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コンディトライ居候 ミッシェルは店長代理に投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
イズベルガは店長代理に投票を委任しています。
"TrinityGhost" ユージーンは店長代理に投票を委任しています。
店長代理 は コンディトライ居候 ミッシェル に投票した。
コンディトライ居候 ミッシェル は 店長代理 に投票した。(ランダム投票)
イズベルガ は コンディトライ居候 ミッシェル に投票した。
"TrinityGhost" ユージーン は コンディトライ居候 ミッシェル に投票した。
店長代理 に 1人が投票した。
コンディトライ居候 ミッシェル に 3人が投票した。
コンディトライ居候 ミッシェル は村人達の手により処刑された。
"TrinityGhost" ユージーン は、イズベルガ を占った。
イズベルガ は、店長代理 を守っている。
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか。
魔術師 エリザベータ は立ち去りました。
《★占》 イズベルガ は 人間 のようだ。
現在の生存者は、店長代理、イズベルガ、"TrinityGhost" ユージーン の 3 名。
"TrinityGhost" ユージーンは、店長代理 を投票先に選びました。
/*
>設定周りは墓下とエピなら、PCの目的として思い出す意味がなく、畳まなくても消え閉じますので、そっちも大丈夫です。
目的として思い出す意味とは。(うごごご
PCが消えるのか話が閉じるのか。
店長代理は、イズベルガ を投票先に選びました。
/*設定は、地上でイズベルガさんと話せる場合は、
共通点と、2dまでに話した時にお互いに拾ってることから、
PC(ディーとシェルの二人とも)に、
止めてる記憶を、思い出す目的が持てるから…
(他の人だと、今のところ、PC的に思い出したい目的や意味がない)
設定は広げるつもりはなく。
ただ、たったひとつだけ、出してあげたかったことがあり。
最終日に合わせて畳みながら、それだけ出して、閉じたかったので
最終日ご一緒できる予定だったのと、
話したい、ちら見をくださっていたので、
イズベルガさんと最終日に、語り合えたら、
お互いに、残ってる設定とかお店やお客さんたちへの
気持ちとか、出し合えたらいいなぁとか…
長い村でしたし、皆さんのPCが紡ぎ繋いできた村の物語を、
最終日に居られるのありがたいから、
3人で綺麗に紡ぎ閉じられたら、いいなあ…と
漠然と思っていた感じでした。
―コンディトライ・店内―
…だ、大丈夫ですか!?
はい、すぐに治療道具を。
[扉から戻られたらしい、左肩から血を流す(>>6+31)お客様>>7+124の姿。
オデットに優しくしてくれた青年の。
自分を気遣ってくれた人の、その怪我に。
此方もさっと血の気の引くような心配に胸を掴まれ。
慌てて駆け寄り、求められた治療道具を用意して]
…よかったら、手当させてください。
お願いします…っ。
[応急手当だけできれば…とでもいう風に、
一先ずの処置だけですまされそうな様子に>>7+124
見ている自分の方がたまらなくなり、手当を申し出て。
許されるなら、なるべく手早く。
けれど必要以上には痛まないよう、注意深く。
出来る限りの、手当をさせて頂こうとしたのだったか]
[自分が注文を受けたティーシェイクのことだろう。お代という声>>7+133に。”聞く”ことのできる、ミュリエルへの対価なら。想い出のことだろうかと察せられ。
自分へも充分すぎます。という風に、小さく微笑んで頷き]
オデットに優しくしてくださって、私にもお気遣いくださって
本当にありがとうございました。
お会いできて、良かった…
―――…行ってらっしゃいませ。
[出口の扉へと赴く青年の背に。
翻る真白のコートの、もう、ないことに気づけば。
左肩の怪我と白銀の剣に、微かに案じる瞳を向けるも。
きっと、為すべきことのある人なのだろう…と感じられて。
どうか、お気をつけて…想いの叶いますように…。
送りの言葉に、祈るような紡ぎの響きを、そっと添え。
店を後にする姿>>7+135を、*見送った*]
[どれ程歩いただろうか。
長かったようにも、僅かな道のりだったようにも思える。
その間、*二人が何か語ることがあったなら、耳を傾け、あるいは言葉を返しただろう。*
どこまでも続いているかに見えた、微睡みのような黄金色のどこかに、薄闇のような、霧のような曇りが見えた。
誰の目にもそう見えるものであったかは分からない。
けれど、それに気付いたとき、彼女が語ってくれた“その場所”なのだと直感する。
察した瞬間、場所の存在を不意に近く感じた。
もしかしたら、一歩足を踏み出せばそこに踏み込んでしまうのかもしれない。
あるいは、もうその場所にいるのかもしれない。
足を、止める]
[この耳には、どこからか、透き通った川のせせらぎが聞こえた]
アルウェンは、これからどうするの?
真っ直ぐに行く?
僕は……少しここを見てみたい、とは思うけど。
[傍らの彼女に問いかける。
この場所で何かすることや、見るものがあるのか。
真っ直ぐに“皆が還る場所”に向かうのか。**]
……あれは、
[問われ、迷うように下を向く。
「集積体」「“普通じゃない”虹」「泡(あぶく)めいた虹色の物体」。
「覆う」と表現したのはたとえ話で、実際には膨らんだり縮まったりもしながら「世界」を移動している。
しかし並べ立てた言葉は全て“それ”を完璧には定義してくれない]
平たく言えば意味の分からないもの、よ。
わたしが巻き込まれた争いにはおおよそ存在する意味があったと知っているけれど、
わたしも、誰も、“それ”が存在する意味を知らない。
正体も到来の理由も、何故移動しては「世界」を汚していくのかも、
意思が存在するのかさえ不明。
[―――そして、対抗手段までも。
嘆息、後、話を続ける>>7:+110]
[話は続く。>>+138
己が辿ったのは辛い道だったか振り返れど判然とはしない。ただ必死だったがために]
…そんなところよ。
憧れという感情は。ある程度人らしく生きていて、ようやく持てるものだとわたしは思う。
わたしという「人間」ができたのは、……!
[言葉を切る。
ジルの物言いに場が整ったことを察し腰後ろへと手を伸ばす。いつでも唯一の装備品たるスタンロッドを抜けるように。
ナイフすら身に着けていない。まさかこんなことになろうとは――である。
だが、]
危険が伴ったところでどうってことないわ。
うっかり死ぬつもりもないし。
[何せ所長に告げたのだから。同じところに行くのは先になる、と。
やがて、棒から滴り落ちた白が、空間を覆う。
景色の見えない漠然とした不安からか、女はとっさに見慣れた風景を思い―――]
[―――その思いに呼応するように、周囲に路地裏が姿を現した。
左右を建物と建物との間に挟まれた薄暗い一本道。
急激に狭まった空の色は青]
…こちらこそ。
[天候外れの稲妻めいた光もしっかり見える。
それを視認したうえで――駆けるのは前方、すなわちジルの立つ方角*]
/*>>+0>>+1>>+2のクレイグさん宛ては、
シモンで、墓下見えていたので、
本当は、昨日、地上のミッシェルで拾って、
地上でお返事しようと思っていたのでした。
遅くなってごめんなさいです。
/*
ナナシのメモの「地上お疲れ様でした」っていいね。
RP村は墓下もやることあるから墓落ちしたからって「お疲れ様」って言うのには違和感あったんだ。
ふふ。お母さんだよ。
[呟きながら、唇をつつくと、少しだけ指を吸うようなそぶりをする。
母親として、どんなことをしてあげられたのだろうか。
今までも、これからも。
でも、それでも私はこの子を何百年間ずっと愛している。
この子が愛しい。
赤ちゃんに微笑んで、ふっと顔を上げると、扉を開こうとするヤーニカの方を見やった。
しっかりと前を見て進んでいく彼女に、後ろで小さく手を振った。]
[来太との先の戦闘、シャワーを浴び血を流し手当てをしたとはいえ、ガーゼ等で覆うでもない擦過傷は見えていたか。]
質問だがよ、
餓鬼ってのはどういうものなンだ?
[母親にとっての意味か。]
俺は生まれてからこの方、
子供時代ってのを経験した事がなくてな。
[擦過音に似た音をわざと立て息を吸う。
生まれた時から"その状態"で居た為、人が赤ん坊から大人へと成長する過程を辿った訳ではないΧは、赤ん坊や子供時代といった過去を持たない。
Χは、それが本心から知りたいと言う訳ではなく、話の繫ぎや切欠のように問いかける。]
店長代理は、イズベルガ を能力(襲う)の対象に選びました。
―― 再会と さよならの場所 ――
[此処に訪れた理由を述べたなら。
疑問形で返される謎は。
恐らくミッシェル以外はごく当たり前の事だろう。]
わたしには、別の記憶がふたつ、在ったから。
[既に約束を果たした彼らは。
もう、ミュリエルの中には居ない。
だからもう、過ぎたことと。
短く理由を告げて。
来太と名乗る少年の言葉に耳を傾ける(>>+129)。]
…生まれて生きた、記憶?
それは、どういう――事?
[本当は別の名前が付くはずだった。
先程語られた事実に結び付く話だろうか、と。
――興味が湧く。
それは自らがまた空っぽだからだろうか。
それとも…飽くなき探求心からだろうか。
もし、断られなければ、触りだけでも話を聞かせてほしいと強請り。]
過去を変えたのなら。
お母様が生きても、貴方が産まれない可能性だってあるのに。
それでも――?
[母と子であることの因果が、不幸を招くなら。
最悪の可能性だって在り得るだろうに。
それでも母親を救いたいのだろうかと(>>+130)。
願いの強さに、戸惑いながらも。]
って…ごめんなさい。なんか知った振りして。
口を…挟んだりして。
[謝罪に込めた言葉は、羨望の裏返しにも似て居たのかもしれない。
けれど――]
本当に、いいの?
貴方の願いは…「その為」に此処に来たのでは、ないの?
[諦めとは違う。悟った様子で言い切る姿に(>>+131)。
思わず縋りつくような言葉を投げかけたのは――。
しかしそれ以上は深追いせず。
本来、居るべき場所で名乗る筈だった名前を打ち明けられたのなら。]
明之進…、素敵な名前ね。
だけどその名前の場所とは。お別れ、してしまうのね。
[決して悲観的ではない、静かなる決意を感ぜる眼差しを眇めて。
抱えて来た彼の想い。考えるほどに。
新たな決意は、母親と再会を果たせた後の結果であったのならば。
どんなに良かっただろうかと。密か願いつつ。]
誰に?
[名を呼ばれて。改めて向かい合い。
重ねて問われた答えは。]
わたし自身に。
さよならを告げに来たの。
不思議よね。死者も、まだ生も与えられない者であっても。
この場所には再会を望めば訪れることが出来るのに。
――…だけどね、死すらわたしには…
さよならを告げられないから。
[素っ気無く対応していたつもりだったがずかずかと向いの席に座る男にやや冷たい目線を送る。
しかし、彼の顔を良く見ると、さほど深い傷ではないようだが、それこそ軽い竜巻にでも巻き込まれたかのようにところどころ擦過傷ができている。そして首もとの皮膚。
一体何があったのだろう。
彼をじっと見つめる中、いきなり子どものことを聞かれ、もう一度赤ちゃんを抱きなおしたものの、少し考えて答えた。]
子どもはどういうものか?
私にとってこの子が、という意味なら、まだこれから考えるわ。
色々迷ってはみたけど、愛してるってわかったから、これからはもっと色々わかってくると思う。
一般的に見たら…
まぁ、うるさいんじゃないかしら。
[ああ、こういうネガティブなほうがぱっと出てくる、と思わず心の中でため息をついた。
この子は生まれてから、さっき泣くまでうるさいことがなかった。
そして自分はこの子ができるまで大して子どもが好きな大人でもなかった。
ふっと息を吐く。
今、考えなくてもいい。もう考える準備は整っているのだ。
そして、子ども時代を経験したことがない、という言葉にはじっと首元を見ながら、率直に聞いた。]
あなたは、どうやって生まれたの?
イズベルガが「時間を進める」を選択しました。
[窓の額縁に高分子ブレードを立てかける。
傲岸不遜な空気を纏わせ(>>3下act)、]
別にとって喰やしねェよ。
ハ、殺すくらいはするだろうが、この中じゃな。
[右目のみで店長代理を見やりイズベルガに示し、]
[窓の額縁に高分子ブレードを立てかける。
傲岸不遜な空気を纏わせ(>>3下act)、]
別にとって喰やしねェよ。
ハ、殺すくらいはするだろうが、この中じゃな。
[右目のみで店長代理を見やりイズベルガに示し、]
ク、ク、ク、違いないな。
餓鬼は五月蝿い。
[Χは、うるさいとのいらえに愉しそうに笑う。]
お前が生んだんだろ?
[色々迷い、愛しているのが分かったとイズベルガが言えば、遠慮ない一言をまた言い。]
俺は気付けばだな。
殺す為だけに生まれたってとこだ。
[比喩でも何でもなく。
Χは、ニィと口角を吊り上げて嗤った。]
っと、注文か。
ビールで良いぜ。
[机の上に置かれたメニューを見ずに告げる。
店員かイズベルガのお勧めでもあればまた別だったか。]
『…………。』
[αはイズベルガの問いに内で沈黙していた。
どうやって生まれたか。αはそれを知っている。
時折聞こえる低く深く落ち着いた声が呼ばう名の相手、基本人格の名。]
『………。』
[Χはαが近くにいるのを感じながらも何も言わない様子(それはよくある事だ)を気にとめず、イズベルガに愉しげに対する。]
そうよ、私が産んだの。
…実際は、私が産む前に、この子の方が先にこういう身体になって、お腹から飛び出して行ったのだけど。
だから言ったじゃない。
私の好きは、みんなの好きと同じじゃないかって迷ってたけど、結局私、この子を愛しているのよ。
それが人と同じだったとしても、比べようがないじゃない?
愛してるってわかったから、それでいいの。
[そんなこともわからなかったのか、といわれそうでぷいっと目をそらしながら言った。]
[そして、彼のビールの注文には、]
あなたもビール好きなのね。
[とわりと嫌そうに静かに呟いた。]
殺すためだけに生まれたなんていうわりには、だね。
ビールを飲んで、何か感じるのかしら?
今日も一日殺し頑張ったなーとか思うの?
…意味の分からないもの。
それは例えて言うなら…災害、に似た印象を感じます、ね
話を聞く限りでは、自然のそれよりもずっと厄介なもののようですが。
["虹"に関しての話に、>>+6歯切れ悪く答えた。人の意思のようなものが介入しないとあれば自然現象に似たものと思えるが、それよりもまた上位の、異種のものの様に感じられた
そして、話はマリンダ自身についての内容へ移る>>+7]
なるほど。人らしく…ですか。
…貴女という人間ができた理由?
―――いえ、まずこっちが先ですね。
[聞き返すが、いったん術の精製に集中する。言い終われば、女性が腰の後ろへと手を伸ばし臨戦態勢をとった
滴った其処から空間が展開し、それはやがて何処かの路地裏の風景を現した]
―――この術は言わば雨上がりの水たまりに映る鏡像。強い記憶に呼応して、姿を変えます。
――此処は僕の記憶にはない。どうやら貴女の記憶の中の世界を映しているようですね。
[その詳細について特には尋ねず。こちらこそ、と返す言葉>>+8には会釈をして。
臨戦態勢をとったマリンダが駆け出す。この狭い路地裏では機動力が削がれる。先ずは、といった所だろうか]
―――早速ですね!じゃ、僕も…!
