人狼物語(瓜科国)


1444 【銀河鉄道の夜風RP村】こちら、銀河ステーション


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ニイナ

じゃあきっと、“次”も大丈夫、だよね。

[納得したように頷いて、ボタンを大事そうに、胸ポケットにしまった。

そして、ふたたび歩き出す。
目指すはあの明るい星。

そこに、“次のしあわせ”があると信じて。]**

( 38 ) 2014/08/11(月) 23:51:01

ベニ

―サウザンクロスを出て―

[車内は一気に閑散とした。
先ほどまで聞こえていた他の乗客の声も、ほどんど聞こえない。
それにクノーを見送った後、同じ席にいるのは寂しすぎた。
ルルーを見送り、クノーを見送り、アイスを囲んだ時には4人いた座席に、今は1人。]

 (――そういえば、カロラはどこに行ったんだろう…?)

[停車場ではないところで席を離れたカロラ。
もう降りてしまっているのかもしれないけれど、もしかしたら…まだ乗っているのなら。
サウザンクロス遠ざかる窓から視線を外すと、ボストンバッグを肩にかけ、席を立った。]

( 39 ) 2014/08/12(火) 00:08:13

ベニ

[――席を立って振り返れば、思いの外近くにカロラの姿はあって。]

 (生きてる…?>>17

[さっきチケットを見せた時にもクノーに言われた驚きの言葉を、カロラからも告げられた。]

 (しあわせ…?)
 
[石炭袋で止まる列車の扉の前で、先ほどからずっとカロラと共にいたお兄さんに語りかけるカロラを見つめる。一字一句聞き逃さないように…。

石炭袋で一人降りるカロラの背中は何だか悲しそうで、でも、少しだけ安心したようにも見えた。]

( 40 ) 2014/08/12(火) 00:42:49

ベニ

[カロラの姿もなくなった車内で再びラウンジの元の席に腰を下ろすと、カロラの声がもう一度頭に響いた気がした。>>21]

 (しあわせ。…ルルーが言ってた「しあわせ」>>2:74。)
 (クノーも「しあわせ」見つけたのかな…?)

[ルルーが座っていた席とクノーが座っていた席を交互に見つめながら、二人に思いをはせる。]

 (…ベニにはまだよくわかんないよ。)

 (だから、クノーと一緒に降りられなかったのかな…?)


[列車は石炭袋を出ると、スピードを上げて夜空を疾走する。
その揺れは乗客を眠りに誘うようで、いつしかベニも瞼を伏せ、座席に身を沈めていた。**]

( 41 ) 2014/08/12(火) 00:47:41

ウル

[俺が眠っているあいだに、季節はすっかり色を変えていた]

……こないだまで夏だったのになー。

[制服のブレザーに袖を通しながらぼやく。
意識を取り戻した頃には夏も終わりに差し掛かっていて、
病院を出た頃にはとっくに夏休みが終わっていた。]

[玄関先の鏡を見ながらネクタイを直す。
「またネクタイ曲がってる!」とユイの小言を聞くのは嫌だし]

[いつものように互いの家の前で合流して、駅までの道のりを歩く。
――変わらない通学路、変わらない教室、変わらない授業風景。
いつもどおりの平和な日常。]

[変わったのは、ただ、放課後の過ごし方だけで。]

( 42 ) 2014/08/12(火) 01:00:41

ウル

[授業が終わったあと、以前なら病院に向かっていた俺たちは
俺はバイトに、あいつは新しく入った部活に行くようになっていた]

[俺の周りで変わったことは季節ばかりではなくて。
俺が眠っているあいだに、『あいつ』がいなくなっていた。

意識を取り戻した頃にはもう既に葬式も火葬も終わっていて。
『あいつ』の最期を俺は見ていない。
…そのせいだろうか?
今でも俺は、あいつが「死んだ」という実感が持てずにいる]

( 43 ) 2014/08/12(火) 01:01:38

ウル

[やがて秋が深まり、冬が迫ってきたある日のこと]

[その日は珍しくバイトが入ってなくて。
一緒に帰ろう、とユイを誘ってみたら思いのほか素直に頷いた。
ユイの部活が終わるまで、図書館で暇を潰したあと、一緒に駅までの道のりを歩く]

[それからしばらく駅のホームでなんてことのない話をした後、
ようやくやってきた電車に乗り込む。
すでに日は落ちかけて、東の空が藍色に染まりかけていた]

