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其れは、見渡すばかり鉄の林であり鉄の山であった。
其れにとって、
巨石は彼(か)の巨竜にへばりつく塵であり、
人は蟻にも満たぬか弱き矮小なる存在であった。
此処に集まりし英雄達の耳に、この巨竜が蠢き、
大地を村を街を砕き潰した話が届いたのは、数日前のこと。
巨竜。
巨竜と呼ぶには相応しくはない。
大陸を横断し地形の一部と化した其れは、
神すら牙に掛ける、創世の神が残せし”大地”そのものであった。
(Alchemist) 一枚翅の天使は、村人 を希望しました。
■序文■
この村は、突発建てのファンタジーRP村です。
世界観的にはダークファンタジー寄りですが、参加キャラは英雄を推奨する為、快活なキャラなども歓迎します。
現在は48h進行で23日頃にはエピ突入予定。
初回に、村建人の用意する狼役を吊って終了を考えています。
(もしかすると予定変更があるかもしれませんので、参加者の方はその旨を理解しご参加下さい。)
■■■ストーリー■■■
ある時、英雄と呼ばれる貴方達は、
近くの/遠方の/ある地方で、巨竜が蠢いた話を聞く。
その巨竜は殆どのものが知っている存在で、
この世界が出来た時より生きていると話されている。
身体は大陸を横切り高い山脈を半島すらを作り、
目はひとつの村ほどが有にあると言われ、巨竜が身体を動かしただけで、その下になった村や街や大地などは易々と砕け潰れるほど。
その巨竜により、複数の村や街が砕け潰れてしまった。
新たなる場所に村や街を作る話もされてはいるが、
元の場所に愛着のある者達の頼みによって、
貴方達は巨竜の身体を動かす為、この場へと集まる事となった。
★ストーリーの目的は、巨竜を動かし、壊れた村や街などから退かせることです。
★エピ突入時のログ状況で、結末が変化し、場合により、天声による確定ロール(結末の描写)がある可能性もあります。
村の設定が変更されました。
■■■世界観■■■
神が未だ肉体を持ち人々と共に地上におり崇められ讃えられている世界。
神は一神ではなく多神教的で、神々は気紛れで、更に人間達に残酷でもあります。
この世界では魔法めいたものは「詩」。
魔法的なものを使いたい場合は「詩」を語り綴り、発動させます。
(実際のログでは、詩や歌をログで綴り魔法を発動させて下さい。)
時代的には【神代】と呼ばれるような時代で、
これより後世となると、神と人間(英雄)の敵対・対立もありますが、
まだそのような対立が行われず、神々に振り回されつつも神と人が地上で共存している時代となります。
(イメージ的には、ギリシャ神話の黄金時代〜英雄時代的なイメージも少し近いですが、完全に同じではありません。)
http://www.h6.dion.ne.jp/~em-e...
この大陸には、後に「中央王国」と呼ばれる事となる王国が今漸く1つ発展しつつあり、そこでは神々の祭所・神殿・偶像なども作られ、英雄も殆どがそこ出身でしょう。
■■■神代の世の話■■■
この世界の神は残酷である。
(但し、今回の村には神が直接関わって来ないので割愛します。)
この大地には様々な神々が溢れている。
主神。そして傍神、様々なものを司るありとあらゆる神々が。
神々に仕えしは神の眷属「天使」達。
そして、大地にはもうひとつの存在があった。
愚かであり、矮小なる存在である「人間」達が。
しかし神は慈悲深く寛大な心ゆえに、
人々に幾らかの加護と力を与えた。
神々から祝福され加護を得た者達は、
人々から「英雄」と呼ばれ、敬い畏れられ讃えられた。
★神の名前を設定するのは諸事情により禁止とします。
★出来れば主神など主要神については詳細をぼかすようお願いします。
