情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[メモ記入/メモ履歴] / 発言欄へ
[自分達の安全と少年の安全を、無意識に秤にかけようとしていた自身の思考がやはりこの【懺悔を聞く者】という役割……否、命の重さを損得で切り貼りしようとする考えに染まり始めている事実に、小五郎は背筋に薄ら寒いものを感じる。
【SPの方が重要なのだから潔白の結果が出た以上、懺悔を聞く力を持つ自分は偽物と共に隔離されるべきだ】
そんな考えが小五郎の思考を塗りつぶしていく、人に優劣を付け、不等号で隔離し、効率で道徳を犯す。
そんな、あってはならない唾棄すべき思想が気がつけば彼の根幹に根付き始めているのだ。
小五郎自身すら自覚が難しい程、極々自然に。]
……っ、オレは少年を探しに行くぞ、着いてくるなら好きにしろ
[今の自分は酷い顔をしている、それだけは確かだった。]
[少年の骸が発見されたのは、館からそう離れていない泉の畔であった。
鬱蒼とした広葉樹が日の光を遮る森の中で、ポッカリと穴の空いた、何処か神秘的な印象すら覚えさせる、そんなあまりにも遺体が似合わない絵本の1ページの様な場所で、その少年は事切れていたのだ。
無残、端的に言い表すとその一言に尽きる有様。
四肢は頼りないビニールテープの様に胴体と繋がっており、体の至るところ皮が剥がされ流れ落ちた血が周囲を紅に染めていた。
特徴的な髪型が残されていなければ、きっと骸が誰なのか……その判断にすら困ったに違いない。
そんな少年の末路を見て、毛利小五は、ただ
ーーああ、【死んだのが犯人を見抜き怪盗を隔離出来る者じゃなくて良かった】
と反射的にそう考え……直後、ごく自然に浮かんだそんな感想に吐き気を催した。]
最悪……だな、思考がドンドン引きずられてやがる……オレも、どこまで正気で居られるんだ……? 周りの皆は? コナンは、蘭は……ちくしょうがっ!
[狂気はひっそりと、だが確実に毛利小五郎の脳裏を蝕んでいる。
少し、また少し、躊躇いが消え失せるまでひたすらに。]
遠山和葉は、吉田歩美 を能力(守る)の対象に選びました。
[...は、1Fの客間を出て玄関ホールを横切ると、この館のメイン室ともいえる居間を覗いた。奥には大きなダイニングテーブルを据えた食堂が、手前には暖炉を囲むいくつかのロッキングチェアがあり、案の定、その一つにデイパックがちょこんと乗っかっている。]
(そういや、昨夜はホットミルクを飲んで、ここで眠っちまったんじゃなかったか?)
[客間のソファへ移動した記憶はなく、顔をしかめたが、手早く鞄を開けると、一眼レフと鑑識キットが確かに収まっていた。
緊張が解けると同時に、廊下からぼそぼそとした声が聞こえてくる。]
ー >>32 口封じのために近くの森で殺された…
(…!)
[キットは、検出液やシートや平筆、指紋スコープといった機材を携帯用に自らまとめたトメスペシャルであり、現場へ持って出るには心もとない簡易版だったが、今はカメラの次に信頼できる友だと思えた。]
(…殺された少年の発見現場へ行こう。)
しっかしあのオッサン(小五郎)ならあれだけカッコつけた後なら美女とのイチャイチャを入れて「ぬわぁーんてなぁ!ダッハッハ!」のオチがつくのが妥当だろうに
この島では随分と真面目にやってるみてーだな
[森を抜けて泉に出る道は、そう、道と呼べるほどに踏みならされていた。歩美が見つけたという日記や小五郎が見つけたという手記…もしそれが(内容だけでなく“見つけた”ことも含めて)事実ならば、この道を恐怖に追われ駆け抜けた者は1人や2人ではなかったのかもしれない…。
性に合わず空想を広げて身震いすると、イカンイカンと顔を撫で、メガネの位置を調整する。]
(そもそも、歩美ちゃんも毛利さんも能力者として名乗りをあげてんだよ。犯人や犯人の協力者なら、術中にはまる訳にはいかんて。)
ー >>15 SPさんが心配なら、対抗無しの共狩回避したらいいよ。
(そういや、歩美ちゃんは不思議なことを言っていた。ギドラで回避だと? 懺悔を聞く者、両人を隔離するのが惜しいから? あん? さっぱり理解できないが… ひとまず博士?と毛利さんの返答を聞くかねぇ。)
[...は、懺悔を聞く者の隔離は今日から始めて完遂すべきであると、信じている。煌めく泉が見えてきた。]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[メモ記入/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新