[疲れていたんだろうか?
列車に乗り込むなり、ユイはうとうとと櫓を漕ぎ始めた。
少し呆れたような、なんとも言えない気持ちになりながら、こちらの肩にもたれかかってすやすやと寝息を立てる彼女の肩を抱き寄せた]

( 44 ) 2014/08/12(火) 01:03:18

ウル

[やがて、ゴトン、と音を立てて列車が進み始めた。
肩にもたれかかるユイの頭を撫でながら、何気なく西の空を眺める]

[薄藍に染まる空に、沈みかけの太陽が一筋の光の柱を天上へと走らせていた。]

……天気輪の、柱。

[図書館で時間を潰していたとき、たまたま読んだ本のフレーズが口をついて出た。
たしかあれは、主人公が銀河を走る鉄道に乗り込むときに現れたものではなかったか]

( 45 ) 2014/08/12(火) 01:04:19

ウル

[―――ふと、思い出したことがある。

あのとき、自分が見ていた“夢”のこと]

( 46 ) 2014/08/12(火) 01:05:00

ウル

[星を見ていた。
白く輝く星の海を走る列車の中で、自分たちは星を見ていた]

「……ありがとう」

「生まれてきて、よかった」

[あのとき、声を聞いた気がする。
聞き覚えのない、それでいて妙に懐かしい声]

[やがて、列車は知らない駅へと辿り着いて。
そこが終着駅なのだ、ということは漠然と理解していたが、なぜか『降りる』と選択肢が頭に浮かばなかった。
そのままぼんやりとしていると、ふと、窓の外のホームに人影が立っているのが見えた。>>14

―――顔は見えなかったけど、
そいつが黒い詰襟の学生服を着ていることだけはわかった]

( 47 ) 2014/08/12(火) 01:07:13

ウル

「……また、『いつか』。」>>15

[列車が再び走り出したとき、何故かそんな声が聞こえた気がして。
そして…目が覚めれば白い天井とあいつの泣き顔があった>>25]

……ああ、そうか。

[唐突に、理解した。
あれは、あの学生服の人影は『あいつ』の…もう一人の『俺』だったのだ、と]

( 48 ) 2014/08/12(火) 01:17:54

ウル

[気がつくと、日は既に落ちていて。
天気輪の柱は見えなくなっていた。
藍色に染まり始めた空には、ぽつりぽつりと小さく星が浮かぶ]

[窓の外に浮かぶ星を見上げた。
あのときのような星の海ではない。
地上の光にかき消されて、
よくよく目を凝らさなければ見えないようなそんな小さな星たち。
だけど、確かにそこに存在していたのだ。
目に見えなくても、光を放つ星たちが確かに]

( 49 ) 2014/08/12(火) 01:22:52

ウル

[『またいつか』と、あいつは言った。>>15]

……そうだな。

[また、きっと『いつか』巡り会うときがくるのだろう。
再びあの列車に乗り込むときはくるのだろう。
自分たちが、生きている限り。
同時に、生きてさえいれば、どこにだっていける。きっと]

[あいつがあいつ自身の幸せを見つけたように、
俺は俺の幸せを見つける。
俺だけじゃない、あいつが俺に託していったもののために。
…あの列車に乗り込むのは、きっと、そのあとでいい]

―――だから、待ってろ。

[また『いつか』会えたときに、胸を張って会いに行くから。
隣に眠る少女をそっと抱き寄せながら、ただ、窓の外の星を見上げて、誰にともなく呟いた**]

( 50 ) 2014/08/12(火) 01:33:11

ミナ

僕の…話。

[カロラの話を静かに聞き終え、促し>>4:45に答えようと薄い唇をそっと開く。
 スケッチブックを膝に置き、白鳥の停車場にて書いた記録のページをはらりと捲った。]

…このスケッチブック。大事じゃないって言ったけど、本当は凄く大事な物なんだ。

[それは、スケッチブックにお守りを描くシャロの姿>>3:48を見て思い出したもの。
 そして、頭の中に声>>2 :62が反響する―]

( 51 ) 2014/08/12(火) 03:06:41

ミナ

「なんでこんなものも出来ないんだよっ!」
「ミナ君…君には独創性が足りないんじゃないの?」

[真面目な両親の間に、長男として産まれたミナは、自由な弟と、何をするにものんびりな妹に対比するように「手のかからない子」として育てられた。]