■■■竜について■■■
竜は神々の手により生み出された存在です。
これら竜の力は人間よりも遥かに強大で、英雄と言えども滅ぼす事は出来ず、神は彼らを従え愛でている為、敵対関係にはありません。
一般人にとっては、自然そのものや天災のような存在です。
今回、参加キャラクタ達が対峙する竜は、一般的には、主神が生み出したとも、主神をも生み出した創世の神が生み出したとも伝えられています。
どちらにせよ、この竜に対して、神がどうにかしてくれるという事はない為、貴方達がどうにかするしかないのです。
この巨竜は、大陸を横断し寝そべっているだけで背中は高い山脈となる程の巨体で、他の竜に比べ別格の大きさです。
通常の竜の大きさは様々ですが…大体、「山」のイメージで考えて間違いないです。
■■■英雄について■■■
貴方達(参加キャラ)です。
身に備わる「詩」の力が強く、神の祝福も場合によっては享け、人々にも尊敬されているでしょう。
尤も、ダークヒーローをしたい場合はその限りではありませんが。
英雄以外の参加希望は一度、村建人まで尋ねてみて下さい。
世界観をクリティカルに壊さないキャラでない限り、ある程度はOKを出します。
■■■一般人の感覚について■■■
基本的には神を敬い崇め、畏れます。
神と人との力差はとても大きく、例え、ある神が敬語など構わないと人々に言っていても、神を目にすれば根源的な畏れを抱いてしまうでしょう。
細部に関しての、一般人から神への考え方・接し方などは、各人に描写をお任せします。
■■■武器レベル■■■
武器は神代の時代なので、攻城兵器めいたものや科学兵器や銃などはなく、剣や弓や槍レベルとお考え下さい。火薬はまだ生み出されてもいません。
(特に銃については、試作品的なものであろうとも使用禁止とします。)
その代わり、その武器一筋の人間であれば滅茶苦茶ワザマエが素晴らしく強い事にしても構いません。
また、神の加護を享けた武器などもあっても構わないでしょう。
■■■魔法について(魔法は使えるの?)■■■
言葉は魔法。詩は魔法。
そして、人々の身にも【詩】の力は最初から備わり宿っています。
★使う方法は大体二種類
(1)現実世界で言うルーンに似た文字(徴)を使い魔法めいたものを使う。
神々に祈祷し魔法を使うのではなく、力ある「徴」を使い「力そのもの」を世界から読み出します。
「徴」は、殆どは主神の手によって。神々の手で作り出されたものです。
強い力のある「徴」は使う側にも相応の力量が求められる為、英雄と呼ばれる者達以外は殆ど使う事は叶わないでしょう。
普通の人間は、生活に役立つ程度の「徴」を使い、その恩恵に浴しているだけです。
神から気に入られた場合には「徴」を直接教えられる事もあるようです。
(2)「詩」や「歌」で、世界から直接「力」を呼び出す。
「詩」を口にしたり「歌う」事で、魔法めいたものを扱う事が出来ます。
これは真なる奇跡と呼ばれるものではありますが、この行い方で魔法めいたものを使う場合、個人に備わる【詩】の力に左右される為、個人の資質で効果の威力が変わってきます。
神レベルの威力を行使出来る英雄は、一握りしか居ないでしょう。
大体、こちらの使い方がポピュラーかと思います。
(※声に出す必要がある為、PLの皆さんは詩や歌を毎回ログで綴りましょう。村建人は読むのを楽しみにしています。)
★大体こんなイメージで魔法めいたものは使えます。
(1)「徴」を指や武器の先などで空中で描き、世界から力を呼び出す
(2)「徴」を武器・防具などに描き、エンチャントや、護符として持つ
(3)「徴」を札などに書いて貰い、一回使いっきりの魔法として放つ
(4)「徴」を描き、更に「詩」や「歌」を口ずさみ効果をブーストする
(5)「詩」や「歌」で、世界から力を呼び出す
