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赦せない…か…?
[イライダの答え>>101をそのまま口に出して反芻する。
家族のような子供たちを殺した獣を、赦せない。
静かな部屋の中で声だけが響くように聞こえる。
ああ、そうか。彼女を動かしているのは怒りだ。やっとわかった。
腹が立ってどうしようもなくて、だから何かをしなくてはいられなくて、壊れかけの心臓を抱えて…
心の中に膨らんだ塊が脈を打つ。
ただ…殺すことでしか守れない。そこはよく理解できなかった。
殺すという行為と、守るという行為がどうしても結びつかない。
誰かを殺して誰かを…守れるのか。それは正しい事なのか。
殺すというその口で、まだ守るなどと世迷言にしか思えなかった。
だから、イライダが見せた、というよりも自分が暴いてしまったその怒りが、本物か演技か見定めかねて]
そうか…そいつらはきっと、あんたにとって、本当に大事な仲間だったんだな。
[ただそういってトロイ>>105について行った]
お兄ちゃんは死んでない。
私を殺したりなんかしない……。
[蹲り耳を抑えたまま、ぶるぶると頭を振る。
それでも吹雪のような感情の発露は徐々に徐々にと治まり、やがてすすり泣きへと変わる。]
……わかんない。
わかんない、わかんないよぉ。
[少女自身の死は受け入れざる得ない。
それでも兄の正体が本当なのか。
何故ドラガノフまで死んだのか。
人狼騒動だと言うなら誰が死んで、誰がまだ生き残っているのか。
受け止めるべき事はあまりにも多すぎた。]
[まさかという思いを感じながら、トロイに問いかける]
……私がテレーズさんに貰った袋、知りませんか?
綺麗な刺繍が入った袋なんですが。
[先ほどのクルミのお裾分け。もし袋ごとポラリスが渡していたのなら……そう考えつつ]
クルミなあ…そういえば市場に乾物屋が出ていて、稽古帰りに寄ったりもしたっけ。
あの店、まだやっているのかな。
[懐かしい記憶をふと思いだしそうになるが、軽く頭を振ってまた封じ込める。今は思い出に浸る時じゃない。
アナスタシアの部屋に近づくと、また微かな声が聞こえてきた。
あいつら、まだいるのか。
最後の投票がもうすぐそこに迫っている。
静かに考えたかったので、あまり部屋の奥までは入らず、入口付近でトロイが遺体の確認するのを見守った]*
[少女の現実と嘆き全てを拒絶する叫びが響く。
吹雪が掻き消してくれれば、彼女も楽だろうに。
それでも逃がさないと言う様に、世界は慈悲を許さない。
いや慈悲を与えなかったのは儂の方だ。]
信じなくても良い。
判らなくても良い。
怖くて当たり前だ。
だから……現実なんだ。
[都合の良い世界ではない。
残酷な現実。
首を振るミレイユの頭をただ撫でてやるしか出来ない儂は、
何て卑怯なんだろうな。]
[生者達の後ろを離れた位置からついて歩きながら、彼らの会話には耳を傾ける。]
…………袋。
[>>3:206あの時のか。
“ポラリス”の言う袋>>109といえば、それくらいしか思い浮かばない。]
[あれ、けど、袋の行き先って確か――]
……これが決め手になればいいのだけれど。
[トロイは気付くだろうか。
そしてイライダとアミル、彼らはどう決断するのか。]
─朝・廊下─
[“私”がいた場所は支部内の廊下だった。
そこではトロイさんと『ポラリス』が何か話をしている。>>33>>46]
…………テレーズさん……
[“私”はぽつりと呟く。
ああ、違うそこにいるのは『ポラリス』だ。“私”とそっくりな『ポラリス』。
あの優しかった『テレーズさん』は、“私”と一緒に死んでしまったみたいだ。
もう一緒に本を読むこともできない。話をすることもできない。
『テレーズさん』はそこにいるはずなのに、もういない。
“私”はなんだか寂しかった。]
― アナスタシアの部屋 ―
[入口付近に凭れて立ち、目を瞑る。
今まで見てきた、聞いてきた記憶が脳裏を廻る。
きっと人は。
すぐに怒って誰かを傷つけ、傷つけられては悲しんで、また誰かを傷つけてしまうような、そんなふうにできているのだ。
それはとても愚かで惨めなことだけれど、それが人なのだ。
ドラガノフに憑いた狼は、怒りを表しはしなかった。
それが違和感になった。
ポラリスもだ。
狼を処刑できることを喜ばしいと言いながら、それでも手を出さなかったのはあまりにも人らしくなかった。
もとから感情の薄い子供だった。
けれど、感情表現が薄いからといって、傷つかない訳ではない。
そして、大きな感情に襲われた時、それを表に出さずにため込めるほど、人は強く作られていない]
トロイさん……
[そしてトロイさんの方に視線を移す。
いつかと同じようなことを『ポラリス』に投げかけるトロイさん。
………ああ、“私”に、“結社員”に気遣いなどいらないのに。
“結社員”だった“私”はそれを上手く受け取れなかったから。]
………トロイさん……
……“私”は……まだあなたの中にいますか?
[そんなことを言ってしまったのはなぜだろう。
ただ、“結社員”以外の“私”を見ているようなトロイさんなら、
この“私”を、何もない“私”を、定義してくれると思ったからか。
“私”の世界はなくなってしまったけれど、“私”はトロイさんの中にいるのだろうか?
“私”はしばらく二人を見つめていた。*]
―アナスタシアの部屋―
[そこに安置されている人達の、亡骸が――…
生前の眼差しが、笑顔が、脳裡を過り、
左胸の奥が押しつぶされそうな痛みを訴える。]
――っ。……シュテファン、アナスタシア、
ドラガノフ…フィグネリア、リー・リー…テレーズ…
[最後まで、哂いながら死んだドラガノフの姿を奪った獣の、
呪いのような声が、耳奥に蘇る。
自らの手でとどめをさしたアミルと、
様子を伺うように最後にとどめを刺すか、
と尋ねるだけだったポラリス…
もう誰も殺したくないというアミルと、
結社員としての責任を口にするポラリス…]
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