[少し慌て気味に棒を上に振り上げると、棒の先端に纏っていた電流が上へ打ち上げられる。
上空を見れば極めて小さいサイズの雷雲が確認できるだろう]
『サンダーボルト!』
[それはパズルゲーム"ぱるぱる"での3連鎖めの技名であった
向かってくるマリンダに合わせて杖を振り下ろすと、雲がゴロゴロと鳴って先程打ち上げた雷が地面めがけて落ちる]
"TrinityGhost" ユージーンが「時間を進める」を選択しました。
― 再会とさよならの場所 ―
別の記憶……。
[ミュリエル>>+9の言葉に想起するのは、ユプシロンとカイと、もう一人のこと。
記憶、という単語に、彼らの在り方ともまた違うのかもしれないと思ったけれど。
短い答えを聞いた後は、しばらく自身について語り]
生まれていない者には、体験出来ないはずの出来事の記憶――とでも、言いましょうか。
[ミュリエル>>+10に問われれば、言葉を探すようにぽつりと]
僕の里が怪物に襲われたこと、怪物と戦う力を持った人たちのこと。
そして、力を持った人たち同士の戦いのこと。
そういう、僕一人では創り出せないような大きな出来事を、僕はまるでその渦中にいたかのように覚えていました。
そして、僕自身は全部『なかったこと』にしようと望んでいて――そのために過去を変えようとして。
[ミュリエルが口にした"可能性"。
それは己の力を行使する先を考えた時、避けては通れぬ問題でもあった]
かつて天より落ちた星が、里の人々に力をもたらした。
僕は生まれる前から、この力と共にありました。
[掲げた手の上で、星のような光点が回る]
そしてこの力のせいで母親が死に。
星は十数年の時を経て、里に禍をもたらした。
過去を変えるということは――里に落ちる星を止め、この力すらなかったことにするということは。
僕自身を消すということに、他なりませんよ。
[自分という存在は、力と対として規定されているのだから]
でも、それでもいいと思っていました。
――僕は、生まれるべきではなかったのだと、そう思っていたから。
[所々空白のある記憶は、少年の存在を肯定しない。
寄る辺なく育った少年は、己の力が禍をもたらしたと知った時。
里の全てと己の生命を天秤にかけ、己の生命など軽いと判じたのだった]
[謝罪>>+11にいいえ、と小さく首を振って。
願いについて訊かれれば>>+12、僅かに迷うように瞳が揺れる]
会いたい気持ちが、消えた訳ではありません。
でも……会えない、存在しない可能性に固執するよりは、今は僕としての時間を生きていたいです。
それに、もしも会ってしまったら……もう戻って来れないような気もして。
[それは言うなれば未練だろうか。
幽世への願望を胸に現世へ留まる、少し矛盾した感情ではあるけれど]
ハ、こんな体ねェ。
さっきの消えたり現れたりか?
[Χは、のらりくらりと言葉を呟き。
Χは、イズベルガが目を逸らした裏側の思いを例え聞いても、思うようなことは言わなかっただろう。]
よく分からんな。
[母親の概念そのものが、Χには薄い。υなら内側の子供達の世話も行っており、まだ母性への理解も共感もあったのだろうが、男であり物事に近視的なΧには細々な感情も埒外だ。]
[軽い舌打ち。]
いちいち五月蝿い女だ。
お前みたいな奴はバラしたくなる。
[ひたりとイズベルガを見据える。ぞろりとした殺意。
Χ自身は濃厚な殺意を向けたつもりも無いが。
ふん、と鼻を鳴らし霧散する。]
飲んだ記憶はあるが、
飲むのは初めてになるがな。
―店からでる前―
[先ほどオデットと共にいた店員を見つけて声を掛ける。
すると驚いた様子で、やや青ざめながら治療道具を持ってきてくれた。
礼を言って受け取り、適当に包帯やガーゼを見繕う。
それを傷口に当てて包帯を巻こうとするも、やはり片手では上手くいかなかった。
それを見かねたのか、ミッシェルから手当てを手伝うと申し出があった>>+1
申し出自体は有り難かったが、こんなに血だらけなのに手当てをしてもらうのも悪いと思い、断ろうとした。
しかし真剣なその様子に断るのが躊躇われ、結局]
…こちらこそ、お願いします…?
[彼女に治療道具を預けることにした]
[こんな身体、と言われて呟く。]
そうよ。
…ある企業の工場見学会で、最初に黄色い飴玉をもらって食べたの。
その後、そのままその工場に閉じ込められて、中を逃げ回ってね。
ずっと身体がこうなりそうな感覚はしてたけど、旦那の所に無事に帰りたくて、自分を押さえ込んでた。
でも、この子が先に、私のお腹を飛び出して…
そう、さっきみたいに楽しそうに飛び回った。
だから、私も、もう押さえ込むのはやめたの。
この子のところにいかなければならなかった。
それでこうなった。
倍率の高い見学会だったのよ。
なんせ見学者は最後に超最新鋭魔法鉱石U型竜巻掃除機をもらえるって噂だったから。
あまりお金のない新婚だったのよね。
でも、私の回の見学会は違ってた…
[ぼんやりと、昔を思い出しながら喋った。]
[いちいちうるさい女だ、という言葉と同時に一瞬の鋭い殺意が此方を向く。
気づいたが、こちらも殺される身ではない。
この店内では自分も死ぬことがあるのではないだろうか?とふっと思いながらも態度を崩さず、ぷいっと冷たい目線のままだった。
しかし、次の言葉に不思議そうな顔を向ける。]
?
飲んだ記憶はあるけど、飲むのは初めて…
不思議だね。
その記憶って、一体誰の記憶なの?
[身体を動かした拍子に、ポケットに硬い感触を感じる]
永遠に赦されずにいることが……エドワーズさんの希い…なのですね。
[ポケットの中身に指を這わせる。冷たい硝子の感触。小指の先ほどの小瓶がそこに在る。
彼の言葉>>7:+145を聞いているはずなのに、意識は自然と内面へと流れる]
変ですね……。ボクはあの村の人たちには赦されて、よかったと思うのに……。
おかーさんたちには、赦されたいと思えないのですよ。
赦されてしまったら『過去』になってしまうような……そんな気がするのです。
[思い出すのは>>6:+45の時のこと。
謝ったからといって罪が消えるわけではないと思った。
両親と姉の幸せな時間、その中に自分が入る余地は無いと理解できて。それなのに、自分のことを忘れるようには願えなかった。]
そう言ってもらえたのはアンタで二人目だ。
オレの方こそ色々と、ありがとう。
[小さな切り傷があった顔にまで貼られた絆創膏。
笑ったら少しだけ歪んだかもしれない。
やがて立ち上がって、一歩踏み出したところで一度振り返る]
もしも、オレが開いてる本屋にアンタが来ることがあったら…
その時は、好きな本を一冊譲ろう。
["その時"が来るのかは分からない。
もしかしたら、もう会うことはないのかもしれない。
それでも"もし"があるのならばと、その時を願う。
そして、見送りの言葉を掛けられれば目を瞬かせた]
――行って来ます。
[はっきりとそう告げて、前を向く。
ミッシェルの祈りを背に受けながら、コンディトライに別れを告げた*]
────は?
魔法鉱石U型竜巻掃除機?
ダイソンとかかよ。
[聞き慣れない言葉に繰り返し。]
結局そこで人体実験されたってオチか。
[黄色い飴玉のくだりに工場内で閉じ込められと聞けば、Χ自身が本来の世界と照らし合わせて思ったのは、その推測。]
よく分からん世界だな、お前の世界は。
しかも結婚までか。未婚の母かと思ったぜ。
[悪気なくせせら笑い。
事実、未婚のまま子を孕む者はΧの世界でよくあることだった。]
俺の記憶だっつー…‥あァ、
俺ァ、生まれる前の存在なンだよ。
だからそういう"記憶"はあるが、
生まれて飲んだ事はまだ無くてな。
今は永遠の待機時間を満喫してるって訳だ。
[右の口角をあげて返答する。]
[ダイソン?と繰り返しながらまた少し昔を思い出す。]
人体実験か。
そうね、その回の見学会に当たった人は、皆何かしらの素質があったみたいだったわ。
私はね、都市の大駆動機関の永久発電装置として組み込まれる予定だったみたい。
こうなってから知ったんだけどね。
でも、その会社は、悪い会社じゃなかったわ…
野心的だったけど、先の世界を救おうと動いていた。
[もう数百年前のこと。
世界は等しく豊かになり、大勢が大勢を支える仕組みが立ち行かなくなった。
世界中の全員が、豊かさを感じると同時に、この一時代の黄昏を感じていた。
その50年以上も前、この事態を予感している大企業があった。
出来る限り小さな資源で大きな力を産み出さなければならない。
自分はその被験者として予期せず選ばれた。]
―― 再会と さよならの場所 ――
そう。別の記憶。
[それ以上は、追究されなければ答えず。
ただ、彼の話の続きを待つように。]
生まれていなければ、体験できない筈、の。
[自身に言い聞かせるかのように。
一度反芻し、欹てる耳許で告げられた話。
生が、命の始まりと位置付けられる認識から、
少し遠ざかるような事実は、軽く混乱を招いたけれど。
力が、救うべきはずのものではなく。
禍でしかなくなった時。誰しもが、自らの消滅を選べるのだろうかと。]
貴方は。
恨みますか? その、持て余すような力を。
[来太と名乗る、明之進として生まれくる運命だった少年の手で。
光り回る、軌跡をひと時見つめてから、問う答えは。
いかなる物であっても、流れゆく過去の物だろうとは。
判り得ていても。
本題とすり替えて尋ねた愚問は――。
軽い、命などあるものか、という。
ミュリエルの意地にも似ていたのかもしれない。]
でもさ、こんなこと、勝手にされたらそりゃ怒るじゃない?
私たちはこんなになってしまって、まるで幽霊みたいに、人には認知されなくなってしまったけど、その頃都市には電気が溢れていて、私たちは好きに移動できた。
そして、私もネットワーク内の0を1に変えるくらいはできたのよ。
その会社はじきに信用を失って、分割され、吸収されていった。
そのあとは、無理やりにでも現在の世界を維持しようという強い動きはついぞ現れなかったってわけ。
[未婚の…という言葉には少しだけ寂しげに微笑んだ。]
そうよ。
これでも私、結婚してて、幸せだったの。
[その後の言葉には首を傾げる。]
ふーん?
あなたの言うこと、さっぱりわからないわ。
で、今飲んだビールはどうだった?
あなたの記憶の中にある味だった?**
[来太と名乗る少年の過去を辿り。
僅かに揺れる瞳の色を見い出せば、自ずと己の心も揺れる。
始まりもなければ、終わりもない自分自身は。
まさに空の器であり、鏡でもあるかのように。
智を得、明を知るか。]
だから、会わずに?
[言葉にして、思い出す。
この場所は、再会を望むもの。
そしてさよならを告げる場所であったことを。
会わずとして「名乗らずの名」と別れを告げるのだろうかと。
最後の決断を、まるで見守る様に問いかけて。]
――此処を、去る…。
そう、なるのかしら?
わたしにも、解らない。
ただ、始まりもなければまた、終わりもない。
その事実へ。
――お別れを告げに来たのだから。
[重ねられた問いかけに。
摩訶不思議な話をひとつ。付け加えて。
彼には、雲をつかむような話は。
まるではぐらかしているように聞こえただろうか。
しかしミュリエルは曖昧に微笑んで、全てを暈してしまう。]
[初めて聞く彼の記憶の説明は。
予想以上に重いもので>>7:+61
その心中を、想像しかできないことが歯がゆく
痛ましさと、気づけず何もできなかった無力感に、
胸の奥が掴まれたように、重く痛んで。
だから “誰かが覚えててくれるなら、散っても大丈夫”
>>3:247。だったのだろうか、と。
二つの言葉に共通する感覚が、繋がる。
あの時の彼の口調の自然だったのが
ひどく痛ましく、哀しく感じられた。
彼の、自分自身の記憶や存在への、諦めと慰めの滲む響きが。
記憶の有無だけが全てではないことや>>3:278
散らないでほしいと願う人の哀しみや。
散るしかないからこそ愛おしいと、想われることの]
俺にくれた、“ほんとう”の心(>>5:29>>5:67)のように。
ふるさとの歌で、村のことを、思い出したように。
記憶のない間でも、お前は
本当に一番大切なものは、何も、失っていなかったと思うよ。
…少なくとも、俺にはそう見えていた、から。
分かっていると思うけど、
俺が友達だと言ったのは、記憶にじゃないぞ?
[ちいさく笑う。
彼が記憶を失うようになった原因は知り得ずとも。
日々の記憶が失われ続ける不安と、
数か月に一度、消えて死ぬような経験をしてきた彼に。
勝手な言葉かもしれないと、思いながらも。
自分は彼に、そう感じていたから。
彼の記憶より、大切なものを知る心を信じていたと。
友達だと言ったのは、心にだと、告げて]
[この場を去るのかと。
改めて問われたならば(>>+19)。
過る、コンディトライでの日々。
物静かな店長代理と、いつも明るかったミッシェルとの日々。
ずっと変わらず。
ずっと続いていくものだとばかり思っていた、懐かしい時間。
立ち寄るお客様との他愛のない会話に。
少しずつ記憶を埋めていくような時間は。
誰かの優しさを知り、信頼を寄せる感情教育のようだと。]
――…だけど、上手くお別れ、言えなかった、な。
[得た信頼は、贋者の姿で。
偽物の力。
かの少年が目を煌めかせて、欲しいと言ったミュリエルは。]
ぜんぶ、にせものだから。
だから、怖くてさよならが言えなかった。
またね、も…言えなかった。
[目の前の少年が言うとおり。
立ち去らなければならないのかもしれない。
自身に別れを告げるという事は、その可能性を秘めている。
その事に何の未練もない。
――…いや、なかった。
少し、前までは。]
/*
うーむ…。正直、万や億単位で居候はどうなのか…と思っているPLが居る。元々、ここの場所は”時間概念”がないので、万や億単位といった時間概念を”全く出さない”なら良いのだけれども、そこを折れないとなると、微妙だなあと。
ちょっとまあ、店長代理の身の振り方も悩みますね、これ。
/*
そして割とメモで色々公開して頂くのはそれはそれで助かるんだけれども、根幹設定が開示されていないので、その枝葉を公開されても理解に至れないのですね……。
いや、それは分かったけれども、どういう事だってばよ…状態な。後、万年大丈夫、が何に繋がるのかが分からなかったしな…
(店長代理のも、突つかれ待ちキャラだったので、人の事は言えないんですけれどね。)
恨む?
[ミュリエル>>+34に問われ、はたと振り返る。
恨み、に似た感情を持っていたのは確かだ。
しかし、その対象が力そのものかと問われれば――
そして、ここに来てからのことを思ったなら]
――いいえ。
僕が生き残れたのも、ここに辿り着けたのも、この力のお蔭だと思う。
それに……過去を変えて、里を救うだとか。
そんな大それたことだって、この力がなければ、そもそも思いつきもしなかった……。
[結果が救いとして現れたのかはわからないけれど、それでも。
この力は『生きる』ための――『生かす』ための力でもあったのだと、今ようやく見えたような気がした]
[だから―――…もしも、いつか。
やるべきことを少しでも為すことの叶う時が来るなら。
今は赦せない“還りたい”と願うことを、
自分に赦せる日が来るとしたら。
自分にとっての、夢を見られる場所>>7:+70は。
還りたいと希う“ふるさと”は。
笑顔の彼と村の人たちの居る景色>>7:+55
彼の、心の在る場所の傍ら]
―――…ありがとう。
俺もお前に、”良い夢を”と願い続けるよ。
[惨劇の前、桜の花を、”散っちゃうのがかわいそう”という彼に。
”散るからこそ、愛おしい、とも思うけどなあ”
と笑った夜のように。空色を柔らめて、心からの*希いを*]
[彼はまっさらだ。死せる者に使う言葉には似つかわしくないにせよ、生まれたばかりである]
時間に追われ、時間を追う。それがここにいるという証じゃあないですか。
[彼は新しい世界へ入らんとする]
見覚えのある……世界に。者達に、会いに行こう**
……「寂しい」に含まれるもの、だと思うね。
[その問い>>+23に首肯いて。続く言葉に]
罪悪感は…寧ろ、私に安寧を与える。
だから、耐えられないんだ……
………。
[似ている、との呟きには言葉を返さず。それは、きっと彼女の心のものだから。ただ、目をそっと細めた]
赦されて良かったと思うものたちと…
赦されたくない、ものたち、か……
……過去。…過ぎ去って色褪せてしまうことは……… そうだな。
[>>+24それ以上の言葉は、必要ないと思った。罪が色褪せて喪われてしまうこと。けして喪いたくない罪は]
それが、絆だから……… …なのか。
[零れたのは自問するような言葉。]
………本当に君は不思議な子だ。
私は、なにもしていないというのに。
[口元に浮かぶのは、微笑。それは柔和な "ひと"の 表情]
…君と話せて良かった。
[ゆっくりと、立ち上がり、空を見る。それは、血の色をしていた**]
―――確かに。『普通の雷』はそうなります。
ですが、僕の雷は魔法でできている。何処に落ちるか分かりませんよ?
