146 パンドラの黒い箱
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占い師 ペギータ
いないようだな……。
ここにいないってことは、いやそんなまさか。
[...は脳裏によぎった嫌な予感を振り払う]
だが、もはやそこしか考えられないな……。
音楽好き リュミエール
[...は意識を取り戻した。
さっきまで何をしていたのだろう？記憶の糸を手繰り寄せてみる。
アリシアが、ガシャンとぶつかって気絶して…それで運んで。
フェイトが、ロビーで苦しそうに倒れてて…彼も運んで。
センセイが……頭を打って]
…いけない。
こんな時に寝てたなんて…！
[...はベッドから飛び起きた。…ベッド？
辺りをきょろきょろと見回すと、寝台がいくつかあった。
その中のひとつに、フェイトが横たわっていた。
…もう一人、ベッドに乗せたはずの彼女の姿がない]
アリシア！
音楽好き リュミエール
[もう一度、室内のベッドを見回した。やはりアリシアの姿はない]
アリシア！アリシア！
[そう言えばなぜ、アリシアは一人で医療棟に来たのだろう？
フェイトを追って？自分を追って？
…違う。兄を追って、だ]
あいつ、まさか一人で…センセイを探しに…！？
…ちっ、危なっかしいことして！
占い師 ペギータ
[...は黙ってエレアに付いていく。進む先はやはり予想した通りの場所で。しかしその途中に見知った顔を見かける]
あれは、キャロル………？
ちょっとみんな待って！
キャロルがいる。
[...はキャロルに話しかける]
ねえ、ダンテさんはどうなったの？
フェイトとリュミエールは？
アリシアはここに来てないの！？
音楽好き リュミエール
[病室を抜け出そうとしたところで、はっと思いだして振り返った]
そうだ、フェイト…。
[...は魘されている彼に近寄り、そっと額を擦った。
大の男とは言え、フェイトだって一人きりにはしておけない。
ましてや、今、彼は無防備な状態にあるのだ]
フェイト…起きているかい？
音楽好き リュミエール
[と、部屋の外から、声が聞こえた]
…ペギータ、さん？
[...は病室のドアを開けた。
出る直前に、フェイトを一度見遣り]
あっ…ペギータさん！それに…キャロルも！
喰いしんぼ メノミリアは、ここまで読んだ。 ( B67 )
占い師 ペギータ
[すぐ近くのドアが開き中からリュミエールが姿を見せる。開かれたドアからちらりとフェイトの姿も見られただろうか]
リュミエールもいたのか！
ダンテさんはどうなった？
それに、そこにいるのはフェイトだよな。
フェイトも何かあったのか？
[...はリュミエールに質問を浴びせかける]
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