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[深夜。未だ月の光が村を照らしている。
この村に多数残っていた人狼の資料とお守りを袋に詰め、スコップとその袋を持って図書館を出た。形見の本だけは捨てる気になれないで、手に持っている。向かう先は近くの森。
これらの資料には、様々な点で見られる人狼の人間らしさが描かれていた。人間と恋に落ちた人狼もいたらしい。もし誰かが読めば、人狼との共存の道を探し始めるかもしれない。
でもそれじゃ駄目。両親の仇は絶対に、この手で処刑してみせる。惨めったらしく死んでいくのが奴らにはお似合いなの。だからこの資料は誰にも見せるわけにはいかない。
どうやって処分しようかと考え、結局は森に埋めることにした。燃やしてしまうことも考えたが、灰が残ってしまうことや点け木を用意することを考えれば埋めてしまうのが最も単純かつ効率的だろう。
道すがらふと遠くで音がしたような気がして、後ろを振り返る。当然、こんな深夜に歩いている村人はいない]
早く済ませてしまおう。
[そうして、私は深い森の中に足を踏み込んだ]
―集会所―
[ざわつく集会所で、村長の説明を聞く。
やはり、念のためという事らしい。無意識にほっと息をついた]
ほら、父さん達はここで過ごした方がいいですよ。
はいはい、年寄り扱いなんてしてないってば。
狼が来たら売れ残りのパンを投げつける大事なお役目とでも思ってください。村長さんよりかは柔らかいでしょう?
[おっかなびっくり酒を飲んでは青ざめつつ、賑やかに夜が更けていく。
早朝よりも更に暗いうちに工房へ戻ったのは、賑わいの安心感と非日常の雰囲気に押されたのもあったかもしれない。まだ、非日常は楽しむモノだった]
[図書館を出て、何事か考え込みながら歩みを進めて。
温かいものが欲しくて、宿屋へ顔を見せた。
客の姿は疎らで、ヨアヒムも今は出掛けているらしい。
残念とも安堵ともつかない息を小さく吐く。
もう少し来るのが遅ければ肉にもありつけた>>158かもしれないが、それはそれ。
女将さんはうちの子はこれだからとか言っていたけれど、
息子の話をする彼女の表情には母親の愛情が滲んでいて、思わず目を細めた]
ご馳走様。
[食事の代金を置いて早々に立ち去ろうとすれば、もっとのんびりして行っても良いのに、
なんて声をかけられたが 笑って遠慮しておいた]
[田舎の夜は早い。
日が西に傾けば、アルビンは寂れた小屋へと帰っていく。
人の居ない事の方が多い空き家同然の荒れた小屋。
村長より村中への伝言を言付かった子供が見逃してしまっても、それは咎められた事ではないだろう**]
― 夢。 ―
・・・ゲルトさん。
結婚って、本気で言っているのですか?
[カタリナは、いつもは言わない言葉を聴いてみた。
夢だから、聴ける。
きっと、現実ならこんなことはずっと聞かなかったろう。
本気だと答えたなら、カタリナは受けてしまう気もする。
誰でも良いというわけでは、ないけれど。
夢の中では、ゲルトさんは何て言っただろうか。
夢。
夢なので、朝になっても覚えてないけれど。]
─ 集会所 ─
酒が帰ってきたぞ!
[男衆はわいわい言って喜ぶ。
ワインを渡してから、村長は息子のペーターの顔を覗きに行った。
今年、17だったか。あどけなさはだんだんと抜けて、子供から青年に変わりつつある。
ヒゲが生えてきたと、この間喜んでいたっけ。
身長が追い付くのももうすぐだろう]
カタリナは売られてることは知らないから。
なんだろう、別の意味でカタリナを操作していると悲しい。
独女の悲しみ。
なんでこうなった。
あれかな。年齢ロールで幅を広くしすぎたからかな。
[妻は女衆のところなので、さすがに覗きに行くことは出来ない。
賭け遊戯に興じる男たちの元に戻り、ワインを少しだけやった。]
[毎晩全員は無理かもしれないが、これから定期的に、こういう集まりをしよう。
実際に人狼がやってきたとしても、こうやって集まっていれば、そうそうは襲えまいし、成り変っていないというアリバイが出来るのは大きなことだ]
[ま、取り越し苦労だろうけど]
/*
宿屋の息子のヨアヒムさんはガチ村で1回使った設定だったり
その時は村人希望してなぜか人狼だったという伝説の(ry
だからもし、そのヨアヒムが人間だったらのIFでもあるかもしれない、かもね
あ、あと夢ネタをゲルトさんに振ってみたけど、返事は来ても、帰ってこないでも大丈夫です。
何て返すんだろうって興味本位。
―幼いころの記憶―
「おかーさん、また行っちゃうの?」
[思えば、あの時既に母は何か嫌なことを感じとっていたのだろう]
「さみしい思いをさせてごめんね。私がいない間にも、村の皆と仲良くね。そうそうこの本、とっても面白いのよ。あなたも読んでみなさい」
「うん!みんななかよく!」
「そうそう、みんな仲良くが一番大事なことなの。忘れないで。じゃあ、行ってくるから!いい子にしてなさいね!」
楽天家 ゲルト 47回 残515pt
人狼 ダンテ 18回 残974pt
羊飼い カタリナ 29回 残250pt
青年 ヨアヒム 30回 残346pt
行商人 アルビン 8回 残1104pt 飴
仕立て屋 エルナ 17回 残763pt 飴
村長 ヴァルター 28回 残397pt 飴
司書 クララ 10回 残940pt 飴
パン屋 オットー 13回 残859pt 飴
シスター フリーデル 21回 残789pt
信じられるかい……? 僕、ダミーなんだぜ……?
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