[駆ける向きをずらしたマリンダ>>+50へ、杖を下ろしながら反論を返す。
何処に落ちるか分からなすぎて実は自分でも扱いが難しいことは喉の奥に隠して。
やがて雷鳴は
1.マリンダへ当たった
2.近くの電信柱へ落ちた
3.ジルの所へ落ちた
4.全く関係のない場所へ流れていった
1(4)]
―――やった、当たった…?
[雷は幸運にもマリンダのいる場所を射抜いた。
もしも彼女が怯めば、その間に空中に魔術を放って雲を作り出す
真っ直ぐに向かって来た所を見れば、マリンダの狙いは自分自身。
ゲームの世界では互いに魔法で戦っていたが、此処はそのルールが通用しない世界だ。確かに術者本人を狙えば手っ取り早いと心のうちで納得する
だが雨を降らせれば更に機動力を削げるだろうと期待して、ある程度の大きさまで膨らめば]
―――…よし、いけっ…!
[再び棒を振って、彼女のいる方へと飛ばす]
― 瞬かない星々の下 ―
[“かえる”こと、“いく”こと。>>+22
知ることの少ない自分には不思議な夢物語のようだったが、その声に静かに導かれるように、理解してゆく。
そして]
……うん。
[呼ばれたその名に、頷く。>>+26
どの名も、呼ばれるうちに名になってくるように思えたと、あの店で話した。>>3:299
いま、彼女の声として耳に届いたその響きは、重く静かに胸に溶ける。
最初の名、次第に思い出すこともできなくなり、それでも呼ばれるうちにやはり自分を表す音であり続け――持つことに耐え兼ね、捨て去ろうとして、拾って、もらった、名>>4:225。
どうしても、その名の自分は消えないし、消さない。
だから、頷いた]
― たどり着いたその場所で ―
そう……行くんだね。>>+31>>+32
[彼女のその声には、行く先を決めた人の静かな決意と受容が察せられ。
行くときには一緒にいたいと言ってくれたことに、僅かに目を瞠る。>>+31
空洞を刺す痛み、左足を引くもの。
浮かびかけた、自分がそこにいるべきでは――と、そのような思いに、伝えてくれた彼女の言葉が身のうちで重なって>>+30]
僕も、居たいと思う。
[良きものと出逢えるようにと告げてくれたそのひとが>>+30、望む場所に行くのなら、どれほど身勝手でも、行き先が幸いな場所であるようにと祈りたいから、しっかりと頷く]
[恨むのかと尋ねた答えは(>>+46)。
ミュリエルの心を少しだけ軽くしてくれるもので。
安堵のため息。短く吐けば。
互いのほんの少し本音に近付いた所まで見え隠れするだろうか。]
よかった…否定してくれて。
その力は、きっと諸刃の剣のようなもので。
貴方を苦しめたかもしれないけれど。
でも…きっと等しく――…
[得た力の大きさに。
運命に翻弄された大きさもあるだろうけれど。]
…ううん、何でもない。
ごめんなさい。知ったような口を利いて。
[それは、以前コンディトライにて。
ミッシェルに宿る主に、左目の未亡人が口にした台詞と重なりを見せる。
記憶も、人格すら交わることのなかった、世に送り出された未亡人と。
書き綴られる事すらなかったミュリエルとの接点が。
さよならを告げる場所で、密かに生まれる。]
だけどね、その力があったからこそ。
わたし達、この場所で会えたのだから。
恨んでいたのなら、ちょっと寂しいかなって思ったの。
[何かを失った分。
此処で得られたというのならば。
本来生きて、呼ばれる筈だった名を亡くして。
新たな名で交わした記憶や思い出は、失った分の代償であるならば。
恨む事によって、全てが無になるのかと思えばこその、心を吐露し。]
逢いたいならどうして――…
[ようやくたどり着いた本心(>>+47)。
戸惑う胸の内に触れたのなら。
人知れず、朱に染めた唇を緩く噛んで]
もう! わたしの事より!
今は来太のお母さんを探す方が先! 違う?
[誰よりも母との再会を望む少年が出した答えに(>>+48 )。
引鉄を引かれる様に、感情が溢れてくる。
記憶が無かった時間。
コンディトライで過ごした日々は、癒しと感情教育のとき。
何も知らない、終わりも、始まりもないミュリエル自身に。
本人も知らぬ場所で、密やかに彼女の存在意義が形成されていた。
無ければ、作ればいい。逢えなければ、捜せばいい。
さよならを告げる場所は、また、再会を促す場所。
得た信頼も、偽物の姿も。
さよならを告げた場所からまた、はじめたらいいと。]
見送られるのは、まだ、先にして欲しいから。
先に、来太さん…いいえ、明之進さんの再会を果たしましょう?
[躊躇いがちに伏せられた少年の手へ。左手を伸ばして。
断られなければ、歩みを進めるだろう。
彼の、*幸せを祈りながら*]
[ジルは言っていた。ここは女の記憶の中が映し出されたものだと。
強く記憶に残る路地裏などひとつしかない。
そう、斡旋所が入っていたビルのある路地裏しか。
女は雨に打たれそうになって家路を急ぐ。
家に入る方法は少々物騒だったかもしれないが**]
[彼女の問いかけ>>+32 への彼の答えを聞いたなら、そして、彼女の旅立ちまでまだ幾許かの時間があるようなら、話しかけるだろう]
僕は、このあたり、少し見てみたい気がしてる。
すぐだから、そのときまでには、絶対に戻ってくる。
……ええと、迷わないように、頑張る……すごく。
[この場所についてのやり取りに、何か考え事をしているようだった。>>+55
自分はまだ、先に行くこと自体には深い躊躇いがある。>>+61
“行く先のあてはない”、“やらなくてはいけないことは、ある”>>+54
この場所のことを聞いて、彼女の行く先を聞いたいま、何を想うのだろうと尋ねたい気持ちはあるが、きっと、行きたい場所ができたり、するべきことを為すときが来たなら、話してくれると信じているので。
まずは、自分のしたいことを告げた**]
/*
既定路線 では ある 事務所に入るのは
一番なじんだ武器を手にできればなおよしというこの
ジルさんの世界にも行きたいんだけどおおおおおおおお
[自分が彼女の瞳に願った、我儘な希い、
彼女が自分の額に残してくれた願い。
互い違いの我儘な優しさの糸で織りなされる、想い。
そんな想いが日常に溢れていた、かつての村と人々]
良きもの…俺に出会う資格があったのかは、今でも
分からないけれど。それでも…。
出逢えた良きものの全てに、やっと、感謝できるようになったよ…
[夜の色の瞳にひとつともる星を、かなうなら見つめ。
心からの感謝を込めて、空色を柔らげ、微笑んで]
ありがとう…。君にも同じように、
良きものとの出逢いと幸いをと、俺も心から思うよ…
―やがて辿りついた場所で―
……行くんだね。
ありがとう。一緒に居たいと、思ってくれて。
俺も、傍に…一緒に居たいよ。
俺は…まだ、自分に、行くことを赦せないと思う(>>+50>>+51)
だから、お別れになるかは分からないけれど、
最後の時まで、傍に居て見守る、君の幸いを願うよ。
[彼の問いと>>+4とアルウェンの答え>>+31>>+32。
受け入れ、心決めた人の静かな決心の伝わり来るような言葉に。
“心残りがなくなったから”>>3:341と語った姿と、
頬に触れてくれた手のぬくもりが重なり。
彼女の行く先に、還る場所に。
幸いのあることを心から願いながら、頷いた*]
/*うにゅ…すみません。
すごく久しぶりの短い休みを、
最終日に合わせてとっちゃってたのですが…
友達に知れて、昨夜はお付き合いに拉致られ…
お返事遅くなり、ご、ごめんなさい><。
/*うーん…シモンさん、アルウェンさんとナナシさんのおかげで、
心残りはないけど、
罪の償いは、全然終わってない気しかしなくて><。。
この人、精神鑑定を受けたら、
成育歴からの精神状態と、初犯時の心神耗弱状態には、
多少の情状酌量の余地はあっても、
(シモンの、春嵐村から、RPでほのめかしてるだけの複線色々は。
元々、戦争体験やアビューズ、人を殺めた子ども、帰還兵、異常事態時の殺人犯とかの、心的症状やPTSD様症状からきていて)
過去の回想の、死への恐怖→生まれかわり、命軽いへの感覚、
味覚や視覚、感覚の遠さ=軽い乖離状態、離人感、
養父への執着=PTSD歴ある子供の愛着と依存、不信感、ACっぽさ
他者への願いや優しさ、毎夜の悪夢、
生きたいと願うことへの罪悪感=ある種の代償行為、罪業感、悔恨、贖いを求める自傷行為、サバイバリー・ギルト
その他、諸々。多すぎて、書き出し放棄><。
/*春嵐の村でも、そしてこの村でも。
感情や思考や感覚、行動パターンに、
過去の回想の記述に。
元村は完全にRP村でもなかったので、
RP的に、拾って下さる人がいるとも思わず、
伏線にするつもりもなく、
ただ、PCとして成育歴的に、
PCの生い立ち的に、起こりうる、自然と思っていた、
実際にあるPTSDや心的症状を色々そっと混ぜていたのですが
(元村の1d以降は、そんな余裕なかったので、ほぼプロ・エピで)
ナナシさんはそれ、すごく気づいてくださってて、
いっぱいいっぱい拾って下さり、本当に嬉しく、
凄い読み取り力と、PL・PCさんの思いやりや優しさの深さだなあ…と。いつも感動しつつ、でした。
ありがとうございます、本当に><。
[彼の、あたりを少し見たいという言葉>>+71に。
空色をゆるり巡らす。
黄金色の世界を歩き、辿りついた此処は。
他の人の眼に心に、どう見えるかは知れぬものの。
男の眸には、黄昏時の淡くあたたかな光抱く霞みのように。
柔らかくも、遠くまでは見晴らせぬ場所に映り]
…うん。アルウェンの…その時までに戻れるなら。
見てくるといい。
[その光景に。何故か、微かに、寂しさに似た感情を伴う、
懐かしさが、胸を過る。
あの店に辿り着いた時とは、少し異なるけれど、
自分を呼ばれているような、心ひかれるような――(>>6:+70)
けれどそれは、確たるものか、分からぬ感覚で。
彼には、行っておいで、と頷いた]
――再会とさよならの場所で――
[せせらぎの音に導かれてたどり着いたその場所は、緑深い川のほとりだった。
すべてが始まった道を、ゆっくりと辿る。>>4:69
人の手が入っていない、思い思いに草が伸びた小路は、その先にある景色を予感させるものではあった。
-----------------
辺りを見渡すと、遠くに黒い煙が見えた。
なぜかは分からないが、ひどく嫌な予感がした。
回らない思考と動かない体を励まして、煙の元に向かう。怪我と火傷には、そのときは気づかなかった。不思議と痛みはなく、ただ、歩きづらいと思った。今も跡は残っているけれど、少し動きがぎこちないだけで、日常生活に支障はないし、あまり人も気づかない。
やがて視界が開け、そこには一つの村の残骸があった。焼け落ち、動くもののいない、ほんの少し前まで人が暮らしていたであろう、家々――であったもの。
燃え残りすら許さないと、炎が今もちろちろと舌を伸ばす。
とても酷い臭いがした。生き物が焼けている。
-------------------
]
[そうしてたどり着いたその場所は。
かつて人が暮らしていたであろう、焼け落ちた家々の痕跡がそこかしこに残る――廃棄されて久しい、終わりの景色だった。
その場に佇み、目に焼き付ける。
……この光景を、持っていく]
[石畳の広場に静かに聳え立つ時計台。
あの村に来るまでの僅かな記憶の、ふたつめ。
路地に入り裏側へと回り、軒下に回り込む。
雨の多い町だったことを思い出す。
外で眠る日は場所を見つけるのに困った。
今日は曇り空だが、崩れるにはまだ時間がありそうだ。
その場所を覗けば]
――あ。
[あの頃と変わらない小さな巣から顔を出す一羽の鳥。
こちらには、気づいているのか、いないのか。
警戒する様子がないところを見れば、後者だろうか]
まだここにいたんだねえ。ちゃんと大人になったんだ、良かった。
ええと、同じ子なのかはっきり思い出せないというか、分からないところはあるんだけど、やっぱりあの子だよね。
……君の兄弟、最後に一緒にいられなくしてごめんね。
[いまこうして訪れたときに、いてくれてよかった。
ひとしきり鳥を眺め、振り返れば。
そこに立っていた一人の老人と目があったような気がした。
――管理人さん。
少し背骨が曲がった無口な老人で、この町に来た最初の晩、裏の道で眠って怒られたのがきっかけで知り合った。
初めは挨拶しても返事を返してくれなかったが、幾度となく話し掛けるうちに、ぽつぽつと答えてくれるようになり、時間のあるときなど、この町のことについて色々と教えてくれた。
不器用で働く場所が見つからない自分を気にかけてくれていた。
やがて――忘れる日が来る少し前に、逃げるように挨拶して町を出たおぼえがある。
あの頃よりも少し、髪が白い]
……こんにちは。
[ぺこりと頭を下げる。
今の自分の姿は、どちらだろう。姿を変えてしまったままか、あの頃のものか。
そもそも、見えているのだろうか。
ここは現世とこちら側の交わる場所なのだと思う。
けれど、行く先に踏み込む決意のない自分に、その不思議な力はどれほど作用するかは分からず。
老人は、ふんと鼻を鳴らして鳥を一瞥し、表通りへと去っていく。
その後ろ姿を、見送った]
[台所の窓は開いていた。
明るい陽射しが降り注ぎ、照らすものを鮮やかに染め上げる。
それでも、吹き込んでカーテンを揺らす微風はどこか涼しさを感じさせるものだった。
てきぱきと働く、宿の女主人の後姿。
身に纏う桃色は、仕立て屋の彼女が作ったものと聞いた。ドレスを渡すことを頼まれていた。
忘れないようにメモを添えて置いておいたから、きっと手に渡ったことだろう。
あの日、親戚の集まりで町に出かけていて、嵐のせいで帰れなかった――帰らずに済んだ、彼女。
村を離れていた人たちは、後に知ったはずだ。
血に染まった惨劇の場所、遺された亡骸、事細かに書きつづられた議事。
何が起こり、誰が「それ」だったのかを。
宿がその舞台となり、少し前から働いていた余所者が人狼だったとなれば、自分のせいで彼女がどれほどに酷い迷惑を蒙ったか、想像すらできないほどだ]
[レジーナのメモの通りにお茶を淹れたら、上手くできた。>>3:325
彼女は、『メモを書いてくれていた』。
――あの頃気づいていたよりも、ずっと、ずっと、見守られていたのだと思う。
取り得のない自分を、叱りつけながら、置いてくれていた。
料理、もうすぐ出来そう。
お皿を出しておいた方がいいかな。
戸棚に触れると、するり、と指がすり抜け、目を伏せる。
彼女がこちらを振り向く。首を傾げ、手を止めたようだった。
その視線は僅かにこちらとはずれたところを見ているようで]
……ごめんね……謝ることも駄目なくらい、本当に、本当に。
でも、いさせてくれて、見ててくれて、ありがとう。
[生者と死者の世界が重なり合う場所があるとするならば。
もう一度会いたいと強く願うひとが、一人。
思い出したいま、深く切り裂くような自責は、彼女の――いや、自分たちのことを思えば、より複雑な様相を呈する。
あの日、彼女に告げた。狼になって良かったと思っている、と。
犯した罪を過ちと名付けるのは、いまも、違うと思う。
罪の意識は、悔恨は、生きようと、仲間を生かしたいと願って選んだ道そのものに向かうものではないのだから。
そのことによって、身に負うものがさらに許されない色を帯びるとしても。
焼け落ちるひとつの村、その炎が映されたかのように、黒く焼け爛れ、血にまみれた手の幻想。
ひとつひとつの瞬間に、ひとりひとりの好きだった人たちに、尽きない罪の意識は今も身を焼くけれど。
それでも、彼女と二人、一緒にいた日々を否定することは、しない。
手を、強く、握りしめる。
爪を立てることはせず、それでも込み上げる思いを止めることはできなくて]
[決して交わらない二つの道の両方に思いを寄せてしまったこと――
処刑の日、半端者でごめんと謝った自分に、謝ることはない、悔いを残さないよう行って来な、と優しく背中を押してくれた。
……いなくなるのが嫌だと、泣いてくれた。
――どこからだろう、声が聞こえる。
“ハッピーエンド…だよ…?
