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[少なくとも、このポラリスはすぐさま袋の事は言い出さないんだな、と思った。その視線>>87にちらと返して]
あんたも、鈴の事を言われたのか。
『ミレイユ』になってたらしいそいつといい、人間同士争わせたかったのか…?
[そうならば疑いを擦り付けられたイライダは人間だろうが。喰らいたいなら食事に眠り薬でも混ぜれば一発だったものを、狼が何を考えているか分からないからこそ、可能性が消せなくて怖い]
( 91 ) 2015/02/25(水) 12:45:57
オレは、……寝てた。薪小屋で。
リー・リーを、助けてやんなきゃいけなかったのに…。
[顔色が悪いものの、隈が多少薄れているのは見えるだろうか。イライダ>>88の問いに、考え込みながら話始める]
昨日、じゃない、一昨日か。アナスタシアたちが死んだ夜だ。
投票の後、おっさんはオレに、言ったんだ。『シュテファンから頼まれた、何かあったらイライダを助けろ』って。
……何を言ってるんだって、その日のうちに問い詰める事も出来なかったけど、えっと。
つまり、あんたは…そういう事なんだろ。
[占い師──あるいはそうだった、んだろ。と]
( 92 ) 2015/02/25(水) 12:55:46
[きつくドラガノフを見つめる。
役者が揃っているならば、ここでやり遂げてしまえば、たとえ敵わずとも尻尾を衆目にさらさせられるだろう。だが、やりそこねた時に、その牙が他に向かわないとも限らない。
彼にそば近いアミルとイライダがどう動くか意識しつつも、ナイフを隠すつもりは、なかった**]
( 93 ) 2015/02/25(水) 13:02:09
アナスタシアたちが死んだ日の夜だ、だった
トロイもくじけたり立ち直ったりでメンタル疲労骨折中なんでしょう(言い訳)
( -59 ) 2015/02/25(水) 13:09:09
[イライダ>>62の瞳を真っ直ぐに見つめ返す。]
……儂は昨日と同じだ。
証明のしようはないがな。
"今の"イライダはどうだ?
[彼女の瞳に浮かぶのは信頼か疑念か。
どちらにせよ揺れている様は実に愉快だ
と表情には出さずに思う。]
( 94 ) 2015/02/25(水) 13:47:49
[誰よりも場違いな笑顔で何を言うのだ。
笑みを消すアミル>>72に少しばかり鼻白むがそれだけだ。]
アミル、それをお前が言うのか。
分かりやすく感情を表に出して。
子供らの面倒を見ていたお前が。
少なくとも死者を前にそんな顔で笑う人間ではなかった。
『儂』は……。
[誰だろうな。]
( 95 ) 2015/02/25(水) 13:48:12
儂自身にもわからんよ。
["名無し"の『儂』は苦笑する。]
( *13 ) 2015/02/25(水) 13:48:27
儂は儂だ。
そういうお前こそ誰なんだ?
[じりじりとアミルが距離を取るへと問い返す。]
( 96 ) 2015/02/25(水) 13:48:48
まあ予想のできた事態だからな。
可愛いお嬢さんの応援もあるのなら。
存分に楽しむさ。
[笑う仲間>>*11にそう返し、『儂』もくくと笑みを零す。]
辿り着く結末は一緒だ。
お前さんのやりやすいようにすればいい。
( *14 ) 2015/02/25(水) 13:49:05
[最後の役者が来たようだ。
握られたナイフ>>78を表向きは警戒する様に見えるように
儂はそれを片目で睨みつける。]
トロイか。
一晩経って少しは頭が冷えたかと思えば。
まだそれか。
[確かに知らない>>84
シュテファンと知り合いだとも昨日漸く知ったくらいだ。
だがお前も本当に知っているか。
問いかけるべき言葉はイライダ>>92が先に言う。]
( 97 ) 2015/02/25(水) 13:50:35
[あの狩人は知っていたのか。
知っていて憑狼かもしれぬ相手に頼んだのか。
腕は良かったろうが実に愚かだ。
ただ二人で支部に来たという時点で分かりきっていたことだが。
大声で笑い捨てたい気分になるのは久方ぶりだ。]
( *15 ) 2015/02/25(水) 13:51:15
頼んだ相手に襲われていれば仕様がない。
[トロイ>>93のきつい眼差しに落とした苦笑は本当だ。**]
( 98 ) 2015/02/25(水) 13:51:33
…そう、少しでも眠れたなら、良かった。
[夕べより幾分か疲労の色の薄れたトロイの顔>>92を、
ちらと見遣る。…嘘の可能性もある。
けれど昨日のトロイの昏く深い苦悩と悲痛の滲む瞳>>21を
思い出せば、頷いた。今日の彼も昨日と同じ彼ならば。]
リー・リーを助けられなかったのは、私も同じよ。
霊能者だったの…。
私が…一番守らなきゃいけなかったのに。
私が…裏切って、殺したのよ…。
[予想しえなかった偶然の采配とはいえ、
もしドラガノフが、信じて票を預けた昨日から、
既に憑狼だったなら…。
肩に触れてくれたリー・リーの手から伝わる
温かな感覚が蘇る。噛み締めた唇に苦い血の味が滲んだ]
( 99 ) 2015/02/25(水) 14:32:18
……シュテファンが、ドラガノフに私のことを頼んだ?
