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8人目、書生 ハーヴェイ。
書生 ハーヴェイは、村人 を希望しました。
[ ――ようやく鬱蒼とした森を抜け、目指す屋敷へと辿り着く。
二階建てのその屋敷を見上げる。
それは、豪奢と言って何ら差し支えない造りをしているのだろう。本来であれば、年経た建物ゆえの味わいがあると言っても良いはずだ。
だが、木々に囲まれた建物は、どこか陰鬱な不気味さを醸し出しているようにハーヴェイには思えた。
それとも、聞いた噂話による先入観からそう思えるのだろうか。]
……こんな所で、人とも見間違わんばかりの人形を造り続ける、か。一体、どんな人物なのか。
[ つぶやいて、ハーヴェイは玄関の門へと歩を進めながら、上着の内ポケットを確かめる。
そこには、彼の師である小説家ウィルキンスンから預かった手紙があった。
本来であればウィルキンスンと共に訪れるはずであった。アーヴァインの人形の話、そして彼の屋敷にまつわる噂を聞いたウィルキンスンは大いに興味を書き立てられ、アーヴァインへの取材を申し込んだのだ。
しかし、ウィルキンスンは伸ばしに伸ばした締め切りに業を煮やした編集者に捕まり缶詰にされ、手紙を託されたハーヴェイのみが屋敷を訪れる事となったのだった。]
煤I
ぢーちゃんびっくり!
そんな、リミットぎりぎりに皆さんかけこみ過ぎぢゃw
それともどっか終わったのかしらの?
ぢーちゃん抜けるのもったいなくなっちゃった。
[ 気が付けば、どうやら先客がいるようだった。
――髪の長い、華奢なシルエット。
屋敷の者かとも思ったが、玄関先で何やら躊躇しておる様子を見ると、そういう訳ではなさそうだ。
後に近付いたハーヴェイが声を掛けてみようかと思った所で、急に振り向いた彼女とばったりと目が合う。
思わず不意を突かれたように、ハーヴェイは出掛かった言葉を飲み込む。
……暫しの沈黙。]
あ……
[振り向いた先に、一人の男の姿があり、思わず声を漏れる。
屋敷の人か…それとも、アーノルドが言っていた屋敷を訪れた人か――。]
……こんにちは。
この屋敷に、何か用でも…?
あ、私は特に用はないので、これで失礼しますね。
[何故か…あまりこの場に居てはいけない気がしたシャーロットは、男に小さく微笑んだ。]
思うンぢゃが平均年齢高いの〜。
ぼっちゃんも年齢上げるといいと思うのぢゃ。
でもって苗字決めないと皆やりにくいとおもうのぢゃよ。
[ ……何となく、苦笑めいた笑みが浮ぶ。
ひとつ、息を吐いて気分を落ち着ける。]
「……こんにちは。
この屋敷に、何か用でも…?」
おっと、失礼。
私はハーヴェイ。ハーヴェイ・ウォルターズと申します。所用にてこの屋敷を訪れた者です。
[ そう言って、ハーヴェイは軽く会釈する。
見知らぬ人間を目の前にしているからだろうか、彼女は少し硬さの感じられる微笑を見せる。]
「あ、私は特に用はないので、これで失礼しますね。」
[ そう言って彼女が歩を進めようとした時、彼女の背後の扉が重い軋みを立ててゆっくりと開いて行った。
……振り向こうかどうか。彼女の瞳に浮ぶのは、興味と畏怖のない交ぜになった感情。
彼女の背後、開いた門の向こう側。
そこに立つ老人――見慣れぬ奇妙な身なりをした。
門の内側から、ひんやりとした空気が漂う。
何となくハーヴェイには、その門の向こう側がこの世の境界の向こう側であるかのように思えた。]
[図書室で見ていたのは父のコレクションを僅かばかり紹介していた雑誌。
確かあの時も写真を撮らせる撮らせないで揉めに揉めた上で部屋の片隅の陳列を撮らせたのだっけ]
写ってる訳無いか。
あの頑固親父が写させる訳もないしな。
[ため息一つ、バサリと雑誌を放り投げた]
ハーヴェイ…さんですか。
この屋敷を訪れるなんて、怖い者知らずというか何と言うか……
あ、いえ、こちらの話ですわ。
[ハーヴェイがこの屋敷の噂について知っているのかは分からないが、用があって訪れたのなら、自分からこの屋敷について語る必要はないと思い、シャーロットは言葉を飲み込んだ。]
私はシャーロット。
この村の長をしている者の娘です。
[そう言って、その場から立ち去ろうとした時、背後から扉が開く音が聞こえる――。
その音は、聞こえない振りができない程大きく、そしてシャーロット自身を振り向かせたのだった。
振り向いた先に――。
一人の老人と、その者へと向かうハーヴェイの姿。
そして…封を解かれた人形屋敷。
家へと帰る筈のシャーロットは、何かに誘われる――屋敷への興味か、それとも…――ように、屋敷の中へと入っていった。]
[上から見ていた庭の様子。
青い髪と茶色の髪がこの扉に向かっている。
また来客かとわずか頭を押さえながら出迎えに。
二人連れの顔を見て感情出さぬ顔にわずかに訝しげな表情うかべ]
…これはこれはようこそ。
当屋敷に何か御用かな?
―屋敷の中:一階―
[屋敷に入ると、シャーロットは老人に軽く会釈する。
その老人は、何故自ら扉を開けたのか――。]
……こんにちは。
立派なお屋敷ですね。
私は村長の娘のシャーロットです。
用…ですか。
特にないというか……
[シャーロットは少し気まずそうに言葉を続ける。]
父に言われて来たんです。
何でも、珍しく人の訪れがあると言われ……
中にまで入るつもりはなかったのですが、せっかく来たので少し見させて貰ってもいいですか…?
[ハーヴェイからはウィルキンスンの名前が。
シャーロットは確か近くの村の村長の娘だったか]
ほ、ウィルキンスン様の…先触れは頂いておりましたがの。
ふむ、ご本人はいらっしゃれぬが代わりにハーヴェイ様が、ということですな。了解いたしました。
そしてシャーロット様ですな。
[シャーロットから来邸の理由を聞きとると]
ほ、この屋敷とて全くの無人ということがございませぬぞ?
お父様が何をご心配されているか存じませぬがの。
まま、外はお寒い、お入りなされ。
[後ろに控えたメイド人形は光らないガラスの目玉で二人を見つめている]
[老人と幾つか言葉を交わした後、シャーロットは]
あ、無人と言ってるわけではないですよ。
[この老人が、屋敷の噂について知っているのかどうか――。
少なくとも、村の民はこの屋敷を…この屋敷を包む森について、良くは思っていなかった。
あまり、屋敷を悪く言っては気分を害するのでは…と思ったシャーロットは、本音を隠し、暫しの間、老人と言葉を交わした。
シャーロットら三人の会話を黙って聞く周りの人形は、瞬きもせず、じっとこちらを見つめている。
その瞳は、どこか冷たく…目を合わす事ができなかった。]
あ、私に部屋は必要ありませんよ。
中を少し見させて頂いたら、帰りますので……
[モーガンと名乗るその老人は、ハーヴェイに部屋を勧めている。]
ハーヴェイさん…。
荷物を置いたら、一緒に人形を見にいきませんか…?
[何故、ハーヴェイにそう言ったのか。
恐らく、人形の瞳が、そうさせたのであろう。
一人で見るには、あまりにも冷たく…そして畏怖さえも感じたのだった。]
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