…なのに…あたし…なんで泣いてるの…?”]
[白く閉ざされた深い闇のような場所で。その背中に、そっと手を当てた。
ねえ、泣かないで。
いなくなるのが嫌だって泣いてくれたとき、思ってくれて嬉しいって言ったけれど、それでもやっぱり、お願いだから。
処刑の日、棗を守れるならと思った。
その一方で、心のどこかで、これでやっと――と、そう思った、許しがたいほどに卑怯な自分もいた。
想われることの意味を知った、いま。
ひとり遺して消えた自分は、どれほどに――]
[願いたいことがある。
幹に刻まれた年輪のように、積み重なった記憶が“これまで”になって、そのひとを形作ってゆくのだろうと思う。それは、その人を見つめたときに目の奥に見える痛みだったり、強さだったり、優しさだったりもする。
それは、花は散ってもそこにある幹のような、あるいは根のような、心の形そのものであるかもしれないと――いまは、思う。
あの最後の日、昔のことを話してくれた棗。
冷静で、頼りになって、そんな姿の奥に寂しさと優しさを隠していた、大切な仲間。
ずっと支えてくれて、最後まで頑張って、生き延びてくれた。
誰がなんて言っても、僕は棗の味方なので、これからも生きていってほしいと思ってる。]
[このことが始まった夜明け、この不器用な手は、一冊分の紙束を支えられる力しかない、そう思ったので、
その手でできる分のことを、やってみた。
ただの自己満足、随分と身勝手な性格だ。
だって、一緒にいるといったけれど、それでもやはり――残して置いてきた。
だから、もう何も出来ない。言葉も届かない。
それでもやはり、願わずにはいられない。
今は難しいかもしれないけれど、いつか、生きていて良かったと、一度でもいいからそう思ってほしいと――そんな、どうしようもないきれいごとを。]
[
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2月3日
図書館に行った。
脚立から落ちて本をばらまいて、司書さんに注意される。
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そのときのことは、この二行から思い起こすことしか出来ない。
すごく迷惑をかけたんだろうな。
なんて言われたんだっけ「図書館ではお静かに」、ちがう、これは別のとき。「どいてください」――本を下敷きにしてしまったんだっけ、きっと、そんな感じ。
驚いた様子はなかったと思う、少し迷惑そうだったかな、どうだっけ。ただ、投げかけられた目線が、落ちて打った箇所にちらりと落とされた、そんな気がしたので。
たぶん、本当は優しい人なんだな、と思った。]
手帳、持っていってくれてありがとう。
あの中に、僕の生きてきたこと、全部書いてある。
愉快なやつだなあ、なんて言われたこともあったから――誰に言われたかは忘れちゃったけど、読み返せば楽しくなるようなことも、あったかも。
いつか、そんな風に笑って読み返してくれたらいいな。
いなくなってもずっと一緒、そう言った。
“秘密の会話”は、あの騒動が終わる最後の日までは確かに聞こえていたし、見てたよ。
ひとりで戦ってた棗に、何もできない自分が歯がゆかった。
いまでも、守りたい。
できることがあったら、なんだってしたいよ。
[けれど、ここは“再会とさよならの場所”だと――その名前を聞いたとき。
奇跡が起こらない限り、息をする者の世界とは深く隔たってしまう、それが死なのだと察せられて。]
[いまこの場所で、届くことがあるのなら。
せめてその涙が止まるまではと、別れたあの日のように、その細い体を抱きしめる。
腕がなくても、体がなくても、この場所ならば、届くこともあるかもしれないと、触れれば切れそうに細い糸のような奇跡に縋り。
声が届くことがあったかは分からない。
想いが伝わることがあったかは分からない]
ねえ。
いつか“皆が還る場所”で、ちゃんと会えるよね。
まだ今の僕は、その場所に行けるような手じゃないけれど、頑張るから。
頑張りはじめたところだから。
どこにいても、何をしていても。
悲しみが薄らいで、幸せが訪れることを、ずっとずっと願ってる。*
[こちらの答えに対し、ミュリエルは『よかった』と言ってくれて。>>+63
謝罪する彼女>>+64にはもう一度首を振る]
いいえ。
そうやって問われなければ……自分でも、気付けなかったかもしれないから。
[この場所に辿り着けて良かったという思いはあれど、それを自身の力のお蔭と感じることはなく。
過去の記憶は忌まわしきものと蓋をして――かと言って忘れることも出来ぬまま、共に在り続けなければならなかったかもしれぬから]
それに、そうやって受け止められるようになったのも、あなたや他の店員さんや、お客さんあってのことだと思います。
[ミュリエル>>+65の言葉を受け、だからこそというように頷く]
[ミュリエルと共に歩みを進める先。
地平線にはいつしか靄がかかり、そして浮かび上がるように、木々の生い茂る小高い山が現れた]
[踏み固められた土の道を歩めば、山頂まで真っ直ぐ伸びる石段へ行き当たる。
見上げれば、黄昏に映える朱塗りの鳥居が、境界を示すかのごとく鎮座している。
そしてその上には、瞬かぬ無数の星々が、刻を切り取ったかのように輝く]
……行きましょう。
[ミュリエルにも今は、同じ光景が見えているのだろうか。
己の決意を確かめるかのようにそう呟くと、境界へ続く石段へ、一歩足を掛けた**]
[先に行くかどうか分からない>>7:+101,
“先に行くことを許せない>>+61”
アルウェンに告げていた、言葉の奥の彼の心を、想う。
“やらなくてはいけないことがある”>>+54
と自分が感じた瞬間と。
行くことを、還りたいと願うことを。
まだ自分に赦せない>>+45>>+51>>+74と思う心の為に。
あの店を出る時には。一緒にとはいっても、
どこまで、一緒に行けるのかは、分からず。
彼のことも、先に見送る覚悟をしていたけれど…
彼が戻ってきたなら。アルウェンが行く前か、
彼女を見送った後になるかは、分からないけれど。
伝えようと決めていたこと>>7:+56を、告げようと思いながら。
彼が一旦離れる様を見つめていたのだったか**]
[オオカミはどこまでも歩いていく。麦畑を抜け、沼地を通り、渓谷を超えて。それはどれも今までに見てきた場所であるはずなのに、全てが新鮮に感じられた。移り変わる景色が楽しくて、楽しくて]
風が心地よいです。草原の匂い、海の匂いも微かに香ってきます。どうして今まで、こんな事に気が付かなかったのでしょうか?
おや、あれは……?
[道の先に、いつか話した2人の姿が見える]
また、会いましたね。オデット。
それから……エドワーズ、でしたかね?
[自分と別れてすぐどこかの青年に名乗っていた名前を思い出す]
[薄闇を抜ければ、黄金色の空が再び見えるだろうか。
いま、裡を見つめれば、あのとき彼に叫んだ問が、あるいは「ひとだと思っていた自分」が残っていたころに幾度となく自身に問いかけた問が、蘇る。>>4:251>>4:252>>4:253>>4:257
どこまで行っても人狼である自分の否定。犯した罪。>>2:38
仲間と過ごした日々の肯定。守りたかった想い。
そのふたつは、埋めようがない断絶を伴って、互いに裏切りだと叫びあっていた。
例えば、いま誰かに問われたとする。もう一度あの五日間が始まるなら、今度はお前はどうする? と。
逃げることも許されない、人か狼のどちらかが死ななければならない状況だったとするならば……いまも答えは出ない、恐らく初日で気が狂う。
――それも許されないなら?]
[罪の根源は、人狼だった自身の存在自体だろうか。
血塗れのこの体を壊して、ばらばらにしてしまえばと、そればかりで一杯になっていたけれど、それは駄目。
だって、大切な、大好きな人のこころを持っている手だ。
ことばを、想いをくれたそのときの嬉しさを、幸せを、この先ずっと忘れたりしない。
自分を壊すことに逃げ込まない、願わない。
痛くなったら掴まれる手があると言ってくれた>>6:+98、気持ちは同じだ、いつだって、差し出せる手でありたい。
自分がしたこと、出来なかったこと、出来ていたこと、壊したもの、僅かだろうけれど、もしかしたら作ることができていたもの――取りとめもなく、思う。
記憶が戻り始めることなど、これまでなかった。
それは、出口のない迷路で、足元の道に落ちた硝子の欠片を拾い集めることに似ていた。
ふたつの岸の間のこの場所で垣間見た、かつていた場所たちの風景は、自身を、記憶を切り落とさずに見つめろと囁きかけてくるかのようで]
/*
うーんと、シモンは。
生い立ち的にどんなに心的・或いは情状酌量の余地があっても、
狂った=心神耗弱状態や洗脳に近いという解釈しても、
やっちゃったことは、連続殺人犯ですし><。
ヨアヒムさんとの関係が、幸せモードなのもありますが。
それだけではなく、このまま、行くとか還るとか、
ちょっとこう、PLもPCも、自分に赦しがたいというか…
掃除機の名前だ。
俺ァ、かけた事は無いがな。
ふゥん。
[イズベルガの過去を聞き終えると、Χはイズベルガと赤ん坊をじろりと見た。]
その頃と言ったな。
新婚で餓鬼を腹の中にいれたままの見学、
餓鬼が全く成長してねェように見えるのは、それが原因か?
人外の者に成り果てて。
[その過程で、今一度、気づく。
幸せがあったことに。
“皆が還る場所”と聞いたときには、漠然と、そこに呼ばれるのかとも思った。
けれど、行き方や行くときはそれぞれらしい。>>+22
『この先』が、決意を得た人の行く道だとするのなら、気づき始めたばかりの自分が進むのは、やはり違うように思う。
柳が向こうにいるなら、棗と話したように、ちゃんと会ってありがとうと伝えたい気持ちはあるけれど、遅くなってごめん、が加わるかも。
――もう少し、ちゃんと思い出してから、考えてから…
うん、と頷きをひとつ。
やがて道は開け、黄金色を湛えて広がる空の下、二人の人影が見えた。あまり待たせていなければいいけれど]
ただいま。
遅くなってたらごめん、少し――見てきた。**
[一拍置き、]
今も十分幸せそうに見える顔だぜ?
[くつくつと嗤い。]
さァ、どうだろな?
てめェの横やりで飲む気が失せたぜ。
[そこへ、ビールが届けられたか。]
/*ナナシさんのおかげで、
生きたいとか、夢を見たいとか、還りたいとか。
自分自身の願い=自分の存在や命の価値の再認識
=他者の命や存在、殺めた罪のほんとの意味での重さの再認識
という、理解に至り、償いや赦しを、やっと求め始めて。
それ以前は求めもしておらず、本当には分かっていない。
赦されるはずないと思いつつ、赦されたい、
赦されることや、自分で赦せる日は来るのだろうか、
どうしたらいいのか……という、問いかけと探しの、
スタート地点に、
やっと立っただけ、という感じです。
気付けて、良かっ…た?
[問われなければ気付けなかった可能性があるのならば。
もしかしたら。
気付かなかった方が良かった可能性も、反面浮かんで(>>+92)。
つい、口に出した問いかけは。]
わたし達が、居たから…か。
うん、よかった。そう思ってくれているのなら。
元店員としては…やっぱり嬉しいよ。
[彼の運命は、彼を苦しめたかもしれないけれど。
そのお陰で会えたこと。恨んでもいないという想いと。
行き交う時間、同じ店内で出会えた偶然に。
等しく感謝の意を伝えて。]
[心残りがある旅路。
相手から見え隠れしたならば。
ミュリエル自身を見送られるより先に、再会の手助けを申し出ていて。]
さっき、会ったら戻って来れないような気がするって言ってたけど…。
[戸惑いを見せる姿(>>+93)に、強引な所は自分でも否めないと認めつつも。
引かない。
微笑みで手を伸ばし。]
約束があったら戻って来られるんじゃないかなって思うし、
逢ってからの後悔よりは、きっと逢わず仕舞いの後悔の方が大きいと思う。
それにね…。
此処は再会と、さよならの場所。
今、抱えている辛さが苦しいのなら。
もう、――さよならを告げても、良いんじゃないのかな…って。
思うから。
[重ねられた手の感触を受けたのなら。
緩く、握り返して。
導かれるままに、進む。]
[歩むごとに変わる景色は、やがて小高い山と朱の鳥居を眼差しに映し込む。
コンディトライにて、店員として勤めた月日。
お客様が求める物を求める儘に提供するためには、想いを重ねる事が多かった為か。
少年の見る景色に、己の瞳を合わせる事は苦なく行えて。]
――はい、行きましょう。
[目の前に広がる石段。
其処に足を踏み入れて。
見下げる星々が静かなように。
足音もまた、響かぬ空間へと身を滑り込ませていた。]
[Χは特にビールが好きという訳でもなく、飲めれば何でも良い類だ。強い酒は今は飲む気はせず、適当な軽いアルコールで喉を潤すつもりはあった。]
[────のだが。]
/*
今聴いてる曲 ランダムだったけど
【初音ミク・巡音ルカ】Tuonela【オリジナル曲】
http://www.nicovideo.jp/watch/...
トゥオネラ 彼岸。
この曲のテーマはタロットカードの大アルカナ
「星」の逆位置
なんだかしっくり来て。
突如、コンディトライの扉が開く。
そこには先程出ていった客の姿。
”アーネスト”。
威勢の良い声とバイザーの奥の怜悧な眸。
「た〜だいま、っとォ♥」
出て行った時>>2:#0と同じ、風体は変わらない。
「帰る時にさァ、ここの客とすれ違っちゃってサ。
色々聞かれたヨ。
”あなたは、…会えたの? 会って何をしたの?”
”話せるの? 触れられるの?”
”まるで、生きていた時みたいに―――”
矢継ぎ早サ。
ここである程度、説明しといてくれないかい?」
アーネストは肩を竦め、カウンターでサイダーを頼む。
尤もそれは、文句と言うよりは唯言いたいだけの言葉でもあるだろう。
「だからサ、アタシは言ってやったのさ。
会えたし話したし、アタシは一発殴って来てやったってネ♥」
何時かミュリエルに語った平手打ち>>2:#1から進化した、
マリンダの全ての質問に答える、歯切れの良い言葉だった。
「これを飲んだらアタシは帰る。
ネオン渦巻く都市にネ。
アハハ、面白い体験をしたもンだよ。
帰る時には、レモネードをスムージーにしたのを頼むよ?」
両腕を上に伸ばし、こきりと肩を解し、アーネストは満足げに微笑んだ。
彼女が菓子屋喫茶店(コンディトライ)から再び出て行くのも、もう、*直ぐだろう。*
/*
っwwwwww
「一発殴る」が繋がったね こういう形でも……!
