味ないかな―――…?
[もしも秋ちゃんも一緒に舞台を作れたら。それはとても素敵なことだと、思ったのです]
[そして、一年前の新歓公演。
私は舞台に立って踊りました。
あの日約束したような、主役ではなかったけれど。
――彼の前で確かに、踊ったのです*]
/*
みんな一つずつ思い出を提供しているのに、新歓公演をそのまま使った私マジ罪深い(げんどうぽーず)
しかし光虹のあれ以上はなさそうでした。二人に嘘も吐けないしね。
今回の活動目標は、もぶです。
目立たない。一歩引く。できれば周りを引き立てられるような。そんなものに私はなりたい。同級生二人が華があるのでやりがいがありますね。眼福、眼福。
つまり、その目標的には講堂でジュースは飲むべきではなかった。
でも、あれは飲みたかったんだ…。
──昨晩──
[メールの送信した後、風呂から上がって髪をガシガシと乱暴に拭いていた時に、充電器に刺さったままの携帯が短い着信音を鳴らす。
通知に光る画面を右にスライドすると、直ぐに立ち上がるメールアプリ。
受信したのはミツキからのメール。
件名にだけ入ったメッセージを見て、クスリと微笑む。]
はは、可愛い。
[使いこなせていない事が容易に想像出来た。
この先輩はいつもそうだ。
誰かに教えてもらうなんて考えないのだろう。
なんでも1人でやろうとする姿勢が、彼女の中に一本通った芯が垣間見える様で、とても好ましく思うのだ。]
[三人揃えば話は尽きない。温くなってきたお茶をまた一口飲んだところで、進の言葉>>+24に顔を向ける]
――――…学園祭。
[へえ、と楽しそうに驚きの声を零す。
何年の時の学園祭の舞台が…と問いかけて、続く彼の台詞に更に興味を惹かれて]
シンがどうして演劇に興味を持ったのか、
一度聞いてみたかったんだ。
[それは無邪気な興味だった。彼が学園に来る切欠となったと言う学園祭の詳細を、訊ねようとするだろう。
そして、わくわくとした面持ちで、語られる彼の昔話を聞いた。
そう、その歌を歌っていた青年の名が出るまでは]
………………。
[逢坂千冬、顧問の教師の名前。緩く緩く目を見開いた。一瞬のうちに、駆け抜けていった想いは何だろう]
……ふふ、そうか。
学園祭は色んな人が見に来てくれるものね。
これからまた、何年か先に。
同じように私たちの舞台を切欠にして、
誰かがこの高校で演劇をしてくれるなら素敵だね。
[にこりと笑って、彼へ告げる。
それは嘘偽りのない、心からの言葉]
――――――――…。
[ほんの少しの伏せた思いは、沈黙に溶けて]
さて、そろそろ本題も進めようか。
来年の為にも、確り部長を選ばないとね。
[などと、静かに微笑んでみせるのだ**]
──今日──
[昨日は他にも何人かから、メールの返事があったかもしれない。
全員から返事が無かったとしても、今日本人に確認すれば良いだろう。]
あ、ありがとうございます。
勝手にすみません。
[名前を呼ばれて封筒を渡されれば>42、受け取り礼と共に謝罪を伝える。
2年生も何かしら企画を考えていただろう、出しゃばって良かったのかと思い、口をついたのだった。
用事は終わったとばかりに部室を出て行く彼女に、ロディも後を追う。
少し話したい事も有ったのだが、トレーニングしに行く彼女を引き止めるのもどうかと、後にするべく言葉を飲み込む。]
先輩、走りに行くならご一緒してもいいですか。
[代わりに出た台詞は、その合間か後にでも、時間が取れないかと言う考えでの物だった。
何せこのキビキビと動く先輩は、一瞬目を離せば何処かへ行ってしまい、なかなか捕まえられないのだ。]
──今日──
[昨日は他にも何人かから、メールの返事があったかもしれない。
全員から返事が無かったとしても、今日本人に確認すれば良いだろう。]
あ、ありがとうございます。
勝手にすみません。
[名前を呼ばれて封筒を渡されれば>>42、受け取り礼と共に謝罪を伝える。
2年生も何かしら企画を考えていただろう、出しゃばって良かったのかと思い、口をついたのだった。
用事は終わったとばかりに部室を出て行く彼女に、ロディも後を追う。
少し話したい事も有ったのだが、トレーニングしに行く彼女を引き止めるのもどうかと、後にするべく言葉を飲み込む。]
先輩、走りに行くならご一緒してもいいですか。
[代わりに出た台詞は、その合間か後にでも、時間が取れないかと言う考えでの物だった。
何せこのキビキビと動く先輩は、一瞬目を離せば何処かへ行ってしまい、なかなか捕まえられないのだ。]
── 談話室 ──
[自分が語る少し前。ベニの話を聞いて、思わず苦笑する。]
誰がこんなんやねん。
[指で数センチの幅を示すベニ>>+19にイッと牙をむく。そして寝顔の写真に反応するベニに楽しげにあー可愛いなぁ、ベニちゃんかっわいいーなんて言いながらわざとその写真を見てやったり。その後に続く大会の話には顔を綻ばせる。]
そーそー、あん時は何でか先輩ら差し置いて、俺らが燃えてたんよなぁ。
[舞台についての意見のぶつけ合い、そんなことが出来るのは信頼を置いてる証。結果とても良い舞台が出来上がったと思っているのは自分だけではなかったことは写真の中のみんなの顔と今ここにある仲間の表情が語っている。]
