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此処に集まりし英雄達よ。
汝らに人々が望みし役割とは、この大地そのものと言えし巨竜へと働きかけ、元の位置へと巨躯を動かさせること。
矮小なる存在である人間達を歯牙にすらかけぬ巨竜だが、
詩を言葉を徴を綴り、この世より掬い出した力でもって、働きかけよ。
どうやらこの中には、村人が2人、守護者が1人、囁き狂人が1人、智狼が1人、叫迷狂人が1人含まれているようだ。
一枚翅の天使が「時間を進める」を選択しました
[其れは英雄達が巨竜の元に集い揃い始めた頃だったか。
各地より噂を聞き或いは自らの力で識り、ある者は好奇心から、ある者は英雄に付き従い、ある者は覚悟を秘めて、ある者は英雄がままなるものとして集い始めた所に、天使が現れたのは。]
[灰色に仄か光る片翼の翅を広げ、天使は天上の音色を降らせる。緩やかに広げられる翅は、この天使の体を軽々と運ぶ不可思議な…「詩」の力で満ちた翅だろう。
その天使の体もまた「詩」そのものに近い。]
英雄達、そしてか弱き人間達。
よくこの竜の元へ来られました。
何ゆえ、貴方達は巨竜を動かそうとするのですか?
神の力も借りれず、蟻の如き者達が何故力を振り絞ろうと言うのです。
この大地の息吹そのものでもある竜に、
あなた達人間が働きかけ、動かそうとする事は、
蟻が象を持ち上げる如き行為です。
[音色は言葉。
真意の見えぬ言葉を”問いかけ”を天使は語る。
音色は意味として働きかけない、英雄や人々が”返答”をかえす、その”返答の内容”こそが彼らの真意こそが大事だった。]
[灰色に仄か光る片翼の翅を広げ、天使は天上の音色を降らせる。緩やかに広げられる翅は、この天使の体を軽々と運ぶ不可思議な…「詩」の力で満ちた翅だろう。
その天使の体もまた「詩」そのものに近い。]
英雄達、そしてか弱き人間達。
よくこの竜の元へ来られました。
何ゆえ、貴方達は巨竜を動かそうとするのですか?
神の力も借りれず、蟻の如き者達が何故力を振り絞ろうと言うのです。
[天使は潰された村々の人間達へ透き通った美しい眸を向ける。]
この大地の息吹そのものでもある竜に、
あなた達人間が働きかけ、動かそうとする事は、
蟻が象を持ち上げる如き行為です。
[音色は言葉。
真意の見えぬ言葉を”問いかけ”を天使は語る。
音色は意味として働きかけない、英雄や人々が”返答”をかえす、その”返答の内容”こそが彼らの真意こそが大事だった。]
私は主神に仕える天使。
幾柱かの神もまた、
此度の貴方達の行いを見ておられるでしょう。
さあ、貴方達は何故巨竜を動かそうとするのですか?
