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― 西の村・宿屋 ―
「はい、あーん」
あーん……ぐ、ごががが!
多い! 一気に突っ込みすぎだ!
[あの黒い邪竜との邂逅から明けて一夜。リーマン達は西の村の宿屋で朝食を摂っていた]
と言うかだな、別に腕が動かないわけじゃないからな。
食事ぐらい普通に食べられる。
[昨日、景気良く邪竜にふっ飛ばされはしたが、本能的に邪竜の攻撃をガードしたのと双剣の片割れである聖没の防御効果により、大きなダメージは残らなかった。
それでも頭と両腕に捲いた包帯が痛々しい]
しかし、俺の腕はどうなってしまったんだ?
[あの邪竜との戦いから逃げ帰った後、すぐさまサイフラへの助力と邪竜へのリベンジに赴くべく、双剣を取ろうとしたリーマンだった。
だが、何故か双剣を上手く掴む事ができなくなっていた。
腕の感覚はある。重たいものも普通に持てる。
だけども、双剣やハンマーや竜の角灯と言った邪竜退治に関するものを持とうとしても、すぐに手から抜け落ちるように落としてしまう。
一晩寝れば、その症状も治まっているかとも思ったが、症状に変わりはなかった]
[だからこうして両腕に包帯を捲いてはいるのだが、痛みだけで言えば頭の傷と全身の打撲のほうがずっと痛かった]
(まあこれについては今、考えてもしょうがない)
[リーマンは頭を切り替えて、同じ朝食の席についているであろうサイフラに水を向ける]
どうだサイフラ?
もしあの邪竜を『殺す気』で倒しにに掛かったら、お前はあの邪竜に勝てたか?
─ 噂の出処 ─
[ハンマーズの本社に戻ったアサドに事の詳細や顛末を知らない社員たちが詰め寄る]
「サイフラ!討伐はどうなったんだ!社長は?!」
俺が着いた時、もうリーマンは地に横たわっていた。
「そ、そんな…社長……」
[こうしてリーマンは死んだ]
─ 西の村 ─
[一度ハンマーズに戻り竜滅を手に引き返して見れば相棒竜といちゃいちゃしているリーマンがいた。
少々の苛つきを覚えつつリーマンの問いには明確に答える]
無理。
アレには俺の技が通じない。
それに……アル=サイフラを失った。
[背中に背負っているのはリーマンの造った竜滅。
いつもの馬鹿みたいに長い刀ではない]
だからリーマン。
【アル=サイフラ】より強い刀を作れ。
[竜滅では足りないと、双剣でもまだ足りないと、アサドは強い視線で訴えていた]
ほう。その手捌き――とてもそうは思えぬがの。
[>>22デッキブラシを回す様子を見た上で、そう感想を漏らす。
しかし、どうにも武器には見えないそれで、どうやって戦うのだろう。
一回戦を勝ち抜いている以上、その竜器の持つ力は本物なのだろうけれど]
うむ。
[片手で敬意を示す姿も、しかと認めた。
以降は戦場の動向以外への意識は無用だ。
ただ一矢を放つことに、意識を集中する]
ほう。盾で防ぎはしないのだな。
[盾というより盥のように見えるが、ともかくそれを前面には出さず、代わりに分銅付きの鎖のようなものを手に飛び出すのが見えた。>>23
踏ん張りの聞かない砂を足場にしてのその加速は、魔力による何らかの補助があってのものだろう。
そのような分析をしている間に、最初に放たれた矢はあっけなく打ち払われ砂地に突き立った]
やはり、素の一撃に当たってくれるほど甘くはないのう。
[無論、竜器そのものでないそれを防がれることは想定内だ。
矢の威力や動きを操作する魔法も、今の所はまだ使っていない。
有効打がないことを気にする素振りもなく、しばし散漫とも見える攻撃は続いた。
中にはグレダに届くことすらなく、失速して砂に落ちる矢さえあった]
――頃合いかの。
[そう呟いたのは、互いの距離が20mを切った頃。
呼吸を整える僅かな間の後、グレダの動きと着弾地点の計算に、全神経を集中させる。
狙いは、グレダが次の一歩を踏み込む場所]
――砂塵!
