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星の歌なのに、少し懐かしいって不思議だな。
でも、店員さんのお母さんが歌ってた歌なんだね。だから優しい感じがするのかなあ。
[教えてくれたその歌詞を噛みしめる。
母親、というひとのことは分からない。けれど、その存在のことを語る彼女の声には、その色までは分からずとも、深い想いが感じられた。
――だから、優しい感じが。
ほんの一瞬、瞳を伏せたその様子に、気遣わしげに視線を向けるが、向けられた笑顔には、笑顔で応えた。*]
[――退いて欲しい。
瞳に空虚を懐く、少女は。
言葉は少しの遠慮も含まれていたが(>>118)、言葉にはこれからの事を思えば、ひとつ告げなければならない雰囲気を纏っていて。]
店内には、他のお客様や、お子様を連れられたお客様もいらっしゃいますので――…
くれぐれも其方をお忘れなきよう、お願いいたします。
[告げた言葉は、少女の感情に水を差し打だろうか。
それとも油を注いでしまっただろうか。
いずれにせよ、身近にいたからこそ。
店内の揉め事は事前に防ぎたいが故の対応に。
心苦しさを覚えながら、望まれるままにその場所を退くだろう。]
[珈琲とケーキを食べ進めながら、2人の会話をなんとなく聞き続ける中、ふっと顔を上げると、今度は別の女性客と目が合う。
彼女は、何の表情も見せないが、こちらに小さく会釈をした>>125]
そうね。
[かちゃん、とケーキを食べ終わった皿にフォークを置く。
ここには、数百年ぶりに来た。
ここを出て、次にまた訪れるのは数百年後かもしれない。
ここでだけ、私は、食べたり、人と話したり、ものに触れたりする。
そして、さっきの、前に来たときもいた…
はっきりとした回答はもらえなかったけど、不思議な二重人格?の店員。
時間の流れの違う、もう二度と来られないかもしれない場所。
したいことをしてみよう、と思った。]
ごちそうさま。
食べ終わったよ〜
[腿の上で浮かびながらもまだ眠っている赤ちゃんにひそひそ声をかけると、浮いた身体を再び両手で抱くようにする。
赤ちゃんはすうっと腕の中に納まった。
この重みを感じられるのも、ここでだけだ。
そして、赤ちゃんを抱いたまま席から立ちあがる。
じっ… と身体の周囲にノイズが走ったようになった次の瞬間には、
女性客…マリンダの席の前に立っていた。]
こんにちは。
あなたが会釈をしてくれたから、来ました。
一緒に少しだけ、お話しませんか。
[と、声をかけた。]
………、
[握りかけた拳は、何も掴まれる事は無く。ミュリエルの言葉>>140>>144によってか、緩く握られるに留まり。退いてゆくミュリエルへ視線を向けながらも、]
[ざぁ・・・]
[形容するならば黒く透明な桜。言い表せない、吹き荒れる心象の表出。見えないものの、それらがアルウェンを取り巻いているようにも思えたか。]
シモン。
此処ヘ、何ヲしに来たノ?
美しク終わリたいの?
[じわり。滲む負の感情。
完全にミュリエルが退けば、隻眼の男を見据え掛けられる言葉。薄ら透き通る姿は、他の影の様な客達を思わせていたし、ぽっかりと穴の様に空いた昏い双眸は生前とは全く違っていたが、黒髪にその顔立ち、肢体はそのままだったろうか。]
[寂しかったことは本当にないのかと。
二度も問うてくれた声に。
男の脳裏をよぎるのは、養父の背と、友人の泣きそうな笑み。
空っぽのはずの胸を過った、あの痛み。
けれど、自身の手にかけたも同然の少女の。
別世界のような薄紅舞う中の、あの清らかな微笑みが、
一つきりの目裏に浮かべば]
……ああ。 ない、よ。
[もしも、あったとしても。
寂しかったなどと。自分に言える資格は、ないと。
だから、あるはずがないのだと。
小さく笑って、首を横に振った]
[記憶がない、というミュリエル。
もしも自分にも記憶がなかったなら……ふと男は思う。
けれど、おそらくは。
記憶を失うことを…自分にとっては、逃れであることを。
一番赦せないだろうのは、自分自身。
透明な器を満たしていた、哀しみの狂気と慟哭は。
ぎざつく割れ口から溢れ、足下の仄暗い薄暗がりに揺蕩う。
割れてしまった器を今浸しているものは。
どこまでも透明な、
哀しみと罪悪感と深く昏い悔恨と…]
[アップルパイとミルクティを楽しんでいると、突然「狂人」という言葉が耳を掠める>>117]
……っ…!?
[聞いたことのあるその言葉に思わず声の方を見る
そこでは少女と包帯の彼が対峙していて]
(狂…人…?って…?あの子、が…?)
[狂人─、それには自分にも恐ろしい記憶があって
暗く深い闇が心を飲み込む。恐怖で動けない。目が、離せない]
[透明な心臓が、透明な欠片に貫かれる激しい痛みも。
とめどなく、流れ溢れる色のない血も。
自分以外の誰にも視えないものならば。
それは、何処にもないのと同じこと。
誰のためもならない、何の意味もないこと]
[大切な人も、大切な人の夢も。何も守れなかった。
今度こそと願った贖いは、誰一人、救えなかった。
自分が存在していたが故に、
壊れてしまった、やわらかな夢のような村。
優しかった人達を、清らかな薄紅の中微笑んでいた少女を。
苦しめて、絶望させて、殺してしまっただけ。
もう――…何をしても誰に対しても、贖えない。
贖えるとも思ってはいない。
だから、此処に―――逢いに来た]
[ふいに。
足下の仄暗い水が、近づく何かの気配に呼応するかのように、
ぱちゃ…と微かな水音を響かせる]
………アルウェン、か?
[凍れる呪の籠るような声と、
あまりに強く昏い負の情念に満ちた姿。
そうして――その双眸にぽっかり空いた、昏い絶望と虚無。
生前の彼女の、
薄紅の花弁のようにやわらかな微笑みを知る男は。
信じられないという様子で、一瞬、空色を大きく瞠る]
ソウヨ、コノ、狂人。
[凍えるような聲が響く。堕ちる。澱みを作る。]
私ハ、知っていルわ。
貴方ガ殺シテ、殺シテ来た、人々ヲ。
人間ノ裏切者。
[だがそれは果たして"人間"への裏切りだったからだろうか。
罵る言葉に悲痛さが混じる。それを憎しみで塗り潰すような、黒き言葉を。]
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