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[イルドの手術が失敗したわけではなかった。
ここに連れてこられる前日に投与された薬品と、感情制御装置の劣化の影響で遅かれ早かれ尽きるはずのものだった。
薬の副作用か、偶発的に芽生えた"能力"も、知らぬ間に命を縮めていたのかもしれない。現に、殺すのも死ぬのもごめんだ、と思っていたはずなのに今わの際に願ったことは――]
(……わたしが、人狼だったってことにしてほしい
それで二人を守れたら……うれしい…な……)
[見た目で人狼かそうでないか区別できないのなら、死体でもきっとそうだろう。そうであってほしいと願いを込めて届けた願いはちゃんと届いただろうか。
――今夜も、無事に生き延びただろうか]
―昨日・安置室へ遺体を運んだ話―
[カルア>>16の助力には礼を言い、行先がマルキのいる部屋となることに対しても頷いた。
シルビア>>22もまた安置室まで行くと聞いた時は目を見開くも、彼女の意思ならばと思い断ることはしなかった。
見送ることを選んだベル>>19の別れ際の言葉は、ええ、と微かな笑みを載せて受け取った。
夢見心地のような彼女のオフェリアに、先程浮かんでいた怯えの色>>18を宥めるようにもみえる微笑で。
遺体を運ぶことに意識を向けていた所為か、ベル>>20がシルビアに対して告げた提案はこの時、トルニーの耳には入っていなかった。
安置室に着いてからジキル>>13が話したことについては思うことあれど、けれどそれへの訝しさ示す言葉は出さぬまま黙っていた。
それから、カルアと互いにアドレスを交換していなかったことに言われて>>17気付き、少しばつの悪い顔をしつつも連絡先を伝えた。
そこでジキルのことにも思い当たり、同じようにアドレスの交換を申し出た。
その後、残るというカルアをおいていく形で、安置室を出ようとして]
……あれ?ここは……?
[目を開くと、そこは"手術台"の傍らだった。すぐ側でイルドが丁寧な縫合作業をしている。
額の傷跡がなければただ眠っているように見えて、まじまじと覗きこむ。当然ながらイルドは気づかない]
……お願い、聞いてくれたんだ
ありがとう。イルド=サン
[その声も当然届かないが、逆に変わらず届く"声"もあった。安否を気づかい、励ます声、それから――飢えに渇く声]
―翌朝・居住棟2F―
[この日の目覚めは気分優れぬものだった。
ゆるりと長身を起こす素振りも何処か気怠げに。
昨夜と同じく水を替えた花瓶に挿したルナディーマを、少し遠くから見詰めて]
リー…
[未だ再び顔を合わせぬそのひとの名を紡ぎかけて、はっとした。
円い端末を急いで開き、登録済のアドレス一覧を表示して]
なんで今まで思いつかなかったのよ。
[シルビアとカルア、もし昨日交わしていたならジキルにも。
少し考えてから、ベルのアドレスも宛先に追加して。
急ぐ指先で本文を打ち込み、送信した。]
『おはよう。トルニーよ。
リーンちゃんって何処にいるかとか判るかしら?
それから、イルドも。
この二人をアタシはずっと見ていないの。
それで気に掛かっている。
もしアドレスを知ってるなら教えて頂戴。
他にも何か判ったことがあったら報せて。』
[情報が無いならそれまでだが、やれるだけのことは、と。]
/*
しかし、これは先生が霊、かな……。いいんだよね?
てっきりイルドの解剖が霊かと思い込んでt
占:シルビア
霊:ルシアン
狩:カルア
ライト警棒アタシがずっと持ったままなのは不味いかもな……
と思ってたら違ったスナイパーさんなのだった!
