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温泉の鍛冶師 ミルファーク は 短剣使い ジミー に投票してみた。
短剣使い ジミー は 巨力の戦士 サイラス に投票してみた。
巨力の戦士 サイラス は 短剣使い ジミー に投票してみた。
劫火の鍛冶師 ギャラン は 短剣使い ジミー に投票してみた。
宿屋の女将 グレダ は 短剣使い ジミー に投票してみた。
エルフの戦士 エステル は 短剣使い ジミー に投票してみた。
街の野鍛冶 ソレックス は 短剣使い ジミー に投票してみた。
竜王御前試合お手伝い ネジマキ は 劫火の鍛冶師 ギャラン に投票してみた。
短剣使い ジミー に 6人が投票した(らしい)。
巨力の戦士 サイラス に 1人が投票した(らしい)。
劫火の鍛冶師 ギャラン に 1人が投票した(らしい)。
短剣使い ジミー は村人達によってたかってぶち殺された。
人狼は食い損ねてお腹が空いているようだ。
しぶとい奴は温泉の鍛冶師 ミルファーク、巨力の戦士 サイラス、劫火の鍛冶師 ギャラン、宿屋の女将 グレダ、エルフの戦士 エステル、街の野鍛冶 ソレックス、竜王御前試合お手伝い ネジマキ の 7 人だと思っておこう。
ああ、大したもんだよ。
腕は確かだし思いっきりもいい。
[勝負どころと定めたのだろう。迫る攻撃に怯むことなく狙いを一点に絞ったその判断と胆力は見事。
そう、ミルファの言葉に相槌を打った]
−翌日−
[カタカタカタカタ]
竜王御前試合ノ第三試合!!
エステル・リンドホルム対グレダ・ナクピアガ!!
決闘ノ環境ハ砂浜トナリマス!
両名、遅レヌヨウ試合会場マデオ越シクダサイ!
両者ノ会場入リヲモッテ、試合開始ノ合図トサセテイタダキマス!!
─ 開戦より数分後 ─
ハァ……ハァ…ハァ
こいつは困ったな。
[すでにハンマーズの社員たちは撤退を完了している。
問題はアサド自身、この邪竜から逃げられる算段がまるで思いつかないということだった]
いい加減に……血の一滴でも流せていうんだよ!
[地に降りた邪竜のその爪の一撃をかわして刀を打ち込む。
───キンッ
しかし、何度打ち込んでもその体に傷一つつけられないでいた]
せっかくだから、エルフの戦士 エステル は 宿屋の女将 グレダ に投票するぜ!
[元々消耗していた魔力はとうに底をつき、出せる手は全て出し切った。
だが、それでもアサドは刀を振るったが……]
しまった!
[疲労と焦りで剣先が大きく鈍る。
邪竜はそれを逃さずその咢で【アル=サイフラ】の刀身をガッチリと銜え込み…
────バキン!
その刀身を噛み砕いた]
[その後どうなったか、スローモードで再生しながらご紹介しよう。
ジミーの攻撃は確かに連接棍に当たった。
だが、軽かった。
石柱をなぎ倒す無茶にも耐えた竜器だ、ヒビが入ったが破壊には至らなかった。
男は仰向けに倒れていき、またジミーも男に重なるように倒れ行く。
戦鎚は、ジミーの頭上をかすめる。彼の頭の上の皮膚を。
脳震盪とまではいかないが、彼の動きが止まった。
男は大盾と連接棍から手を離すと、ジミーの後頭部に手をやり、自分の体の位置と交換するようにしながら倒れこんだ。]
[ジミーをうつ伏せに地に押し付けたあと、男は大盾を彼の上にかぶせた。
大盾は、ジミーの体を覆い隠す。
その大盾の上に乗ってあぐらをかき、連接棍をずーりずーりと引き寄せる。自分ごと重しになったのだった。]
[大盾の中ではどのような抵抗が行われただろう。
途中、男のお尻がヒヤっと冷えたかもしれない。でも間にある大盾のお陰で、疲労回復アイシングの役割を果たすだけかもしれない。]
["竜殺しの一族"に3百年も前から伝わってきた【アル=サイフラ】という長刀。
付随する文献はなく、またこれを鍛えなおすことのできる鍛冶師もいなかった。
ただこの刀とこれを使った技だけが伝わってきた、文字通り伝家の宝刀である。
数百年の時を"生きた"その刀が今ここでその終わりを迎えた。
だが、アサドはそれを気にする素振りもなく握っていた柄を投げ捨てると懐からナイフを取り出して構える。
何の変哲もない、野営に使用するただの万能ナイフだ]
こいよ、糞ったれ。
お前なんてこのナイフで十分だ。
[もはやハッタリにもならない強がりだけがアサドを支えていた]
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