 す、すみませ…っ、すぐに描き直します…!
「早くしてよ!時間ないんだから!」

 ご、ごめんなさい…。
[両親の期待を受けて成長した彼は、高校生の頃に見た絵の影響を受けて美大へと進学する。
 両親は賛成してくれたが、あの時の二人の残念そうな―裏切られたと物語っていた顔を、ミナは忘れることが出来ない。]

( 52 ) 2014/08/12(火) 03:07:18

ミナ

[しかし、現実はそんな簡単ではなく。
 ミナを待ち受けていたのは、失意と、非難の声だった。人は熱意だけでは成功しない。ましてミナは「手のかからない」という肩書きを手に、周りの目を気にしながら生きてきたのだ。

 この世界で生きるには、ミナは周りの目を気にし過ぎた。]

[ああ、もう。]

 すみません…ごめんなさ…っ。

[声が、煩い。]

( 53 ) 2014/08/12(火) 03:08:00

ミナ

 …だからね?カロラさん。僕は―俺は声から逃げる為に、自分で死んだんじゃないかなって、思ってる。
 声からだけじゃない。俺は親から期待されてるってのに甘えて、世界を見ようともしなかった。
 世界がこんなに厳しいって知らなかったんだよね。それから逃げようとしたんだと思う。

 俺は、弱いから。

[でもね、]

 …俺、こんな世界を見れたから後悔なんてしてないんだ。

( 54 ) 2014/08/12(火) 03:08:50

ミナ

[怖がる自分に声をかけてくれた赤毛の学生、涙を流し、その後笑顔で去ったブラウスの女性、胸にしていた想いを語った制服姿の少女。
 ぬいぐるみを抱きしめていた少女、革鞄を持つ落ち着いた青年、ボストンバッグを持つ女の子、最後に、お守りとともに"しあわせ"を見つけたシャロ。

 夜空にかかる天の河、白鳥の眠る停車場、星と星を繋ぐ鉄道。]

 こんな世界、願ったって見られるもんじゃない。だから人は想像で表現するんだから。
 …やっと分かったんだ。弱い俺でも弱いなりに戦う術はあったんじゃないかって。
 どんなに弱くても人は世界で生きなきゃダメだよ。

 ここで見たこと、俺は忘れないよ。

[もう遅いかもしれないけど、と苦笑する。
しばらくするとアナウンス>>#0が聞こえ、人が降りた後で]

( 55 ) 2014/08/12(火) 03:10:26

ミナ

 …そうなんだ。俺、生きてたんだ。

[カロラ>>17の言葉を静かに受けとめる。敷かれたレールからそれたと思っていた人生。だけど実際は違った。
 レールなんて、最初から無かったんだ。]

 石炭袋…。やっぱり君は、

[今度は、こちらが口を噤む番だった。深くは問わず、静かに聴く。
 カロラは、この運命を最初から分かっていたのだろうか。
"しあわせのかたち"を諭す彼は、それを見つけられないまま、何処へ行くのだろうか。]

 ばいばい、カロラ。俺は生きるから。
 もう逃げないから。

[―ありがとう。そう呟いて。
 石炭袋を後にした列車は、星空を駆けていく。]

[ミナはスケッチブックをぱらぱらと捲り、無心でこれまでを描いていく。一秒でも記憶が鮮明な内に、全てを残そうと描いていき、次第に意識が薄れ―…]

( 56 ) 2014/08/12(火) 03:11:26

ミナ

[目が覚めたらそこは自分の部屋で、ミナは机を枕代わりにしてうつ伏せでいた。]

いたた…。
ん…あれは、やっぱり…。

[鮮明な夢だったのか。そう思って起き上がろうとした時、臙脂のスケッチブックが腕にあたり、こつんと音を立てて床に落ちる。
 それを拾ってページを捲るとそこに残っていたのはメモ程度の小さな文字、可愛らしいお守り、そして]

…見つけるからね、しあわせのかたち。

[夜空を駆ける、銀河鉄道**]

( 57 ) 2014/08/12(火) 03:12:10


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生存者 (4)

ベニ
11(28)回 残2498pt 飴飴
クノー
3(17)回 残3322pt 飴飴
ミナ
7(4)回 残3496pt 飴飴
ウル
17(18)回 残2603pt 飴飴

犠牲者 (3)

車内販売 アリス (2d)
ルルー (3d)
ニイナ (4d)

処刑者 (3)

レナ (3d)
シャロ (4d)
カロラ (5d)

突然死者 (0)

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