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[試合会場に行く前に、リーマンはいつも伴っているコンテナへと向かう。
コンテナの扉をあけると一匹の竜がリーマンを出迎えてくれる。
竜は優しげな眼をリーマンへと向けてくる。
この竜は、サイフラと出会ったときに倒されていた竜だ。
わずかながらに息の有ったこの竜を、どうにかこうして延命していた。
竜に繋がれた鎖は、揺れ防止のためと、『命を繋ぎ止める』と言う意味から付けられている]
今から試合をしてきます。
俺に任せてください。
[リーマンの今回の試合参加の主目的は二つ。
リーマン・ハンマーズの宣伝。それとこの竜を竜王に治してもらうことだ。
御前試合で良い成績を残せれば、竜王に謁見する手筈も楽になる。
無論、御前試合に出なくとも手管を尽くせば竜王に会えないことも無いが、色々と手続きが面倒なのだ。
効率的に動く、と言うリーマンの信条にもとる。
まあもともと御前試合には参加するつもりであったから、一石二鳥ではあるのだ]
[自分の鍛冶道具を準備しつつ、部下に訊ねる]
ところで昨日の祭りで事件は起こらなかったか?
「はい、小さな喧嘩が数件発生した程度で、それも大きな怪我にはなっていません。あとは迷子が有った程度で」
そうか、引き続き自警団や祭りの組合に支援を行ってくれ。
何か差し入れのようなものも入れてやれ。
あとは臨時の迷子相談所のようなものも設営したほうが良いかもしれないな。
[地域への貢献は企業として重要な事柄だと思っている]
「おや? そんな指輪していましたか?」
[部下の男が目ざとく、リーマンの小指にはめられた指輪を見つけた]
ああ、これかこれはな……。
[リーマンは渋い表情で遠い目をする。
そのリーマンを横目に相棒竜のミコが言う]
「一昨日、ナンパした女の人に渡そうとして失敗した」
おい、言うなよ。
「プププププ、もてない男は悲しいね」
「ああ、それはそれは」
[ニヤニヤしたミコの表情と、部下の男の慰めるような表情を受けて、リーマンは苦虫を噛み潰したような顔になる。
しかも、露店で衝動的に買ったこの指輪。調べてみると石が偽物だというから踏んだり蹴ったりだ。
しかしそれなりに高い値段で買ったため、捨てるに捨てられずこうして小指に嵌めていると言うわけだ]
─ 数年前 ─
『竜器を使った魔法には色んなモンがある。たとえば炎の竜器ならば火の玉を飛ばすとかのう。
じゃが如何せん魔力は無尽蔵ではない。とすれば気を付けなきゃいけないものなんじゃ?』
馬鹿にすんな、効率化だろ。
『その通りじゃ。"火の玉を飛ばす"といっても火のエネルギーを生み出し、形を造り、速度を発生させ飛ばす。
ただ火の玉を飛ばすだけでもざっとこれだけの魔力が必要じゃ。むろん全てを意識して魔力を使うわけではないが、それだけの魔力を消費しているということじゃ』
無駄が多いってことか
『そうじゃ。エネルギーの発生や形成は仕方ないとしても例えば自分の手で投げてしまえば速度の発生に魔力は必要ないのじゃ』
─ 数年前 ─
だから俺たちは剣に魔力を篭める、だろ?
『その通り。必要なときに必要な部分にだけ魔力を使う。これは消耗を避けるという意味ではない、わかるな?』
使い方を絞ることでより強い効果を得る為、だな。
『正解じゃ。竜を滅ぼす為に魔力の玉を飛ばす必要はない、我らアル=サイフラの手によぉく切れる刃があれ事は足りる。そういうことじゃよ。』
[アル=サイフラの一族に伝わる魔法はたったの二つ。
手にした刀に魔力の刃を付与し何物をも断ち切る力を宿す魔法。
そしてその刃を竜へと撃ち込むために自らに魔力を付与し身体能力を強化する魔法。
この二つこそが"竜殺し"を可能にするアル=サイフラ最強の技であった。]
/*
RP村のバトルは手の内を晒すとこから始めるべき、と俺は思う。
そうしないと噛み合わない。
当然、奥の手は匂わすだけに留めるけどな。
─ 現在・滝壺 ─
اسم عشيرتي سيف الله
(我が一族の名はアル=サイフラ)
[左右それぞれに持つ刃渡り50cm程度の剣がぼんやりとした白い光を帯びる。]
──来い、婆さん
─ 現在・滝壺 ─
[小さく呟くように呪を口にする]
اسم عشيرتي سيف الله
[それは魔法。短い詠唱と共に構えた【聖没】から魔力が溢れ、左右両の刃をぼんやりとした白い光が覆う。]
さあ来い、婆さん
― 試合場へ ―
――ザッザッザッザッザッザ――
[十数名の部下を伴い、試合場への道を歩く。その一種変わった威圧感に人々が道を開ける]
サイフラはすでに試合場か?
[部下が「はい、すでに向かっています」と答える]
サイフラの体調は?