アヤト、あん時も倒れたんよなぁ…
舞台の後。急性胃潰瘍。
[アヤトが、自分とベニの言い争いに自分たちの代わりに心を痛めていたなんて、と反省したもの。本人たちは言いたいことを言い合ってスッキリしていたことは言うまでもない。]
俺ら、バラバラなるんやな。
[ヒカリは中央に、ベニは地元に、自分は地方に、アヤトは海外に。見事に仲間は散り散りになる。その声の響きは淡々としたものだったけれど、彼女たちにはどのように伝わっただろう。自身の入部のキッカケを話したのはその後。]
[学園祭の話の際、ヒカリの表情が変わることには気付いても、それが何なのかまで察するほど鋭くも繊細でもない。昨日のベニの表情が思い起こされて、女って訳わからんな…と胸の内に呟けば、ヒカリの振った次期部長の話へと頭を切り替えた。]
先輩らもこうやって、話し合ったんやなぁ。
なんか感慨深い。
[そう言いながら後輩たちの顔を順に思い出す。]
ムーは舞台に明るいし、ケイには牽引力がある。アキはムードメーカーやし、イースはその頭の回転力で纏めていけるやろしな。まこちゃんも舞台に立つようなってから、グッと視野が開けとる。
ホタルはえぇ役者なるなぁ、あいつ。ロディもなんやかんやとマメに気付いて動けるし、マイカもまだまだ此れからや。
[それぞれに個性が強く、未熟で荒削りだが光るものを持つ2年生。伸び代を多く持つ1年生。それぞれに面白味が出る部になるだろう。最後のミカンを口に入れれば、もう一個、と対面に手を差し出しただろう。]
/*
卒業生2人の拾い方がとても好きだ。綺麗だ。
シンは着地点決めてないからふらりしとるし、何より拾うの苦手だ(練習せぇ。
[袖を引っ張った意図は気付いてもらえただろうか。チラホラと部室から出て行く部員たち。時間があまりない。午後から立ち稽古なら、それまでに衣装の最終合わせが必要となるだろう。]
真琴、先輩。
[袖を引いた先輩の名を呼べば、ケイに向く。]
ケイ先輩、読み合わせの後……衣装の最終合わせ……します。
午後の立ち稽古は…衣装有り、で……
[頼ってくれ、といった先輩も舞台に立つのだ。怪我をしていても一年、ヒカリ先輩と真琴先輩のしてきたことを一番近くで見てきたのは自分。]
あの……時間、かかるかもしれないので……
時間出来た人から……来てもらえたら嬉しい……です……
[そう言う声は残念ながら、部室にいる人たちに届くものではなく、ケイに伝達を頼むもの。
真琴を見上げれば、先輩を安心させるように眠気を抑え込む。そうでなければ、3年生が安心して卒業出来ないもの……。]
[なーにこんな時だけ調子いいなぁ!なんて。ススムの思わぬ反撃に頬を膨らませてそっぽを向いてみたり。人前で寝ることに抵抗はなくとも、ここまで寝顔をプッシュされれば、流石に僅かすぎる彼女の恥じらいだって機能する]
……アヤトの精神削ってた自信は、ある。
でも一番泣いたのは私だって自信も、実はある。
[今更ながらのカミングアウト。今だから言えること。あの劇が、それからの自分の自信の源になったのは、疑いようもない事実だった。
ミツキのありがとうがくすぐったくて。照れながらみかんの皮で遊びつつ。ススムの言葉>>+28に、彼に悪戯っ子みたいな目を向けた。昨日の話。とりあえずだけど見つけた心の支え、私の“役割”。
細い細いその支柱に寄りかかってしまわないか心配なのは、お茶と一緒に飲みこんだ。今は、今を楽しみたいから。そういうのは、今度。]
へぇー!
いいねぇ、そういうの。
[劇になりそうだわ、なんて茶化しをいれて。でも興味津々といった具合に目を輝かせた。へぇへぇ、あのちふゆせんせーが。なんて内心にやにやが止まらなかったり。知り合いの過去の舞台なんて、面白そうすぎる。
部室あさったらビデオででこないかなぁ、なんて思ってミツキに目を向けて。彼女の表情にきょとんとした。なんだかんだ言って、人のことに関しては鈍い。勝てるのは向かいの誰かさんぐらいだろう。
自然に移り変わられた話題に、疑問は持てない。]
人の記憶に残る劇ほど素敵なものはないよ。
[自論。お茶を飲みつつ呟いて。後輩たちの顔を思い浮かべた。]
………みーんなかわいいしねぇ
[口をつく言葉はいつもと同じだったけど。撫でまわして愛でまくった後輩たちへの“可愛い”は、家族に向けるそれと同等ぐらいの勢いだった。伸ばされた手に、ぽんっと蜜柑をのっけて。自分の分もとる。2個目はだいぶまえにたいらげ済み。]
2年はほんといいキャラしてる。1年もだけど。
お互いがお互いを引立てあえてるって感じで――いいよねぇ。
[単純に、個々が持つ役割の分担、に限らず。こりゃ難航するなぁ、なんて嬉しい溜息をついた。]
あっはっは、俺はあいつ一筋だから惚れさせて貰うのは勘弁だが寂しさは埋めてほしいかな。
[けらけらと笑う。そっちのけは無いが、同性からみてもかっこいいというか、綺麗な顔立ちを羨ましく思う]
そうだ、アキは好きなやつとかいねぇの?
よく女子に『秋斗くんってぇ、付き合ってるコいるんですかぁ〜?』って聞かれるんだが。直接聞けってあしらってるけどなー。
で、実際のところどうなんだ?
