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[男は黙り嗤う。
今も光点が増え動きが減速しているなら、睛は動かさず、しかし来太を中心に視える範囲を全て認識しているだろう。]
のようだ。
[垂直に獲物/高分子ブレードは掴まれていたが、柄を持ち直し、一閃した。
上空を彩るは曇天。黒さを増す。]
[空間は、岩場の更に多い狭い場所に行こうと思えば行く事も出来ただろうか。]
なァ、音楽が聞こえないか?
[問い。来太の出方を待つ。*]
[与えられた存在の肯定と感謝に、言葉を失う。息をすることも苦しくて>>1:72、呼吸の要らない水の底にいたその手が、引き上げられた感覚。
けれど、それ以上に嬉しかったのは、その微笑み。>>173
その身を取り巻いていた昏い水ではなく、暖かな何かで満たされた、大好きな笑顔。>>172
願い事がひとつ。
これ以上、痛みで自分を傷つけないでほしい。笑ってほしい。
嬉しいとか、あたたかいとか、幸せだとか、そんな風に、一つでも多く、思ってくれるなら。
そのためなら、なんだってしたい。そう思った。
だから――かなえてくれたことが、笑ってくれたことが、何よりも嬉しくて]
……かなえてくれて、ありがとう。
[“駄目なはずがない”と、その答えに顔をほころばせる。>>174
大切に思ってもらうことを、頑なに分からずにいた、身勝手な自分。
想われることを、今度こそ間違えないように、頷く。
“人を裏切って殺した”>>178“狂人”“三つの名前”――
語られたことばを繋げてゆけば、朧げに、浮かび上がることがある。
殺したこと、裏切ったこと、それだけならば、自分も同じ。けれども、違う点があったとするならば。
自分は狼で、人を殺した。
彼はひとで、人を殺した。
――彼のいたその場所は、言葉にすることも、想いを察することもかなわない、どれほど深い苦しみだろう。
その身に刻まれた傷を、道行きを思う。語られず、知らず、想像することすらできなかったしても。>>167>>168>>169>>170
あの村での日々の中で、その苦しみに苛まれていたとするのならば。
それほどの重荷を背負いながら、かけてくれたことば、笑顔。それが“優しい”でなければ――]
そう、か。
ここにいられたら、と思ってくれたのか。(>>155)
…俺はね。
あの桜が枯れたら、村を出て死ぬつもりだった。
だから、誰かのために何かをしたかったけど、
顔見知りの友達以上に、深くは立ち入らなかった。
だから…お前にも、
頑張れよと見守るだけのつもりだったのに…
[彼が、友達がほしいと言った時。
友達なら自分を含め、周りに何人もいるだろうと言いかけて。
顔見知り程度の友達ではない可能性に気づいた。
けれど何故か、彼にだけは。
一瞬の哀しさに突き動かされるように>>127,
深入りしないと決めていた手を、伸ばしてしまった]
……僕が知ってる、“優しい”っていうことばは。
たとえば、だけど。
人が眠るときに、いい夢を、って言ってくれて。
[図書館で借りていた本、夢に関する文献。桜の樹の下、午睡に微睡むそのさまと、彼のいつもの、祈るような口癖が、微かに重なった。>>171
目覚めれば少しずつ忘れるので、眠ることへの恐怖があったけれど、声をかけてくれると――怖くなくなって]
誰かが一人でいると、そばにいて、話を聞いてくれて。
みんなにそうしてたよね、アルウェンにも、カタリナにも、みんなに。
見てたから、知ってる。
自分のことは後回しにして、ひとのことばっかり。
失敗すると励ましてくれて、何かが出来たときは一緒に喜んで、褒めてくれて。
今も、願い事、叶えてくれた。
たくさん、幸せをくれた。
そういう、人のことだと、思ってる…
[彼に友達だと言ったその夜―…今までで、一番酷い悪夢を見た。
罪悪感に切り刻まれる、毎夜の悪夢の中の終わらない惨劇。
泣きながら騙して、裏切って貶めて殺して、殺されて。
目覚めた時、生きているのが不思議だった。