(本来はトレイスの行動と重ね合わせた形 セリフは「一発喰らわせる」だったけれど)
/*
ご説明ありがとうございます。
先程のいくつかの描写が、設定から逸脱して差し障りがあるようでしたらたいへん申し訳ありません。
元村のエピから逸脱せず、他PLさんのPCを無断で勝手に動かさないようにという両方を考えた結果、「伝わったかも、触れられたかも、解釈は読む人次第」という形にしようと思いました。
[どのくらい時間が経っただろう。とても長い時間だったかもしれないし、一瞬のうちだったかもしれない。が、この不思議な空間ではそんなことを気にも留めず
目の前には完成したカレーがあった]
できたー!
[二つのお皿へとカレーをよそい、机の方へ持っていく
彼も声で気がついたらしくこちらへ寄ってくる
調理中に聞こえてきたバイオリンは、とても心地よかったなと思いつつ]
はい、おねえさん特製カレーだよー!
わ、私だって失敗せずにカレー作れるんだよ…!
……あのときはごめんねー…。で、でも!今回は美味しくできたから!リベンジ!
[焦げてしまったカレーを彼に食べさせたとき、彼は文句のひとつも言わず、むしろ美味しい、と言ってくれた。でもやはりそれが心苦しくて
それに、失敗したまま彼の記憶に刻まれてしまうのもなんだか悔しい
今度はちゃんと美味しい、と言ってもらえるように、と思いながら彼の前にカレーを置く]
ど、どうぞ…
[「いただきます」と彼が一口食べる。失敗はしていない(はずだ)けれど、それでも、どきどきしながら]
[彼が笑う。そして「前のも美味しかったですが、これもとても美味しいですね」と]
……!
良かったー!ありがとー!
[前のことを言われると心に刺さるものがあるのだけれど、それでも美味しいと言ってもらえたことに顔を明るくさせて]
よーし!私も食べるぞー
いただきます!
[勢いよく手を合わせて食べ始める。うん、美味しい
彼はそれを見て笑みをいっそう濃くしていたかもしれない]
──現在(店長代理にとり更に時間はクロノスではない)──
”オズ”
[目を瞑り、店長代理はオズに呼びかける。
オズが店長代理へ顔を向ければ、店長代理は同時、目には見えない目が何処かにあるように目を開く。]
ミュリエルは、
「再会とさよならの場所」へ向かいました。
[ミュリエルが残したメモを見ているかいないかは定かではなかったが、店長代理は”見て”いなくとも全てを知っているかのように言葉を紡いだ。]
あなた へは、”約束を守れなくてごめんなさい”と残されていたようですが────
”約束があったら戻って来られる”かもしれません。
或いは、あの場所は逢うことの出来る場所。
出逢いも叶う可能性はあるでしょう。
もっとも、ミュリエルの心次第であり、
あなた がどうしたいかによるでしょう。
あなたは何を望みますか?
[ただ問う。追いつめるでもなく、ただ問い見守る。
答えが出せなくとも言葉が出ずとも、店長代理はオズを受け止めるだろう。**]
[今回は星型のニンジンがちゃんと残っているな、と思いながらカレーを食べている
彼と食事をしていること、それはとても幸せだけれど。心に過った陰がひとつ]
………やっぱり…無理かもしれない……
…世界から…笑ってさよならするなんて……
[目には涙が溜まっていく。ああ、まただ、と自分の涙腺の弱さに情けなくなりながら]
こうしてるとね…未練ばっかりなんだ…私……
……ごめんね……×××くんも…協力してくれてるのに……
[彼は困ったように笑いながら聞いてくれているようだった]
それに…「さよなら」しても…「私」の記憶を覚えていられるのかな……
忘れない、って言ったけど…すごく…不安で…っ…!
忘れてしまったら…「私」はどこへいくんだろう……
[堰を切って溢れだす言葉は止まらない
彼はまた優しく頭を撫でて、涙を掬ってくれていた]
[彼が言う
「ゆっくりでいいんです」と。「ずっとお待ちします」と]
……ありがとう…
こんなこと……×××くんにぶつけても…困るよね……
…でも…聞いてくれて、ありがとう……
ここから旅立っても…一緒に、いられるよね…?
消えちゃわない、よね…?
[それは子どもの駄々のようなものかもしれない。答えなど誰にもわからないのに、根拠のない「約束」を願うような
「はい、もちろんですよ」と彼が手をとった]**
/*
ちなみにオデットの村は壊滅してるけど、
オデットがここに来たタイミングは、死んだ直後なのでまだおばーさんは生きている。って解釈で。
なので、オデットは村が壊滅したことも、自分の後に誰が死んだのかも知りません。
ミッシェル。
あなたがここへ訪れた日のことを覚えていますか?
[店長代理は手の空いたミッシェルに言葉を紡ぐ。
元々、コンディトライの居候であるミッシェルは店員ではない。唯、長い時間を(しかし彼女にとっても時間はここでは関係なく、体感時間のみが在るのみだろう)過ごす中、ミッシェルは店員としての手伝いを店員以上に行う事もあった。]
[店員もまた、波のように、訪れては去ってゆく。
それは客達と同じように、入れ替わり立ち代わりだった。
それが、ミッシェルの視野内と体感時間内における出来事として感じ取れていたかは、ミッシェル自身の話だろう。]
そして気付いていますか?
訪れた者達の中、
「再会とさよならの場所」とみなが呼ぶ場所、
そこへ行った後、ここへは帰って来ない者達がいることも。
還る為でもなく、
出逢う為でもなく、
区切りを付け、新たに進む者達のゆく先を。
[店長代理は言葉を切り、ミッシェルへ眼差しを送る。
それは潜む同居者へも同時に眼差しを向けているように感じられていたかもしれない。*]
[区切りを付け、新たに進む者達のゆく先を、]
知っていますか?
[そう何故問いかけたかは、ミッシェルの返答次第で店長代理のいらえもまた定まるだろうか。*]
[一番最初に『人狼』に協力することになったときを思い出す。
それは自分の別荘がある村。小さい頃からときどき遊びに来ていた場所。
久しぶりに訪ねた料理屋は人がまばらにしかいなかった。
それでも、トランプ(ババがぐるぐる回って終わらなかった)や、人生ゲーム(初体験だったが借金まみれになった)をやって。それなりに楽しかった。
そして、あの夜。
別荘に両親がやってきた。
いつもと違う怖い雰囲気の両親に
『人狼に協力しろ』と 言われた]
[『人狼』というものの存在は、聞いたことはあったけれど、実際にいるということはそのとき初めてわかって。
訳もわからぬまま『人狼騒動』に放り込まれた。
人を騙すこと、それは難しくて、心が締め付けられるようで。
当然上手くいかなかった。
自分に疑いの目が向くのが辛くて。本当のことしか言えなくて。
増える死体に精神はぼろぼろで
最後は、『人狼』を告発して。]
[最後に残った人狼は処刑され、村には平和が戻った
裏切り者はただ、一人生き残った。
それでも『彼』は『彼女』は、赦してくれた。
仲間が病に倒れ、狩人に襲うことを阻止されて、劣勢を強いられてはいたけれど。
でも――だからこそ、自分に裏切られた絶望は計り知れないと思うのに。
こちらの思いも受け止めてくれて。『騙すのは辛いことだ』と確か、言っていた。
そのうえで『今度はもう少し頑張ってくれ』と。
その言葉で癒された。心苦しかった。
『人狼』だと知らない頃も、仲良くしてもらっていたけれど
『人狼』になったあとも、その優しさは本物だった、と思った
そのあとは、裏切り者である自分がその村に居られるはずもなく。逃げるように町を出た。
大好きだった彼らの、大嫌いだった人狼の、それでも好きでいた『彼』と『彼女』の
小さなお墓を残して**]
ええ、しばらくぶりです。まさか、またお2人と会う事ができるとは。
[駆け寄ってきたオデットを見て、こちらからも駆け寄っていく]
嬉しい。私達の道は決して1度交わっただけな訳ではなかったのですね。
あの時にオデットが私に聞いた言葉>>5:352、覚えていますか?今なら、答える事ができそうです。
[エドワーズの『雰囲気が変わった』との言葉には]
私はずっと、私のままですよ。ただ、ある事をお願いされてしまいましてね。野暮な事は聞きっこなしです。
[少し照れくさそうに笑った]
―コンディトライ店内・クレイグを見送る扉の閉まる時―
[怪我の手当を申し出た彼>>+0>>+1を、
見送った後>>2、静かに閉じた入り口の扉。
彼の気配の名残を惜しむ様に、束の間、そこに佇んで。
彼が手当をさせてくれた左肩の怪我は>>+20>>+21
何かに斬られたようなもので、出血もかなりあったけれど。
今となっては――…遥かな過去の”時”の中で。
“この、わたし”ではないけれど、
“終わりの始まりのわたし”が。
航宙士だった頃に習い覚えた応急処置法や
乗組員の怪我の治療を思い出し、手当を為し。
少しでも痛みから気が紛れれば、と名前も交わしたか。
彼の名は、他の客とのやり取りで聴こえてきてはいたけれど]
[“終わりの始まりのわたし”
……記憶を掠めた存在に。
思い出し始めたということに気づく。
“この、わたし”の役割は、終わりつつあるのだろう。
静かな諦念にも似たゆらめきが、わたしの内を浸し、揺蕩う。
これまで、どれだけの人数の“わたし”が、
その、ゆらめきの微睡みの淵に眠ったのか。
数えることすら無意味となって、久しい…あまりにも。]
[それでも。
なんとか痛みを最小限に、適切な手当を施せたと思う。
最後の包帯を巻き終えた時には、ほっと肩の力が抜けた。
傷からすれば、かなりの痛みだろうに。
彼はとても我慢強い人だった。
ただ、微かに浮いた脂汗に気づけば。
>>+21その身の受けた傷と、堪える痛みを想い、胸が痛んで。
けれど、気づかれたくもないだろうから…問いはせぬまま。
最後に、「おまけです!」と、笑顔を作り、顔の小さな傷に、
ぺと、と絆創膏を貼り。ついでのふりを装って、
何気ないしぐさで、脂汗を、そっと拭った。
“痛いの、痛いの、飛んで行け…”
幼い頃、地球の小さな島国出身だった父が、
怪我をするたび唱えてくれた、
おまじないを心の中で呟き、祈りながら]
[クレイグの笑うのが>>+28,とても、好きだと思った。
出会いと、彼という存在への感謝に、
ありがとうと笑ってくれた気持ちが、嬉しかったから.
彼が笑うと、わたしが貼ったばかりの絆創膏が、
少しだけ歪んだから。
彼が、誰かのために、何かのために…戦ったのだろう、証。
だから、―――とても“人間的”な笑顔に見えて。
クレイグの生死も、存在の在り様も、何も知り得ないけれど。
自分やオデットに向けてくれた、気遣いと優しさ、
思いやりや、我慢強強さは。彼自身の内に、確かに存在するもの。そして、白銀の剣と、肩の怪我を思えば。
彼は、誰かを何かを、
本当に大切にしたいと思える人なのだろう、
きっと、そのために、戦える人なのだろう……
そんな、漠然とした推測に近い想いが、胸を過った]
[生死や実在という概念上に、既に存在しえなくなった
”わたし”にとっても。
“絶望に近いもの”との賭けのために>>7:10
そしてその存在を想う、
“終わりの始まりのわたし”のために。
喪われたが故に、再びの存在を願う、
あの大切な青い星を懐く“時”のために。
死に最も近い生の中の、あまりにも遥かな賭け>>6:21
数秒後か何百億年後か、或るいは“時”すらも越えた彼方か。
神の賽の目の、振られた出目を待ちながら>>6:37>>6:72
それでもやはり、”わたし”は――…
“一人の人間”でありたいと願うことを、止めない>>6:73
“小さな希望”であるために、戦い続けるから>>0:120]
[そんな胸の想いは、顔には出さず。
手当を終え、入り口の扉に向かう彼を見送ろうとして。
立ち上がり歩みかけたクレイグが振り返る>>+28]
……ありがとう、嬉しいわ。本当にありがとう。
いつかの“時”、いつかの“わたし”が、
必ず行くわ…“約束”する。
ずっと……探し続けている大好きな本があるの。
あなたの開いている本屋さんになら、
きっと、その本が在るような気がするから。
[“好きな本を一冊譲ろう”>>+28、そんな約束。
”この場所”で、そして、扉の外の場所へ向かう彼が。
再会を願ってくれたのだろう心が、嬉しかった。
それは、わたしの胸の奥にぬくもりを齎し、
またひとつの“小さな希望”の灯火となった]
[そうして――…。
“行ってらっしゃませ”>>+4
“行って来ます”>>+29
[見送るわたしの祈りと、前を向く彼の横顔。
“この時”“この場所”での扉は。
静かに閉じられたけれど>>+113]
[いつかの“時”、どこかの“存在”として。
わたしは、彼の本屋を訪れるだろう。
それは、“この、わたし”ではないけれど。
胸に灯る彼から貰った“小さな希望”はそのままに。
しっぽのような、金色の三つ編みを揺らして。
”いつかのわたし”は。
“約束”の本屋の扉を――…*そっと敲くだろう*]
― 再会とさよならの場所/神社 ―
[その山は決して高くはなく、ほとんど息を切らすこともなく登ることが出来るだろう。
一歩、一歩鳥居に近付くにつれ、その向こう側の景色が、まるで焦点を合わせたかのように輪郭をはっきりとさせる。
その中に――]
[自分と良く似た黒髪の女性の後ろ姿を見付け、少年は息を呑んだ]
かあさん……?
[呟きの声は小さく、相手までは届かない。
ミュリエルと繋いだ手に緊張と熱が籠もり。
つい速めた歩調が、彼女を引っ張るような形になってしまうかもしれない]
かあさん!
[鳥居を潜る頃、ミュリエルからそっと手を離す。
歩調はほとんど駆け足のようになり。
そして今度こそ、相手に届かせる意志を持って、そう呼び掛けた*]
はァ?
礼は不要だぜ。
幸せそうな緩んだ顔をしてたってだけだ。
[ふん、と口角をあげて笑い、イズベルガの感謝は求めない。]
[ぐびり、とビールに口を付けた。
キンキンに冷えたグラス、黄金色の液体にきめ細かい泡。]
記憶通りだが、いまいちだな。
[ややあって言葉を零す。]
割れるような音楽と、血臭でも嗅いで酩酊してェ気分だ。
[Χの言葉が僅かなりと嘆息じみていたのは、望み通りの(生まれる筈であった)世界で生が送れていない為か。
イズベルガが眺めていれば、Χの視線は自然とイズベルガに向く──人殺しの目を向け──、大切そうに抱きかかえる赤ん坊へ視線を向けた。
これでも、物騒な言葉を掛けておらず、Χにしては場に合わせ抑制をしている方なのだ。]
わたしは――。
[辛さに別れを告げる場所でもあるとの喩に。
返された言葉(>>+122)を受け。
空を見上げるようにして、呟く。]
記憶がありませんでした。
何処から来たのか。また自分が何者なのか。
そんな状況で、店員として訪れるお客様の話に耳を傾けて。
一つの結論に辿り着いたのです。
[来太、と名乗る少年を見止めて。
彼が導き出した答えに。ミュリエルは微笑む。]
なぜ、辛い事なのに。
消すことや忘れることに…拘ってしまうのでしょうね。
[それは、まるでミュリエル自身にも問いかけるように告げて。]
―― 再会の場所 鳥居前 ――
[差し出した左手には意味がある。
右手には、既に繋いだ約束があると同時に。
ミュリエルの左手には、嘗て宿りし未亡人の優しさが残っていたことを。
彼女自身もまた、覚っていたからであり。
石畳を登る、息に乱れはなく。
神聖な場所。漂う場所で――]
おかあ…さん?