[車に乗り込み、エンジンをかけ、からかい気味に。アキのそういう浮いた話は聞いたことが無かった気がするが、どうだったか。
興味津々という風に身を乗り出して*尋ねた*]
[はぁ、と溜息をついて挙げていた手を下ろした。
目元に溜まった涙は手の甲でごしごしと擦って、なかったことにする。3年生に見せる本番に涙を流すわけにはいかない。悪戯好きの妖精に、涙を流すシーンなどないのだから。
けほ、と一つ空咳をすれば、階段を使わずに舞台から飛び降りた。
危ないからするな、と注意を受けたこともあるが、今は誰も見ていないのだ、少しくらい構わないだろう。
まともに発声練習せずに大きな声を出したのと、昨日意識的にではないが、喉の負担を顧みず叫んだせいだろう、少し喉枯れの兆候がある気がする。
講堂を出て、食堂前のの自動販売機へ。
今日は、朝から少ししなければならないことがあったため、飲み物を用意することができなかった。
いつも買うミネラルウォーターを選び、封を開け一つ口をつけた。]
[ミネラルウォーターを飲みながら、目の前の自販機に並んだ商品見本を眺める。
そこには普通の商品ももちろんあるが、見慣れない色も一部並んでいる。昨日飲んだ桃色や、飲み物というより毒物である(とホタルは認識している)錆御納戸色も当然のような顔をして鎮座していた。]
…どーれーにーしーよーうーかーなー
[なんとなく興味が湧いて、右手の人差し指を突き出し、様々な色を指差していく。敢えて錆御納戸色は避けながら。]
いーうーとーおーりっ
[ぴっ、という無機質な音のあと、がこん、と自販機が商品を吐き出す。
琥珀◆を手に取れば、とりあえず後で挑戦しようとポケットの中に突っ込んだ。
その飲み物は +チョキ+
グー:あたたかい / チョキ:冷たい / パー:生ぬるい
]
/*
朝は状況まとめしかできなかったので、昼にソロールを2本落とす。誰得やねんっていうね。
だーれーかーかーらーんーでー(机バンバン)
このままじゃ、ソロール第一部 悲しみの舞台、第二部 自販機との格闘 に引き続き、第三部 琥珀への挑戦 が始まっちゃうよー(机バンバンバンバン)
まぁ、多分アイスミルクティーやけどね。
あ、器具とか個人的に見てきたいんで行ってきますね。
[打ち合わせは暫くすれば終わっただろうか。
照明の器具も確認したいところなので取り敢えず部室から出る。
向かう先はホールへ。]*
あ、器具とか個人的に見てきたいんで行ってきますね。
[打ち合わせは暫くすれば終わっただろうか。
照明の器具も確認したいところなので取り敢えず部室から出る。
向かう先はホールへ。]*
[ホールへと向かう途中、飲み物を選ぶ人影がひとつ見えて(>>55)。
練習してたのか。まー、熱心なことで。
そう心の内で呟いて。
表面上は穏やかに、感心しているように話し掛ける。]
練習してたんですか?
随分と熱心ですね。
……?
目元、赤いですよ?…どうかしました?
[彼女の目元が少しだけ赤くなっているのを見ては歩み寄り、様子を見て。ひやりとした手を頬に添える。
流石に舞台に立つ大切な役者が落ち込んでいたのかまでは知らないが、泣いていたらしい様子に気がついている上で見捨てるほど非情な人間ではない。
彼女が話すのなら、理由を聞くだろう。]
謝る事ではない
[謝罪を受ければ、その理由を理解するまでに要した暫くの沈黙の後、極力優しい声を意識してそう告げた。昨年も同じように、卒業生に花束を贈ったことを思い出す。
その後に、部室を出た自分の後ろに続く足音>>51 に気づけば、足を止めて振り返り]
構わない。シューズは持ってるか
[手に持っている、室内用シューズの入った袋を見せるように揺らして尋ねる。
体育館とはいえ、何が落ちているかわからない。裸足で走ることは控えなさい、と教師に言われたのは入学時のこと。
照明は大道具の位置や色によっても変わってくるので、彼と関わることは多い。大道具として信頼をおいているために、怪我をさせたくない。
怪我をさせたくない、というのは、部員全員に思っていることだが]
、あ〜…すみません。
取ってくるので、先に行っててください。
体育館ですよね?
直ぐ行きます。
[そう言えば、アキやムツキから渡された金も持ったままだった。
チャリチャリ言わせながら走る訳にも行かぬだろう。
断りを入れると小走りで部室に戻り、まとめてカバンの底に仕舞う。
シューズとタオルをひっつかみ廊下に戻った時には、ムツキの姿はとうに消えていただろうか。
体育館に着けば待っているであろうムツキに声をかける。]
[声を掛けられると>>57、驚いたようにそちらを見た。同じ部活の先輩だと分かれば笑顔を見せる。]
イース先輩、おはようございますー
遅いですよぉー
[にへら、と笑って見せるが、目元が赤いことを指摘されると慌てたように瞳をキョロキョロと動かした。まさか3年生の卒業が寂しくて泣いていたなんて言えない。]
えぇっとー、えっとー…
あ、あれですよ、ほらあの、眠くて欠伸したら涙出ちゃって
先輩手ぇ冷たいですねー
[精一杯ごまかして見せるが、彼には通じただろうか。]
…あのー…
先輩は…3年の先輩がいなくなって…
寂しく、ないですか?
[イース先輩も、自分と同じ理由で泣くことがあるのだろうか、とふと疑問に思い尋ねてみた。
この先輩が寂しがっている様子があまり想像できない ―というよりも、感情を表に出しているのを見たことがないような― そんな気がして。]
/*
イース先輩大好きー!
絡みありがとうございます!
