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[女将さんのあげた声に、失敗したのかとドキッとしたけれど]
……うまくいきました……?
[「大した」は、失敗の時はあまり使わないだろう、と少しだけ力を抜く。
カティちゃんも喜んでるみたいだし。
わたしは、汗ばんだ手を、キュロットで拭った]
あたらしい ぶき。
[>>166 すわ何を言い出すかと思えば、そんなことを考えていたのだと目を丸くした。
思い返せば、行きの道での彼の荷はいつもよりも多めだったか。]
扱いの難しい、なあ……
う〜〜〜〜〜ん、やっぱり俺はどがーんといってばごーんとする奴の方が得意だけどさあ
[ごくごくごく、とラムネリーフの炭酸水を飲み干す。
空き瓶を口にひょいと加えたまま、空いた手でばしんと相棒の背を叩いて]
ひょあえがひゅくるもんひゃったら、
ひゃんだってひゅかっていひゃいにひひゃっへるひゃろ!
[「お前が作るものだったら、
何だって使ってみたいに決まってるだろ!」]
ああ、上手くいったもなにも、できすぎなくらいさ。
アンタ、もっと胸はっていいよ。
[できすぎ、というのは、ただ穴をふさぐだけのつもりが、山を築き上げてしまったこと。
手際よく風呂の脇にある掃除用具入れから市販品のモップを取りだして来ると、その柄で山を突き崩し、それらしく形を整える。
イメージは竜。
アルゴルの姿だ。できばえは92点といったところだろうか]
ジミーさんもうちを選んでくれた時は、本当にうれしかったです、うち。
………あ。
ど、どうしましょう。
[ そう言えば、ジミーからは大事な物を預かっていた筈です。
ペアが決まった以上、流石に同時に手掛けるのは筋が通らない気がします。
かと言って一度預かっておいてダメになりました。ってのも鍛冶屋としてすっごい良くないし!
というかどちらに転んでもものっそ失礼です、エステルにも、ジミーにも。
結局頭を抱える羽目になったのは、自業自得なのでありました。 ]
[ジミーの心配をするソレックスをちらりと見る。
口を挟むことはなくしばらく待って]
む? うん。ごほん。
いや、その、固くならずともだな。
[体を折るソレックス>>175にこちらもつい緊張して、咳払いしつつ]
……こちらこそお願いするよ、ソレックス殿。
初めての相棒が一時代前のエルフでは、苦労を掛けるかもしれぬがの。
私と共に、戦っておくれ。
[ソレックスに向けて、右手を差し出す。
細長いその手には、見た目の年齢に見合わぬ古傷が、幾つか見て取れることだろう]
…村の手合わせじゃ見れない物も結構ありそうですしね…
命賭けずに学べる良い機会ですし、色々見て帰ろうと思ってます。
[…なにせ、さっきの一戦だけでもいろいろと学ぶ事だらけなのだ。
御前試合で他者の試合を見る事も考えると、もう手帳が必要になるかもしれない。
そんな事を思っていると、心配する様な声>>173を聞いて苦笑する。]
…や、流石に明日に響くような無茶はしてないんで大丈夫です。
それに、合わなかったらそもそも武器落としとか狙えませんって。
[そう言って刀子をケースに戻し、ソレックスに返して鍛冶師を探しに訓練施設を後にして…]
それって、過ぎたるは及ばざるが……、
ええと、
ありがとうございます。
[結晶の山が、女将さんの手で削られていく。>>178
たぶん竜をイメージしたのだと思うけれど、
なんだかサンショウウオ……アルゴルにそっくりだ]
『良かったね。
これで三食宿付き、相棒付きだ』
[アルゴルがお風呂の縁に手をかけ、笑い顔を覗かせながら言う]
[そういえば、
竜器な「お風呂の栓」が存在するのは、
すでに女将さんも知っての通り、説明不要として]
そのタライが竜器なのは……。
水の少ない場所でもお風呂に入りたかったからです。
そのタライには、中に入っている物をきれいにする効果があります。
湯の花は……つまり、「混ざっている物」なので……。
だから「きれいに」、取り除かれたのだと思います……。
[工夫すればもっと色んな使い方があるのかもしれない。
メリッサは膂力と速度で勝負するタイプ。
魔法は苦手だったから、ただ水をきれいにするっていう使い方以外を、したことはなかった]
うむ、わからん!!
どがーんとかばごーんとするとか、お前は西の国の婦人か!
[余談だが、そんな擬音で会話する民が居ると聞いた事がある。
それはさておき、少々難有りのようではあるが]
おぶっ!!
更にわからん!!しかしやる気があるのだけは解った!!
何、その武器自体は昔から農作業で扱っているものだから
心配はないだろう。
奮う相手が作物から対戦相手に変わる、それだけだ。
[やめて背骨が折れる。
しかし等しく鍛えている男、耐え切った。]
[工夫する。
……そうだ。武器ではない道具を、武器として使うのだから、
工夫は必要だろう]
お風呂の栓……「通さない」という効果も、
他のことに使えるんでしょうか。
もちろん、ただの鎖分銅として使っても充分な強度はあると思いますけど……。
…あ。
ジャマダハルどうしよ…
[…流石にすぐ戻るのは気まずい物が有るし、
かと言って預けたままというのもそれはそれで駄目だし…
暫し悩んでその結果、明日取りに行くことにした。]
…んで、問題は鍛冶師だけど…
流石に今相棒が居ない鍛冶師も居ないよねぇ・・・
[そんな事を思いながら歩いていると、
何処か見覚えのある看板が目に留まる。
もしかしてと思いながら扉を開けると…]
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