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[神鉄はあまりにも希少な素材で、それを武器に組み込むだけでその力が一気に跳ね上がるのだ。
そしてその分、手に入り難いものなのだ。
それこそ一握りほどの量があれば、城一つくらい買えてしまうほどに。
手元に【アル=サイフラ】があればと思うが、すでに邪竜に砕かれている。
ようするに、リーマン達があの邪竜と戦う術はもうないのだ。
あの邪竜の前になまくらを持たせて立ち向かわせるような真似はしたくない。
もう無理なのだ]
[企業人として、一つの会社の代表として、ここで下す決定は『退却』が妥当であろう。
リーマン・ハンマーズの企業ブランドに大きな傷がついてしまうだろうが、あの邪竜は立ち向かうにあまりにも危険すぎる。
ほうぼうに散っているリーマン子飼いの精鋭部隊を集めて立ち向かったとしても、絶対に犠牲が出るだろう。
いや、リーマンが一撃で倒され、サイフラと【アル=サイフラ】をして傷一つ負わせられなかった相手だ。
それこそ精鋭部隊と言えど、どれほどの犠牲が出るかわかったものではない。
王国に全てを委ねるのが一番である。
その結果、王国の戦士や鍛冶師に大きな被害がでるだろうが、それは仕方の無いことなのだ]
[それに、肝心な鍛冶師であるリーマンの手がまるで言う事を聞いてくれない。
ハンマーを握ることが出来ない。
これでは戦うことはおろか、武器を作り出すことなど到底出来ないことだ]
サイフラ、今回のこの件についてだが……。
[サイフラの名を出しながらも、サイフラに何となく目を合わせ難く、部下の男や連れてきた鍛冶師たちのほうへと視線を巡らせる。
彼らのその目はリーマンの意に反して、生気を失っていなかった。あの恐怖にさらされたであろう者達だが、それでも戦うならば、リーマンに着いて行くという気概が見えた。
リーマンがそれに少し気圧されたくらいだ。
相棒竜のミコを見やれば、いつもの無表情の上にほんの少しだけ微笑みが見えたような気がする]
[改めて、リーマンはサイフラへと視線を戻す]
あの邪竜の攻略法ぐらいは考えておけよ。
あの竜は、この俺に恥をかかせたんだ。
余裕勝ちで力を見せ付けた後、土下座の一つもさせてやろうじゃないか。
[その言葉にサイフラはなんと答えるのか]
**
ふむ、なんかあるね。
[遠方から矢が次々射掛けられるが、魔法を使って強化した様子もなく、矢を弾いてもほかの手を打つこともなく、あまつさえ届かない矢さえある。
アズゥでなくパラを手にすることで得た視界がそれをはっきりと映している。
腕の未熟さゆえと見ることもできなくはないが、そうであれば弾いた時点、あるいは矢が届かなかった時点で別の手段に切り替えるのが自然だろう。
ただの攻撃や牽制ではなくなにかの布石、そのように感じられた]
(―――陣、かね?)
[例えば、魔法の媒介にする矢をばら撒くことで、陣を形成すること。
その推測が合っているかは分からないし、合っていたところで魔法の性質までは分からない。
けれど、推測が間違っていなければ、そこに足を踏み入れることが危険に身をさらすことに直結する]
―――よし、乗ろうじゃないか。
[それは、一回戦でアサドと相対したときと同じ。
相手に有利な状況に飛び込んでこそ、好機を得ることができる。
…あるいは、初撃で戦闘能力を奪われてしまってはそれまで、ではあるのだが。
パラとアズゥ、それにロサの力があれば、およその事態には対処しえる。そう信じて、駆ける足を止めることはなかった]
…っとぉ!
なるほどねっ!
[果たして、踏み込んだ足のその先で、砂塵が辺りを埋め尽くすかのように大きく舞い上がった。
その砂粒一粒一粒が跳ね飛び、肌の露出した箇所に微細な傷が痛みを走らせるが、破壊や攻撃を目的としたものとも思えない。
想像できるとすれば、足止めと目晦まし、といったところか]
だったら…
[足を止めてしまえば思う壺。
さりとて舞い上げられた砂塵は視界と幾重を遮っている。ならば]
[ざしゃぁっ! ざっ ざっざっ]
[その音は、遮られた視界の向こうからでも、エステルの耳に届いただろう。
靴を脱ぎ捨てると同時、パラに魔力を込め、舞い上げられた砂に付着した水分に働きかけて、空中で静止。
それをロサの魔力で小さく集め、水かきの足で踏みしめることを繰り返して“宙を駆けた”。
砂の中に響いた異音はその跳躍音だ。
あるいは砂の瀑布からそうして飛び出したところを弓で狙われている可能性もある。
背からアズゥを引き抜き、体の前面に構え、盾にした状態で、砂の壁の、その頭上へと抜けた]
…次はこっちの番だよ。
[跳躍音で感づかれたかもしれない。けれど気取られていないかもしれない。ならばことさら居場所を示すこともあるまい。
小さな呟きを漏らし、アズゥの裏側にロサをとん、と突き立て、『集める』魔力を走らせる。
水分を纏った砂粒がアズゥの内部へと掻き集められ、重量を増しながら、グレダのその体とともに、エステルの頭上に襲い掛かった**]
[こちらの意図は、読まれているのかいないのか。
狙いの甘い攻撃に対し、グレダは真っ直ぐに突き進んでくる>>39]
まあ、良い。
しばし歯を食い縛られよ。
[既に戦略を変えるには、彼我の距離は近過ぎる。
読まれていなければそれでよし、読まれていてもそれなりの消耗と足止めの効果はあるはずだ]
[そして弾けた砂が、互いの視界を遮る]
――今の音!