[部下が「特に問題無いようです」と答える」
今回の試合場のロケーションは?
[部下が「滝壺です」と答える]
― 試合場 ―
[試合場に到着すると先程部下から聞いた滝壺そのものの光景が広がっていた]
足場が悪そうだな。
[体術と剣技に重きを置くスタイルの者には戦い難そうな場所だ。こう言う場所では膂力の秀でる者、防御に秀でる者、それから魔力に秀でる者が有利となる。
対戦相手のスタイルによっては多少苦戦するかもしれない。
もっとも、リーマンの雇い入れた戦士サイフラは、体術、剣技、膂力、防御、魔力、これら数値化出来る物にただただ頼るだけの男ではない。
彼の最大の武器。それは気迫だ。心が命を刈り取るかのような形をしている気構えにある、とリーマンは考えている。
だが……]
どこか気が抜けているか?
[すでに試合場で佇んでいたサイフラから発せられる気迫に、わずかながらに鋭さが足りない気がする。
それはほんのごく僅かな差異だ。
達人中の達人が、気付くか気付かないかのほんのわずかな差だ。
それこそよほど実力が伯仲していなければ、決定的なものにはならないような差ではあるが]
まあこの程度、問題にはなるまい。
準備しろ!
[リーマンは部下に指示すると、鍛冶師用の席に鍛冶道具を展開させた。
手際良く効率良く動く部下たちを眺め、リーマンにも気合いが乗ってくる]
[鍛冶道具の展開が終わると、持ち込みの許されている三本目の竜器にリーマンはハンマーを打ちおろした。
すると、サイフラへと渡された双剣に、より強い魔力が付与された。
いや、もともと聖没(せいぼつ)、無至(むにいたる)、竜滅(りゅうめっする)は三本で一対の剣である。
剣と剣同士、互いにリンクしている。
一本に魔力を込めれば、他の二本も共鳴し、魔力が高まるのだ]
俺がここでこの剣に、魔力を込める限り、魔力の枯渇は起こり得ない。
[燃費の悪いあの双剣を運用する上での策だ]
中々分かっているな。
[剣に一通り魔力を込めたあと、>>13ハンマーズのマークを掲げるそのサイフラの姿を眺めて、にやりと笑う。
第一目標であるリーマン・ハンマーズの宣伝は、すでに達せられたような気がする]
あとは勝ち進むだけだ。
[と、そこで思い出す]
そう言えば、対戦相手はどこの誰だ?
[>>19その時、対戦相手の名乗りを聞き、リーマンは呆けた顔をするのだった]
せっかくだから、宿屋の女将 グレダ は 剣士 アサド・アル=サイフラ に投票するぜ!
ちょ、なにやってるんですか!?
危険ですよ!
[慌ててグレダに大声かけるが、その声は歓声でかき消される。
是非観に来てくれと言う理由から、招待状を渡したつもりだったが、まさか出場選手としてここに現れて、しかも対戦相手となるとは]
試合の中止を……、いや、そんなことをしては我が社が逃げたと受け取られる。それはまずい。ならばどうする?
[どうにか思考を巡らせようとするが、>>34サイフラのとんでもない発言にリーマンは硬直する]
い、いやー、はっはっは!
うちの戦士は面白い奴でしょう!?
皆さん応援してやってください!!
[リーマンはすぐに硬直を解き、慌ててその場を取り繕う。
周囲の観客からは笑い声が漏れるが、冷や汗ものだ。
と言うかおそらくごまかし切れていない手合いも居るだろう。
サイフラには晩飯抜きを言い渡すことに決めた]
[そうこうしているうちに、試合開始する]
ああもうなんなんだか。
「大丈夫?」
[相棒竜のミコがリーマンを気遣うように声をかけてくる。
リーマンは何とか顔を上げて、頭を切り替える]
まあ今は見守ろう。
しかし思わぬところから強敵が出てきてしまったものだ。
[さすがにブランクもあるだろうから、サイフラが勝つとは思うが、しかしそのブランクの程度しだいで、もしかしたらサイフラが本気にならなければならないかもしれない。
そうなった場合は……]
くれぐれも怪我はしないでくれよ、姉さん。
[リーマンはぽつりと呟くのだった]
………。
[観客席から、声援やら野次やらに混じって大音声の声援>>43が届く。慌てたような声が聞こえる>>54。
耳には入っているが、反応を返すことはない。
戦いがすでに始まっている以上、目をそらすわけにも、動作に隙を作るわけにも行かないからだ。
返答は、戦いの姿でもって返そう]
なんだい、そっちから来ないのかい?
婆さん扱いするくらいなら、年寄りに気ぃ使ってアンタが動くのが筋ってもんじゃないのかね?
[軽口を叩きながら、問いかける。が、しかしまぁ、相手が動かないならもう一手。
行儀悪く足で靴を脱ぎ捨て、水かきのついた足を出す]
……んん?
[霧霞越しにその姿を見やれば、腰にさした双刀が光を発しているのが見て取れる。
が、なにやら違和感を感じる。
それは、どこか別の場所から力でも流れ込んでいるかのような―――>>52]
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