「詩」による発動は、個人に備わる【詩】の力の資質に左右されます。
「徴」は技術的なもの。言わば、「徴」さえ知っており、使い手の力量が足りれば、一定効果の力を使えるという感じです。
「徴」は、一定の力+描いた人に備わる【詩】の力が更に上乗せされて反映されます。
なので英雄が「徴」を描けば効果は抜群なものが。体に備わる【詩】の力のない人が書くと、まあ…?みたいな感じの効果の実感を得られます。
「徴」は「雨の徴」「土の徴」「軍神の徴」「雷の徴」「炎の徴」「馬の徴」など、自然(動植物含む)・神に纏わる物・日常に関わるものなど様々な徴があり、【「徴」の組み合わせで色んな効果】の魔法が使えるかもしれません。その辺は自由に想像力を羽搏かせて下さい。
大陸を横断せし巨竜 が参加しました。
(kkr_2ID) 大陸を横断せし巨竜は、人狼 を希望しました。
[其れは大地そのものである巨竜。
鱗らしきものはなく、唯鋼鉄よりも硬い滑らかな山々の連なりがあり。辺りには巨木やまるで塵のように巨木などが積もり転がり、遥か高みを見ようと試みれば薄ら雲は見えるも頂上までは見えず。]
[はるけき大地を見下ろし、主神に仕える天使は人々を見る。
この世界の神々は傲慢であり残酷である。
中にはそうではない者も居るが、心底人を想い御業を見せ、世界から力を取り出す事の出来る「徴」を与えようとする神は、極稀であるか、気紛れである。
それでも、小さきか弱き存在である人は神を崇め奉る。
それが、哀れだと。主神に仕えるこの天使は人々を哀れむ。]
[眼下に沈むは巨竜。
否、大地そのものと言えしもの。
主神に従いはしているが、この巨竜は主神をもうみだした創世の神がのこした竜とも伝わっている。
創世時代のことは詳しくは伝わってはいない。
口伝で歴史を伝える術を漸く得た人間達なら、尚更だろう。*]
村の設定が変更されました。
天使は眼差しを巨竜の麓へとずらした。
そこには”英雄”と人間達より呼ばれる者達の姿が幾人か見えていた。
野営地らしきものは、天使の視界からでは見えないが、*あったか無かったか。*
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
旅人 ?????? が参加しました。
(akimomiji) 旅人 ??????は、おまかせ を希望しました。
[未だ神々の加護、あるいは監視によって成り立っている世界。
その大陸の一つに、"王国"と呼ばれる人間達の大きな集落がある
他の村の規模とは一線を画す其処は神々を奉る立派な神殿や像などが造られ、信仰心が強い土地として気に入る神々は少なくない
よって、神々の加護を受けた者達―即ち"英雄"も、殆どが此処から排出される]
[その王国に至る道は、草を抜いて土を露にした簡素なものだが人の往来は決して少なくはない
その道の外れ。王国のほど近くに農場が有り、簡易な住居小屋と農耕馬を繋いで屋根を取り付けた簡素な馬小屋も併設されている
いま農場内では、普段とは違う言い争いの声が街道にも響かんばかりだった]
――――だからさ。昨日は雨が降ってたじゃないか。
一晩馬小屋を借りたからって何だって言うんだい
[深い翠色の衣を纏った男が飄々と言うと、筋肉質な農夫らしき男の眉間の皺が深くなる]
『うるせえ!お前がいたせいで起きた馬が混乱して危うく脱走する所だったんだぞ!』
それはそんな臆病な馬に育てた君の責任なんじゃないかな。
馬小屋の臭いで胃袋の中身を戻さなかっただけ感謝して欲しいくらいなのに
[男は悪びれる様子なく肩を竦めてみせ、悪戯に農夫の眉間の皺を深くしていく]
『―――〜〜〜…もう許さねぇ!!其処から動くなよ…!』
[農夫が小屋へ走って行く。さてどうするものかと見ていると、農耕道具を持ちだして、眼の前に差し出した
