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[トロイに託したシュテファンの遺言が、イライダへと渡っていく。]
シュテファン……お前が託した男はこのザマだ。
だが安心しろ。
もっと前途有望な若者に託しておいたから。
[きっと、大丈夫だと、何か賭けに出た様なイライダに向けていた
瞳をそっと閉じる。
そして覚悟を決めて見開いた。
この魂はいずれ消えるだろうが、
それまでずっと、覚えていられる様に。]
ワシの事を勘違いしていた呆れた連中の顔位は。
覚えておこう。
[トロイから借りた剣を指先で弾き、刃を改める。
十分だ。
あの日々の中でも、鍛錬や手入れをサボることはなかったのだろう。
再び剣先を下ろし、抜き身を手にイライダが何事か叫んでいる>>145方へ目をやった。その口がうごくのをやめたとき]
じっとしてろ。
[ドラガノフに声をかけ、正面に立つと左肩から背中に手を当てて相手の体を支える。
そして、一気に脇腹に剣を突き立てた。
手首を内側に返して刃を捻り、引き抜くと同時に素早く数歩退いた。
返り血を浴びないためだ。
人狼であればまだしばらくは息があるかもしれない。
剣を構えることこそしなかったが、緊張は解かずに相手の様子を警戒していた。
特に言うことも聞くことも思いつかなかった。
周囲の者がドラガノフと言葉を交わすようなら、ただ呼吸を整えつつその様子を見守るだろう]
だがシュテファン……やはり謝らなければならんようだ。
[あんなに苦しめてしまった。
悲しませてしまった。
怒りと嘆きと苦しみの刃が、魔物に届いても。
いや届いた分、同じだけ傷付くだろう。]
お前の見る目、鈍ってたな。
[だから人狼などに後れを取るのだ。
命潰えた者達の気配も近くに感じていたが、今は目の前の光景を
焼き付けることだけに意識を向けていた。]
イライダ……だから……刃を誰かのために向けるな。
[お前が生きる為に振え。
命の意味を、自分の為に使え。]
これだから……イイ女なんだろうな。
[場に似合わないと判っていても、思わず笑みが零れる。]
[『ドラガノフ』が絶命して半日もすれば。
その傷だらけの身体を黒い影が覆い。
後に残るのは―――。
長い黒髪の"見知らぬ誰か"だろう。**]
[>>151剣を手にしたアミルが、“ドラガノフ”へそれを突き立てる。
これで止めとなるのだろうか。
いや、止めでなければいい。]
[人同士の疑心暗鬼を、憎しみ合いを、殺し合いを愉しむような獣など、愉しむ余裕もないくらいに苦しんで苦しんで、ゆっくりと時間をかけて死ねばいいのに。]
[そうは思うものの、その分だけトロイ、イライダ、アミル――彼らは苦しむかもしれない。
この後“ポラリス”も処刑できたとして、惨劇を終えたその先にはきっと幸せがある、などと軽々しく言えるはずもない。
それでも。]
幸せになって欲しいんです……。
[剣を持つ手を――いつか自分を抱えた手を見つめながら、掠れる声で呟いた。]
……ワシも、貴様に喰われる時、嗤ってやれば良かったな。
[追い詰められ、死に逝くはずの化け物の笑み。
貴様の方が余裕なのは、何故なのだろうな。
仕留めても胸に去来するものが喜びでは無いと知っているからだろう。]
貴様も、眠れ。
どれだけ食い殺して悲劇を作り続けたのか知らんが。
お前は潰えたのだ。
ワシと一緒に、逝こうじゃないか。
食い殺した者達との地獄への旅も、悪くはないぞ。
[二度死んだワシの身体を見下ろしながら、呟いてやった。]
……満足なんて、もう一生できねえよ。
これで、満足出来るんなら、お前らと一緒じゃねーか……。
[激昂は去り、吹雪いた後のように心の表面が静かに荒れていた。泣きそうだったが涙は出ない。穏やかな支部での幸せな少年期の終わりを、遅ればせながら悟った。
ぽつりと語りかけ、あっさりと絶命したソレを見る。膝をついて虚ろな視線を合わせ、いっそ慈しむように赤の溢れる傷口をなぞらえる。まだあたたかい。血の色と死だけが等しいんだな、死んでいった皆はあんなに冷たかったのに。
再び武器を手に取るのに、ひどく時間がかかった。
ひっそりと、ナイフの刃を左手で握りしめて痛みを刻む。全てが終わるまで、凍ってしまわずにいられるだろうか、と小さく背を震わせた]
[>>153獣は、あっけなく死んでしまった。
けれど最後の最期まで愉しそうで、なんだか悔しい。
こちらへ来たら、蹴りの一つでも入れてやりたい。
――あれ?]
……“彼”は、死んだら、“何”になるのかしら?
死んだ時の……あの姿のまま?
[そして、成り代わられていたドラガノフは、成り代わられていたと思われるミレイユは。
元の姿に戻るのだろうか。
それともずっと、自分を喰らった者の姿のまま?
せめて死した後くらい、元に戻るチャンスがあれば良いのだけれど。]
あと、ひとり……ね。
[無機質な声が喉から漏れた。
今も生きる“もうひとり”は、ポラリスの姿をしているがポラリスではない。
テレーズなのかどうかは判らないけれど――テレーズでもない“自分の知らない誰か”であればいい。
そう思う方が、心が痛まないから。]
重いのは……雪掻きだけで充分なのにな。
[トロイの吐き出す言葉の何と重い事か。
動きの遅いその身体はどんなに重い事か。
そして雪よりも冷たく彼らの心を冷え固まらせていくのだろうか。]
頑張ったな……。
[探しても探しても、言葉はそれ以外見つからなかった。]
先に死んで……さっさと楽になって。
貴方達に背負わせるだけ背負わせて……
……私はなんて罪深いのかしらね。
[こんな風に彼らの重荷になるくらいなら、いっそ6年前に魔女として死んでいた方が彼らにとっては良かったのだろうか。
一瞬そんな考えが過るも、すぐく首を横に振った。
自分を助けてくれたひとを、否定することになってしまう。
ここでの出会いを、否定することになってしまう。]
[結局は、願うしかない。
すぐにでもこの惨劇を終わらせて、重荷となる“過去”を断ち切ってくれることを。]
……哂わないでよ…っ。
[最期まで哂いながら逝った獣の傍ら。
片膝をついて瞳を閉じ]
……カーク。…アデル、カタリナ、ラヴィ…。
ユーリエ、アルフレッド、カシム、ミーネ…
[イライダにとって、神のような存在である、
9年前の北の国の小さな村での、
人狼騒動の犠牲となった孤児たちの名を呟く]
…シュテファン、アナスタシア、ミレイユ、
テレーズ、フィグネリア、リー・リー…
ごめんなさい…っ。ごめんなさいね…。
大丈夫、必ず仇はとるわ…
……生き残って、ごめんなさい…ごめんなさいね…。
[枯れることのない哀しみと悔恨の雫が零れる。
薄れることのない滾るような憎悪に任せて、ぎりと唇をきつく噛む
薄皮が破れ滴りかけた血雫を、
小さな赤い舌でなぞる様に舐めとれば。
馴染んでしまった血の味に、胸奥が疼くように痛むのを堪え、
暁色の瞳をぎゅっと固くつむった]
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