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全くです。
細かい所まで安心出来る作りです。
ええ、死ぬ訳ではありませんね。
お腹がぺこぺこになったり、
病院のスタッフが探しまわってスコットさんを見つけたり、精々、スコットさんの睡眠時間が短くなったり、お風呂に入る時間が遅くなったりする程度でしょう。
[スコットの内心に気付かない振りで。]
[おちこんでいる間に、*10雪兎*にごろごろ転がされて、気付けば見知らぬ場所に来ていた]
『…………?』
[見上げたら黒い服の男性>>17の姿が目に入った。
何処かで見掛けた……ような気もするけど、顔見知りではないはずだ]
[自分の名前を呼んで自分自身の77m傍までワープとか一体何事なのか。中の人が迷ったのは内緒の話である。で、足りない頭で処理を一生懸命考えた結果……]
またこれかあああああああ!
[今まで自分がいた場所の77m上空に出現。リアルに命の危機である。]
ごめん前言撤回いいいいいいい!
言った傍からいきなり命の危機いいいいいい!
[フラグ回収があまりにも早すぎて中の人ともども仰天しながら自由落下中。]
[大袈裟な様子で溜息をひとつ。]
申し訳ありません、啓さん。
ひとり迷子を連れ帰って来ますので、
先に東の湖を探していて貰えませんか?
[啓に頭を下げて詫びると遠ざかり始め。そして言ち。]
世話を焼かせるものです。
[ココと一緒にたくさんの雪兎たちを追いかける。]
怖がりで自己愛に溢れてて恥ずかしがり屋で偉そうな人?
きっと動物園で人気者になれるよ。でも右側の王様に殺されちゃうかも。
やっぱり中途半端は良くないよね。
[進むに連れて、見たことのない景色や不思議な光景が目に入る。
そして、辿り着いたのは……]
本当に緊急になれば、スタッフが助けてくれますし、
それに、まるっと怪我くらいは直ぐに治療して貰えますよ。
私がそちらに向かう、で宜しいですか?
……わあ!
[目のちかちかするような翠緑色のガーデン。辺り一面に広がる色とりどりの花、見上げる首の痛くなるほどの大木。]
[ここが、秘密の花園なのだろうか。]
[長い入院歴のあるココ。
なかなか来れない為に頻度こそそう無いが、ココの見舞いに訪れるフリードリヒを知っていたかは、ホルスのみぞ知る。
滑らかな手付きで端末を操作すると、一度はスコットに送ろうとした電子の蝶が、端末から尾を引いて現れ、ふわり宙に舞い──少しずつ電子の光を解き消えてゆきながら──偶然にも、ホルスの傍らまで降りて来ただろうか。]
[黒い服のひとはぼくに気付かぬ様子で通り過ぎていった。
見えない所で大ピンチのひとがいるなんて、もう気付く術もない。
ぼくはそのままその場に留まった]
[そこにいるもう一人>>10の顔は知っている。
食堂のおじさんだ。
でも、どうしてこんな所にいるんだろう]
『おじさん ここで なにをしているの?』
[思わずぼくは尋ねていた]
たたたた助けて!
何がどうなっているかわからないけどさすがにこれはしぬ!
[既に取り繕っている余裕はない。誰かがここに来るか、スコットに謎のエネルギーが送られなければ危ないだろう。]
今こそ、自覚された方が良いのでは。
[例の、スコットは無いという瞬間移動、か。]
何が起こっているかは分かりませんが、
今から駆けつけても間に合いはしませんよ。
[結局黒い服のひとのことは思い出せなかった。
見上げながらぼんやり考えるぼくの傍に、留紺◆色に光る半透明の蝶が降りてくる。
ぼくは手を伸ばして、見えない誰かと話した時みたいに念じてみる。
すると、6
0〜 何も起きなかった。
51〜 こちらに寄ってきてガラスの上に止まった。
91〜 するりとガラスの中に入り込んだ]
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