生暖かい血塗れた感触の残る手を、夜着で拭い。
身体中の幻覚の痛みにふらつきの残る足で、
一面を真白の雪に覆われた、薄暗い夜明けの庭に降りて。
凍るような寒さに身を震わせ、吐く息の白くけぶる中。
固い蕾の枝だけの桜の幹に、片手で触れた時。
その、躯のような冷たさに。
気づいた。
初めて.生きたいと、思ってしまったことに。
桜が枯れても、友達である彼が村にいる間だけは。
もう少しだけでいいから、彼の為に…
いや、自分が彼の傍に居たいから――…生きたいと]
[ひとこと、ひとこと。伝わるように]
もしそれが、“優しい”じゃなくて、“優しい”がもっと他の気持ちとか、ひとだとしたら、僕はその“優しい”は、要らない。それくらいだ。
……アルウェンとか、僕とか、みんなと話をしてるときに、自分がどんな優しい目をしてたか、どうやったら伝えられるかなあ。
[空いていた片手を、そっと、背中に回す。さきほどからそうしてくれていたように。
自責も、解き放たれることのかなわない自らの否定も、覚えのある感情。
それでも、違う生き物で、違うひとだから、苦しみも、悲しみも、ただしく理解することなんて望めないのだろう。
けれど、『違う』からこそ、向かい合えば、その人の目を見て、言葉を交わして、思いを告げることが出来る]
『すまない…っ
こんなこと、思っちゃいけないのは、分かってる。
ちゃんと、約束どおり。
桜が枯れたら、俺も逝くから。
でも、あと少しだけ…もう少しだけ生きさせてくれ…
ごめん……ごめん、なあ…っ。』
[夜明け前の薄暗い、雪に包まれた静寂の庭。
微かな嗚咽も、雪に溶けた涙の跡も。すべては真白が覆い隠して。
後には何も残らなかった。彼を想った、透明な心以外には]
――それでももし、自分のことを優しくないっていうなら、おたがいさま。
僕は結構我儘で、分からず屋で、自分の気持ちばかりで、思ってくれてたことからも――ずっと逃げてて。悲しい思いさせて、本当にごめん……。>>127
我儘だから、自分があれだけ酷いことをしたのに、出会わなければ良かったって思ったことが一回もないんだ。
笑ってほしい、とか、悲しまないでほしい、とか。>>178
本当に、本当に同じこと、思ってた。
生きていてくれて、出会えてよかった……
いまも思ってる――だから、あの願い事、だったんだ。
[紡がれる一つ一つの想い、手のひらから伝わるあたたかさ。
もしあの頃、そしていま、大切な人のために何かが出来ていたとするならば――いや、出来ていたと、伝えてくれたから]
『…こら。友達が欲しいなんて言われたら、ちょっとさびしいぞ?
俺は、とっくに友達だと思っているんだから。
一人でいるとき、ふっと顔を見たいと思う。
どうしているだろう、会いたいな、と考える。
笑っていてくれると、嬉しい。
楽しそうに笑う声が好きだ。
ただ、料理したり掃除したりを、見ているのも好きだ。
何か困っていたら、頼ってほしいと思う。
助けになりたいと、守りたいと思っているよ。
―――これは、友達じゃないか? 足りないか?』
[彼に友達だと言った時。空色を過った不安は、血に濡れ手を
伸ばそうとしてしまった自分自身への驚きと、彼の反応への。
そうして――…桜の枯れる前に、あの人狼騒動が起こり]
[帯を引く光が、周囲に途切れ途切れの同心円を生み出す。
その中心に立ち、右手の小石を、力場に向け無造作とも言える動作で投げた]
[時間を加速された力場。
それを次々に通り抜け、小石は速度と摩擦による熱を得る。
それは水平に飛ぶ隕石にも似て、白い光と空気を裂く音と共に男の肩付近へ突き刺さらんとする*]
[一閃はただの試し振り。距離ある中では来太に届く事は端から無い。そこに危険性を感じ避ける動きを為したのだとすれば、嗤いを浮かべるのみ。
足を広げ、腰を落とす。]
(人知れぬ涙。)
[来太が無造作に小石を手に取り、投げるのを]
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