[繋いだ手から伝わる緊張に、視線を上げるけれど(>>+123)。
其処に視えるであろう人影は。彼にしか見えず。
引かれる手。そっとほどいて見守れば。
ミュリエル自身の役割も終わりだろうかと。
お客様同士で紡がれた約束が、彼にもあるのだと。
握られた端末を視界に止めたなら。]
――わたしの役割は…おしまい。
どうぞ、悔いのなきよう。
再会のひと時を。
[まるで店内での振る舞いのように。
一歩身を引いて。
静かにその場を立ち去るだろうか。]
そうですね。私は、自分に1つの区切りを付けるためにここにやってきました。
私が本当に目指していたのは、私を保ったままこの世のすべてを解き明かす事でした。
それなのに、志半ばで倒れた自分が悔しくて、情けなくて。自分にも他人にも嘘をついていたのです。
[悲しそうに。されど、以前の自分をどこか慈しむような表情で答える]
夢を叶えるのはとても難しいですが可能性は0ではありません。自分を失っては二度と自分は取り戻せませんが、私がここにいる限り、望みを繋ぎ続ける事ができるのです。
ですから私は、自分を愛して1つずつ物語を観ていく事にします。その事が、私の物語を創作する第一歩なのですから。
これが私の答えです。
[表情を幾分緩め、2人を見つめる]
長くなるか、短く終わるかは分かりません。
ですがオデットの物語、エドワーズの物語も私はぜひ知りたい。今しばらくの間、一緒に居させて頂いても良いですかね?これは、私が自分で望んだ必然です。
/*
何だろう…イズベルガは、設定を汲んでくれた、と私は思っているのだけれども。ミッシェルは何が言いたいのかよく分からなくなってきている。
[彼の優しさが心地良い。しばらく、それに浸って]
……ごめんね…。ありがとう…
……ちょっと…もう少し…この世界を見てくる、ね…
[彼は「いってらっしゃいませ」と送り出してくれた]
[家の外へ出る。辺りは変わらず自分の想像の世界。どこまでも広がる草原の、草の波が綺麗で
家からはピアノの音。きっと彼が弾いているのだろうと思いながら]
…意外と詳しいですね。痛い所を突かれましたよ。
[マリンダの切り返し>>+62に図星を突かれたかのように苦い顔をして答えた。
自分のシナリオであれば腕はプレイヤーに委ねられるが、他のキャラクターのシナリオに出演することもある。
実際にNPCで登場する場合のプログラムはあまり強くない設定にされていたのだった
そして、雷が落ちて何も無いことに戸惑う様子を見れば]
――此処ではプログラムが全体を覆っているので、痛みはありません。
その代わり、貴女の体力に応じたステータスが設定されています。
見ようとすれば、それも見れますよ?
[そして少年が顔の側で指を立てれば、その横にピコン、と音を立ててゲージが表示された]
[そして再び棒を動かし始めるが、マリンダは後方へ跳ぶ>>+69
振り返って急いで棒を振るが、彼女の後ろをゆっくりと追いかけるだけだった]
―――…敵前逃亡。いや、戦略的撤退ですか。
…いや、もしかしたら…
[彼女の足取りには何か他の目的があるようにも思えた。
雨を一先ず消し、ゆっくりと後を追って建物に近付く]
■再会とさよならの場所(草原に建つ家の中)で 「あの子」と一緒
■ゆるゆる。というかのろのろ
/*
落ちてきた皆さんいらっしゃい
皆さんお疲れ様ですー
いつEPでも大丈夫ですー
>エリザベータさん
結局ひとりになってみた>>+131>>+133
この世の、すべてを……
[狼の語る望み。>>+130それは、学究の徒であるならば、誰もが一度は夢見るであろうもの。
嘗て己にもそんなときがあっただろうか。それはまだ、少年の頃だったかもしれない。
やがて、識りたいと願うことが、ひとつ、ひとつ。明確になって。その内のひとつの深淵にとらわれ、罪を犯した。
それでも………]
………私も、元々はそこに辿り着きたかったのだろう。
……だが、私はまた、別の 私だけの業を、背負ってしまった。…そして、その業とともに往くことに、最早後悔も迷いもない。
だから、君がその道をゆくと言うのであれば。…私はそれを祝福しよう。
[夢を、託す、という思いはあった。だが、それは己のもの。だから、ただ、祝福を贈る。彼は、彼自身の夢の為にゆくのだから]
勿論、構わない。 刻は 永いのだから。
[彼がビールを飲むのを見て、>>20を聞く。]
ふーん、いまいちなのね。
その感覚まで記憶どおりなのかしら。
いや、記憶の中でいまいちなら、今ビールを頼むこともないでしょうね。
ということは、あなたは感覚自体は記憶の中の自分とは違うものを持っている、と。
[彼のわけのわからない記憶の構築形式には興味がある。
しかし、続いた言葉を聞いて、そちらに思考が飛んだ。
赤ちゃんの方を見たのは気づいている。
冷たく言った。]
血臭ねぇ。
私たちは切っても何もでないわよ。
あなたにとっては残念ね。
だから割れるような音楽の方を求めると良いわ。
それに、酩酊したいなら追加のビールもね。
[一人生きて帰った自分のことを、
両親は責めるだけだった。
子どもの命なんて、どうでもいいことのように。
『人狼』を守ることが、自分の命よりも大事であることのように。
それからいくらもしないうちに、またある村の人狼騒動へと放り込まれた。
両親や人狼に怒られるのが怖かったけれど、死ぬことも怖くて
最初はただ必死に、生き残ることだけを考えていて。それでもいつからか、『裏切り者』の使命を必死でこなすようになって。
『裏切り者』になることが、どういうことか考える暇もなかった。ただ生きる為にしていたことだった。
でも、そのうちに、滅ぼされた村のことを思うようになった。
気付かずにいた罪の意識は徐々に心を蝕んでいって。]
[ここに来る前、最後に村へいったとき。
もう心は限界で。
協力することも騙すことも生き残ることも巻き込まれた人を思うのも死体が増えていくのを見るのも
全部、ぜんぶ、嫌で。捨ててしまいたくて。
だから『彼』と『彼女』のお墓へと。心を支えてくれる人は、誰も、いなくて。
誰でもいいから、すがりつきたくて。]
…………ぁ………
[静かに涙を流す。カウンターへ落ちるそれを、拭うこともせずに。]
[そうだ、自分がここに来た本当は
会いたい人がいた
さよならしたい 世界が あった]
/*
メモでは削除したけれども、
自己完結しているような返信は欲しくはなかった。
ある程度、表で匂わせるというのは、触れて欲しいからだと思っていたのだけれども。何なのだろう……、凄く釈然としないままだ。
[ディエゴの答え>>+130に耳を傾ける。
途中、何度か頷いて。]
うん。自分を愛して……
一つずつじっくり、物語を観ていくのですね……。
[深く、深く頷く。彼の願いが叶うことを祈るように、一度瞼を閉じて手をあわせる。
再び瞼を開けば、ディエゴの顔をじっと見つめて笑顔を浮かべ]
でぃえごさんの願いが叶うことを、ボクも祈るのです。
たとえ離れていても……、ボクにとっては大切な友達ですから。
[後半の言葉は照れ臭くて、そっぽを向いて。けれどもはっきりと口にする]
もちろんです。
ボクも、一緒にいたいのですよ。
[ふと気づけば、辺りを埋め尽くしていた花々は何処かに消え。初夏の草原へと変わっていた。]
―― 再会と さよならの場所 ――
[石畳の階段を上る頃。
記憶がない事を告げた時(>>+137)。
手を繋ぐ、少年はどのような表情を浮かべただろうか。]
――…でも、今ならきっと言える。
不幸では、ないと。
[肩越しに告げられた感謝を受け取り(>>+138)。
静かに見守ってから踵を返す。
軽い足取りで降る石畳の階段を抜け。
向う先は――]
―― 再会の場所 ――
[見慣れた、テーブルに。
見慣れた、書き掛けの紙束が無造作に散らばっている。
転がる万年筆。
風が吹く度に揺らめく、物語に描かれたペテン師の青年と、未亡人。
変わらない風景は、先ほどコンディトライを抜け出し。
約束の場所で見かけた物と何ら変わら変わりなく。
――唯一つ。
木の椅子と。
其処に腰掛ける人影が追加された以外は。]
(かったりィ。αに任せたいもんだ。)
音楽と血臭の中で飲んだ記憶があるからな。
そいつがねェと、って意味だ。
ビール単体ではな。
それにお前を目の前にすると不味くなる。
[ずけずけと言い放つ。
分析するイズベルガを心底嫌そうな顔を"見せて"から嗤いを向け。]
ふん、試してみるか?
"ここ"でなら斬れるかもしれねェぜ。
[瞬きもせぬ間に、高分子ブレードの切っ先はイズベルガの元へ。尤も、緊迫する程の位置ではなく距離がある。赤ん坊からも距離があるが、赤ん坊が手を伸ばせば触れることも出来るだろう。]
(かったりィ。αに任せたいもんだ。)
音楽と血臭の中で飲んだ記憶があるからな。
そいつがねェと、って意味だ。
ビール単体ではな。
それにお前を目の前にすると不味くなる。
[ずけずけと言い放つ。
分析するイズベルガを心底嫌そうな顔を"見せて"から嗤いを向け。]
ふん、だがバラせるのだろう?
元の世界で無理でも、
"ここ"でなら斬れるかもしれねェぜ。
[瞬きもせぬ間に、高分子ブレードの切っ先はイズベルガの元へ。尤も、緊迫する程の位置ではなく距離がある。赤ん坊からも距離があるが、赤ん坊が手を伸ばせば触れることも出来るだろう。]
―― 再会の場所 ――
記憶のないわたしが。
[ミュリエルは、人影に静かに近づき。
語りかける。]
まだ物語のはじまりも書かれていないわたしが。
なぜ、この場所へ来れたのか…。
ずっと不思議だったんです。
――でも、不思議ながらもきっと。
生まれる前にさよならを告げる運命なのかと思って。
…諦めていた。
―再会とさよならの場所―
[イズベルガや店員達に見送られながら、店を後にした。
今度は店に来たときのような、蝶の姿ではなく、
自分の足で、自分の意思で、踏みしめるように歩を進めた。
いつしかたどり着いたのは、店があったのとはまた別の次元。
しかし、「あの世」とも違う。
ここを越えれば、「あの世」と呼ばれる場所に行くのだろうと直感した。
どこか懐かしい気がするのは、ここに来るのが2度目だからかもしれない。
1度目に死んだときはどうだったろうか。
はっきりとは覚えていなかった。
きっと、この場所のことを理解する間もなく、愛しい人によって「この世」に引き戻されたのだろう。]
この向こうに、あなたはいるのかしら…
[大切な人の面影を追うように、さらに一歩踏み込もうとしたところで、ふと、見覚えのある、赤い髪の女性が一人、佇んでいるのに気がついた>>+133]
あなたは…
/*
まあもうどうでも良い。そんなネガッティであるな。
設定を開示する人物も先に決めて動かすつもりも無かったのか、という気持ちにもなります。
何かそもそも…、地上の最終日だからとか、普通にどちらでも出来る気はするのだが。まあ、、、私の吊り先選択ミスと思っておくか。
―― 再会の場所 ――
[人影に近付いたミュリエルは。
椅子に腰掛けるうしろ姿に寄り掛かる様に背を預け。
言葉を紡ぐ。]
でも、漸く気付いたんです。
コンディトライの店員として。
人と出会い、言葉を交わし、想い出に触れ、別れを告げる。
その中で。自分の役割と立場を。
なぜ、再会とさよならの場所に訪れなければならなかったのか。
/*
配慮ももうしていないよ…店長代理はPCとして見守りなだけなので、PLはもう疲れている。設定の根幹が開示しきれていないと、相対するものは逆に動けないだろという、呟きがね。
相対するものの時間は有限なのじゃ。
[自ら死を選ぶこと。考えたことはあったけれど、それは怖くて。躊躇してしまっていた。
それに生きるために、『人狼』に協力してまで生きてきた。だからこそ逃げてはいけないと思って。
それでも、もう心を捨ててしまうにはそれだけしか選べない気がして。
それに、自分が消えて悲しむ人が居ないのならば。
「さよなら」は肯定されるのだろうか?]
/*
何時まで回想を続けるのだ、とかも言いたいです。
この村ではRPはじっくりはやって欲しいけれども、現在時間軸で回想を延々と続けるのは、それも少し違うと思っている。今回は良いですけれど、ミッシェルはその辺りの時間配分や区切りをちゃんとして欲しい。
ありがとう、本当にありがとう。
[これまで自分にしか伝える事のできなかった感謝の気持ちを、2人へ]
狼冥利に尽きます。
[頬を撫でる風の匂いが、また少し変わったような気がした]
/*
>>+144
「再会とさよならの場所」の描写を一切省くという手抜き…
私の頭でそこまでやろうとするとエピすら終わっちゃう。
/*
頭でわかっててもそれを書き起こそうとすると出来ないのは
わかった気になってるだけでわかってないというか
詰めれてないんだろうな…
[ややあってゆっくり口を開く。]
……あいたい…
[それはミュリエルへでもあり、『彼』と『彼女』へでもあって。
店長代理の問いとは少しズレているかもしれないけれど。
ぽつり、答えた。]
…おれさまはきっと…そのばしょへ、行くんだ……
[そこへ行ってしまったら、もうミュリエルとの『約束』も、こちら側が果たせなくなってしまうけれど。それでも
思考の迷路には出口が見当たらなくて。そこは思っているところではないかもしれないけれど
今は、歩を、進めるしかない。]
[ややあってゆっくり口を開く。]
……あいたい…
[それはミュリエルへでもあり、『彼』と『彼女』へでもあって。
店長代理の問いとは少しズレているかもしれないけれど。
ぽつり、答えた。]
…おれさまはきっと…そのばしょへ、行くんだ……
[そこへ行ってしまったら、もうミュリエルとの『約束』も、こちら側が果たせなくなってしまうけれど。それでも
思考の迷路には出口が見当たらなくて。そこは思っているところではないかもしれないけれど
今は、歩を、進めるしかない。**]
[店長代理は右手を緩く翻す。
視えない金の粒子と共に、金糸で縁が刺繍されたハンカチがオズの元に現れた。]
オズ。
[店長代理は見守る。その決断を。
その選択が何を導くかは、まだ結果は確定はしていない。]
/*
ちょっとこんらんしてしまった
過ぎってことは延長後コミット?でいいのかな?
???
取り敢えず今日は休もうかな…
[何も考えず、景色を見てぼんやりしていると、視界の端に人影が映る
声をかけられ見てみると、それはいつだったか、ガトーショコラを運んでくれた、故郷の話をした店員、だった]
あ……
こーんにちはー!
[少し遠くにいる彼女へと声を飛ばす]
あなたもここへ来たんだ
…あなたも旅立つ、の…?
…お店はいいの、かな…?
[少し寂しそうな笑顔とともに、そう問うた]**
/*店長代理メモ
気の使い過ぎ、すみません。
うにゅ…でも本当に、
シェル・ディーはもう設定を広げたくないというか…
”このシェル”は、もうエリーやクレイグさんから
希望を頂いたので、エリーへのお返事だけして、
再会とさよならの場所は経由しないで、
エピでイズベルガさんと少しお話だけできたら、十分で。
あとこう…店長代理との絡みがちょっと…
お気持ちのこともあるし、また何かしちゃうんじゃないかって、
自分の配慮不足がこわくて…最終日にご迷惑かけたくない…
本当に、他の方たち優先で…と想うのです。
見守り頂けるだけで、本当に充分、ありがたいのです。
すみません…
>>+148
ああ、やっぱり。
[相手もこちらに気づいた様子。
懐かしむような笑顔を向ける。
少し前のことのはずなのに、店で対応したのが、遠い昔のことのようだ。
久しぶりの友人と会うような感覚で、ゆっくりと近づいた。]
また会えるとはね。
…ああ、私は店員ではないの。
お手伝いしてただけで、あなたと同じ客。
…あ、ヤーニカよ。あなたは…
[お互いに名乗っていなかったことを思い出し、自分の名前を告げた。
今度はすんなりと、人間としての名を名乗ることが出来た。
女性は名乗ってくれただろうか。]
ええ、長いこと、旅立つのを恐れていたけど、あのお店でいろんな人と話してようやく決心がついたの。
あなたのお陰でもあるわ。
ありがとう。
…あら、あなた、泣いてる?