陽と共に消えゆく朝露のように、
移ろいゆく時の中で容易く短い命を散らす者達。
ひとところに留まる必要などなく、
この地を離れ、新たな地で新たな神の加護を得、
新たなる生活を始めることも出来るのですよ。
[天使の唇から生まれる音色は、灰白銀色の水の波紋のように広がり、人々の体を通ってゆく。]
…蟻が象を…か。
[クスリと笑って天使の方を見上げる。美しいその姿に見惚れそうになりながらもいつもどおりの静かな微笑を浮かべ答える。]
人間を蟻というのならば、できないことはないな。
蟻は自らの10倍の重さは持てるというからのだから…
["ヒト"の力は弱くとも、その数は凄まじい。そのことを、リューナは叡智で既に"識っていた"。]
クス…傲慢な人間の戯言だよ…
[瞳をとじ、撫でるようにその土…いや、巨龍の一部だろうか。それに触れる。]
私も、あなたの意見に同意見だ…だが━━━
故郷に戻りたい、その気持ちは、わかってしまうものでな
[何故。その言葉に、リューナはそれだけ応えた。]
[巨龍に触れながら考えるは行為の意義。この龍を動かしてなんとしようか。この大きさ、動かせば再び天災を呼び起こしてしまうだろう。そんなことをしてまで故郷を取り戻す意義はあるのか。]
…正直、わからないな。
[自信などない。叡智には、未来を見る力はないのだから。
映すのは過去の事のみ。確定している事象のみ。
行為の善悪など、わかるわけもない。]
龍よ…君は、ここに来たかっただけなのにな…
[「すまない」其の詞は口からは出ない。しかし、声色には申し訳無さを孕んでいた。結局は、人間の傲慢なのだと、それも識っているから━━]
/*
詠唱個人メモ
『
鎖に繋がれし音よ
英眼の名のもとに応えよ
煌く陽に 美しき旋律を
揺らめく影に 憂いの唄を
静寂を破り 力を放て
』
こんなかんじ?
──21年前──
[星が落ちそうな空の下、赤ん坊を抱えた女司祭が一人。]
──────……
『……えぇ……それは分かっています……
この子は……私よりも……』
──────……
『……力は時として禍を産みます……それで良いのかどうか……』
……………
『この子に「徴」を授けられるというのなら……私は時が来るまでこの子の力を……抑え込みましょう……まだ…扱うには幼過ぎる…私の可愛い子………』
[女司祭は宙へ言葉を投げ掛け、そっと腕の中で無邪気に眠る赤ん坊の頬に触れる──]
──現在・木陰にて──
[ぼんやりと景色を眺めていれば、ふいに話しかけられたような気がして振り返る。が、目に留まるものは何もなく。]
(この感覚……)
[何処かで感じたことのあるようなそんな気がして記憶を探れば、手首に巻いて居たロザリオがカチリと音を立てた。見れば中央に嵌められて居た石が砕け、その内に刻まれた「徴」が欠けている。]
…………?!!
[何か不吉な…と思うが早いか、上から──それは遥か高い位置から頭の中に落とされるように──美しく響く旋律を聴く。]
何故…?……と問われても…
私自身が故郷を無くした身だから……
[頭上を見上げれば、高い空に小さな、それは目にしたことのない美しい翅を見、思わず言葉に詰まる。]
………母や祖母や村の皆が
護り続けて来たあの場所だから……
[吸い込まれそうなその幻想的な景色にゴクリと唾を飲み込めば、思った以上に喉が渇いていることを知る。絞り出すように声を落とす]
……返して、欲しい……
[母が眠るあの場所を。カルヒ自身の中にあるのはただ、それだけなのかも知れない。]
[ナジは、声あげる英雄の中に、先程思い浮かべたばかりの英雄の声を聞き取った。リューナの声に後押しされてか、ナジと同行していた英雄は凛と声を張り上げる。]
『 ここで暮らしていた人々が、
元の故郷に戻りたいという気持ち、
わたしには見捨てることはできません!
