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まさかの別れる前提の愛!?
[果たしてこれは尊敬していいんだろうか。
というか、哀前提の愛って結構切ない物のような…
そんな事を思うけれど、自分も愛はよく分かってないわけで。
別れて哀になったら愛なら、
哀が分からない自分は愛とも無縁なんだろうなぁとちょっとしみじみした。]
わーは、キリエもわーの故郷に連れていけたら
良いと――嬉しいと思うておる。
[リンがキリエに何度か言い掛けていたのはまさにそのことだったから、フィオナの問い>>139とそれに対する答えを聞けば、ぽつりとそう零した。
とはいえ、自分以外の誰かに「世界」を越えさせることができるか、それはリンにはまだ未知数だったのだけれど――。]
む。むむ。それは。
[フィオナ>>145の意地悪な問いには、一瞬たじろぎながら]
それはわーが、フィオナ、なーのことを気に入ったからじゃ!
[言い淀みすぎて爆発する前に、若干荒い口調で、はっきりと告げた。]
…愛って、分かったら凄いと言うより分かったら幸せな物だった気がしますけど…
まぁ、凄いと言えばすごいのかなぁ。
[相手が居なければ愛は難しい。
そう言う意味では、二人の共同作業的な物なわけで。
形が無い物を、二人がかりで作り上げる。
確かに、それは結構すごい事だろう。]
…記録とか残って無いんでしょうか。
「恋愛」小説って呼ばれる区分の本や、
愛について書かれた文献とか。
[人が居なくなっても、人の残した物は色々と有る。
そう言った物の中に、愛に関する物もあるんじゃないかと思って提案してみた。]
そう。気に入ってくれたんだ?
ありがとう。
私もリンの事を気に入っているの。
……どんな世界なのかな?
それと、私が戻れなかった場合は責任とってくれると考えて良いの?
[側へ寄ればリンの唇に自身の唇を重ねる。]
うんっ!
だから、別れて哀で愛だったら、また会いに来ればよかろうなのだよ!
だから、サンシアは、愛で、会いにきたのでした!
[サンシアのしみじみはよく分からなかったけど、会いに来た理由が説明できて、すっきり]
[不思議、とキリエ>>153が応えたのは、キリエの中で考えが変わってきている故なのだろうとリンは思い、そうじゃのうと笑んだのだが]
信じる者に困る?
[驚いたようにキリエが伝えた懸念にはぱちぱちと瞬くも、たくさん、とも言っていたことから、なんとなくその訳が解った気がした。]
わーの故郷のヒトは、いくつものカミを一度に信じるから
特に困りはしないのじゃ。
されど他のカミにヒトをとられたくないカミもおるし、
とにかくすぐケンカしたがる荒くれ者もおるのじゃ。
わりと困ったカミも少なくは無いのじゃ。
[何か思い出したように、眉を下げて、しみじみと頷いた。]
うん?ハルピアは今しあわせですが?
[サンシアが暖かいので。
そういえば、ごはんを食べるのも結構幸せだ。
もしや、あいますがごはんとお水であいって言ったのはそういうことだったのでは!]
…もしや、大発見…なのでは…?
[愛は、幸せ。だとすると、今までの疑問がものすごく解決してしまう。あまりの大発見っぷりに、思わず固唾を呑んじゃうくらいの大発見だ]
…ショーセツ?ホン?ブンケン?
[大発見で全ての謎が解決しちゃうんじゃないかと思ったのだけど、甘かったみたいだ。
やっぱり愛は謎と疑問に満ち溢れている。と、サンシアの言葉にはそう思わざるを得ない。
なにしろ、文字は読めないので]
/*
『キリエとフィオナの言う『あれ』が予測できないので、ここはしっかりと観測して記録してワレワレの情報ネットワーク上で共有しようと思うわけだよ』
ってべんとらーが言ってt
何を隠そうわたしも眠い、ですのでー。
寝落ちたらごめんね、と、予防線を張っておくのですよ。
おお、そう言われると嬉しいのう。
どういたしまして――いや、
わーからも、ありがとう、なのじゃ!
[そう明るく笑いながらも、続く言葉に>>156瞬いたのは「責任」の語が聞こえたから。]
ここと比べるならば、もっと木々の緑が多くて、
家の高さは低くて、美味い酒もあって――。
あと、もっとヒトの姿もここより多く観られるのじゃ。
[この「世界」の人類が滅亡したとは未だ知らずにそう答えつつ]
万が一戻れなくなった時は、わーと村の者で
フィオナも、それにキリエも養う―― ……!
[言い掛けたところで重なるくちづけ。
その時リンは驚いたように目を円くして――。
若干顔は赤らめたが、ひどく狼狽えるでもなくしれっとしている。
多分傍から見れば「満更でも無い」というやつである]
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