どうやら決闘をしてしまおう、という事らしい]
ふん…。やっぱりこうなる、か。
[観察をするように呟いて、男は懐から細身の剣を取り出した
しゃらん、と細くて清涼な音が鳴り、純白に磨かれた清廉な刃が陽光に光った]
[男は剣を構える。
刃の持ち手に近い部分には文字が刻まれている。所謂「徴」と呼ばれるそれは、文字を空中なり物体なりに書くことで何かしらの能力を受けられるものだ
それは全く珍しいものではない。
―――――――「徴」のみであれば]
『覚悟しやがれェェッ!!!』
[男が農耕道具を振り被って真っ直ぐに進む。体勢を低くし、素早く斜め横に走り込んで視界の外へと。
そして柄の端を農夫の脇腹に叩き込めば、ぐゥっと唸って倒れ込んだ
隙ができたと見ると、一気に跳んで距離を開ける]
――そうだ、僕が勝ったら馬を一頭くれないかな。
長年の相棒がいなくなっちゃったんだよ
[剣を構えて、挑発すれば
ふざけるな、と叫びながら農耕道具を振り回し、向かってくる。農夫であれば筋肉の鎧は厚いだろう
面白い、とくすりと笑いが漏れる]
僕のとっておきをあげよう。
旅人 ?????? は肩書きと名前を 旅人 アメシスト に変更しました。
《 ―――加護を与えられしアメシスト・ヨアニスの名に於いて
大気は語る 昨日の星に 明日の闇
大気は運ぶ 林檎の種に 時の砂と 水の粒
大気は叫ぶ 木々の産声 光の裂傷
大気は踊る 無邪気な剣に 彼の呼声 》
――――裂けろ
[剣の「徴」が光り、農夫の農耕道具とかちあった瞬間にきぃん、と音が響いた]
[一瞬強い光が辺りを照らし、直ぐに収束する。
農夫の道具は綺麗に寸断され、持ち主は寸での所で避けたのか腰を抜かしていた]
―詩が聴こえても向かって来たのは見事だったね。
でも、これで勝敗ははっきりした
一頭、貰って行くよ。
[そう声をかけて、剣を鞘に仕舞う
繋がれてある馬を一頭選び、宥める
そして、農夫の方を向いて提案を持ちかけた]
…ま、畑にとっては痛手だろうから、この畑に良い風が吹く様に、言ってみるよ。
[馬が落ち着いたと見るなり、跨って走り出す]
……まァ。今日の晴れが明日は違う。明日の雨がいつまで続く。
そんな風に毎日言う事が変わるから、全く信じられないんだけどね。アレもさ
[農場から出て暫く走った所で、そうぽつりと漏らした]**
/*
メモ
剣と剣がかち合うか、何処か硬い所にぶつけて音を出すと大気が振動した分だけ強くなる
「大気の徴」。空中にも現れる
/*
とりあえず「デリケート」とかそういう横文字は使わないようにした。
あとこの時代に間違いなく無いものとかね。
うん、自己満足だよ?
/*
詩といえば私の中では宮沢賢治とかなんだが、比喩を使おうとするとこの時代に存在するものしか使えないからランプとかビロードとか使えない
や、ランプぐらいはあるかもしれないけどどうだろね
[王国の街道を進めば、橋のかかった河がある
橋のある場所から逸れ、通る者の眼につきにくい場所に男はいた
深い緑色の布を取り、顔を洗う
数回頭を振って水滴を落とすと、戦利品の馬の方を向いた]
ふぅ。さぁて、これからどうするか、な。
お前はどうしたい?
[水を飲む馬の首を撫でて、地面に手をついて対岸を扇ぐ]
―――何か面白いことは……ん?
[対岸の離れた場所に、行商人だろうか。人間が二人ほど見えた
仕草を見るとどうも商談ではなさそうだ]
…気になるな。行ってみようか
次の目的地が見えるかも
[馬の手綱を引いて、橋の所へ歩き出す]
[川辺の行商人に話を聞けば、どうも巨竜が蠢いて村を幾つか潰してしまったという事だそうだ
だが話はそれのみに終わらず、人間達で集まって何かを画策しているらしい
その内容に、気付かれない程微かに眉を顰めた]
―――巨竜を、動かす?