そしてドラガノフが、トロイに?
[微かに瞳を瞠る。一瞬、自分を憎んでいた筈のシュテファンが
そんな頼みをするはずがない、と否定しかけて。
最後の、彼からの謝罪と掌のぬくもりを想う。
昨日のトロイの“用心しろ”>>3:159の言葉からも、
その内容が全くの嘘とも思えず]
……ええ、そうよ。私は占い師よ。
私がまだそうか、疑われるのは無理もないけど。
[トロイの仄めかし>>92に、泣き笑いのような表情で頷く。
占い師であることで、憑依される危険はあるかもしれない。
寧ろ、来ればいいとすら、思う。
憑依される寸前に薬さえ捨てられれば、
後はこの壊れかけの心臓が、殺してくれるだろうから。
そう上手くは、いかないだろうけれど]
( 100 ) 2015/02/25(水) 14:33:05
…そして、ドラガノフを占ったわ。
一昨日まで、確かに彼は“人間”だった…人間だったのよ。
だから、昨日の朝――…確かめに行ったの。
昨日のドラガノフも、人間かどうか。
[信じたいと願いなら、ドラガノフの喉元に突き付けた
短剣の切っ先の、弱さに震えた覚悟>>3:20が、
苦く重い悔恨の痛みを伴って、左胸に圧し掛かる]
( 101 ) 2015/02/25(水) 14:33:34
……誰も信じられなくなる状況だからこそ、
ドラガノフを、信じたかった、の。
信じられる、と思いたかった。
自分の手で…占いで、
一人でも助けたかった…守りたかったの。
昔…誰も、守れなかったから。
[でも、もしもそれが間違っていたとしたら。
一番信じてはいけない人を、信じたのだとしたら]
( 102 ) 2015/02/25(水) 14:33:57
[―――…ふいに、吹雪に真白く染まる窓枠が
カタカタと風鳴りする音が、鼓膜を突く。
反響するように次第に大きく、身体の内に響く音は。
9年前の記憶が叫ぶ、
恐怖に怯える子ども達の震える鳴き声。
兄を想ってたミレイユの、喰われ利用され、
残骸となった小さな身体の声なき悲鳴。
苦悶の表情を浮かべ喉を裂かれた、シュテファンの
抜ききれなかった半分の剣の無念の呻き。
“必ず仇は取る”初めて耳にした、
ドラガノフの噛み締めるような声の誓いに変わる]
( 103 ) 2015/02/25(水) 14:34:55
……トロイ、ごめんなさい。
[トロイのナイフは見えていた。
ドラガノフが信じられる存在ならば、引くつもりだ。
けれど――もしも、ドラガノフが”人間“ではないなら。
信じられない存在ならば。
身の内に湧き上がる憎しみと、
燃え上がる熱に似た怒りを、向ける先は一つしかなくて]
( 104 ) 2015/02/25(水) 14:37:00
[シュテファンが、死の間際に抜ききれなかった、
無念の宿る半分の剣の代わりに。
服の下に隠した太腿の革の留め具から、
彼から与えらた
“慈悲の短剣”とも呼ばれる、細身の短剣>>0:15を抜いた]
( 105 ) 2015/02/25(水) 14:43:01
( -60 ) 2015/02/25(水) 14:47:31
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