彼らの想いを一蹴するなど出来ることなどできましょうか。 』
[言葉ひとつひとつが光を放つように天使の声に答えている。]
貴方も来ていたのですね。
[再び双眸を閉じる。]
[ナジは天使の声に答えることはなかった。
しかし言葉を返すとしたなら、ナジはこう答えたに違いない。*藻掻き足掻く生き方もまた人であるが故に、――と。*]
―巨竜の麓―
…そんな事を迂闊に口に出すべきじゃないよ。神々の眷属が何処かに紛れているやも知れない
――でも、考えるには面白い話だ
[最後の言葉はひときわ小さく発して。"英雄"と呼ぶ声が聴こえれば数秒、考えるように眼を閉じた]
何処かで会ったかな。
[眼の前の者に聞き返す。返事は無かったかもしれない
英雄同士が遭えば身に宿る加護の力を感じ取る事がある。そういうことを指摘したのかもしれないな、と考える]
[手を眼の上に掲げて一枚翅の天使が言葉を紡ぐ様を見上げる
人間達を蟻と例え、何故と問う
周囲からは諦めきれない、故郷に戻りたいという声が上がった]
…蟻が沢山集まったら、怖いんだよね。動物でさえすぐに跡形が無くなる。
諦めきれない奴等が、どういう行動に出るか。
―――俺はとっくに、諦めたんだけどね。
[一人、呟く様に紡いだ]**
宜しい。
新たな安寧を捨て苦難の道を選ばんとする。
貴方がたの考えは変わらないようですね。
[天使は元居た村人達へとカルヒへと見渡すように視線を一度巡らせる。]
望めば永遠なる庇護と加護を与え、
永遠に栄えることを齎そうと、
慈悲深くある神も名乗り上げています。
それらを望まずここに戻って来た貴方がたです。
その決意は変わらないままのようですね。
[東の地に新たなる集落と永遠の加護と幸福を約束せし神は、その代償に彼らの正気を要求するだろう。]
ならば、私は貴方がたの行いを見届けましょう。
[次に英雄達へと視線を巡らせる。]
力を振り絞り巨竜を動かすこと能うかを。
世界を調律する調べそのものたる竜を、
貴方達が動かし得るかを。
[人間達や英雄達より何か問われるならば別だが、何も働きかけない限りは、天使はその場を去り近くの小高い樹の枝に重さを感じさせない所作で留まり、腰をかけようとするだろう。*]
―巨竜の麓―
諦めた とは。
貴方は何かを望んでいたのですか?
[男に問いかける。男が天使に注視していたならば、返事はなかったかもしれない。
ナジは天使に問いかけることはなく、天使の声と動きを見るだけだっただろう。]
…?
[どこからか聞こえる足音、そしてどこか懐かしい気配。]
…ナジ。久しぶり。
[足音の方を振り向けば想像した通りの人物>>9>>10。
一拍おいて小さく口角を上げる。]
今はひとりなのか?
[その表情を壊すことなく訪ねてみるがはてさて。
かつてと変わらぬ黒衣。そして相変わらず顔は見えない。
叡智で知ることもできるが、そのような下卑た使い方は好まない。他人のことは極力知らないほうがいい。]
…………。
リューナ、お久しぶりです。
[目的の人物は程なく見つかる。ナジは静かに声をかけた。]
いえ、シリルに同行しています。
まだ年若い英雄です。
お変わりないようですね。
貴方は、…ひとりなのですか?
[問いかけは躊躇われた。]
ナジも、かわりないみたいだな。
[ふ、と表情を崩してみせる。一人かと問われたならばカラカラとわらう。]
あぁ、ひとりだよ。
…なに、一人も案外いいものだぞ。
[冗談ぽく言えばちらりと辺りを見回す。
しかし、彼の言うような年若い英雄と思しき人物は見当たらない。]
…その、年若い英雄殿はおいてきたのか?
[変わらない笑い方に何処か安堵する。
それでも、一人も案外いいものと言われれば、寂しくも感じた。]
そうですか。
お元気なようで何よりです。
先程見かけませんでしたか?
あそこに見える……おや。
[先程は議論をしている輪の中>>0:30>>10に居たように思ったのだが、リューナの言う通り、姿が見えない。
他にも何人か姿が見えない者が居ることから、巨竜に働きかける為に、別行動を取ったのかもしれない が。]
貴方の声が懐かしく感じて、彼女を置いてこちらに来てしまいましたよ。
[ナジの纏う空気は、冗談ぽい言い方に感化されたように柔らかさを帯びた。]
[どのくらいそうして居ただろうか。周囲のざわめきに我に返れば、目的の場所にすらまだ辿り着いて居なかったことに気付く。]
……よい…しょ……
[立ち上がれば、人々が集まるその場所へと**]
置いていったんじゃなくて置いていかれたか?