[気合いの一声と共に、魔力を乗せた一矢が放たれる。
それは着弾した瞬間、砂地に大きな穴を穿ち、代わりに身の丈を超える程の砂塵を噴き上げる。
否、その一矢だけでなく、今まで打ち損じたり打ち払われた矢もまた、同様に砂地を爆ざし砂塵へと変えていた]
[砂、と言っても一粒一粒を見れば、石英や金属の粒子である。
ロンディーネの特性から操作は不可能でないと考えていたが、ただし意のままという訳にはいかず、それなりの魔力を浸透させる必要があった。
これまで当てるともなく放っていた矢は、その布石であった]
さて――征くかの。
[背中へ伸ばした右手が引き抜いたのは、次の矢ではない。
射程は2m強、握りから分銅の先まで正真正銘竜器のチェーンクロスだ]
竜器で直接叩かねば、勝ちとは見做されぬであろうからのう。
[右の後方から前方へ。
振るう動きに連動して、分銅が半円を描くように飛んでいく。
その先端は、先に噴き上げた砂塵の中心を、掠めるような軌道を取っていた*]
― 回想・出陣前 ―
では、ちょっくら行ってくるよ。
[試合当日の朝のこと。
ソレックスから微調整した竜器と矢筒たっぷりの矢を受け取って>>24、会場へ赴こうとして]
そうだ、大事な事を聞いてなかったのう。
そなたの竜器の銘は、なんというのだ?
私が名付けた方がよいなら、そうするがの。
[その問いの答えはなんであっただろうか。
名付けを任されたなら、それを告げた後で会場へ向かうことだろう*]
【アル=サイフラ】よりか……。
[サイフラからの淡々とした言葉を聞き、リーマンは一度大きく息を吐きだしてから黙考する。
実は【アル=サイフラ】を受け取ったその夜に、その【アル=サイフラ】を超える剣のプランニングはすでに出来てはいた。
しかし、すぐに無理である、と結論付けていたのだ]
[プランニングは割と容易であった。
あの【アル=サイフラ】と言う刀は、サイフラの一族専用の武装であり、その一族のものにしか扱えない代物である。
しかしあくまで一族全体の持ち物であり『アサド・アル=サイフラ』の持ち物ではないのだ。
わずかに、ほんのごくわずかに、【アル=サイフラ】と『アサド・アル=サイフラ』はマッチングしていないのだ。
その微妙な差異を埋めた時、おそらく最強の剣と最強の使い手が生まれる]
(だが……)
―第二試合終了後の話だ>>28―
ばーか。
[掠れた声で大声を上げたばかりに咳き込む相棒。
その背を何度も叩き、軽い口調でひとつ零した。
戦士と鍛冶師という肩書きを持つ存在としてではない、
「幼馴染」そのままの気軽さで]
俺の武器は、お前にしか!!
使えねえの!!
[その重さ、スズメの火山の性質、武器が存在する意義。
それらは多分理解出来ないだろうからと話さずにいたが、
やはり全て話しておいた方が良いのだろうか。
……何故彼に付いているのかも含めて、何もかも。]
[グレダ達に付いて宿へと戻る道すがら、少しばかり脱線して
飴を買った。小粒だと即飲み込むか噛み砕いてしまうだろう
から、大粒で。
味になぞらえてパステルカラーに彩られたそれは、自分達には
似合わないなと薄らと笑みが浮かぶ。]
サイラス、これを時々舐めておけ。
[あまり気にならない程度だろうが、明日の試合を万全で
迎える為には些細な故障も見逃してはならない。
それは武器も扱う本人も同じだ。
飴の入った缶を放り投げ、男の手元に残るのは一粒だけ。
作業の合間にでも舐めようか。]
[夕飯ではその日の試合を見ていた皆からの感想も
いくつか聞く事が出来ただろうか。
相棒からはやはり対戦相手であったジミーについての話で
いっぱいになっていたが、連接棍の破損を思うと長引かなくて
本当に良かったと、溜息を付く。]
サイラス…炙り焼きは飲み物ではないぞ!
落ち着いてゆっくりと食べろ。
何、足が生えて逃げるわけではあるまい!!
代わりに俺が横から取って逃げる事はあるがな。
[一足お先に失礼と席を立ち、相棒の皿から肉を一かけら摘んで
男は食器を片付けた後に貸し工房へと出かけて行った。]
[連接棍の修理、戦鎚の点検、大盾の補強と忙しい。
かといって二日も徹夜するわけにも行かないので、ポイントを
絞っての手入れとなる。
しかし口の中で飴を転がしながら槌を振るっていると、
時間の経過は頭から抜け落ち。
結局徹夜までは行かないが、深夜まで作業は続いたのだった。**]
[【アル=サイフラ】を超えるものを作り出すために、まずは同じ素材を集めて、まずレプリカを作り出し、そこから微調整に入るつもりであったのだ。
だがまず素材が足りない。
分析の魔法とリーマンの知識を総動員して調べた結果だが、あの刀は鉄、胴、金、白金、銀、ニッケル、チタンなどを絶妙な配分で合金としていた。いや、これらの素材は高価ではあれど、比較的簡単に手に入れることが出来るし、すでに会社の財布を使って発注はしてあった]
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