そして、琥珀色が透明または半透明な黄褐色であること確認。
つまりミルクティーはないと。じゃぁ何にしようかな。ジンジャーハニーティーかな。
―談話室―
…………ねえ、約束しようか。
例えば一年後に、また此処で、皆で会う約束。
勿論、アヤトも一緒にさ。
[それは淡々と落された呟き>>+29へ、不意に思いついたように返した言葉。酷く頼りない口約束。それでも、自分にはとても素敵な思い付きのように感じられたのだ]
そうすれば、楽しみがまた増えるよ。
[勿論、寂しさがなくなる訳ではないけれど。どうかな、と微笑みながら首を傾ければ、長い黒髪がさらりと流れた]
[やがて話題は移り変わって。
役員選びに話が及べば、自分も思いを馳せながら、二人が後輩について語る言葉に耳を傾ける。自然と手は三冊目のアルバムを捲る。それは自分たちの思い出の記録であると共に、可愛い後輩たちの成長の記録でもある]
誰が部長になっても、きっと良い部になるよ。
心からそう思える。
――…本当に、素敵なことだ。
[彼らへの想いを語り始めれば、一日尽きることもなさそうで。でも、それじゃあ決められないね、と小さく笑いながら]
私は、睦生が適任かなって。
あの子は視野が広いし、個性的な部員たちを
物怖じせずに纏められるだけの力がある。
……一人で頑張りすぎる所があるから、
それは心配なのだけど。
[此処に来るまでに何度も考えて辿り着いた言葉を口にする。勿論、押し通す心算は無く。むしろ二人がどう考えているのか、興味深く合った]
1年後、か……
ええな。
みんなちゃうもん見て、また此処に集まるって……
なんか物語始まりそーやない?
[ヒカリは何時でも柔らかくて中立な立場に居る。そのことに何度救われただろうか。情熱だけで突っ走って来れたのは、ガッチリと後ろを固めてくれてる存在があったから。
この提案にも、そんなヒカリの優しさを感じる。ニッと子どものように笑えば、1年後を頭に描く。]
アヤトが金髪美女連れてくるとかな…
[ド定番の発想をぶちかましつつ。]
ムーか。
堅いとこやな、ヒカリらしい意見や。
[受け取った二個目のミカンを手の内に持ったまま、ふむふむ、と頷く。]
俺的には、部長にケイってどうやろって思うねん。
へらっとしながら、よう部員見とるやろ、ケイ。
引っ張れる力もある…ちょいいい加減なとこあるのは気になるとこやけどな…
[な?と同意を求めるように首を傾げてみせる。]
ヒカリの言うように、ムーをトップに立たせたら一人で抱え込みそうでなぁ。
[ミカンを2つに割れば、そこから剥いてゆく。ヒカリに、ミカンいらんのか?と問うてみれば返事はあっただろうか。]
約束。
[ぽつりと呟いた言葉は確かに現実になって。うんっ!と大きく頷いた。本当は毎月だって毎日だって会いたいぐらいだけれども。その日の想像は確かに楽しい。]
えー!
アヤトより先に私が金髪美女捕まえるし
[どうしてそうなるのかは分からないが。アヤトに負けるのは癪に触る、なんて。ぶつぶつ。]
[2人の意見を聞きながら、ふむふむなんて頷く。2人にお茶いる?なんてさり気なく聞いて自分も一口。熱い。仕方がないからフーフーと息をかけつつ、口を開いた。]
ムツリンは……安定と信頼の固まりみたいな子だからね。
ケーくんは安心と真剣、もしくは秘めた情熱?
[なんというか。もう一口お茶を飲もうとして、熱すぎて目をしかめた。]
面倒見の良さならまこっちゃんも候補。
……あ。権限で何しでかすかわかんない…なんてことはないと…
[ホタルあたりに向けてたあの子の笑みが微笑ましいな、なんて思ったが。ちらりと彼が衣装をもって誰かににじりよってる現場を思い出して口を噤んだ。ちなみにこの懸念、前年の3年が紅緒に対してのコメントと同じだなんて、彼女は知らない。
みかんの筋で遊びつつ、どーう?なんて問いかけてみて。]
[進が子供のような笑顔>>+36を見せて同意を示してくれたので、自分も嬉しそうに表情を綻ばせた]
ふふ、そうだね。新しい物語の始まりだ。
卒業は私たちにとって、ただの寂しいお別れじゃない。
[彼の前向きな言葉が、心に響く。少し切なくなっていた想いが、晴れていく気がした。その真っ直ぐな姿に、何度助けられてきただろう]
わあ、それは見てみたいな…!