ハ、何だと思えばそんな馬鹿なことを考えていたのか。
できない事に希望を見出しても無駄だよ。そんな暇があったら新しい所に移り住めばいい
[すると行商人達は言った。
彼等は元の場所に愛着があり、とても他の土地では暮らせないのだと言う]
愛着か…。面倒なものだね
巨竜の下敷きになっても諦めきれないなんてね
……でも、そのしぶとさに、興味は湧いたな
ありがとう、面白そうな話が聞けたよ。見に行ってみる事にする
[こんな機会でもなければあそこに行く事なんて滅多にないし、と付け加えてひらりと馬に跨る
そして馬の腹を蹴り、駆け出した。顔を上げれば彼方に巨竜の背中の大きな山が天高くまでそびえ立っていた]
村の設定が変更されました。
旅人 アメシストは、狂人 に希望を変更しました。
[行商人等により示された場所へ着くと、何人かの人影が眼に着く
馬から下りて近付くと、聞いた通り下敷きになった村の復活について論議しているようだ]
―――ふゥん。
[人々の間を通り抜け、眼の前に聳える巨竜の身体に手を当てる
それは山と言って相違ない、辺り一面岩の壁だった
巨体さ故に皮膚も果てしなく厚い。生物らしい体温など伝わって来ない
だが]
生きている。なんてね、こんなのが
ぞっとするね
[にやり、と笑って手を数回動かした後、馬の所へ戻る
すぐ側にあった木陰に一端、腰掛けた
集まった人々を見やる]
村の設定が変更されました。
旅人 アメシストは、叫迷狂人 に希望を変更しました。
[一人の子供が、木片や石を積み上げて何かを造っている
それは一瞬で黒いものに覆いつくされ音を立てて崩れ去り、後には何も、子供すら見えなくなった
あの子供は、誰であったか]
影の英雄 ナジ が参加しました。
(kkr) 影の英雄 ナジは、村人 を希望しました。
[美しく何処までも透き通る声で詩を綴りあげる英雄。
誰もが賞賛し時には神の寵愛をも独占し、しかし奢る事なく分け隔てなく慈愛溢れる眼差しを向ける英雄。
それらが光に値するならば、闇とは正に自身を指す。
ナジは、そう思う。]
[美しく何処までも透き通る声で詩を綴りあげる英雄。
誰もが口々に賞賛し時には神の寵愛をも独占し、しかし奢る事なく分け隔てなく慈愛溢れる眼差しを向ける英雄。
それらが光に値するならば、闇とは正に自身を指す。
ナジは、そう思う。]
大陸を横断せし巨竜 がいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(大陸を横断せし巨竜は村を出ました)
[神に愛されることなく、虫螻のように弄ばれ、神々を愉しませる玩具として、ナジは神から直接「徴」を教えられたようなものだ。
輝かしい偉業を成し遂げる英雄と呼ばれる者達と同じく、生まれつき身に備わる詩の力が強くとも、この世に置ける命の価値など、神に定められている。
ナジは、そう思う。]
——巨竜ですか。
[噂を聞いたのは数日前のこと。
王国の神殿で、ナジの神へと祀りごとを行っていた時、巨竜に潰された村々の者が神の力に縋ろうと懇願をしに来たおり、耳にした。]
随分お疲れの様子ですね。
話をされる前に、喉は乾いていませんか?
ここの水は疲れも消し去る甘露の水です。
[祭所の片隅には、生命の徴と花の徴、甕の徴と水の徴が刻まれた、こんこんと清浄な水が湧き続ける泉があり、ナジは木製のカップに水を汲み、遠路を来たであろう草臥れた村人達に差し出した。]
[村人達の懇願は神に聞きとげられることは恐らくは無い。助力をしようと自ら動こうとする神も居るかもしれないが、それだって表立って動くことは無いに違いない。
ナジは思い、虚しく響く村人の声を耳を手で塞ぐような気持ちで、目を瞑った。]
……?
