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あとな……おやじさ…いや、この桜がなあ、言うんだよ。
気を付けろ、気をつけろ……ってさ。
俺にはそんな風に、聴こえるんだ。
ある人に聞いた話だけど…
その人の村でも、人狼騒動の前には、
この村の今年の桜のように、狂ったように、咲いたそうだ。
[カタリナから聞いたとは、口にはしない。
彼女が経験者であると周囲に話すかどうかは、カタリナに任せ]
だからやっぱり――…今年の桜は、予兆なんじゃないか、な…
もしかしたら…人狼の、さ。
― 回想、昨日のこと ―
[ある程度庭仕事を終えると今度は村へ買い物に。その途中でヨアヒムに声を掛けられた。>>0:270
最近村に来たばかりの青年。何か困った事があったなら世話をしただろう。そそっかしいヨアヒムはあぶなっかしく放っておけない人物だった。]
私はこれから買い物に。いえいえ、昨日は私の方こそ留守中に勝手してしまいすみませんでしたね。
オットーとゲルトは相変わらず仲が良いのですね。
[突然の質問には戸惑い、青峰は答えを探すように視線を彷徨わせる。
ジムゾンの目線の先には満開の桜があった。]
生きている者は――、何処にも 行けない。
そうですね、花は短命。だからこそ美しい。今年の桜は来年の同じ花かという質問ですが、ほら、ヨアヒムさんご覧なさい。今年の桜は美しいですね。……今こうしてヨアヒムさんと見ている桜はあの桜です。
散った桜は私達の記憶の中に留まるでしょう。
[再びヨアヒムへと視線と戻しふっと表情を緩めた。*]
まあ、すぐには、信じられない人もいるだろうな。
俺も、最初の時は、そうだったよ…無理もない、と思う。
俺の……俺の部隊の時もそうだった。
……俺は、経験者なんだ。
かつて、人狼騒動に巻き込まれたことがある。
[どこか苦し気な響きを帯びた声で語るうち、
無意識のような動きで、男の手が左眼を覆う包帯に伸びた。
触れた瞬間、はっとした様子で元に戻す]
経験者だから、疑心暗鬼になりすぎているのかもしれない。
もし、明日…何も起こらなかったら、
単なる自然災害とよくある獣害だったじゃないか、
心配しすぎて馬鹿みたいだと、俺を笑ってくれてもいい。
…そうなってくれたら、いい。
だが、もし…人狼だったら、
早く手を打たないと、手遅れになる。
今は、信じられなくてもいいから…
村の為に、一先ず、協力してくれないか?
[信じられなさそうな人がいれば、頼む、と頭を下げてから]
――…っ、ヨアヒム!?
馬鹿、冗談なら止めろっ。
占い師は、名乗り出たら、危険なんだぞ!?
[ヨアヒムの名乗りを、咄嗟に止めようとするも。
既に手遅れなのを悟れば。
心から案じているような空色を青年に向けてから、
はあ…と深い溜息を零す]
……こうなったら、しょうがないな。
占い師かどうか、全員で宣言を回した方がいい。
占い師が、ヨアヒム一人なら…
狩人に護られるだろうから。
だがもし…一人でなかったら…その時は、その時、だな。
【俺は、占い師ではない】よ。
―宿・談話室―
[宿に戻るとほぼ同時、聴覚が捉えたのはヨアヒムの「占いができる」という宣言だった。この村に伝わる「人狼」という存在がにわかに頭に浮かぶ。ヨアヒムの言う「占い」は、今日の運勢がわかるとか、そういったものではないのだろうかと一瞬考えたが、流れから見てもそんなはずはない。きっと、「あの占い」のことだ。人狼か村人かを見分けられるという、特別な能力]
……そんな、まさか。
「漏らした言葉とは裏腹に、ヨアヒムがこんな性質の悪い冗談を言うはずがないということもわかっているのだった。ヨアヒムの占い能力の真偽はともかくとして――」
――人狼がいる……ということ…?
[はっとして、桜の方を見れば、どこか嗤っているようにも見えるのだった。村での記憶にヒビが入り、亀裂となる。嫌だ……こんなの、どうして…。眩暈がする。頭の中心に、針を刺されたみたいだ]
……まだ。まだ、信じない。
[しかし、眩む頭の中ではどこか、確信めいたものも感じてしまっているのだった。つまり――今日、村のだれかが殺される。そうは思っても、そんなことは考えたくもないのだった]
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