[ど定番の発想には食いつき、その様子を想像して無邪気にころころと笑った。しかし実際に有り得そうではある。アヤトは実は案外もてるのだ。とか思っていたら、まさかのベニの発言>>+38に]
え、べ、ベニも…!? ええと、それなら私も…。
[驚きつつも、乗っかってみた。おそらく深い意味はない]
[部長選びの折になれば、頷く進の姿>>+37を少し緊張した面持ちで見つめて]
…うん。やっぱり、ケイも候補にあがるよね。
彼の周囲への細やかな気配りは、群を抜いていると思うよ。
ムードメーカーとしても、ぴったりだと思う。
ふふ、いい加減なところも、彼の持ち味とも言えるのかな。
[睦生が抱え込みそうだ、という言葉に同意するように頷く]
そうだね。其処が彼女の良い所であり、弱点でもある。
だから部長職を通じて、時には周りに
頼っても良いんだということを体験してもらえば、
彼女は今よりもっと素敵になるんじゃないかなと思うんだ。
[自分が考えていたことを語りつつ、淡く笑う]
私はケイを副部長に、と考えていたのだけど。
なかなか悩ましい選択だ。
[蜜柑について問われれば、嗚呼、二人が美味しそうに食べるからそれを見て満足して忘れていたよ、と肩を揺らして。何となく割られた蜜柑の半分を強請るように手を差し出してみるが、貰えただろうか。駄目なら籠から新しい蜜柑を取るだろう]
[『好きな奴』
そう言われて浮かぶのは、1歳上の幼馴染み。
長いこと傍に居たため、この気持ちが恋心なのか 家族愛なのか 自分でも判断ができていない。
とりあえずはっきりしているのは、ヒカリ以上に好きだと思える子ができるまでは《彼女》なんてつくれないだろうということ。
だが、そんな想いは秘めたままに
口から出るのは軽い言葉で…]
さっすが俺。モテモテかよ〜
ほんと、直接来てくれたら良いのになぁー
[シートベルトを止めてカチャンと音を鳴らし「誠に残念ながらいねーのよ」と言えば、彼はどんな様子を見せたか。
走り出した車の窓の外をぼんやりと眺めながらいろんな雑談を交わせば、目的地につくのなんてあっという間。]
[お茶は既に空になってしまった。紅緒が入れ直してくれるなら、有難く受け取って礼を言うだろう。猫舌らしい様子を、微笑ましげに見つめて]
真琴か…。うん、彼の面倒見の良さは保障するよ。
彼には後輩だけでなく、
先輩の私までお世話になったくらいだしね。
権限に関しては―――…。
うぅん、保障、しかねる、かなぁ…。
[渋い言葉とは裏腹に、表情は楽しそうに笑ってはいたけれど]
なんて、半分冗談。
彼は他人を思いやれる子だから、きっと無茶はしないよ。
包容力は、部を纏めるのに役立つ彼の魅力だね。
[首を傾げる紅緒>>+39に頷いて、考え込む。分かってはいたが、候補がたくさんだ。贅沢な悩みである]
―幕間―
[昨日借りたままだったスーツの上着は、皺にならないように裏返しに畳んで紙袋に入れてある。昨日の内に返してしまえば良かったのに。我ながら、…ちょっとずるいなぁ、と思う]
――――――……。
[逢坂の舞台を見たと言う進に抱いた気持ちは、純粋な羨望。それはただ、彼が立った舞台へと向けられた憧憬。
――多くは望まない。私は唯、貴方の幸せを願う。そして赦されるならば、それを遠くからで良いから見守らせて。
…だけど、もう一つだけ。
望んでも良いのならば、――…]
―1か月前―
[それは大学の前期試験を控えた、学生にとっては最後の正念場ともいえる時期。しかしそんな年にだって、例のイベントはやって来るのだ。そう、チョコレート会社の陰謀かと囁かれるかの行事が。
同級生に今年はどうするのかと尋ねられて、澄ました顔で返事する]
……私は準備したよ。勿論、大好きな人に。
[――紅緒へ。あと、幼馴染の秋斗にも毎年恒例で渡しているが、流石にこれを公言すると彼に迷惑がかかることは分かっているので黙っておく。
この季節は、冗談交じりに生徒が教師へチョコレートを渡す姿も散見される。比較的、我が高校の校則は緩い。だから渡そうと思えばできたのだ。いつもお世話になっている感謝の印です、とでも嘯いて。きっと快く受け取って貰えただろう。
けれど、自分にはそんな大それたことは出来ず。毎年。毎年、準備はするのだけど、その先はとても。鞄の中に入ったまま、家と学校を往復するだけのチョコレートは、もはや恒例行事]
[…いや、今は自分のことは良いのだ。それよりも、気がかりなことがある。放課後に包装されたチョコレートを携えて、大切な友人の元へ向かう。姿を見つければ、くすくすと悪戯っぽく笑って]
ベニ、はっぴーばれんたいん。
[彼女も笑ってくれただろうか。笑ってくれたなら、良いと思う。紅緒はいつも元気で明るい、太陽みたいな女の子だ。けれど卒業が近づくにつれて、時々、何か悩んでいる様子を垣間見ることがあった。気のせいかも、しれないけれど。その姿が一年前に泣きあった、あの日の様子と重なって]
あのね、ベニ。
御節介になる心算はないんだ。
だけど私たちの高校生活は、寂しいけどもうすぐ終わる。
[だから、]
――――…後悔が無いように。
私はどんなことでも、味方になるよ。
[控えめながらも告げた、精一杯の想い。実は悩みや抱えたものなんて何もないのなら、笑い話にでもなれば良いと*]
なんでやねん。
[>>+38の言葉に空中チョップ。届かないのが悔しいが、炬燵に入った足を出す気にはなれない。と、別の方向から飛んできた言葉>>+40に面食らう。]
みんなが金髪美女と登場とか、なんのコントやねん。
[チョップの代わりに半分にしたミカンを催促してくる手の上にポンと落とす。]
なるほどな。
俺は、ケイ部長のムー副部長やと、バランスえぇんちゃうかなーと思ってさ。
まこちゃんもえぇけどなー
まこちゃんなーまこちゃん、まこちゃん…………………
大丈夫か?
[真琴がフリフリを持って迫ってきたことを思い出し、部長権限!とか言いだしたら誰が止めるんだ、と呟く。その辺りの想定は3人一致しているようだ。目が合えば揃って吹き出したことだろう。]
あーーー悩むなぁ。
先輩らも去年悩んだんやろな。
[頭をぐしぐしと掻きながら、この伝統、やっぱおもろいよなぁ、と思う。]
あ、ベニ、俺もー
[空になったコップをお茶を淹れているベニに差し出せば淹れて貰えただろうか、自分でやれ、と言われれば渋々立ち上がり、ベニの側を通る時にその髪をくしゃくしゃとしただろう。]
なんだ、直接行ってないのか。意気地なしだな。
ほー?いねーのか。俺の勘ではいると思ってたんだがなあ…
どんな子が好みとかあんの?