[クスクスと抑え気味にわらう。]
そうだな、
…ナジ。今更なんだが…なんでいなく…いや、まぁいいか。
そんなことよりだ。
コイツを本当に動かせると思うか。
[その口調は心配ではなく確認といった風。
この龍を動かすことが"正しい事"であるか。それさえでさえも、リューナに答えを出すことはできなかったから。
叡智は答え《結末》など教えてはくれない。教えてくれるのは可能性のみ。]
…やもしれませんね。
[小さな吐息と笑みを浮かべる。
しかし、その笑みは次の言葉にすぐ消えて、]
………、
[言い直す様子に、ナジはリューナに合わせることにする。]
……………。
今回ばかりはやってみなければ分かりません。
巨竜を動かそうと試みた人間など、私の知る限りではこれまで居ませんでした。
[リューナであれば居たかどうかを識っているかもしれない。]
「英眼のリューナ」ともあろう者が、迷われているのですか?
[ナジは、冗談ぽく笑いを含ませて返事をした。
心配ではなく確認といった様子からもナジの返答は柔らかい。]
…そう…ね。
[確かにその通りなのだ。やってみないとわからない。そんなことをした人間など、未だかつていたことは"なかった"のだから。
流されるままに住む場所を変え、適応してきた。なのになぜ、今更?そんなことを思うも、答えは出ない。戻りたい。その心しかわからない。]
…ふふ、まさか?
[冗談っぽく迷っているのかと問われたならばそんなわけ無いでしょう?とこちらも冗談めいた口調で。]
さ、てと。そろそろほかの英雄さんたちと合流する?
[そう聞いてみるがなんと帰ってきたのだったか。**]
…………。
[ナジはリューナの返答に双眸を細める。
どれだけの時が沈黙が過ぎたか。]
今暫しは貴方に付き従いましょう。
リューナ。
[双眸を瞑ればフードの下は暗闇ばかりになる。
再び開いた時、ナジはリューナを見て、かつてのように小さく頷き、他の英雄と合流することに*同意した。*]
…………、リューナ。
この辺りの場所に見覚えはありますか。
以前、ここからもう少し行った場所にも村がありました。
教会を中心に人々が暮らす小さくも優しく素朴な村でした。
日々の雑事に心をわずらい、日々の幸福に神に感謝を捧げる、そんな人々がいました。
この辺りの村々を見守る神は優しい神だったのでしょう。
[ナジはリューナからやや後ろ歩いている。]
…………、リューナ。
この辺りの場所に見覚えはありますか。
以前、ここからもう少し行った場所にも村がありました。
教会を中心に人々が暮らす小さくも優しく素朴な村でした。
日々の雑事に心をわずらい、日々の幸福に神に感謝を捧げる、そんな人々がいました。
[ナジはリューナからやや後ろを歩いている。]
さてな…。いろいろと巡ったからな、忘れてしまったよ。
[少し首を後ろに向け、横目にナジの姿を捉え、そう応える。]
…そうか。
[あとに続く言葉は口から出てこず、静かに歩を進める。
その村々も、おそらく、跡形もなくなってしまったのだろう。想像に容易かった。]
…あの一行にでも合流するか。
[何人かのグループだろうか>>25。それともただ集まっただけだろうか。その団体に近づこうと━━━。]
/*
日々の雑事に心をわずらい、その悩みを互いに共有して支えあい、日々の幸福に〜
が正しい文章ですね。このままでは意味が通らない。
…………。
[小さく小首を傾げるようにしてナジは頷いた。]
あちらに見える一行の中には、この一帯にあった村の人々もいるでしょう。
[影のように静かに囁き、団体に近づく。]
──巨竜の麓へ──
[周囲に人が増えてきた。この国で加護を受けた英雄たち、その名を知る者も中には居ただろうか。回復を重ねながら、早くはないものの長旅には慣れた様子でカルヒは足を進める。
─と、ふと足を止め、先程、手首に下げたままの壊れたロザリオに目を落とした。]
……母さん……
[ロザリオ自体に「徴」が刻まれていたことは知ってはいたが、この「石」にまで「徴」が、それも隠されるように刻まれているなんて。その「徴」が一定の力を抑え込む種のものであることはカルヒも知っていた。]
……どういうこと……?
