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弓、ですか。
[ 矢なら、なんとかなるだろうか。]
そうですね、うちもそう大きい物は普段でも打った事、ありませんし……
一番でツルハシとか、スコップとかですか。
[ そうなると矢張り一番造り易いなら、先の刀子に始まる包丁程度のサイズだろうか。
歩を進めながらうむぅ、と考え込んで。 ]
どうしましょうか、ええと。
どういたしましてついでに、その『ばあさん』ってのも引っ込めてくれると嬉しいんだけどねぇ。
もう一回名乗ろうか?
グレダだよ、グレダ。
[あまり期待した風でもなしに付け加える]
あー、いつでもかかってきなー。
[雰囲気が変わったアサドに対して、こちらはなにも代わらぬ動作と口調で応じる。
辺りは霧が立ち込めたように水で煙り、踏み入っただけで全身が濡れるほどだ。
それでもまだ集める。
多くて困ることはないし、こちらが濡れて困ることはない]
―翌日、柴犬亭―
[結局、なんだかんだと有ったが何とか鍛冶師を見つけ、
辛うじて登録は間に合った。
…村の鍛冶師の親方が、「どうせアイツはあぶれるだろうから」と弟子を送り出してくれていたと言うオチなのは何とも言えないが。
そして、なんで今こんな所に居るのかと言えば…]
…なー。
試合始まる頃だし、そろそろジャマダハル受け取って観戦に行かない?
「…昨日お前のククリの手入れ突貫でやる羽目になったせいで寝不足なんだよ…
頼むから今日は寝かせてくれ…」
[・・・流石に、この状態の相棒を放置して一人で行くのも気が引ける。
とはいえ、余りに長い事こうしていたら、今度はソレックスさんに迷惑なわけで…
結局、朝と昼の中間頃に漸く宿から出たのであった**]
―朝―
うむ!!朝だな!!
おはようございます!
さあ行くぞ行くぞ!!試合だぞ!!
[こいつは本当に徹夜をしたのか?
疲れを見せない、いつもの大声は若干テンションが高い。
道々手を入れ続けた相棒の為の武器が完成したのだ、
それはそれはテンションも上がるというものだろう。
ただし、目の下に薄らと疲労の痕跡が残っている。
気付かなくても良い所に相棒は気付く事があるので、念の為に
目の下を揉んで誤魔化し、二人並んで朝食を掻き込み。
パンを咥えては元気よく宿を飛び出した。**]
ふむ。
[考え込むソレックス>>35の顔をちらりと見て]
私が三つ武器を選ぶとするなら、近、中、遠距離で一種ずつ選ぶかの。
弓矢は得意としておるが、竜器として持ち込める矢の数は限られる。
出来るだけ敵を近付かせぬように戦うが、いざ近付かれた時に戦えぬでは話にならぬ。
各距離へ対応できるようにしつつ、魔法で戦術の幅を広げる、というのが私の戦い方の基本かの。
[つらつらと持論を展開する]
で、提案であるが。
遠距離は先に言ったよう、弓かそれに近いもの。
中距離は、私が使ってみたいものを幾つか提案するから、その中から作れそうなものを教えておくれ。
で、近距離は――そなたに任せる。一番の自信作を用意して欲しいのう。
[どうかえ? と、確かめるようにソレックスの表情を見た]
[ やっぱり、うち一人じゃあ浮き足がちになる。
悩みすぎるのも、悪い癖だと思う。
だから、もう一度深呼吸。 ]
……わかりました、作ってみます。
[ 顔を覗かれて、こくんと一度頷きます。
とすると、一番の難点は間違いなく――。 ]
間に合う、かなぁ。
……あ、エステルさんが持ってるのって、弓ですよね?
良かったらその、貸して見せてもらっていいですか?
[ ひとつふたつみっ……、と指折り数えますが、途中でその指は止まりまして。
あんまり弱気なのを見かねたロンディーネがツッコみそうですが今回はありませんでした。 ]
―試合会場・観覧席―
うおおおお!!すっげえ、滝だ!
グレダさあああああああああん!!
朝食、すっげええうまかったぜえええええええええええ!!
がんばれよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!
[相棒と共に席に着くやいなや、グレダに声援を送る。
その対戦相手の顔に見覚えを感じ、よく目をこらせば]
あん時、道に飛び出してきたにーちゃんだな。
よおし、どっちもがんばれよおおおおおおおおおおおおお!!
[ひとしきり声を上げて満足すれば
宿で出かけ際に咥えてきたパンをもしゃもしゃと咀嚼する。]
ギャランよお、あんま疲れてるようなら無理すんなよ。
昨日、遅くまで作業してたんだろ?
[いつもよりもテンション高めの相棒に目をやって。
男の試合順が分かっていない手前、いざその日に倒れられても困る(無いとは思うが)。
この御前試合では、作った本人の目の前で竜器をふるうことが男にとっては重要なことだから。*]
/*
あさのいちげき。
相棒さんが愛らしくて癒される。
ほんとこういう純粋なキャラに惹かれるよね…!まじかわいい。
― ホテル ―
[リーマンの朝は早い。
起きてすぐ、ミネラルウォーターを飲み10分ストレッチをする。
それからランニングウェアに着替えて30分のランニングをする。風が気持ちいい。
ホテルへ戻ると、まずは熱いシャワー。それからトーストと目玉焼きで簡単な朝食を採る]
ちなみに目玉焼きは両面焼き派さ。
[朝食の後はホテルのロビーへ。相棒竜のミコも付いてくる。
ロビーで部下から今日の予定を聞く]
「本日は御前試合の一試合目です」
おっと、第一試合目に当たったか。
[心の準備は出来ていたが、さすがに一試合目だとは思っていなかった]
んー、よし!
会社の皆のために頑張るぞ!
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