1507 覚醒の村
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放浪剣士 クリス
[ホント、変な奴だった…と、こんなに心臓がバクバクになるお風呂はないのではないかというぐらい。耳の事を見られたと思ったら恥ずかしくて黒い奴に質問を投げかけた後そのまま出てきてしまった。1人で行動してはいけないということも忘れて]
……おや
[待ってました！かのように、マサチューセッツがそこに居た]
何か話でも？
着ぐるみ？ ヴィダル・サ・スーン
それなら、よかった。
［近寄ってきたティナを見て、ヴィダルは安心したように息を吐いた。これ以上この子供たちを怯えさせるようなことがあってはいけない。ヴィダルはティナの腕ににすり、と頭を寄せる。
脱衣を済ませている間、ヴィダルは立ち尽くしていた。それから、リアの服が随分と汚れているのに気が付いた。それに、ところどころ切れている。
直してやりたいが、自分のこの無骨な手では人間のように器用に針と糸を扱うことができない。
役に立てない歯痒さを感じながら、リアの後に続いて風呂場へと向かう。］
帯刀者 リア
［自分の体を洗ってから、ヴィダルに向き直る］
ヴィダル、体を洗う。
煤まみれでザラザラするでしょ
オレが汚しちゃったから
［ヴィダルに向き直った子供の胸元には、何度も執拗に突かれた傷跡。心臓の上は特に酷く、なにもなければ致命傷だというのは一目瞭然］
着ぐるみ？ ヴィダル・サ・スーンは遺言状を貼りました。
何でも屋 マサチューセッツ
マサチューセッツは部屋にじっとする事が出来ずに部屋から出て玄関ホールをウロウロしていた。
すると、髪の毛が湿ったクリスが一人歩いてきた。
どうやら風呂が終わったらしい。
「クリス…あー丁度良かった…。
実は先ほど食堂でクリスが異形の落とし子ではないと証明したのだが反応が薄かった。
正直クリスは俺のことをどう見てる？」
マサチューセッツは寂しそうな顔をして話した。
【独】 何でも屋 マサチューセッツ
俺は死なない！俺は死なない！俺は死なない！俺は死なない！
異形の落とし子にばれたとしても生きる術はきっとあるはず…
ひとまずクリスを探らなければ…
放浪剣士 クリス
どう思うか…ねぇ
少し長くなりそうだから、髪を乾かしながら話したい
部屋に戻ろう
[マサチューセッツを自分達の部屋へと促して、ドアをきちんとしめる。部屋に備え付けてあったドライヤーを取り出しつつ、マサチューセッツに近づく
その目は普段のクリスより冷たい緑色をしていたようにも見えて]
…嘘つきは、死ぬべきじゃないのかな
[次の瞬間、首にナイフを押し当て。マサチューセッツは逃げようとしてもクリスが邪魔して逃げられない。その為に、ついでに他の人に話を聞かれないようにドアをきちんと閉めたのだから]
ここで君が「やっぱりクリスは異形の者だ！」と言い換えたところで、元の信用もないのに、余計信用を無くすのはわかっているよな？
大人しくしていたら殺さないで、ボクも何も皆に言わないでやるよ
拒否権は
ない。
[いつもより低い、威圧するような声で死の宣告にも似た言葉を]
あ、これから先、君の行動は見張らせてもらうからよろしく
[楽しそうに言うと、ドライヤーを髪に当て始めた]
【赤】 迷い人 スー
空いいとこ持ってくねぇ………
[1人っきりの脱衣所で蝋燭から漏れ出てくる声を聞き、嗤う]
嘘つきは死ぬべき、ねぇ。その理論でいくとぼくも死ぬべきなのかな？どうなんだい、空。
[兎は蝋燭の向こう側に聞こえないよう、小声で呟いた]
放浪剣士 クリス
[さっきまで近づいていたのでマサチューセッツに耳打ちするような話し方で、外に聞こえないよう小声だったが、今度は普段に話すように]
悲しそうな顔をしてるな
反応が薄いっていっても、やはり人の死の方が衝撃として大きいから、仕方ないだろう
君が異形の者でも見つけられたら別だろうけど
[まあそれは目の前にいるんだけどねと言わんばかりの冷たいニコニコ笑顔]
だから、早く異形の者を見つけてくれ
[その次の発言は普段のクリスの顔だった]
【現在地:客室男部屋】
【監視中:マサチューセッツ】
【赤】 放浪剣士 クリス
ああ、聞こえてたんだ
[少し恥ずかしいなと思いつつ]
兎は、明確な嘘をついたっけ？
誤魔化してるだけじゃないのか
兎もこの嘘つきを許せないと思わないか？
異形の者を、そうじゃないと言って侵入を許したマサチューセッツの事をさ
[かつてないほど楽しそうな顔。それは普通の人間から見たら狂気に溢れていた]
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