[感謝の言葉を口にしながら、少し淋しそうな笑顔に気づき、また彼女の目が少し赤い気がして、いつか自分がイズベルガにかけられたのと似たような言葉をかけた。]**
―コンディトライ・店内―
[クレイグを見送り>>+113>>+120.
入り口の扉の前で、少しぼんやりしていると。
聞き覚えのある、賑やかな言葉端のお声>>#0。]
…あら、お帰りなさいませ。
[ そういえば、戻ってくるつもりのような話を
なさっていたな、と思い出す。
クレイグのようにお怪我もないようで、
見覚えのあるお姿そのまま、お元気そうなご様子に。
ほっとしつつ、笑顔でお迎えを]
”Χ”。
[店長代理は呼びかける。]
そして、”イズベルガ”。
[争い事があるようならば店内壁面に無数にある扉の向こうでと示すように、片手を緩く翻し、視えない金の粒子をその先へと舞わせる。]
”Χ”。
[店長代理は呼びかける。]
そして、”イズベルガ”。
[争い事があるようならば店内壁面に無数にある扉の向こうでと示すように、片手を緩く翻し、視えない金の粒子をひとつの扉の方向へと舞わせる。]
分かったわ、どなたか分からないけれど、
そんなことを尋ねるお客様がいたら、
説明しておくわね。
[肩を竦めつつの言葉>>#1は、不満や強い要望でもないようで。此方も、誰か分かれば伝えよう、くらいの気持ちで頷き。
彼女の扉の向こうでの経験に>>#2に、耳を傾け]
そう、もうお帰りなのは、少し寂しいけれど。
逢いたい人に逢えて、お話もして……いっぱつ…いえ、
あなたに、心残りないようなら、良かった。
レモネードのスムージーね、かしこまりました。
帰るまでのひと時を、 ゆっくりして行ってね。
[微笑みに滲む、満足したような様子に。良い再会とさよならが出来たのなら…と。自分も少し嬉しく思いながら、微笑んで。注文を受け、暫くは話し相手をしていたか*]
/*す、すみません…メモでは>>#0(>>#1>>#2?)
がシェルへのつつきをくださっていたようなのですが、
色々考えたのですが、どういう反応をしたらいいのが、
分からなくて…普通に、シェルPCがするだろう反応でお返しを…
うう、お帰りなさいとお迎えして、
お話を聞いて、良い再会とさよならならよかった…
と思うと思うんです、シェルもディーも…
>>#0何か特別な反応した方がよかったのかもですが、
分からなくて、
元々、戻るつもりみたいに話してから行ったPCさんで、
此方もそのつもりはあったと思うので、
お帰りなさい、意外思いつかず…すみません…
ふーん、なら…
はっ
[さらに嫌味を重ねる彼を、冷たい目で眺めながら言葉を返そうとしていたその瞬間、何かが目の前につきだされた。
刀の切っ先だ。
赤ちゃんはまだ胸元で眠っている。
しかし、この子が手を触れれば届きそうな位置に、その刃は突き出されていた。]
…
[感情のない目で刃を突き出す彼を見ると、じっ…という音がした後には席を立ち上がっていた。]
私を目の前にするとビールがまずくなるのなら、私の方が移動させてもらうわ。
[もう刀の存在は認知した。
当たろうとしたその瞬間にも自分は移動できる。
ふん、と鼻を鳴らすと、場所を移動しようとした。]
狼冥利、…か。 …ふ、ふ。
[感謝を述べる様子>>+147と、それを"狼"が言っている、という事実がどこか可笑しくて。]
……"狼"にも色々いるのだな。
[そして、ゆっくりと、景色を眼に収め。噛み砕くように眼を閉じる。景色が消えていくのがわかる。
そして、開かれた瞳。
人の道具を使う右眼は人の深緑の眼を。
もう片方の左眼は鮮血のごとく赤い眼を。
それは、ひとつの確かな決意だった。瞳の色は、この先変わることはない。]
ここにいるのは、狼になれなかった人間だったものだ。ディエゴ。
君が望むならば、その物語を君にも。
[そして、少女にも眼を向ける。彼女の物語は、そこにあるのだから。]
[そして、店長代理はふたりに近き、Χが窓際から目にも留まらぬ早さで振るい止めた高分子ブレードの切っ先に、そっと触れた。
Χへは、ブレードの切っ先から不思議な感触が伝わっているかもしれない。]
……それとも、
これからどこかへ向かうのであれば、そうしよう。
また、……お茶を飲むのも、いいかもしれないな。
[そう、悪戯っぽく、笑う。ときは、ながい。
永遠の地平線が、その眼には映っていた。*]
ふたりとも、
どうしたというのです?
[問い掛け。
店長代理はΧのブレードに触れさせた手を離さない。
それだけで、Χは高分子ブレードが固定された様な心地を覚えるだろう。]
──────。
あなた達の在りようは、
傷つけ合うものではないでしょう。
[ひとつ告げ。]
噛み合わぬ者達と言えど────。
[店長代理はイズベルガの魂を覗き込むように眸を覗き込んだ。イズベルガは気付かなかったに違いない。名前を聞かずに、Χの名を呼んだ事を。]
[次にΧを覗き込む。]
あなたも素直ではない。
Eugeneの体に在るもの、”Χ”。
あなた が赤ん坊に興味を持つのはわかります。
あなた以外の存在の魂と記憶と感情を知覚出来ているあなたの心は、隔てられている時と違いまた複雑であることでしょう。
そして、
あなた はこれまで赤ん坊を含め幾多の女性も殺して来たことも知っています。
たとえ、それが現実に未だ起こっていないものとしても。
そのような過去を持って、今から生まれる筈であったことも。
けれど今は、
あなた は、この赤ん坊に触れてみたかっただけでしょう。
生まれる前の存在のあなたが、
初めて出逢う赤ん坊に。
本当の親すら知らないあなたの何処かで生まれた微かな衝動に動かされて。
[店を出て、遠くに見える地平線を眺める。
そして、黄昏色の空の中に散りばめられた、瞬かない星に見下ろされながら歩き始めた。
来たときと同じく、半透明な人間とすれ違うも視線は前方のみを捉える。
血を流したせいか、若干ふらつく。でもまだ倒れるわけには行かなかった。
戻って、この剣を"彼女"に返さなければいけないから]
どこに行けばいいんだ…。
[しかし向かう先が分からず、広大な大地を当てもなく彷徨う。
このまま目的地も分からずに動くのは、体力を消耗してしまうだろうと、そう思った時]
[そして、呼び掛けの声は相手に届き。
梅の木の木陰に佇む彼女が、振り返る。
知らないはずなのに見覚えがある――水面に映った自身の顔と、恐らくは似ているのだろう]
『あなたは……?』
[疑問符のついた問い掛けに、少年は表情を歪める。
けれど、ここまで来た意味を思えば、そのことで引く訳にもいかず。
訴えかけるような気持ちで、女性に向かって名乗る]
僕は、明之進です。
……その名に覚えはありませんか?
『明之進――』
[その言葉に見開かれた目は。
明らかに心当たりがあるという顔で。
彼女はゆっくりと少年の全身を眺め、状況を呑み込む]
『まあ……こんなに、大きくなって……!』
[女性は自ら、少年へ歩み寄り。
そして躊躇いもなく、その体を抱き締めた]
[生まれて初めての、抱き締められた温もりに。
少年は言葉をなくし、ただぼんやりと相手を見詰めた]
僕のことが、わかるの……?
『ええ、わかりますとも。
生まれてすぐお別れしてしまったけれど、我が子のことを忘れるはずなんてない』
[細くしなやかな手が、女性的な艶を受け継いだ少年の髪を撫でる]
でも、かあさん……僕のせいで、死んじゃって……。
『何を言っているの。
子供を産むのが命懸けなのは、どこの母親だって同じ。
それで命を落としたとしたって、子供のせいだと思うはずないじゃない』
……いえ、すみません。
ここを訪れた日のことは覚えていないんです。
ミュリエルが来たあたりからは、なんとなく…
私はこのお店に来る直前と、
来てからの記憶が殆どなくて…ごめんなさい。
[店長代理の言葉>>*0に、
イズベルガ>>0:120>>0:204にも話したのと同じように、
応える。
“この、わたし”の身体の上を流れる記憶や感覚は、
砂のようにサラサラと零れ行く。
覚えている役割は、
“この、わたし”の記憶の番人は、脳内の生物だから]
[まだ医療も十分に発達していない時代のこと。
ごく当たり前の出産ですら、命を落とす可能性は高かった。
けれど、少年に与えられた力と役割は、その認識すら歪ませていて。
それをそっと正すかのように、母親は囁く]
『でも……独りぼっちで、寂しい思いをさせてごめんなさい。
それだけは、ずっと心残りだったの』
[純粋な、子を思う母としての言葉。
それはその手を血に染めた少年には、素直に受け止められず]
でも、僕にはそんなこと思ってもらう資格なんかないんだ。
人を殺した……里を、いや、母さんを救うために。
[母の思いと裏腹に、捻じ曲がってしまった心を晒したくはなくて。
離れようとさえするけれど、そんな少年すらも母は、少し力を籠めて、しかし優しく抱き止める]
『それが正しいとは言わない。
でも、それで私があなたを思う気持ちが変わる訳ではないわ。
何があっても、あなたは私の子よ』
[優しく髪を撫でる手。
拒絶し自らを罰することは、もう必要ないというように。
それをようやく、少年は受け止めて]
母さん……かあさん……!
[自ら腕を回し、求め続けた温もりを確かめるかのようにしがみつく。
二人きりの空間のこと、甘えるのに遠慮はいらなかった]
『そう……もう、あなたは戦わなくていい。
戦う理由を持ち続ける意味は、もうないのだから。
これ以上、幻の罪に苛まれずともよいの……』
[胸に顔埋める我が子の背を撫でながら、母親の眼差しは遠い空へ向けられていた。
聞かせるともなく呟かれる言葉は、彼女の視点は少年と同等ではなく、更に俯瞰した位置にあるとでもいうかのように]
『だから、明之進は、優しさ故に罪深いあの子は、私が連れていくわ。
でも、それは――来太、あなたが、私の子じゃないという意味ではないわ』
[意識的に使い分けられた名前。
少年はそこで漸く顔を離し、母の顔を見る]
『過去の在り方が変わったとしても、あなたが願い、ここまで会いに来てくれたことに変わりはないのだから。
そして、その先にもまた、あなたとしての生がある』
[これは、『来太』にとっての通過点だと。
そう、言い聞かせるように]
[そうして少年の気が済んだ頃、母親は両腕を離しそっと少年の肩へ乗せて]
『さあ、まだ約束や、やりたいことがあるんでしょう?
私はいつまでも待ってるわ――幻ではなく、あなたの存在に繋がるものとして』
[それは、言い換えるなら彼女が、明之進が干渉した時間よりも前の時間に属する存在ということだ]
[少年は名残惜しそうに一歩離れ。
それから、母の眼差しに釣られるように天を見上げる。
瞬かぬ星空は、まるで時を永遠に留めたかのように]
そうですね…
戻られる方もいれば、戻らぬままの方もいて。
区切りを付け、新たに進む人達のゆく先、ですか?
[その問い>>*2>>*3に、脳内の生物の動く感覚はあるものの。
彼の願いは出会いであり、
それの未だ叶わぬは、知るので>>6:37.
此方の問いの答えはシェルに任せるらしい気配]
『――知っているかしら?
異国では――或いは、私たちより先の時代では、流れ星を見たら願い事をするそうよ』
[その言葉に、流星を忌み嫌い続けてきた少年は、驚きの表情を浮かべる]
『もしも私があの夜に願いを掛けていたとしたら、それは叶ったわ。
いえ、これから叶うのかしら――』
[柔らかな微笑みを、少年が記憶に留めるだけの時間を置いた後。
母親は肩に置いた手で、少年をくるりと半回転させる。
朱塗りと鳥居、その向こうへ――生者の世界へ、彼を送り出すように]
『さ、いってらっしゃい。
――幸せな人生が、あなたに待っていますように』
[それは生まれる前に死んだ少年の、新たなる生への願い]
――いってきます。
[そしてその願いを受け止めた少年は。
真っ直ぐ前へ進み、鳥居の前で一度だけ立ち止まるも、振り返らずに境界を踏み越える。
そして二人きりの場所を離れ、他者の居る空間――来太としての生を歩むための場所へ。
少しだけ駆け足に、石段を下りていく*]
うーん…それがどんな行き先なのかは、きっと、
種族や願いによって、それぞれなのかしら……と。
わたしは、もう、そろそろ、
このお店とも、おわかれですから…
どんなゆき先でも、出逢うことのできた
お客様に感謝と、さいわいのあることを願っています。
[店長代理の問い>>*2>>*3に。
想像しかできないゆき先について、
少しの間、思案気な表情を浮かべてから。
お店ともそろそろお別れだろうという予感>>+114に、
“この、わたし”に思いつく答と、お客様への祈りを応えた]
[目の前に広がる風景が、変わった。
空は雲ひとつなく、どこまでも高く澄み渡っており、爽やかな風が吹き抜ける。そして足元は、小さな白い花がぽつぽつと咲く草原が広がっていた。
そんな風景の中、たった一軒だけぽつりと建っている建物に目を見張る]
あれは……。
[真っ直ぐにその建物へと近づいていく。
見間違えようもない。あれは、自分が営んでいる本屋だ]
[高分子ブレードを動かそうと思っても動く様子>>47が無い。
舌打ち。まだ、それだけならばΧも殺意を抱かなかった。
だが、次の言葉でその名が出た途端、明確な殺意が店長代理に向けられる。]
その名を口にするな。
[藍色の冷たい炎が黒い睛の奥に宿る。無論、見えることのない色。研がれた、殺意と共に。]
[しかし更に続く言葉はΧの自分でも知覚しきれないものを代弁するものでもあり、殺意は半減したが、毒気は随分と抜けた。]
『………。』
『やはりお前に普段の会話は任せられない。良く分かっただろう、Χ。』
(チッ。黙れα。俺が何をしたという。)
『どう見ても赤ん坊に触りたいという交渉の素振りは無い。相手をよく見ろ。無用な争いを招く所だった。』
(だがもう暫くは痛みを押し付けるつもりだろ?)
『そうだ。』
あァ、悪いかよ。
悪かったな、似合わなくてよ。
笑ったら、殺すぞ。
[イズベルガの問いには、ぶっけらぼうに肯定する。
店長代理へ向けたのとは違う種類の意志滲む睛を向けた。]
チッ。
これは俺の獲物だからよ、捨てはしねェ。
でもほら。
[苦々しげに高分子ブレードを机の上の端に投げ出す。
その時にビールが倒れようが気にする素振りはない。]
これでいいだろ?
これ以上、何か要望あっか!?
[苛立たしげに怒鳴る。再度舌打ちし、椅子に着席し直すと腕組みをしてイズベルガを睨めあげた。**]
チッ。
これは俺の獲物だからよ、捨てはしねェ。
でもほら。
[苦々しげに高分子ブレードを机の上の端に投げ出す。
その時にビールが倒れようが気にする素振りはない。]
これでいいだろ?
これ以上、何か要望あっか!?
