情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
[ぷっくり膨らんだ頬>>76を横目に見れば、風船から空気の抜ける様な笑い声をあげた。]
あんまり先生いじめんなよ。
[まだ笑みの含まれた声で一言、ふくれっ面の同級生に声をかける。
舞台へ戻ろうかと考えていれば、ヒカリの今間にも散る桜の様な、なんとも言い難い笑み>>91に息を飲む。
不穏な台詞と共に、謎の飲み物へ彼女の指がかかる瞬間、思わず手を伸ばしかけた。]
…ッ!
ヒカリ先輩…!!!
[ゴッ、と音を立てて彼女の喉が上下する光景が、スローモーションの様に映った。
固唾を飲んで、彼女の表情を伺う。
それはとても長く感じる、一瞬にすら満たない刹那。
蹲るヒカリの背を見下ろして、ロディは笑い袋ような声の為に喉を枯らした。]
── 部室 ──
ターオルっ!
ん?ベニ?
ぶはははははは……なんやその顔。
[勢いよく部室の扉を開ければ、そこに居たのは馴染み深い同級生>>71。振り返ったであろう彼女の顔を見るなり笑いが吹き出す。その顔にはくっきりと丸い跡がついているのだ。そのまま無遠慮に彼女へと近付けば、その頬の丸い跡を人差し指で突いた。]
ここ。
綺麗にボタンが描かれとるよ。
何を演じるん?ピエロ?
[クククッと笑いを堪えながら、同級生を揶揄う。彼女の反応如何ではますます調子に乗りそうだ。]
むっちゃん...有る無し関係なしに、今回は俺が悪かったです。
その上で、ヘタレなの自覚して言うけど
そういう冗談やめようぜ...びっくりしたわ
[はぁー、とため息ついでにべたりと前屈しながら苦言を。
期待したかしないかで言えばしたのは事実ではあるけれども]
もー、女の子なんだから
女の子らしくしろとはいわないけど、慎み持ちなさい慎み
マコとかアキとかイースとかにやっちゃダメだよ?
[まるで親のようなことを言いつつも柔軟を終わらせ、身をねじってムツキを見る。
綺麗な目の色だなあなんて思うのは何時ものこと]
そういやムツ、三年のための追い出し公演って何の役だったっけ
マコとマイが衣装すごい楽しそうに作ってたけど
先に仕掛けてきたのはそちらであろ?
女とはいえ、この顔とこの身長だ。さして問題はなかろうに。
まぁ、気をつけるが
[してやったり、と口の端をほんの少し持ち上げる。女子らしさを母の腹に忘れてきたようなものだ。今更意識しても仕方ない。
苦言には大人しく頷いておいたが]
…………あいつら、変に装飾増やしたりしていないだろうな。
リュウ、雪国の青年役だよ。既存の衣裳のアレンジでどうにかなるものだが。
服飾光の衣裳が、心配になってきた
[追い出し公演の演目は、今の三年生が一年生の頃、大会で賞を取った作品をリメイクしたものだ。
元部長が初めて手がけた台本を、当時の一年生中心に完成させたものと聞いた。
とある村で、百年に一度だけ採れるという、伝説の果実を巡る物語。
妖精に奪われてしまったそれを、村の人々が取り返さんと追いかけたのを初めに、色々な人物が要請を追いかける。
雪国の若者は、太陽の光を受けて倒れた少女を助けるために。
服飾工は、その果実の美しさに心を奪われて。
他にも様々な人物が混ざり合っての逃走劇。
結末は、とんでもないものだったが]
ー回想・ずっと前ー
[彼に本性を見られた日。あれはギャンブルをしようと大人に絡まれた時にしれっとイカサマで勝った次の日だっただろうか。
儲けがあって、しかしツイてるだけ、と言えるくらいで勝ったし、バレた訳でもなかった時で、唯々相手が言いがかりをつけてきた時だった。
怒鳴る相手に冷たい視線を送って。“優等生”である必要もない街の中、少し道から外れた人通りの少ない道で汚い言葉を躊躇いもなく発する。]
自分がツイてなかったからって人に当たってんじゃねーよ。
…離せクソ野郎が…!!
[腕を掴まれれば捻ってねじ伏せる。そのままひとつ相手を踏みつけて踵を返した。
その時だろうか。視線の先に、彼がいて。
驚いた表情で、ぴたり。
動きを止めた。]
↓
ヒカ…リせ……んぱい……っっ!!
[舞台から視線を戻せば、そこには蹲る先輩の姿>>92。慌てて駆け寄れば、その背中を摩る。]
だ、大丈夫ですか…っっ?!
なに、を………
[足元に転がる空き缶には気付かない。ジトリと視線を上げて捉えるのは顧問の先生。]
せんせぇ…何を飲ませたんですか?!
[いつに無く真剣な声で顧問に詰め寄る。そして、側から笑い声を落とし続ける同級生>>96の真正面に向き、手を振り上げた。]
笑うところじゃない…でしょ…う?!
せ、先輩が……死んじゃ…
[その手は相手の頬を張ろうと伸びる。その眼からはホロホロの涙が溢れた──大袈裟な反応だが、これも今に始まったことではない為に部員たちは見慣れていたかもしれない。]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新