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ん。大丈夫そう。
毎回裏コインばかり出ていたけれど、今回は…(何か口にするとフラグになりそうだから口チャック。)
8人目、植物治療 ニーア がやってきました。
植物治療 ニーアは、共鳴者 を希望しました。
ー病室ー
ん……うぅ。
[軽く伸びをするとベッドの中、モゾモゾと起き上がった。
体に咲いた花が、それにつられてゆらり、と揺れる。
花弁を散らさないように気をつけながら、パジャマのままベッドから降りた。]
寝るの、あきちゃったぁ……。
誰かいるかなぁ。
[あくび混じりに一言、そう呟くとのそのそと病室から出て行く。]
誰かの声がしたら、そっちの方に行こー。
[行き先を決めずにフラフラと、廊下へと歩みを進めた**]
/*
やってしまいましたね。きょうだいであって、どちらが年齢が上なのか、ぼかすつもりで居ましたのに。(或いは双子でも…は無理がありますね。)
ふむ。明日朝辺りには、開始出来そうですかねえ。
──病棟の外──
あ!
[人影が見えた。
それは、ココのよく知る相手の顔で。
例えば、病院の外の人へはメールを送ったりチャットで話したり、ホロ映像で話したりだって出来はするけれども、それでも……]
フリッツ!
[直に逢って、空気を感じて、体温を感じて、交わし合うそれらへは到底及び付かない。]
──病棟の外──
[まだ少し距離があると言うのに、声をあげるココを見てフリードリヒは微笑みを浮かべる。]
せっかちさんですねえ。
やあ、ココ。
久しぶりです。
元気にしていました?
[ほわん、と柔和な笑顔でココに話しかけた。]
[数瞬前の話をしよう。歩いて歩いてまた道を失い。なかなか帰れず焦っているのか自然と早足になる。すると…]
…っと!?
[瞬時に目の前に現れた車椅子の少女。ぶつからないようにくっと体をひねる。]
ご、ごめん。急いでいて…
[振り向くともうそこに彼女はいない。景色もつい数秒前のものとは変わっていた。]
…あれ?……幻?
[自分が移動したせいだというのに幻扱いされる少女がいるというものだから世界は理不尽である。]
うん、元気だよ。
悪い所以外は……だけどね。
[少しだけ目を伏せて。]
ここ最近は随分調子が良いんだ。
[でも、それは一瞬の事で。]
もう、待ちくたびれちゃった。
久しぶり、フリッツ。
[じんわりした嬉しさに身を浸して。
車椅子がフリードリヒの傍へと移動する。]
……みたいですね。
私(わたくし)から見ても、ココは元気そうに見えます。
ここの気候も病院の環境も、やっぱりココの体に負担は掛かっていないみたいですね。
[何度目かになる同じ言葉。]
ココ、……。
[近づいて来たココを迎え、]
[体を屈め、目線をココに合わせると、ココを優しく抱き締めた。そうして、ココの頭を優しく撫でる。]
なかなか来れなくて、すみません。
[恐らく、1(10)分程はそうしていたろうか。]
[『道迷い』の名は伊達ではない。自分の病室を目指して他人の病室に迷い込むことすら日常茶飯事なのである。迷い込んで足を踏み入れた897号室では…
0〜20 女性患者が着替えの真っ最中だった(ハプニング枠)
21〜40 無人であり、事なきを得た
41〜60 友人の部屋だったので話しこんだ
61〜80 老人がいて、話を聞くことになった
81〜100 無人のベッドと脇にある花。そこに2(10)日前まで入院していた患者は…(シリアス枠)
66]と遭遇した。]
[ベッドに横たわる老人。予期せぬ来訪者にも驚く様子を見せない。]
「これはこれはお若い人。ちょうど暇だったものでね。この老婆の話にちと付き合ってはくれないかい?」
[断るすべもなく。老人の傍に腰かけて話を聞く。]
「私も貴方のような年頃があってね。昔はそれはそれは美しい、秘密の花畑に足を運んで花冠など作ったものさ。」
秘密の…花畑。
[さっきまで話題にしていたものだ。また同じ話が出てくるとは…]
「あそこの花を見ているとね。命の強さってものを感じるんだよ。儚くも美しく、それでいて力強いね。また行ってみたいものだよ。」
[ひときしり話をして老婆の病室を出た彼は、老婆のそんなセリフが頭をよぎっていた。]
力強い命かあ。
[自分はこの病院にいるとはいえ、ただの『方向音痴』だ。命に別状があるわけではない。しかし他の患者は、友人たちはどうだろう。彼らはどんな「命」を抱えているのだろう。]
…世界って理不尽なものだね。
[そうつぶやいた彼は一歩踏み出し、理不尽に6(6)まで飛ばされるのであった。
1 幸運にも自室到着 2 病院7(8)階の廊下 3 病院地下食堂
4 病院の庭 5 <<ガラスの中の ホルス>>の3m手前 6 共同風呂(ハプニング枠]
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