[秘めた想い>>62なんて知る由もなく。車を走らせながらそう問うた。
その後も話は盛り上がっただろう。ホームセンターで釘を6(10)種類、計54本ほど。
これならセンスとか関係ねぇな、なんて笑いながら。他に追加で頼まれたものがあったならばそれも一緒に買って。
そのまま直で学校には戻らず車を走らせた先はショッピングモール。実は、買い出しなどは御託でここが本来の目的地なのだが]
連れ回して悪い。折り入って頼みというか、相談があって。
卒業生に毎年個人的に贈り物してるんだが、俺センス無いから不評でさあ…
…今どきの若者のアキの力を貸してほしいなー、と。
[折角だから三人お揃いのがいいかなと思ってるんだけど中々良いのが思い浮かばないんだ、と付け足す。
後はお菓子と蜜柑と、なんて考えながら。掌を顔の前で合わせ、頭を垂れた]
[誤魔化そうとしているのが分かれば、黙ったまま見つめて。
やがて諦めたのか心の内を漏らす後輩(>>61)の声を聞いては、講堂を一瞥し。
まぁ、確かに。
葵さんでなくても殺風景なものを見れば、寂寥感くらいは感じるもんなんだ。
……僕でも一応、それなりには先輩達を慕ってた、ってことなのか。
ぼんやりとそう考えれば口を開く。]
まぁ、そうですね。
…すこし、物悲しさがあります。
[そう言っては、にこりと優しく微笑む。
でも、それでも。
誰が居なくなっても、誰を失っても。
痛いほどに悲しい気持ちになったことがないから。
本当の寂しさなんて、分からないのだが。]
[でも、分からなくたって。
仮面さえあればいいだろう?
素顔を全部。ぜーんぶ覆い尽くす。
おかげで忘れてしまった感情があるかもしれないけど。
でも、あったら騙せなくなるだろう?
それは、邪魔だったから忘れたのだろう?
だったら要らない。
必要ないものだ。
思考なそんな結論を出して。
今も、空虚な“演技”を続けて。
優しい言葉を目の前の人にかける。]
私もね、私なりにいろいろ考えたわけですよ。
[金髪美女の大群がまだ頭に残って脇腹あたりを刺激してくるけど、一旦どけて。ミツキにお茶を差し出しつつ。]
確かに、ムツリンのこと考えて組むと、ススムの言う感じになるんだけども。ムツリン、ほっといても部長業に手、出しちゃいそうだから、ね。
[あの2人並ぶと生えるしいい感じだし萌えるし。なんて私情を挟む。ススムの湯呑に注ごうとしたお茶は半分も行く前になくなってしまった。あちゃ、あとやってーと足をパタパタさせてきゅうすをパス。]
……まこっちゃんにおしゃれ番長の役職をあげたい、私。
[自分で言い出したくせに、少し後輩が可哀想になったのか。本気とも冗談ともつかない口調で呟いた。お茶をひとくちすすりつつ。]
ムツリンはねー。
もっと同輩にも後輩にも頼っていいのよーって。あと私にも。個人的にはもっと甘えてくれてもい…あれ。うぐ。ムツリンの方がゆーのーだどうしよう。
[ぐるぐるとした思考をまとめるために一息、ついた。]
[じっと、見透かすように見つめられてしまえば>>64、思わず本心を吐露してしまう。
話題を逸らせばいいだけだったのに、なぜそんなことを聞いてしまったのか、自分でもわからない。
でも…。]
イース先輩でも寂しくなるんですねぇ…
えへへ、ちょっと安心しました
[彼の優しそうな笑みにつられてこちらも微笑んだ。
イース先輩も自分と同じ気持ちになるんだ、と分かれば、何だか心強い味方を得られたようで、聞いてよかったかな、と心の隅で思う。
彼女は彼の演技に気付かない。もともと人の表情を読むのは得意ではないのだ。
彼ほど上手に"隠して"いれば、彼女はそれに気付けない。
だから今も、「物悲しい」という言葉が彼の本心だと理解すれば、少し暗い雰囲気にしちゃったかな、と努めて明るく振舞って]
あ、イース先輩
これ飲みますかー?
[先ほど買ったばかりの琥珀色を差し出した。]
あ、…はい。
分かりました。
[普段から目上の者に対しては敬語の姿勢を崩さない彼だが、このムツキ先輩に対しては、更に口調が硬くなる。
これが他の先輩達であったなら、分かってますよ、…なんて軽口も出ていたのかもしれない。
この先輩を前にすると、彼は笑顔さえ少なくなる。
それはロディなりの、彼女への敬意の表し方であったのだが、彼女や他の者から見てそれはどう映っていただろう。
彼女を尊敬していた。
彼女のストイックな性格は同じ空間にいて心地よく、真剣に部活に取り組む態度は見ているだけで気合が入るような気がする。
形だけの入部ですぐに辞めてしまおうかと思っていた彼が一年間ここに残ったのも、彼女がいたからと言う所が大きい。]
[言う通り軽いストレッチをして、何周だろうか、体育館の中を始終無言で走り終わる。
弾む息を整えながら、ロディはムツキを見上げた。]
あの、ムツキ先輩。
[自分の方へ意識を向けたのが分かったなら、じっと目を見て口を開く。
内容はなんて事ない、追い出し公演について。]
花束なんですが、ムツキ先輩から、卒業する先輩方に渡して欲しいと思っています。
1、2年を代表するなら、ムツキ先輩だと思ってました。
/*
ほー ほー ホータルこい
あっち(錆御納戸色)のみーずは にーがいぞ
こっち(桃色)のみーずは あーまいぞ
ほー ほー ほーたr…
…す、すいませんでしたぁぁぁ!(太字大文字)
なんか今日仕事してたら急に思いついたんです書きたかったんですすいません!
なんか奇跡的に一致してるなー、って思っt…
すいません!調子乗ってすいません!