という訳で警棒は有難く持ちっぱさせて頂きます。
[当然ながら今の肉体に痛みはまったくない。念のためワンピースの裾を持ち上げてみたが足も二本、指先までちゃんとある。
違うことといえば何を触ろうとしてもすり抜けてしまうことと、妙に頭がすっきりしていること。
それから、"声"は聞こえてくるが此方の声は向こうに届かないこと]
(……ごめんね)
[せめて、大丈夫だよと伝えたかった。死んじゃったけど、わたしは大丈夫。ここにいるよと言えたらどんなにいいだろう。仲間に、それから――グノに]*
─ 翌日/ブックカフェ、書斎 ─
[この朝を迎えるまで、果たして訪ねて来た人はいたかな。
いたならば勿論、店員として対応しただろうね。
目が覚めた彼女は、身体の底から湧き立つ飢えを感じて、自分の喉元を片手で押さえたんだ]
……っ、あは。 やっぱり、こうなるんだねぇ。
[飲み込み切れない飢え。
それは、初めて人の肉を──サファイアの指を咬み喰らった時からあった、恐れに繋がっていくんだ。
もし指以外の血肉の味を、それを喰らう快楽を覚えてしまったらどうなるんだろう。
きっと本当に、ただの飢えた化物になって、大好きな人も、優しくしてくれた人も、どうでもいい人だって。
みんな皆みーんな──……
たべてしまいたくなるんだろうなって]
[この状況に置かれてから、彼女の中ではずっと二つの選択肢があったんだ。
ひとつは、暫く誰も食べなくていいってくらい、ドームの中の人達を喰べちゃうこと。
もうひとつはね。
この状況においての忌むべき化物として、大人しく──……。]
あ、メール。
[なんて考えて店の書斎にあるソファベッドで丸まっている時、トルニーからのメール>>36に気づいたんだ。
それには素直に、イルドのアドレスを教えてみたりしながらも、どうするのと添えたりしただろうね]
そういえばおじさん、どうしてるんだろう。
[まだ少し残っている人らしさかな。つい、いつも通りそんなことをこぼしてみる。
そうして下着姿で眠っていた身体に、衣服を纏わせて。
シルビアが、それ以外の人でも訪ねてくるなら、応対するつもりで店に出る]
[リーンに施される施術は実に繊細な作業だった。>>5
人の肉体を斯様にも器用に細胞を裂き、中身を覗く医者もそうはいない。彼が立つのは口ばかりではないようだ。
そうして、幾らかの時間を掛け、更けゆく夜の静寂の中で取り出されたのは一枚の電子チップ。少女が抱える魂の設計図は、彼女に相応しく雛のように小さなものだった。
しかし、己はそれが取り出された瞬間に、ほんの少し眸を揺らす。
叡智の集大成たる人を創るという神の領域。
魂の在り処を見て取れば、肉体は生命の維持を手放した。
まるで、その小さなチップこそ、彼女の魂だと言うように。]
―――…魂との乖離は、器の機能を停止させた。
そう言うことだろう。
[医者たる彼は肉体に生を見るが、己は取り出された欠片に生を見る。彼女を器の束縛から解放したなどと偽善的な思考は持たない。
ただ、魂を手放した肉体が再び息を吹き返すことは無いだろう。
大仕事を超えた男に、些細な労いを投じながら。
自由からも束縛からも別離した、小さな魂を見ていた。>>6]
[男は失態だと判じたようだが、それに構わず懐を探る。>>11
ほどなく取り出したのは空のアンプルケース。
未使用であるそれを、イルドに軽く投げて寄越した。]
片側を押せばカーボナイトガスが出る。
貴重な魂だ、傷つけぬよう保管しておけ。
―――…いや、親鳥に返しておけと言ったほうが正しいか。
[本来生命体の細胞を凍結させて持ち運びを可能とさせる専門器具であるが、精密機器の保管にも優れる。
空気中に晒し続け、魂が劣化することを厭ったが故の行動。]
私が思い描いていたものとは違うが、収穫としては悪くない。
君の腕の確認と云う意味でもな。
[緩く首を振って、それ以上少女の掘削には気の削げた風。>>12
魂の絵図すら、親鳥の元へと返却する算段。
水を向けられた彼女には、堪ったものでは無いだろうが。]
[無論、彼女が魂の所持を断れば己が貰い受ける心算である。
器は渡すと言ったが、魂については己の求めるところだ。
己の求める設計図と違えていたとしても、美に疎い男が度々感性を刺激された魂には他ならぬだから。
―――夜が深けていく。津々と静かに。
夜明け前に静かに店を後にした男は、夜を渡った。
どこか茫洋と見上げたドームの狭い空は、いつの間にか迫るような閉塞感を増していた。*]
[遺体安置を終え、ジキルから>>25メアドをもらう。
そういえばこの前はもらってなかったとこちらも連絡先を渡して。
道中フードコートへ寄りちょいとご飯を拝借しつつ、ひとまず家へと。]
ー自宅:住居ビル11階ー
…ティン、どうしてるんだろ。
[思い出しロボットから定期的に送られてくるレポートを読む。]
グノさん、なにくれたんだろ。
帰ってきたらみなきゃ。
……これは、リーン、って人…?
死んでるの…?
[人のすがたを保ったまま死んでいる。それが表すのは人狼以外の、理性に支配された殺人者がいるということ。
グノ、ルシアン、イルド。
誰が手を下したかわからないが、ジキルのことといい、嫌な空気がドームのなかに溜まるのを実感していた。]
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