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>>-749
4d夜
――次の日の朝、【夏】匿名転校生 夏野蜻蛉 が無残な姿で発見された。
…………
……………………
走ることは生きることに似ている。
だけど、彼は死んだ後もその足をとめることはできなかった。
藍色の夜の中を走っている。時折異形の両生類めいた輪郭が、うっすらと光って空を流れ、足元の土とも苔ともつかぬものから、くぷり、常世なるものどもの気配が噴き出した。
夏野蜻蛉は、どことも知れぬ薄闇の中を走っている。足元で水が跳ねる。その響きに甘さすら含んだ水音は止まず、疾走し続ける彼は自分がせせらぎの上を走り続けているということしかわからない。
ただ、こちらに行くしかないことは分かっていた。
胸の中に淀んだ熱が、炎が、こちらへと焦がれている。焼き尽くさねばならぬものを、彼は自分の中に抱えている。
視線の先にふんわりと白っぽいものが浮かんでいた。
機械的に動いていた足に力が戻る。獅子に吹き込まれる熱は酸素でも生命でもなく、ただただ強い感情、やるせないほど濃縮された怒りだった。
「梅ノ木ィ!!!!」
その影が振り返る間もなく体ごとぶつかる、ただ相手を逃がさないように腕を伸ばす、抵抗されようが構わない。
「
【逆】(全略) 梅ノ木一太は、【裏】校舎の裏手でなんか飼う 牧本れい名画座だからたぶんやたらレトロなのがかかってるよ!(ありがとうございます)
「なんで始めた、なんであんな『ゲーム』なんか、」
指先に感じるのは二重になった荒い獣毛、正しく狼の毛並みで。
「『ゲーム』なんて始めたら、もう何もかも、なくなっちゃうじゃんかよ!分かってんのかよ梅ノ木ィ!!!!」
「牧本サンが好きだった!昼休みの人狼で、策がハマった時のあの子の顔覚えてるか!? 感情薄いとか言われるけど、裏で動物構ってるときめっちゃ生き生きしてんじゃん!あれだけ動物いるのに、病気の個体絶対見逃さねえし、すげえ子だよ!私は牧本さんが好きだったよ!」
「後小路が好きだった!あんなに天真爛漫で人間のこと大好きな奴を嫌いになれるもんか、だって、あいつが話し出すだけで場の雰囲気が明るくなるじゃん、しんどくても頑張れそうな気がするじゃんか!後小路が好きだったよ当たり前じゃんか!」
「清水が好きだった!一生懸命な子じゃんよ、辛くても泣き言言わないし、気を遣わせてばっかでこんなとこまで来ちゃったよ私たちの方が年上なのにな!毅然としてるけど案外茶目っ気あったりして、そういうギャップが出てくるところ、私は本当に大好きだったよ!」
「東雲が好きだった!掴みどころないし猫よりタチ悪い感じの享楽感あるけど、あいつのメイク技術駆使した悪戯大好きだよ!私の琴線に響きまくりだよ!!腕に邪気眼描かれた時はどうしようかと思ったけどな!!!あいつが挑発するおかげで突っ走れた、そういうこともあった、だから私は東雲のことが好きだったよ!」
「星見夜が好きだった!引っ込み思案なとこあるけど、津田っち見てるとこ見てるとなんか胸がふんわかしたよ!甘酸っぱさが伝染するんだよ!それに、爆発物こそ取り扱わせてくれなかったけど、理科室での酸化実験は楽しかったよ、100%酸素の取扱いで理科の永田と延々安全議論しに行ったのだってスッゲー楽しかった!!!!だから私は星見夜が好きだよ!」
「津田っちが好きだった!お互いひっどいノート貸し借りしてたよな、でもそもそも転校初日の昼、お前らんとこに引っ張ってってくれたのはあいつだよ!忘れるわけないじゃねーか! 声をかければ絶対応えてくれる、津田っちのそういうとこ本当に嬉しかったよ、マジだよ馬鹿野郎!」
「市瀬が好きだった!あいつが数学について恐ろしい勢いで喋るのが好きだったよ!内容は確かに意味わかんねーけどさ!ゲームが吐けた後の教室で、だらだら菓子食いながらあいつが心底美しいと思ってるものの講義を聞くのは本当に楽しかったよ!もうすこし賢けりゃよかったと思ったさ!」
「尾崎が好きだった!あいつ人が落ち込んでるの絶対見逃さないじゃん、でも無理やり踏み込んでこないじゃん。でもこっちが離したくなった時絶対そこにいるじゃん!あいつだって練習しんどいの知ってるよ見てるよ分かってるよ、それでもこうやって背中貸してくれる、そういうありがたさが分かんねえ年齢でも頭でもないよ!私は尾崎が好きだったよ!」
「けーしろさんが好きだった!たまに私は会話で事故るけど、なんかかわいいひとだし、言葉遊びのスピード感面白いよ、囲碁打つのも上手いしな!勝ったことねえくやしかったよ!いっつも小難しい本開いてるけど、たまーにそういうのについて話してくれる時面白かったよ、私は絶対自分じゃ見に行かない分野だもの!だから私はけーしろさん好きだったよ!」
「それに、梅ノ木、」
「お前のことだって好きだったよ馬鹿野郎!お前のせいでいつのまにか古い白黒映画見てたよ面白かったよ!いつだったか、お前のフィルム編集に付き合わされて4人で徹夜して登校する羽目になったの覚えてるか!仮眠に使った図書室の埃っぽさ私は覚えてるよ忘れねえよ!!!」
「なんで全部捨てちまうんだよ!私ずっと欲しかったよ!こういう場所が!こういうひとたちが!こういうひとたちがいてくれる場所が!」
「私はここにきたばっかだけど、お前はずっとこれを持ってたんだろ!こんなふうに全部壊しにかかる前に、何かあったんじゃないのか、ほんとに何もないのかよ、馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿大馬鹿野郎!!!」
そこまで、一気にぶちまけた。
もはや全方位告白ですね!
この面子の日常捏造して詰めたんですけどこう 三馬鹿とかもうどうしよう(自分で顔覆ってる)
みんな大好きすぎて見えてる狼全力で殴ることしかできない狩人
でもその狼も大好きやねん全部おぼえてるねん
なんやろう…なっちゃんかげろうやし、こんだけ殴っても拳とか指はすり抜けてて、でも言葉だけが梅ちゃんに刺さっていってるみたいなイメージがある。
泣く。
>>-824逆
6連続振りだして回りまくったクリティカルの1撃(SW無印)と、ダメージ最大値連続攻撃とどっちがいいです?
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