[だがナジの予想した通りには物事は進まなかった。
ナジが目を開けば、未だ年端も行かず、神の寵愛を受けている英雄が凛とした声を上げ、巨竜を動かす役目を自ら買うと言っているではないか。]
『 あなたも一緒に行ってくれますか、ナジ。 』
貴方が行くというのであれば、共に参りましょう。
[一思案の後、ナジは他の英雄の誘いを受け、巨竜の元へと向かうこととなった。*]
村の設定が変更されました。
大陸を横断せし巨竜 が参加しました。
(kkr_2ID) 大陸を横断せし巨竜は、智狼 を希望しました。
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
[王国から巨竜を動かそうとする場までは、数日の距離があった。英雄とナジが往く道なき道、草原の一方には遠くに丘陵が、一方には聳える峻厳な山脈が途切れることなく続いているのが見える。
この山脈の所為で、大陸の此方側と彼方側の行き交いは困難を極め、死を覚悟し山脈を踏破をするか、山脈が途切れる場所まで迂回を行うか、海路を使うかになるだろうか。
もしくは神や天使達の御業により巨竜を越えるかだろう。]
[王国から巨竜を動かそうとする場までは、数日の距離があった。英雄とナジが往く道なき道、草原の一方には遠くに丘陵が、一方には聳える峻厳な山脈が途切れることなく続いているのが見える。
この山脈の所為で、大陸の此方側と彼方側の行き交いは困難を極め、死を覚悟し山脈を踏破をするか、山脈が途切れる場所まで迂回を行うか、海路を使うかになるだろうか。
もしくは神や天使の御業により巨竜を越えるかだろう。]
旅の司祭 カルヒ が参加しました。
(*さとこ*) 旅の司祭 カルヒは、村人 を希望しました。
[温かい手が艶やかな髪を滑る。優しい声が音に乗せて物語を紡いでいく。
それは流れゆく水の如く
リズムは崩れること無く、唄は止むこと無く。その心地に、心は溶かされていく─
風が舞い、大地の力満つる時
目を閉じたまま、その響きにだけ身を委ね。それはただ幸せな時間。
ねぇ、カルヒ。これは──
呼び掛けられて、そっと目を開けようと──]
…竜の物語………
[目を開ければそこには見慣れない天井。冷たく硬いベッドにその身を横たえたまま、頬を濡らすものの正体を今暫く捉えられずに居た。]
(あぁ……ここは……)
[途中で立ち寄った教会。と小さく口にすれば、先ほどの心地良さが一気に抜け出る感覚がして、身体がずんと重くなる。故郷の村を出てからもうかなりの日数を経て尚目的地は遠かった。いや、目的地、なんてハッキリとしたものは無く、ただ新しい情報を求めて山脈を──巨竜を目指しているに過ぎないのかもしれない。]**
『──故郷が無くなった』
[その知らせとその理由を耳にしたのは、村の護符としての「徴」を受け取りに近くの街の教会へ寄って居た時であった。
この国に一体化しているとも言える巨竜が生きているというのは周知の事実であったが、自らが生きているうちに蠢く瞬間に、それも自らの故郷を破壊する瞬間に立ち会うとは誰も思いもしないだろう。村に戻れば、道があった場所には山裾が迫り来、家々があった辺りは更地に、村外れにあった教会だけが辛うじてその形を保って居た。呆気ないものである。
何も無くなった村。
無くなっただけではなく、村は一部を山──巨竜──と化したのである。
しかし、何代にも渡りこの土地を護り続けて来た者たちは此処を離れることを拒絶した。失われた命もあったが、この小さな村の中で、此処以外で生きていくことは誰にも考えられないことであったのだ。]
そうは言っても、どうしようもないでしょう……?
[この、所謂、山をどうすれば良いのか。溜息と共に漏れ出る本音は誰の耳に届いてもならないものである。何とかする、と啖呵を切って出て来たものの、目的地に近づく程に自身の力ではどうしようもないものに向かっていることに気付かされてゆく。母であれば、どうにか出来ただろうか。夢で聞いた声の主を想えば、考えても仕方のない方向へと思考が進む。まだ外は薄暗い。]
(日が登ればすぐにここを出よう。)
[巨竜から村を再生させる手立を探す為にも先へと進まねば。そう胸の内に呟けば、大きく身体を伸ばした─]
―巨竜の麓―
[木陰で休んでいた男が立ち上がり顔を向けて来た。
深い緑色の布と衣を身に纏い動作は風を思わせた。]
私は付き添いです。
[フードの暗闇の中で深い色を湛えた眸が、ナジの傍を離れ喧騒の中へと分け入った英雄を示す。ナジの声質は中性的で、声からは性別を判断出来ないだろう。
ナジは視線を再び男へと向けると、]
随分と長い間、議論がなされているのですか?