[その呟きには何処からも答えは無いであろう。ただ、身体の内側から力が溢れ出る不思議な感覚と先程の少女──神か天使であることには間違いないだろう──を目視したことを思えば、自らがこの「徴」の影響を受けていたことは明らかである。
そして、その「石」
──巨竜の麓へ──
[周囲に人が増えてきた。この国で加護を受けた英雄たち、その名を知る者も中には居ただろうか。回復を重ねながら、早くはないものの長旅には慣れた様子でカルヒは足を進める。
─と、ふと足を止め、先程、手首に下げたままの壊れたロザリオに目を落とした。]
……母さん……
[ロザリオ自体に「徴」が刻まれていたことは知ってはいたが、この「石」にまで「徴」が、それも隠されるように刻まれているなんて。その「徴」が一定の力を抑え込む種のものであることはカルヒも知っていた。]
……どういうこと……?
[その呟きには何処からも答えは無いであろう。ただ、身体の内側から力が溢れ出る不思議な感覚と先程の少女──神か天使であることには間違いないだろう──を目視したことを思えば、自らがこの「徴」の影響を受けていたことは明らかである。
そして、その「石」を失ってなお輝きを衰えさせず、言うなれば更にその彫刻の美しさを際立たせているロザリオを、ぎゅ、と握り締めた。]
──遥か上空にて──
『……時が……来たのですね……』
──流石はお主の血を引く者。しかしあの封印の「徴」も長く持ったものだ。
『私の力は大したことはございません。
あれは反射力を利用したまでのこと……
あの子の力がそれだけ強かった…ということ……』
[ポツリ呟く女性の姿をした"ソレ"は神でも天使でもない者。]
『私は貴方の力を借りてやっと、この姿を維持出来る程度ですもの。』
[その言葉にそばにいたものはくっくっと笑う。]
ん?ナジ、何かあったか?
[後ろからの気配が泊まったのを感じ、振り向く。
誰かを見つけたようだが、誰を見ているのか分かっていないようで、彼の目線の先を見据える。]
…知り合いでもいるのか…?
[カルヒの姿は未だに見えていない様子。]
いえ……、ええ、そうです。
顔見知りがいました。
潰された村の女司祭です。
[リューナのやや後ろだった為か、先にナジはカルヒに気付く。ローブの袖に覆われた手を、歩いて来る女性に向け、リューナに示す。]
教会の司祭にして村の護人アマーリエ=カルヒです。
[ナジは双眸を細めてカルヒの姿を視界に収める。]
[目を閉じてカルヒに黙礼する。]
お久しぶりです。
……無事で何よりでした。
[目を開き声をかければ一度言葉を切った。
無事という言葉はカルヒに何らかの重さを与えるのではないかと思ったかのように。]
数年振りでしたか。
[思い起こすのは、ナジが未だリューナに付き従っていた頃。
ナジがこの辺りのことを記憶していたのは、村に何度か足を運んでいた所為もあったからだろう。時には、カルヒにリューナの話をしたこともあった。]
[歩を進め距離を詰めれば、相手が頭を下げるのを目にし、自分が記憶していた人であることを確信し、こちらも頭を下げる。]
お久しぶりです。
覚えてて頂けたなんて。
[出会った頃には、相手とは違い、自分は英雄などと呼ばれる存在では無く。名前も覚えられていたことに少し驚きを感じる。]
ナジさんも、巨竜を動かす、ために…?