[全員が金髪美女を連れて来たら、誰が一番美人さんか競争しよう。そんなカオスな物語の始まりを夢想したところで、はっと我に返る]
……あ、この蜜柑、甘いね。
[進に礼を言いつつ、渡された蜜柑に満足げ]
真琴は本業に集中させてあげたい気持ちも、少しあってね。
あの子はきっと、まだまだ伸びるよ。
勿論、それは皆に言えることなんだけど。
彼が無心に衣装を繕っている姿、大好きなんだ。
おしゃれ番長、良いと思う。
[紅緒の言葉に、しごく真面目な顔でかえす。真琴当人が聞けば困惑するに違いない]
本当に役職決めは大仕事だね。
改めて、今までの先輩方を尊敬だ。
[秋ちゃんもやれば出来る子だし。しかし彼も真琴と同様に、好きな演技に集中してほしいと言う気持ちもあり。イースは葵さんを慕っていたから、同じように役職に付けばきっと立派にやり遂げてくれるだろう。彼の裏の顔を、光虹は知らない]
― 数年前 ―
[教職に就いて、毎年何百人もの生徒を見送って。
その中の何人ときちんとまともに話が出来ただろう。
何年後もその子は ― 俺は ― そのことを覚えているのだろうか。
昔演劇部に入っていたというだけで教職に就くと同時に顧問に据えてもらえたのは嬉しかった。でもそこには、もう自分の居場所なんてない。台本の端や、集合写真に小さく名前が書かれているだけ。
ひとつ、大きな円を描いて。
ふたつ、その中に居るのがこの子達、演劇部員だとしよう。
みっつ、自分はその外で小さく膝を抱えて座っている。
さみしい、慣れ親しんだ場所なのに自分には何も残っていない。
こんな、こんな思いをするくらいなら教師になんて、
……『ならなければよかった、なんて言っちゃ駄目だよ?』
そう微笑んだ彼女はもういない]
―1か月前―
[世間一般でいう恋人たちの聖日、というのは紅緒には関係のないことのようで。同級生やら後輩やらにもらった抱えきれないぐらいの友チョコとか手作りクッキーだとかをぽりぽり頬張りつつ、幸せをかみしめる日だった。
高校生活最後のこの年もそう。勉強のおともに食べるあまーいお菓子たちを想像して悦にひたって、待ち人に心を躍らせていた。]
待ってたよ愛しのハニー。
ミツキの本命チョコは私のものー!
[よろこびいさんで彼女に駆け寄って、勢いで手までとっちゃって。きゃっきゃとはしゃぐ様子に影はない。でも、ミツキの言葉に、口を噤み、そして――小さく口角をあげた。]
ありがと、ミツキ。
[はっきりとした口調には、一抹の揺らぎ。でも彼女を見つめる視線は鋭かった。]
新しいことを、
やってみたいとは、思えるよう……に。なりまし、た。
[キャンパスライフに思いをはせて。大人の世界、とまではいかずとも、新しい世界への好奇心は、いつだって紅緒の心にはある。今までは、そのすべてを劇という世界にぶつけていた。ただ、それだけ。
たどたどしい口調は、じぶんの言葉だという裏返し。]
名残惜しいと思わなければ。先のことに目を向けてれば、大丈夫かなぁって。ちょっと、わかってきてはいる気がするんだ。馬鹿な私でも。
[彼女の手握る手に、ぎゅっと力をこめて。にっこりと笑ったはずの顔に、少しだけ寂しさが舞う。]
でも。まだみんなには、言えないや。
――――やめる、なんてこと。言ったら崩れちゃうから。だから。
[まだ、内緒にして。小さく小さく息と共に漏れた言葉は教室にすぐにとけた。それを打ち消すように]
[舞台を仰ぐ、大きく息を吸った
役者はひとり。他には何も必要ない]
犬が、馬が、鼠が生きているのに、なぜおまえだけ息をしない?
もう帰ってはこない、決して、決して、決して、決して、決して!
ね。一緒に踊ってくれないかな
あの、新歓の舞踏会みたいに。あれ好きなんだ、私。
[唐突に紡いだお願いは、自分でも突拍子がなさすぎて驚くほどで。なんでもないことだけど、と小さく付け足して、頬を朱にそめて目をそらした。]
[彼が返事をして、準備を終えるまで待つ。
幼少期から、こどもミュージカルだとか、母から習った西洋舞踊だとか。様々な形で演劇に関わり、人とふれあってきたためか。無意識のうちに、他人の言動を観察することがある。
この演劇部内も、例外ではない。
目の前の後輩の、自分と接する時の態度が、妙に硬いのも感付いてはいた。
それが、仏頂面や長身故の威圧感が与える恐怖だとか悪い緊張感とは違うように思えるから、変に思い悩んだことはないが]
少しくらい、肩の力を抜け
[走る前に、それだけ言ってから、走り出す。途中思い出したかのように、3分、と時計を指差して]
[走り出してきっかり3分後。息を整える後輩から少し離れた所でパーカーを脱ぎ、呼び掛けてきた声に意識を向け]
私が?