……どう とは、何に対してでしょう。
[挑戦的な響きを持つ問いにナジは、言葉を重ねる。]
──回想──
[中央王国の外れに位置する小さな集落、そこがカルヒの故郷であった。村の外れには古びているが手入れの行届いた小さな教会があり、村の皆の心の拠り所であった。その教会は何故か代々女司祭によって護られ、継がれている。その何代目かにアマーリエ=カルヒの名前が刻まれたのはもう15年も前、前司祭である母を亡くした時であり、カルヒが7つの頃の話である。
司祭の血筋は「声」に恵まれるとされる。その中でもカルヒの母はその中でも優秀とされていた。その母はその「歌」の力に目をつけられ国の争いに駒として駆り出された挙句命を落とした。その跡を継いだ7歳のカルヒには村の期待は大きすぎるものであったが、母のように出来ない悔しさは彼女の内側を黒く塗り潰してゆくに充分であった。それでも必死に村を護ってきたことに変わりはない。]
[母の存在は憧れであり、コンプレックス。
追いかけても追いつかない、もう届かない愛おしい人──
そんなことにはとっくに気がついている。
苦いものが胸の中に広がる──
母の「歌」ならば、村は無くなることはなかったのてわはないか──
なんて。]
──数日前・とある街──
はぁ……
これを動かそうとする者たちが……
[何も無くなった故郷を出てすぐに耳にした噂である。何でも王国の中心に位置する神殿でそのような決定がなされ、力のある者たちが集まるらしい。ただ、単純かつ突拍子もない発想に、随分と間抜けな声を落としたことだろう。ただ、他に何の手掛かりもない。そこを目的地として大方間違いは無いだろう。そこに人が集まるのであれば、近付くにつれ情報は質も量も増すであろうから。]
『司祭様も向かうのかえ?そんな細腕じゃあ役にも立つのかね?ほれ、あの潰された村に昔居た司祭様くれぇ、歌が歌えれば話ば別だろうがなぁ』
[相手に悪意が無いのは分かっている。思わず苦笑いを落とした]
あはは、そうですね。
ただ、ジッともしていられないので、行ってみます。ありがとう。
[お礼を告げ、相手に背を向ければ、唇を真一文字に結ぶ。その瞳を無機質に染めて]
──夜明け後・→目的地──
[それからどれくらいの日数を経ただろうか。目的地自体まではまだ距離があるものの、山間に人の姿をちらほらと確認できる>>13。]
あそ…こ……?
[暑さも手伝い、息が上がる。通りかかる人たちの話によれば、潰された村や街は自分の村だけでは無かったようだ。
眼の前に広がるその大きな自然の壁──に見えるもの──が生き物であるとは到底信じられない。そんな雄大さでそこに横たわる巨竜には威厳すら感じられた。]
とりあえず、そこはどいて頂かないと。
[小さな声で、しかし語り掛けるように言葉を落とす。そうして、また目的地を目指し、歩みを進めた。]
[季節風に乗って、相手の返事が耳に届く>>30
声を聞けば、存外低くは無い。どちらだろうかと頭の片隅で考えながら笑みを深くした]
付き添い。
[フードを被った者の視線を辿れば、丁度議論し合っている人の中に入って行く者の姿が視えた
その者が視線を戻せば、同じ様に眼線を合わせる]
―――まぁ。正確には分からないんだけどね。
僕が着いてからもそれほど時間は経ってないと思うよ
アレを何とかしようって言うんだ。簡単には収まらないだろう
[何処か観察するような目を眼の前の者に向けた後、喧騒の方へ同じ様に向き直る]
巨竜を動かして、下に埋もれた故郷を取り戻す。
そんな事ができると、思えるかい?
[問いかけと共に再び眼線をフードの者へ。]**
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
ふぅ……
[見通しの良いところまで出れば、その尾根の雄大さをまざまざと感じられる。大きく息をつき、そばにあった木陰に腰を下ろす。
この山裾の線を辿れば、故郷があった場所へ帰れる…そんなことを考えながら、荷袋から水を取り出し、喉を潤し、小さな声で呟くように歌を紡ぐ]
地の恵みを我に
天の恵みを我に
静に響く地の音に
その鼓動を重ね
天より落つる光に
その身を委ねよ
───そして我に力を。
[ロザリオに刻まれた「徴」が浮かべば、温かい光に包まれる。身体の重さが抜けると共に、頭の方が心地よい疲労感に満たされる──]
──回想──
・・・ママ・・・?