[砂の壁の向こう、上に向かって駆け上がる足音は、こちらの耳にしっかりと届いていた。>>40
元々森の中で暮らしていた身、聴覚は人並み以上に鍛えられている。
分銅と鎖が砂の中を突き抜けていくのを右手で感じながら、目線だけは足音を追い上を見た]
[───ゴンッ
徐にリーマンの頭に【竜滅】の鞘を落とす]
目を見て言えないなら強がるな。
[そのまま席を立つと部屋を出ていく]
タライ!?
[視界を覆う円形の物体に、不意を衝かれて思わず叫んでいた。
盥だ。でも竜器でもあるし、体重を乗せこちらに襲い掛かろうとしているグレダの姿も見える]
くっ!
[受け止めるなんて以ての外だ。
右に向かって体を飛ばし、砂の上を転がるようにしながら全力で回避する。
次の攻撃へ繋げるのが難しい体勢となるが、致し方あるまい。
せめてもの反撃に、転がるついでに振り回したチェーンクロスの先端へ魔力を流す。
不自然な動きで跳ね上がった分銅は、大味ながらもグレダの足先を狙った]
―ちょっと前―
はい、ちょっくら待ってます。
[ ここまで来たら後は腹を括って、信じるだけです。
自分の造った竜器と、そして何より彼女を。
会場に入っていこうとする彼女を見送ろうとしますが、その寸前で聞かれました。 ]
今まで付ける習慣って無かったんですよね、うち。
そうですね。
[ と、一先ずその山刀を指し示しまして。 ]
……妖刀ざっくり丸でぇぶっ!
[ ばちばちばちーん、と目にも留まらぬ速さで叩かれました、痛い。
エステルには『……こやつの戯言は聞かなかった事にして頂きたい。』的な雰囲気を醸しつつ、ロンディーネは何か憐れむ様な視線でうちを見ていたのでした。
その後も候補を挙げるたびにロンディーネの鉄槌が振るわれまして、最終的には彼女にお願いすることになるのでした。* ]
― 回想・試合前 ―
妖刀ざっくり丸……!?
なんと恐ろしい銘じゃ……!
[ソレックスの命名>>44に大袈裟に驚いたりしたが、ロンディーネの激しいツッコミが入ったので、咳払いして聞き流すことにした]
うむ。ではこうしよう。
長弓『射陽』。
鋼線鞭『清流』。
山刀『幽谷響』。
差し込む陽射し、流れる水、遠くより響く物音。
私の故郷である森の心象より付けさせてもらった。
[それはつまり、自身が『取り戻す』と言ったもののことだ*]
[リーマンに言われるまでもない。
あの邪竜と戦う方法なんてとっくにわかっている。だが、アサドにそれができるかどうかは別問題なのだ。]
参ったな。
[いっそのこと投げ出してしまおうかとも思う。
しかし、そうも行かない理由がアサドにはあった。]
[あの竜の根源は"恐怖"。多くの人々が強く抱いた恐怖。その負のエネルギーが竜へと流れ込んだその結果があの邪竜なのだ。
あの咆哮を耳にしたときに理解した。
あれはアル=サイフラが戦いの際に纏う気配と同じ。
それこそが歴戦の戦士たちであるハンマーズの勇者たちでさえ抗えないほどの恐慌を引き起こした死の咆哮の正体であり、邪竜の本性だ]
……あれを生み出したのは俺だ。
/*
平和だからこそ、戦士たちに、城壁に、竜王に守られているからこそ色濃く強いエネルギーとなった恐怖。
恐怖は感情であり、属性とはならない。
人々は何に恐怖したのか?
それはアサドの殺気であり、死のイメージ。
即ち、邪竜のもつ属性は《死》
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