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…………。
[雨が降る中、一人立ち竦む。
…いつからここにいたのだろう。
決して雨足は強くないものの、着ている服は雨ですっかり濡れていた。
帰ろう、家に。
ゆっくりと足を踏み出して、水溜りを踏みしめる。
ぱしゃり ぱしゃり ……
雨に打たれながら歩き続け、やがて見えたのは一件の建物。
建物の傍にある看板には簡潔に「本屋」とだけ書かれていた。
目的地に辿り着き、早く中に入ろうとやや足早になる。
本屋の入り口である緑色の扉には、客が来ることを知らせるベルが取り付けられており、扉を引くとそれがカランコロンと音を立てた]
…………ごめんなさい。悪いことを聞いたみたいね。
[小さくυは呟くように謝罪を口にした。
そして、来太>>40が扉を開く。]
………、素敵とは言い難いけれど隠れ家みたいな雰囲気ね。
[藤が建物に這うように巻き付き花の房を垂らしているなら、υは近づき、花に触れようとしてみる。]
そう………ね……。
[来太には、体を斜めに向けた状態で俯き加減にいらえを返す。]
いえ、謝る必要は。
[傷付いていた訳ではないから、謝罪>>42に小さく頭を振り]
隠れ家……。と言っていいのでしょうか。
[少年にとっては、建物の材質こそが未知のもの。
冷たく無機質なそれに手を触れる。
ユプシロンへの問いに、返って来るのは切れ切れの声]
何か、きっかけが必要ですか?
[感覚を思い出すように、右の掌を広げ。
限りなく薄い板を、そのすぐ上の空間に生み出す。
時間静止により生み出された、断絶の刃]
[少年はそれを指で摘まみ、手首を振る動きで水平回転させつつ斜め上に飛ばす。
それはユプシロンが触れようとしている花の房を、蔓から切り離す軌道を描く]
[中には誰もいなかった。
電気が付いておらず、ぼんやりとした光が差し込む店内。
整然と並ぶ本棚に、静かに稼動し続ける除湿機。
除湿機は、調子が悪くて買い換えようと思っていたが、プレゼントにもらったものだ。
カウンターの後ろの棚に飾ってある、うさぎのぬいぐるみも同様に。
入口で雨粒をはたいて店内へと入る。
――さて、早く着替えて準備をしなければ。
そう言えば墨が除湿にいいと聞いたのに、買うのを忘れていた。
今度、外出するときがあれば買ってみよう。
それに、アイツが来たときのための飴も]
[それから、それから――――……]
そう………。
[来太の返答にまた小さく。そしてやや饒舌に。]
隠れ家みたいに思わない?
古い都市で、こうやって壁一面を藤が覆っていたのを見たことがあるわ……途切れ途切れだったけれど、郷愁……というのかしら。
のどやかで、ほっとした。
その時の風景に少し似てる。
[来太が建物に興味を向ければ、υは植物の藤と建物のバランスへ興味を向けていた。]
[スパン]
[音はしただろうか。
時間静止、空間を凝り固めたものならば不可視ですらあったかもしれない。何にせよ、υは軌道を捉える事は出来ず、彼女の目の前で花の房は切り落とされ、思わず後方に下がり]
[ここが魔法使いの国だからだろうか?目の前にいるのは喋る狼なのか、それとも動けるようになった狼の形をした何かなのか…………
そんなことを考えていると、
ハッ、と我に返る。こんなことをするのはここへ来て度目だろう、とため息をつく]
[目の前の狼が気になりつつ、女の子の方を向く]
あ…おれさまのほうこそ邪魔じゃ、なければ…
ここにいて、いいか?
[いつもの大きい態度ではなく、少し元気なく。女の子が空けてくれたスペースを指差す]
……………………
[狼の方をちらちら見ながらも]
私には、叶った夢がありました。
そして、永遠に叶わなくなってしまった夢がありました。
[溢れ出す、心の叫びが]
だけど、夢や希望だなんてものは所詮ちっぽけなものなのです。この姿によって、私は自分自身に新たな可能性を見出す事ができるようになりました。だから、私はさらなる可能性を求め続けたい。いいえ、求め続けなければならないと気づいたのです。私が”全ての可能性”を手に入れた時、その時に叶える事のできる物が私の真の目標となります。ですから、今更ニンゲンに戻りたいとは微塵も思いませんね。
[獣の心が、ディエゴを包み込むように蝕んでいく。破滅をイメージさせる、その黒い魂が]
そしてその時は、間もなく訪れるのですよ!
今こそ、掴み取る時が来ようとしているのです!
[誇るのか、それとも鼓舞をするのか]
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