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―中庭―
[立ち去るロディと後を追う舞衣香を微笑ましげに見送って、
自分もそっと講堂を後にした。向かった先は中庭。
――嗚呼、やはりあの人は此処にいた]
……………。
[声を掛けようかと思ったけど、その歌に聞き惚れて。
そして次第に、自然と身体は動き出す。
アラベスクからのアティチュード。
伸ばした爪先はぴんと地面と平行に伸びる。
ピルエット。流れるような旋回と共に、黒髪が靡く。
グラン・ピルエット。更に大きな回転。風を切るように。
中庭を小さな舞台にして、彼の歌が尽きるまで。
ささやかなバレエの宴、女は舞い続ける**]
−体育館−
うわ、ちょっとムツ、頭押さえんな縮む
世辞じゃないし、綺麗だから綺麗って言ってんじゃんかあ
[頭を抑えられながら聞いたヒーローが務まるものはいないだろうとの言葉に、くすりと笑う。
やりようはいくらでもあるだろう。彼女は美しいと、そう感じる心が大切なのだ。それを生かすための構想なら、いくつか浮かぶ]
大事なところでその背の高さを生かせたらいいんだろ?
普段はヒーローと背の高さを競わなければいい
......そうだなあ
来年は髪伸ばしてくれたら嬉しいかな
俺がムツを綺麗にしてやるから、協力して欲しい
[頭に置かれた手を取って、彼女の瞳を見つめ。
不敵に笑いながらお願いする。
綺麗にしたいと、してみせると]
どうせ夜中までゲームしとったか、ドラマ見とったかしたから、
寝んと早めに来て此処におったんやろ?
[深い理由>>129という言葉に本当に深い理由なんてあった試しがない。だいたいいつもと同じ理由が並ぶのだ。目を細めて、自分がグイグイと押した箇所を、彼女がまた擦るのを見て、あー…と間の抜けた声を出す。]
もとの紅緒だ、うん。
そうやってせっかく目立たんくなったもんを自分で目立たせるんもいつものベニちゃんや。
[揶揄うように、外へと視線を向けた相手の後頭部目がけて言葉を投げかける。はいはい、哲学哲学、ベニの哲学は寝ることと食べることやろ…というのは何度となく口にしてきたので、出さなくとも表情から分かるだろう。]
っておおぉぉ?
ちょちょ、講堂は逃げへんし、とりあえずその寝癖何とかしてからのがえぇと思うで?
[ノブに手をかけ、自らの手を取られれば身体のバランスを崩しそうになる。前髪についた寝癖を指摘すれば、また、プッと笑った。]
── 1年前 ──
ヒカリ、お前で行く。
[端的に結論だけを告げる男の眼にいつものおちゃらけは無い。新歓公演の演目をこれにしようと思いついたのは誰だったか──多分、俺──台本は何とか新歓公演サイズに縮めたものの、役者の数は圧倒的に足りていなかった。自身も含め役者は複数役を持ち、裏方には最低限の人数を残して、他の部から人を借り出し──たった数十分の演目にとても熱を込めていた。]
大丈夫や、お前やったら出来る。
むしろ、お前しかおらんやろ。
俺がついとる。
[否定をする彼女>>125の細い肩を掴んでニコリと微笑む。彼女が小さい頃から舞台を踏んできていることには実は気付いていたのだ。恥ずかしいセリフを恥ずかしげもなく言ってのけてしまう時は、男のスイッチは既に舞台モード。妥協は許されなかった。]
[ムーの舞踏指導始め、演技指導にも熱が入るのが分かっていたから、心から嫌だというなら舞台に立たせることは出来ない──そんなものを杞憂に変えたのは一つのチャイム。悲壮な面持ちで練習に付き合えという同級生に目を丸くし、そして目を細めた。]
待っとったよ。
来ると思っとった。
[ただ男の目論見は一つだけ外れていた。それは、自身もかなりストイックだとは思うのだが、彼女はそれを上回るストイックさを持ち合わせていたということ。]*
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ヒカリの主役枠臭すごいな…
バレエやってて演劇部入って役者しないとかないやろ…最後の公演とかでばっちり主役張ってる図しか浮かばんw
── 昨年の送る会 ──
俺……?
[次期部長として挙げられた名は自分のものだった。その横には副部長としてヒカリの名。───そう、この桜ノ宮高校演劇部には、この時期、下級生による3年生の送別と卒業生からの部長、副部長任命という2つの大きな催しがある。その一つ、送別会がひと段落したところで、卒業生からの任命の儀があったのだ。
打診も何もない、突然の通達。舞台ごとに部長とは違う纏め役に皆が順番に立つ部ではあるので、部長はムードメーカー的な存在であったりもする。]
『頑張れよ。お前らなら出来る』
[先代部長の言葉に思わず、じわりと目が熱くなる。そして視線をスルリと横へとズラせば───先輩方の代の参謀、とも言えるその人───葵先輩のクールな笑顔と目があった。]*
/*
なんで最近こんなにト書きが鬱陶しいことになるんやろか(泣
こう、スマートに読みやすくわかりやすくならない……
[舞台の前にかかった取り外し式の階段に足をかけた辺りで、追ってくる彼女に気がつき振り返る。
己の背中に投げられた声が耳に入る事は無かったようだが。]
ん、何。
どうしたの。
[首を傾げて見やれば、ほんのり赤く染まった目元が痛々しい。
柔らかそうな白い皮膚は、涙が流れた刺激だけで腫れてしまいそうだ。
目元冷やせよ、なんて…
彼女を泣かせた要因の一つの自分が言うのもどうかと口を噤んだ。]
それ以上言うな馬鹿。縮め
[心の中で円周率を呟きながら、ぐいぐいと頭を押す。綺麗だとかあっさり言ってしまう同輩が憎たらしい。]
は?っ、ぅ、
そ、そういうことはまともに女子として生きている女子に言え!
[彼の言葉を反芻し、飲み込むまでに、十秒近くの時間を要した。
この時ばかりは、朱の目立たない褐色の肌がありがたい。彼の手を広払い、体育館の入口の方へと早足で。
動くのに邪魔だからと、短くしている髪の毛先を摘み、足を止めて]
やめろ馬鹿!マジで縮む!
俺がどんだけ毎日がんばって牛乳飲んでると思ってんだ泣くぞ!!!
[グイグイと押される中で聞こえた、『女子として生きている女子に言え』という言葉。
手を振り払い体育館から出て行くムツキを見送って、首を傾げる]
んー...
ムツも、女の子だと思うけどなあ、ちゃんと
一生懸命で、好きなことに全力でいて
[ぽりぽりと頭を掻きながら、ふと気付いて時計を見る。
意外と時間が経っている。じゃれすぎてしまっていたらしい]
やばやば。
役者にどんな風に演じたいか、ちゃんと確認しておかないと
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