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[五本目の煙草を吸い終わり、灰皿にそれを押し付けた直後。
携帯端末が懐の中で震えた。]
………すまんね、マスター。
騒がせてしまいそうだから、今日はこれで失礼するよ。
[代金とチップを支払い、立ち去る。]
─Bar"Blue Moon"付近の路地裏─
[店から少し離れた路地裏で、携帯端末のスイッチを切り替える。]
ああ、もしもし。………ふうん、またかい。
いやなんというか、依頼人の顔が見てみたいものだね。
ん?文句は無いさ。“仕事”だからね。
[連絡を終え、端末を懐に仕舞い込み。
バートラムホテルへと*向かう。*]
─バートラムホテル・703号室─
こりゃまた、手際のいい。
[喉を果物ナイフで一突き。
相変わらずいい仕事をしているとひとりごちた後、処理を始める。
大男の身体を引きずって、バスルームへ。]
悪いね。
ちょっとバラすよ。
[刀ではなく鉈を使い、四肢を切断し始める。]
[幾分か手間取りはしたものの、切断を終えて。
備え付けのシーツに包む。]
………あまりスマートではないけど。
まさかこんな所で処理は出来ないからねぇ。
[火災報知器の音に追い立てられるのは御免だ。]
………というかあれだ。
アンタも災難だね。
お楽しみの最中に殺られたんだろ?多分。
[部屋に漂っていた、特有の匂い。
答えは一つだと考えていい。]
ま、死後アタシに切断される事の方が災難かね?
あはは。
[鉈の血を洗い終え、包み終わった“荷物”を抱えてホテルの外へ。
ま、シーツ一枚が紛失したところでなんとも思いはしないだろう。]
………重。
[言葉とは裏腹に重さを感じさせないような動きで、路地裏へ。
“戦利品”の未使用弾丸一発を抜き取った後、焼却。
煙草を吸いながら、火が消えるまでずっと*眺めていた。*]
[背中を丸めて歩く路地裏。
足音を聞きつけた、痩せた野良猫が逃げる。
ふと見た、その先…]
…ジャヌス?
[思わずそのまま立ちすくむ。
…こんなところに、居るはずがないのに。]
[その姿を追おうと、伸ばした左手。
血の通わぬ鋼の腕は、突然耳障りな音と共に在らぬほうへとひしゃげて軋む。
止まらない、警告音。]
…っ、なんでこんな時にっ!!
[発作がおさまった頃には、既にあの姿は雑踏にまぎれて。]
…居るはず……無ぇだろ。
[トドメ刺したのは、自分なのだから。*]
─Bar"Blue Moon" 二階の一室─
[泥酔している間に、マスターに空き部屋に運ばれていた。
小さなベッドの中で、頭を抱えながらのたうつ。]
…ああ痛っ……。
二日酔いかよ……やってらんねぇ…。
[視線の先の古びたテーブルに、先程拾ったメモリーが置かれている]
…悪りぃな、おっちゃん。わざわざ持ってきてくれて。
あぁ…姐御は機械の話、さっぱりだったっけ…?
せめて中のデータが復旧できりゃ、姐御のためにもなれるんだが…。
…あれ上手く直せるかねぇ…。
[再び頭痛に襲われ、ベッドの中で唸りながら眠りに*就く。*]
-路地裏のbar.library-
[赤いドレスの女が小さなステージで歌っている。
真っ赤な唇からこぼれる音は遠い異国の流行歌。
隅の席で頬杖をつきながら、女の言葉をなぞった。
出鱈目な異国の言葉。]
言葉は、真似できないなぁ。
[呟き、パスティスのグラスを傾けた。
喉の奥にアニスの香りが流れ込む。]
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