[苛立たしげに声を荒げる。再度舌打ちし、椅子に着席し直すと腕組みをしてイズベルガを睨めあげた。**]
/*
にゃ><。
メモの、*と#の見分けが、鳩からではつかなくて、
話しかけに気づかず、すみません。
赤ログはエピってからのお楽しみに読もうと、切ってたので、
まさか、赤囁きでシェルに話して下さってるとは思わず…><。
*が鳩からだと、まだ目的に弁別できず
箱から医療アプリで、*と#の区別見えました…
#の方で店員のシェルに話しかけてくださってるのかと、
アーネストさん>>#0に反応してしまい、すみません。
どうりで、変だなあ??…とは思ったのですが、
他に話しかけて頂いてるとこが、
囁き切ってたら分からず、
まさか、赤囁やきでとは思いつかす…
[自分の本屋はこんな場所には建っていない。
しかし、こちらの方が環境的には随分良さそうだ、などと場違いなことを考えながら扉の前へ立つ]
…………。
[普通に入ればいいのだろうが、どうも別の場所にあると違う建物のように思える。だから少し緊張した面持ちで入口の扉を、開いた。
来客を知らせるベルを聞きながら、店内へと入る。
明るい光が差し込む店内で、すぐに気付いた。
カウンターの向こう側。
いつもなら自分が座っている場所に、別の誰かがいることに]
/*
ログに関わり、村を綴っていくには読者の立場だけではいけないと思うの。それだけマイルドに、フィルタを掛けていたことへは言いましょう。
大抵は、そう。
コンディトライの扉から新たな世界へ向かったり、
近くの駅から、向かったりしています。
[何処へではなく、どのようにして。
頭を緩く左右に振った意味はその違いへのもの。]
[中にはコンディトライに戻らぬ者は「再会とさよならの場所」から。他の大抵のものは、一度はコンディトライや駅に戻ると紡ぎ。]
今、中にはコンディトライに戻らずに、
新たな世界へ向かう者も居ると言いましたね。
その時の彼らの目には……、
コンディトライが見えなくもなるのです。
こちらから、
再び彼らへ誰かが出逢いに行けば別ですが────
[まるでそれは雑談のようだっただろう。
或いは何処か餞別にも似ていたかもしれないか。]
[ピコン]
[顔の前で手をかざせば女のゲージが表示される。
赤い横棒はジルのそれより短くなっている。
――さて、どうしたものか]
ミッシェル、
あなた 自身を” ”に。
[ひとつ店長代理は告げる。
そこに含まれている意味は多重的で計り知れない。
大切や命を大事にと言っていたのかもしれないし、或いは真なる目覚めにおける何事かに対するものでもあったやもしれない。
生きていようと。死んでいようと。凍れる時に在ろうとも。
”全ては移ろいゆく”
”移ろわず凍れる時は在れど在らず”
店長代理はΧとイズベルガへと視線を向ける。
触発しそうな雰囲気が丁度*漂い始めていた。*]
更新時間が24時間延長されました。
[ビールのグラスは、店長代理が緩く手を翻すことで、視えない金の粒子を纏わせ宙で止まり、零れかけた液体も静止し、ゆるりとまた机に落ち着いただろう。**]
「遅かったわね。
それに……随分と手負いのようね、「白の騎士」殿?」
[僅かに笑みを浮かべながら、カウンターに両肘を付いている人物。
それは、紛れもなく"彼女"だった。
――ああ、やっと戻って来れた。
ようやく"彼女"に役目を返す時が来たようだ]**
/*
む? むーん
やっぱり一部“”ついてないのあるなあ
[店長代理の発言をみて]
当初は店員補正かと思ったけれど店員以外相手でもそのパターンあったし
考えられるのは呼びかけ/非呼びかけの区別……か?
[マリンダがゲージを出した瞬間>>+171は見えていなかったが、多少は削っただろう。
一先ず先手は打てたと考えながら女性が向かって行った建物へ歩み寄ると、ふいに目線を向けられた>>+172]
―――いえ。あくまで天気は天気、物理法則を無視は―――って、うわ!?
[問いに答えている間に、マリンダは素早い動作で窓枠を伝って壁を蹴る。其処から一気に身を躍らせ、ロッドのようなものを構えて上方から真っ直ぐに迫ってくる
格闘バトルの世界であればコンボ技によくある光景だが、ジルの故郷にはブロック以外のものが上から落ちてくる事はない]
―――え、えぇい!
[完全に虚を突かれ、焦りながらも棒を上に振ると少年の頭上にブロックが一つ浮かぶ。
それで女性の奇襲を防ぐ事はできたできただろうか。もしかしたらそれも上手く戦術の一つに利用されたかもしれなかった]
…あ、使いすぎた。
[いずれにせよブロックを出現させた事で棒に溜まった魔力が一旦切れ、光が消えただろう]
/*
表に投下すると空気読めないことこの上ないノリのキャラクターなので、こちらにこっそり。
旅設定のPCは必ずこの人の店を訪れる、というぷち設定のキャラが一人いるので、しばらく立ち寄っていたという横道的小話。
といいますか、パン屋のオットーだから、表に出すと紛らわしいの…
自PCなので、対このひと特化で、実体化をぼかさず描写。
この村はゆるくノリのいい設定というか、死んだ人の子供が再戦に登場してたりするので、細かいことはryな感じ。
*/
――もしかしたらあったかもしれない再会の話――
[思い出した場所、みっつめ。盆地の村の、パン屋。
店の扉を潜るとき、緑の服を着た旅人とすれ違った。
確か、以前その人は言っていたはずだ。
緑には二種類ある、いい緑と悪い緑。オレはその具体例を知っている。
ひとつは幸運なことに。共有者って言えるくらい分かりあえる奴は滅多にいねえもんだ。
そしてもう一つは、きわめて、この上なく、もういい加減にしてくれっつーくらい、不幸なことにだよ畜生、なんなんだよあのもやし大好き野郎、と。
カウンターにうなだれて疲労困憊というそのさまをみれば、いますれ違ったのは後者の緑のひとの方なんだろうなあ、と思いつつ]
――あー、お客さんすまねえ、ぼーっとしてた。なんか飲んでくか?
[客商売にしてはぞんざいな口調、その体質ゆえに臨時休業がきわめて多いパン屋であるが、味は確かなので、店が開いているときはいつも客がいる店内は、いまは店じまいも近いからか、静かなようだ]
クロワッサン、ください。
紅茶も飲んでいきたいな。
[そのひとは、訝るようにこちらを見ていたが、はあ、とため息を吐いた]
――髪、派手に染めたな。
[見れば、“今日の”包帯は額と、両腕。あ、指に絆創膏。
いまの自分の姿はどちらだろう、髪は赤いのだろうか、目は?
あの頃と同じ注文、同じ席――さきほど、思い出したばかり]
――で? 景気はどうだ、調べてたことってのは見つかったのか?
この間、死んじゃった。
[………見事に、コーヒーを吹かれた]
――うん、今日が厄日なのは分かってたよねオレ。
ああもう意味わかんねえ、アレな方のニコラスと言い、こいつといい。
最後のあたり明らかに普通の様子じゃなかったから、どっかでのたれ死んでねえか大丈夫かって思ってたら、本気で死んでるとか。ふつーにパン食ってるとか。
くっそ、俺にももーちょっと、わけわかんねえとき物事をぶっ飛ばせる火力的なものが欲しいと思うことが時々。
こないだ聞いた、卵焼きにかけるもの論争で旦那殲滅したペンギンの中の人って、明らかにあのひとだよな、少佐だよな、お元気で何よりだよ本当……
[何やら、自分の思考に沈みこんでしまった模様だ。言っていることの後半は、何一つ分からないが、多分自分のせいではない]
相変わらずみたいだねえ……無事じゃないみたいだけど、生きてて何より……
――うっわ、死人に言われた。しかもさっきのダメな方の緑と似たようなこと言われた……
信じるの?
――世の中何だって起こると、俺は悟っている……割と。
そういうことなら、それ、タダでいいわ。供え物だ。
[出会ったのはいつだったか、転んで倒した木材が有り得ない連鎖を起こして、その終着点で下敷きになったのがこの人だった。
青くなる自分に、駆け付けた町のひとは口をそろえてこう言った。
“あー、またか”
臨時休業が通常営業と呼ばれる、喫茶スペースのあるパン屋で、その人の足が治るまで少しの間働いていたことがある。
そのときは……自分の不器用と、この人の不運で、たいへんなことになった。とてもたいへんなことになった。言い表せないくらいたいへんなことになった。ほんとうにたいへんだったから三回――四回言った]
――で、何しに化けて出た?
化けて……うん、そういう状況になるんだろうなあ。特に目的があったわけじゃなくて、覚えてる場所を巡ってたらここに来たんだけど……
あ、そういえば、聞きたいことがあったんだ。
二階の部屋に置いてあった、童話。
あの題名が思い出せないんだ、いつかもう一回……読めないと思うけど、思い出したいから、教えて。
――……のよるに
[その題名は。
春嵐に始まった最後の数日を語るときに、あまりにも近い響きで、思わず息を飲む]
――その本の話をしたのは、三人。
ひとりは元気だよ。もう二人は――俺たちが、吊り殺した。神父と、子供だ。二人とも人狼だった。
[目を合わせる。いま、この目に揺らめく赤に、意識を色濃く映した色に、その人は気づく何かがあったのだろうか]
――始まる前の最後の晩に、宴会して、村中みんなで歌って踊って。いまでも浮かぶ。
あいつ言ってたわ、狼と人も対話で分かりあえるのかもしれない、ってさ。
何を考えて言ったにせよ、あのときは嘘じゃなくて、本当にそう思ってたんじゃねえかって、思うんだよ。
あいつを殺した晩、投票が少しでも変われば、紙一重で、俺が処刑されてた。
だから、夢物語かもしれねえが……いい夢、見た。
――ああ、夢っていやあ、全部終わったあと夢見たわ。
みんないて、最初の日の宴会で最後まで寝てなかった三人、色々話してたんだ。
途中で火炎放射器持った少佐が軍曹と一緒にブッ込んできましたけどね。
まあ、なんつーか……そんな風、だったよ。
何の話してるんだろね、オレ。
[何があったか、問われることはなかったが、痛くなかったか? と一度聞かれた。
それは平気だった、と頷いた。嘘ではなかった]
――なんで、みんな死んじまうんだろうな……
ああ、お前に言っても、なんつうか……アレだが。
[最後にぽつりと、そう聞こえた。その時には景色が揺らいで、薄くなり始めて、もうお別れだと思ったので、ごちそうさまでした、と一言。
カウンターの向こうで、その人は小さく手を振った*]
“この、わたし”は、
このお店にいる間だけの、“わたし”という存在です。
再会の願いを持つのは、わたしではありません。
[店長代理の問い>>*4に、
わたしは、わたしを一番、
言い表していると思うことを応える]
[脳内の生物には、扉の向こうでのある人との再会を
願っていた>>6:37。
“わたし”も彼の再会が叶うなら…と祈っていた。
この場所に、在ることを選んだのは わたしの為ではない。
わたしのためだけなら、場所は何処でもよかった。
このお店を選んだのは、再会を願う、その生物の為。
彼が“約束”に縛れているのは知っているけれど>>6:37
若しも誰かが……その約束よりも強い感情で、
彼の思考に触れえるならば。
わたしの母と同じ金色の髪のイズベルガ>>0:121.
母とよく似た翠の瞳のミュリエル>>6:38>>6:74
気まぐれに話すその生物が、言葉を交わそうとした相手は。
再会を願う相手に、似たところのある者だけ。
おそらくは、彼も。
思考の何処かで、約束よりも強く再会を願うが故に]
[けれど―ー―目的は果たされ、既に”希望“は得られた。
もうすぐ“この、わたし”の役割は終わる。
彼の再会の叶うことはないだろう。
生物自身も、願いながら、
叶うと思考してはいなかったから。
だから彼はいつものように、
母との“約束”>>6:72に縛られたまま。
“終わりの始まりのわたし”の元へ戻るだろう]
そうですか…お客様にも、
様々な進み方や向い方、戻り方があるのですね。
“この、わたし”は、
何処へも進まず、向かわず、戻れないので…
とても興味深いです。
教えてくださり、ありがとうございます。
[店長代理の緩く頭を振る仕草>>*5が、珍しく感じられ。
わたしは瞳を瞬く。進む、戻る、向かう、店長代理の語る、
お客様たちのゆき先や在り様>>*5>>*6>>*7は。
”この、わたし”にはどれも出来ないことだから。
興味深げに耳を傾け]
どういたしまして。なのです。
[けらけらと笑いながら、ディエゴの毛並みに触れようと手を伸ばす。
自分から捨てた狼の姿に、もう一度触れたくて]
ボクの物語……。
[エドワーズの眼差し>>+153を受け、何を話そうかと思案し]
欲しいものを諦めきれずに狼になった、けれども狼になることで欲しかったものを永遠に喪った物語。
けれども欲しいものと、よく似たものを手にいれた物語。とかなら、できるのですよ。
["お茶を飲むのも"という提案>>+154には、にっこり笑って頷いて]
うん。
メロンソーダ飲みながら、お話しできたら楽しいのです。
[前に飲んだ時とはきっと、違った味に感じるのだろう。と**]
……わたし“自身”を……ですか?
[店長代理の告げる言葉>>*8に。
含まれる、計り知れない程の意味合いと、
続く移ろわぬ時は在らず、と語る声に]
残念ながら、わたしには。
わたし”自身“というものが、すでに存在しえないのです…
でも、お言葉は、とても嬉しく思います。
ありがとうございます。
[わたしは、きょとん、と瞳を瞠り。
次いで、ふふ、と幸せそうな微笑みを浮かべた]
わたしは、何処かへ行ける人に,
幸いを願いながらも…
時折、お別れのさびしさだけではなく、
微かな羨ましさも、感じていました(>>2:0>>5:75)
[“この、わたし”は、ただ此処に在り、目的を果たし、
記憶と希望を、還す為だけの存在だから。
記憶は薄れても、心の何処かで、分かってはいたのだろう。
“この、わたし”は、”終わりの始まりのわたし”が、
個であり自身であった、自分の力で、
一人の人間>>+118でいられた、最後の瞬間の姿。
役割は、仮初めの存在であっても、
”一人の人間”としての“希望”を持ち還ること。
そして、脳内の記憶を司る生物を、守り運ぶ為の入れ物]
でも……幸せな“時”でしたわ。
幸いを祈ることも、寂しさも、羨ましさを感じることも。
歌っって、笑って、微笑んで、涙して…
抱きしめてくれる腕やつないだ指先のぬくもり(>>7:10)
ああ、そして……絆創膏も(>>+116)。
[先ほど、彼の笑みに歪んだそれを思い出して、くすと微笑み]
お茶ですか?
ふふっ……それもいいかも知れませんね。
[エドワーズの提案をまんざらでもなさそうに。本当の意味で楽しむのは、今度が初めてだろうから]
一緒にちょっとしたひと時を過ごす事、それこそが今の私が焦がれる事ですね。
とても”人間的”な想い出ばかり。
“この、わたし”は、
とても幸せな“わたし”だっただろうと、思います。
[ふふと、幸福そうな微笑が零れる。
“この、わたし”は。同じ役割を担った、
嘗てのわたしたち、を知らない>>7:63.
けれと、わたしは、嘗てのわたしたちと比べようもなく、
このお店で幸せな時をすごし、
役割であった、”一人の人間としての希望”を得られたと思う。
脳内に託された、生物の再会を叶えられなかったことは
申し訳ないけれど]
店長代理が「時間を進める」を選択しました。
再会を願う存在の、祈りは叶わなかったけれど。
“この、わたし”が、。
このお店に来た目的は、既に果たされています。
エリーが、ナナシが、クレイグが、店長代理が…
そして、お逢いできたお客様たちが、
求めていたものを、くださいました。
心からの感謝を。そして幸いを願います。
”この、わたし”の役割は、終わります。
店長代理にも、とてもお世話になりました。
ありがとうございます。
[そうして微笑んで、小さなお辞儀をひとつ。
それは、“終わりの始まりのわたし”の生まれた青い星の、
感謝を示す古い習慣。その星の存在の有無にかかわらず
わたしの中に残り続ける、*かたち無きこころ*]
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