[少しだけ考えるように黙り込む。
先輩だろうが関係なく、指導時には厳しくしていた。
「それでハモれると思っているのか」「背中が汚い」「そんなぬるい身体で姫になれるか」等、先輩に対する言葉遣いでない、と言われそうな口調で。
良い後輩とは、言い難いだろう。
他の者が渡すほうが喜ぶのでは。そう考えた後、思い付いたように]
……後輩一同、というメッセージカードと一緒に渡そうか
[先週、一年二年全員に書かせたカードと共に、後輩一同からならば、と承諾した]
[アキの反応はどうだったか。快くかどうか分からないが了承を貰えればそれに甘えて。
光虹には白、紅緒には赤。シンにはオレンジはどうだろうかと相談しながら。
アキはなんか買いたいもんないん?プレゼントとか、なんて尋ねながら。
歩を進め、適当な所でお茶をしたりなんかして。
学校に戻る頃には昼前になっていただろうか。
付き合ってくれた礼に、と件の自動販売機の梅幸茶◆色のを押し付けて。それに合わせて気付かれぬよう可愛らしい小さな花を象った黄色の髪留めをポケットに押し込んだ後、話をしてから別れたか*]
/*
ベニがシンに矢印を打っているなら全力アシストの構えだったのですが、あれ、ひょっとして、ちが、う…?(ざわ)
/*メモ
・こどもミュージカル、西洋舞踊、声楽
・裏方仕事はずっと見てた
・目で盗む精神
・女の子の頭のてっぺんの髪引っ張り上げて「このまま踊れ」を普通にやりそう
かわいげがあって優しかったら、ただのハイスペックになってたと思う。これでよかったのかもしれない。そのくらい、女の子として残念。
*/
―1か月前―
[紅緒はクラスでも、というか学校でも人気者で、バレンタインデーにはいつもお菓子を両手いっぱいに貰っている。チョコを受け取って無邪気にはしゃぐ姿は可愛らしく、それも納得というものだ]
ふふ、今年も頑張りました。
[そんな中、自分のことも気にかけてくれているのは素直に嬉しかった。彼女と手を合わせながら、くすくすと暫しの楽しい時間を堪能して。
そして勇気を出して投げかけた問いの答えを、息を呑んで待つ。凛とした、けれど何処か頼りない彼女の声。それでもその瞳の持つ力は彼女の決心を告げていた]
…………そっか。
[きっと沢山沢山考えた末に、出したであろうその答え。ならば自分は、それを応援しよう。いつも彼女に伝える言葉通りに。どんな紅緒でも、大切な友達だから]
ベニ、私もね。昔はバレエを習っていたんだ。
それがちょっとしたことで、止めてしまってね。
それは褒められたことではないかもしれない。
だけどそのおかげで、私は今ここにいる。
皆と逢えた。ベニと、友達になれた。
[彼女の手を握りしめ返し、寂しさを包み込むように静かに微笑む]
無駄なことなんてきっとないから。
いつだって、戻って来ても良いんだ。
だから今のベニの選んだ道を、私は応援するよ。
[休憩だって、寄り道だって、きっと幾らあっても良い。私たちの物語は、まだ始まったばかりなのだから。戻って来ても良いのだと。いつかは戻って来てほしいのだと。そんな、僅かな逃げ道と願望を滲ませて]
分かった。私からは、皆には何も言わない。
[吐息と共に空気に溶けた囁きに、頷く]
―――…ベニ、大好きだよ。
[だから不安にならなくても大丈夫。離れても、ずっとずっと大切な人。そんな想いをこめて伸ばした腕。叶うなら、彼女の頭を撫でようと。
続けて紡がれたお願いには、きょとんと眼を瞬かせて。頬を朱に染める彼女に、此方も照れて一度視線を彷徨わせて。それでもふんわりと微笑むと、優雅なステップで、彼女が逸らした視線の先へ歩を進める]
『踊って頂けますか、御嬢さん?』
[恭しく一礼すると、その手をとる。彼女をまっすぐに見つめて、幸せそうに微笑んだ*]
/*
ふぅむ。
件の自販機で地雷を購入する者は、地雷処理は他人に押し付けること。
これ、演劇部の鉄則。顧問の教えだ破るなよ!(←琥珀色をイースさんに押し付けたのを顧問のせいにする奴)
[明るく振る舞い缶を差し出してくる後輩を見れば、気を遣われていることはすぐにわかって。
人に気を遣われるのは個人的にいい気はしなくて。
ゆるりと首を横に振る。]
気、使わなくて良いですよ。
飲みたくて買ったのでしょう?
……あぁ。何か、食べたいものとかあります?
[あれば帰りにでも買いますよ、なんて言ってみて。
自分も何か飲もうかとsaddlebrown◆色の飲み物を購入した。]
[自分を見つめていた瞳が数瞬閉じられれば>>73、どうしたのだろうかと数度瞬き。
ゴミでも入ったのだろうかと、見当違いのことを考え勝手に納得してしまった。
首を振られると>>74、そうですかー、と少し残念そうにつぶやき琥珀色を両手の平で包んだ。
「飲みたくて買ったのでしょう」という言葉には曖昧な笑みを返す。興味本位で自分の意志で購入したくせに、自分で消費するとなると少し怖気づいていたり。]
わーい、いいんですか?
んーとねー、じゃぁ…新製品のお菓子がいいなー
期間限定のイチゴのやつー
[彼の厚意にはちゃっかりと甘える。
イース先輩が濃い茶色の飲み物を購入すれば、それってなんですかー?と尋ねてみた。]
[遠慮がちに引っ張れる袖>>43に、はっと我に返り。
呼ぶ声に気まずそうに項垂れれば、小さく、ごめんとつぶやいた。]
…とりあえず、目の前の仕事をこなさないとな。
急なこと言って、悪かった。
[どうやら先輩たちの卒業は、思っていた以上にこたえていたようで。熱くなった頭を覚ますように、静かに深呼吸。
拙い口ぶりながらも、きちんと指示を伝える後輩の姿に成長を感じる反面、
自分は頼ってくれなんて言ってこれだ、と内心苦笑する。
彼女には細かい気配りやスケジュール管理など、日頃から随分支えになっている。
…本人にはそれが伝わっていないようで、もどかしいけれども。
こちらを見上げて微笑むマイカに、ありがとな、と礼をいった。]
衣装の整理してから、軽く走ってくる。
読み合わせは、講堂でよかったよな。
マイカはどうする?
[ケイに確認をしてから、隣の彼女に声をかける。
先に使う衣装を運んでしまってもいいかと思ったが、ほんとはもう少し手を加えたいものもあり。
マイカが残って作業していくようなら、邪魔にならないよう片づけてランニングへと向かうだろう。
他に用事があるようなら、衣装を持って行っていいかだけ聞いて
そうでないなら、一緒に衣装運びを手伝ってもらうおうか。]
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