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[すべての知識を求め、黒い稲妻をまき散らす禍々しい姿。
金の髪のお客様の赤ちゃんが、聞いていた通り、
本当に飛び出すも、再び彼女の腕の中へ。
エリザベータも、見る限りでは酷いけがはないようで。
この場で一番心配な様子の、跪いて震える少年>>89に近寄り。
黒い稲妻から、身体で庇うようにして]
…大丈夫!? だいじょうぶよ…
[周囲の荒れ狂う空気の中、
触れえるなら、少しでも恐怖が和らげばと、震える背を撫で。
心配げな眼差しでそう言葉をかける]
―――…だから。この時は、気づけなかった。
混乱の最中。
ミュリエルが一人で扉を開けたことには>>106**]
オプン……ティア?
[それは、ただのオウム返しだった。消えかけた竜巻を纏い、向きを変え、おぼつかない足取りでそちらへ向かう]
…………。
[薄れゆく魂は、ただ反射で動くだけだった]
[薄れゆく魂。
ディエゴに触れるのは、薄い金と緑の光る靄のようなもの。
それすらも店長代理の本来の姿として知覚は出来ない姿の一端でしかなく。]
[ディエゴにおくるのは”光”。
一点でありながら、すべてを知ることの出来る一端の一点。
それは柔らかに大きく膨らみディエゴを包もうとする。
幾分衰えた闇を、薄れゆく魂を霧散させてしまうのではなく、ただ柔らかく、内包し、こわさぬように包み込もうとする。
闇も、在りようも、否定するのではなく。]
[店長代理が、憐れむでも、見下すでもなく、
ただ見守るように静かに語りかけている。
徐々に、獣を取り巻くオーラが弱々しくなってゆくのを感じた。>>112]
…オプンティア…?
[それが、店長代理の名だろうか。
その意味するものまではわからなかったが、
店長代理が包み込むように両手を広げ、
獣がゆっくりとそちらへ向かっているのを見て、
事態は収束に向かっていると、そう感じた。]**
あっ…
[さっきまでの姿はもう見る影もない狼が、ふっと女性から視線を外すと、よろりと花飾りのついた店員の方へと身体を向けた。
ああ、もう彼の終わりが近いのだ。
そう思った。
こちらも見ず、いや、見えていないのか、ふらふらと目の前を通り店長代理の方へ歩いていく狼に、聞いた。]
ねえ、あなたは、あなたの一生に満足できた?
あなたのように、貪欲に、恐れを飲み込んで生きて、それでも駄目だった?
もしそれでも駄目なら、どうすればよかったの。
どうすればいいの…
[何だかどうしようもない気持ちになって、目を伏せた**]
ク……ククク……クカカカカカ!
言ったはずだ!私は転んでもただでは起きぬと!
消えるその瞬間まで、私は諦めるもんか!
[今にも消えそうだった魂が勢いを回復し、強大な嵐を形作る。そこから聞こえて来た声は、これまでの曇ったものではなく、まだあどけなさを残す声]
ずるいよ!ずるいよ!どうして、それが私じゃなかったんだ!なんで……なんでだよぉ!
満足できる?馬鹿いっちゃいけないよ。満足していりゃここには居ないんだい。どうすればいい?そんな事まだ私には分からない。だから、それを見つけるためにいるのが学者なんだよ。
[それも一瞬の事。最後の一瞬に輝く線香花火のように華々しく、寂しく、今度は完全に色を失った]
[後にいたのは、すっかりとやつれたディエゴの姿だった]
……私は、何を?
そうでした、最後の研究があるのでした。
ああ、見えます。窓の外に、今度こそ光が見えます。ついに、待ちに待った時が来たのです。
[よろめくように、窓のある側の扉に前脚をかける]
これまでお世話に、なりました。
[忘れてしまったのか、わざとなのか。何事もなかったかのように、店に挨拶をした]
ああ、凄いな。見る事ができて、嬉しいな。
[ディエゴは扉を開ける。そして倒れ込むようにして、外の世界へと消えていった**]
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