[母の仕事場であり、自らの生活の場でもある教会の扉を開ければ、
とある者は難しい顔をし、とある者たちは談笑し合い、とある者は涙する
いつもの村の風景の一部があった。
その一番奥、祭壇のそばに、大好きな母が
優しい温かい笑顔でそれを見守り、時に村の皆の話を聞き、応え、
歌を紡ぐ――
そんな日常を眺めているのが大好きだ。
教会は、その頃から悩みや悲しみを抱え惑う者、神への感謝を述べる者、
様々な者が集まるコミュニティのような役割を果たしていた。]
『神様は何処にでもいらっしゃるわ。ここだけ特別、という訳ではないの。
ただここには人が集まるから、神様もいらっしゃることが多いの。』
[そう言いながら母が宙へと視線を動かすのに合わせて自分もその辺りに目を凝らしてみる。
何かが見えるわけでもないのに、にこりと微笑む母に不思議な表情を向けたその時、
そっと頭に何かが触れたような――気がして頭上に手をやる。]
『まぁ……』
[それを見た母は少し驚いた顔をして、ふわりと笑った。]**
―巨竜の麓―
……………。
もしも万が一この世に神をも屠る剣があれば、普通の武器では歯の立たない巨竜の皮膚でさえも、易々と切り裂けるやもしれませんね。
”英雄”殿。
[ナジの双眸が細まる。
神殺しなど不敬にも程があり神や天使の耳目を惹けば、笑い事ではすまされない。存在しない武器を口にする。]
[ナジは細まった目を元に戻す。]
巨竜を動かし、村人達の故郷を取り戻すことが出来れば美談でしょう。
神々の天使の英雄の偉業を広め語る者達の良い飯の種になります。
英眼の英雄 リューナ が参加しました。
(ルシェル) 英眼の英雄 リューナは、叫迷狂人 を希望しました。
[澄んだ声色で紡ぐ旋律。其の詞は右の英眼へと響く。]
『
鎖に繋がれし音よ
英眼の名のもとに応えよ
熱を奪い 歪みを正したもえ
旋律よ 我が身に宿れ
』
[盲目の英眼。見えるのは、叡智。]
━━━巨龍か……
動かして怒りを買わねばいいのだが…やるしか、あるまい…
[そっと瞳を閉じ、「徴」の描かれた包帯を巻き始める。
「英眼のリューナ」と呼ばれる女性は本来は龍であろう山を見据える。]
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
英眼の英雄 リューナは、囁き狂人 に希望を変更しました。
こいつが動いた…ねぇ。いつぶりなんだろうな、君が動いたのは。
教えてくれるかい?
[山に話しかける姿は滑稽に見えるだろう。しかし、彼女にとって其れはごく自然なこと。巨龍とココロを通わすことはできなくとも、話を聞くことはできた。]
『
鎖に繋がれし音よ
英眼の名のもとに応えよ
依代を集め 其の音を響かせたもれ
旋律よ 我が身に宿れ
』
[はらりと包帯が落ちれば見える景色は文字の列。到底人には理解できない文字たちは右目に吸い込まれてゆく。叡智がなければ、脳を焼かれるその文字列を静かに読み解く]
……覚えてないって……はは、それは残念だな……
[苦笑しつつ再び包帯を巻く。
太陽が揺らめき、巨龍に影が差す。]
太陽に、影…か。
[山の影に触れ、ふ、と息を吐き出す。影の英雄はいまは何処にいるのだろうか。奴もまた、同じようにコレ<巨龍>を動かそうと動いているのだろうか。
数年前までは共にこの地を踏みしめていたが、いつの頃だったか、リューナ以外の英雄に付き従うようになってしまった。
傷つく、なんてことはなかったが、些か寂しかったような気もする。今となっては一人というのも心地のいいものではあるのだが。]
―巨竜の麓―
[男の返答が返るまでの束の間に目を瞑る。
思い出すのは、数年前の日々のこと。
英眼の英雄の影のように従っていた時の記憶。
彼女の御業はまるで神の業が如き。
未だ確定されない叡智以外の全てを見通す眼は、ナジをおそれさせた。
神の手により、ローブの下のナジの体に標された「徴」の群れ。藻掻き足掻き火に炙られた虫螻の様に苦痛に身を折った過去の日々。
その過去に理解を示される事があれば、ナジは……。]
村の設定が変更されました。
影の英雄 ナジは、守護者 に希望を変更しました。
村の設定が変更されました。
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