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[そうして――…。
“行ってらっしゃませ”>>+4
“行って来ます”>>+29
[見送るわたしの祈りと、前を向く彼の横顔。
“この時”“この場所”での扉は。
静かに閉じられたけれど>>+113]
[いつかの“時”、どこかの“存在”として。
わたしは、彼の本屋を訪れるだろう。
それは、“この、わたし”ではないけれど。
胸に灯る彼から貰った“小さな希望”はそのままに。
しっぽのような、金色の三つ編みを揺らして。
”いつかのわたし”は。
“約束”の本屋の扉を――…*そっと敲くだろう*]
― 再会とさよならの場所/神社 ―
[その山は決して高くはなく、ほとんど息を切らすこともなく登ることが出来るだろう。
一歩、一歩鳥居に近付くにつれ、その向こう側の景色が、まるで焦点を合わせたかのように輪郭をはっきりとさせる。
その中に――]
[自分と良く似た黒髪の女性の後ろ姿を見付け、少年は息を呑んだ]
かあさん……?
[呟きの声は小さく、相手までは届かない。
ミュリエルと繋いだ手に緊張と熱が籠もり。
つい速めた歩調が、彼女を引っ張るような形になってしまうかもしれない]
かあさん!
[鳥居を潜る頃、ミュリエルからそっと手を離す。
歩調はほとんど駆け足のようになり。
そして今度こそ、相手に届かせる意志を持って、そう呼び掛けた*]
はァ?
礼は不要だぜ。
幸せそうな緩んだ顔をしてたってだけだ。
[ふん、と口角をあげて笑い、イズベルガの感謝は求めない。]
[ぐびり、とビールに口を付けた。
キンキンに冷えたグラス、黄金色の液体にきめ細かい泡。]
記憶通りだが、いまいちだな。
[ややあって言葉を零す。]
割れるような音楽と、血臭でも嗅いで酩酊してェ気分だ。
[Χの言葉が僅かなりと嘆息じみていたのは、望み通りの(生まれる筈であった)世界で生が送れていない為か。
イズベルガが眺めていれば、Χの視線は自然とイズベルガに向く──人殺しの目を向け──、大切そうに抱きかかえる赤ん坊へ視線を向けた。
これでも、物騒な言葉を掛けておらず、Χにしては場に合わせ抑制をしている方なのだ。]
わたしは――。
[辛さに別れを告げる場所でもあるとの喩に。
返された言葉(>>+122)を受け。
空を見上げるようにして、呟く。]
記憶がありませんでした。
何処から来たのか。また自分が何者なのか。
そんな状況で、店員として訪れるお客様の話に耳を傾けて。
一つの結論に辿り着いたのです。
[来太、と名乗る少年を見止めて。
彼が導き出した答えに。ミュリエルは微笑む。]
なぜ、辛い事なのに。
消すことや忘れることに…拘ってしまうのでしょうね。
[それは、まるでミュリエル自身にも問いかけるように告げて。]
―― 再会の場所 鳥居前 ――
[差し出した左手には意味がある。
右手には、既に繋いだ約束があると同時に。
ミュリエルの左手には、嘗て宿りし未亡人の優しさが残っていたことを。
彼女自身もまた、覚っていたからであり。
石畳を登る、息に乱れはなく。
神聖な場所。漂う場所で――]
おかあ…さん?
[繋いだ手から伝わる緊張に、視線を上げるけれど(>>+123)。
其処に視えるであろう人影は。彼にしか見えず。
引かれる手。そっとほどいて見守れば。
ミュリエル自身の役割も終わりだろうかと。
お客様同士で紡がれた約束が、彼にもあるのだと。
握られた端末を視界に止めたなら。]
――わたしの役割は…おしまい。
どうぞ、悔いのなきよう。
再会のひと時を。
[まるで店内での振る舞いのように。
一歩身を引いて。
静かにその場を立ち去るだろうか。]
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