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あ、ありがとうございます…っっ!
[キィーンという高い金属音が響いたかと思えば、頭上で巨石が砕け>>60我に返る。
視線を動かせば、ナジとそのそばに肩を押さえる男性の姿>>61を見留め、戦闘最中にお礼の言葉が飛び出す。]
リューナさん……っっ!!
[──と予期せぬ次の揺れ>>53にバランス崩しかけるリューナが目に入る。そばに寄ろうと動けば自らも揺れに足元を取られた。]
あ……
[声を漏らした瞬間、そばにいたリューナに抱き抱えられ、風に護られる。>>70
大丈夫か、との言葉にはその腕の中でコクリと頷いた。]
はい……っっ。
………リューナさん、何か手立てはありますか?
[何かを考えるように、リューナを見上げ、問うてみる**]
[それは再び恐怖を感じさせる光景だった。
地響きを立てて、目の前の「壁」が動いた。それも、此方側へ向かい倒れ込むように、砂煙をあげながらだ。]
…ッ………!
[頭上より迫り来る壁は太陽を隠し、影を作る。
真円の光は欠け、壁が傾き、死の宣告を為すように、鋭く巨大な針が落ちて来る。
太陽の光は呑み込まれるように消え、壁の動きは早く、足が震え、立っていられない程、がくがくとなりかねないのを心の中で叱咤し、大地に踏ん張った。]
[ナジは、詩を口遊もうとし、]
リュー…ナ…っ
[目の前に詩が満ちた。
詩が風となり、風は刃となり大木ほどもある棘を砕く、風の防壁となる。風は、粉塵や砂、砕いた棘を巻き込み、辺りを包む盾を作っていた。
ナジは、喘ぐように声を出し、リューナの詩が、死の運命を麻の様に散り散りに切り裂くのを目撃する。]
[ナジは、詩を口遊もうとし、]
リュー…ナ…っ
[目の前に詩が満ちた。
詩が風となり、風は刃となり大木ほどもある棘を砕く、風の防壁となる。風は、粉塵や砂、砕いた棘を巻き込み、辺りを包む盾を作っていた。
ナジは、喘ぐように声を出し、リューナの詩が、死の運命を麻を切り裂くように散り散りにしたのを目撃する。]
(守られた……のか。)
[鈍い心の痛みを感じた。
しかし思い巡らせる間もなく、少し離れた場所で爆音が谺する。
土石が宙へと噴き上がる様子から、焔と土の徴をもち、詩による力により地面に垂直方向の穴を掘ったのだろう。]
…………ッ、…!
(シリル達か?)
[避難場所のようなものを作っても、巨竜の下敷きになれば、地面の穴の中から出られなくなると思われた が。]
このままでは……
(皆、死ぬ。)
[フードの下、ナジの双眸が狭まる。]
カルヒ……、貴方は何の為に誰の為に巨竜を動かしたいのか、確認しても宜しいでしょうか。
[ナジはカルヒに問いかけ、覚悟を決めることにした。]
[頭上より迫り来る竜の体の一部は、
まるでカルヒの「声」に反応するかのように、
彼らを影に入れ、地面と斜めになった姿勢で止まる。
頭上からはぱらぱらと小粒の石が零れるばかり。]
[天空から見守るその者にも声は響く。その者は何を思うのか。その眼には何が映っているのか。愛おしい者が蠢く巨竜の影になろうとも何も出来ぬ身。見守るしか出来ない身。
そこに強く響く声は
何を思わせるのか──]
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