[ここに集まる者たちなど、目的は同じだろうが。]
カルヒ?
……あぁ、カルヒか!懐かしい名だな。
[その名を聞き、考えた末に導き出した答えは以前であったことのある司祭。ナジの視線をたどれば確かにカルヒの姿。]
久しいな、カルヒ。
[ナジとの挨拶を交わす彼女にふ、と笑って小さく会釈を。**]
[ナジは微かに微笑む。
その後すぐに笑みは消えた。]
はい、付き添いですが。
[もしもカルヒの驚きを知ったならば、ナジは英雄などと呼ばれる身では無いと首を振りたい気持ちに駆られただろう。]
………カルヒ、貴方は何故ここに…いえ、愚問でした。
巨竜を動かそうとする……結末を見届けようと来たのですか。
[ナジはカルヒを見つめる。]
[僅かな沈黙。長く連れたっている訳ではない、 が今この時は昔のように振る舞いたくもあった。
しかし、リューナからカルヒへの返答は押し止めるつもりはない。]
貴方も?
確か貴方の母君は、とても強い力があったとか……、
[村を訪れた時に村人達から聞いた話を思い起こし、カルヒの話を促そうとする。]
そのロザリオはどうされたのです?
[まるでお守りのようにロザリオはカルヒの手首に提げたままだったろうか。*]
[流れた僅かな沈黙に、小さく首を傾げてみるも、否定されれば、返答を返すだろうが何も言われなければそれ以上問うことは無く。
母の話が出れば、ほんの少し瞳の奥の光を揺らし、表情を引き締める]
……母であれば、何かしら力にもなれたことでしょう……
[その言葉は、叶わぬ願望と小さな嫉妬心のようなものを抱えたものであり。小さく歪めた表情を微笑みで誤魔化そうとしてみる。
ロザリオのことに触れられれば>>44、手首に掛けたロザリオを顔の位置まで上げ]
生まれた時から御守りとして持っているものなのですが…
先ほど中央の石が割れてしまいました。
……けれど、石が無い方が正しい形のような気がして。
[ロザリオを相手に見せるように掲げる。求められれば手渡したことだろう。石に刻まれていた「徴」には特に触れることは無かったが。]
…………。
[歪めた表情には沈黙がかえる。
貴方もその血を引いているのだから…等という安易な慰めをする術はナジは持ち合えない。持ち得る者と持たざる者の差を暗示にかけるように溝を埋める偽りの言葉など紡げはしない。]
以前も見たことがありますが美しい彫刻のロザリオですね。
中央の石が?……失礼します。
[ナジはローブの袖で中央の石を下から持ち上げるようにして見た。砕けて、欠けた徴が外側からも見えている。
石は、深い色のローブの上できらめく輝きを放っていた。]
これは……リューナ、見て下さい。
カルヒ、この徴を知っていて身に付けていたのですか?
[それは、「力」>>33を抑える為の「徴」だった。
常より心無しか、ナジの口調は力さを増していた。]
[皮膚は硬く地層が如く厚みあり。
されど裡では確かに息衝いている。
蒼穹を太陽が正しく運行し、読み人に運命を教える星々が煌めき順行する、整然とした歳月が万年を経ようとも竜は息衝いている。
智識は世界の成り立ちを智識は世界の歴史を智識は世界の未来へ続く僅かな手掛かりを視るものに*与えん。*]
[その手首からロザリオを外し、差し出された相手のローブの上にそっとそれを乗せる。リューナに見せた後に続けられる言葉に、少し表情を厳しくし]
「徴」が刻まれていたことに
先ほど、石が壊れた際に気付いたのです。
………その「徴」の意味は分かりますが……
………刻んだ者の意図……母の意図は……分かりません……
[先ほど気付いたばかりであり、自らに力は無いと思ってきたことも手伝い、そこから図られる状況を上手く受け入れられない。そんな迷いが瞳の光を揺らす**]
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