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今回重RPをしてRPを楽しかった方は是非ともRP村を挑戦すると良いと思う。また需要さえあれば人狼騒動RP村を建てたいと思っているので良ければ(勧誘)
人狼騒動RP村が本当に増えて欲しい・・・です。
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>エルナさん、gunoさん〜〜〜!
過保護村3の同窓会村建てたので、
よかったら見てね〜! 案内メッセージも送ったよ。**
― 回想 ―
ジゼルおねえちゃん。
悲しいよ。私の目、どんどん見えなくなってるの。
皆、治るよ、大丈夫だよって言うけど、違うって分かる。
少しずつ、皆の顔が見え辛くなって、なのに、なのに皆、優しくて……
[アルウェンがジゼル……教会に住む女性……と話をする様になったのは、アルウェンの視力が落ち始めてから。周りからの気遣い、優しさ、それらを感じながらも、治ってゆく見込みのない現実に言い知れない悲しみと気遣われる事への苛立ちを周囲にぶつける事も出来ず、ひとり、教会近くを歩きながら低木を傷つけていたところへ、ジゼルが声をかけて来たのだ。
それから、心情の吐露、悩みを聞いて貰い、僅かでも同じ時間を過ごすにつれ、仲良くなっていった。カタリナもエルナ達の間へも、元気の無い様子から笑顔が戻り始めたのは、その頃のこと。]
色んなお話、聞いてもらったけど。
この先ずっと、皆の世話になって生きてて、エルナおねえちゃんにも世話をかけっぱなしになって。
私、何の役にも立てずに、ただ生きていくだけになるのかな。
[その度に、そうではないよとジゼルは諭す。目が見えなくなっても出来ることは沢山あるし、見えなくても役に立つ方法があるからと。]
[彼女は病床にてアルウェンと話をした。双子の兄がいたこと、アルウェンと同じようにジゼルも目を悪くしていたこと、そして、……何度も何度も会う間にジゼルはアルウェンに様々な伝承や御伽話を聞かせていたのだけど、アルウェンにひとつの小さな水晶球を渡した。]
『これはお守りの水晶球。
アルウェン、あなたにあげる。』
『この水晶球は、以前伝承話をした中で出てきた人狼を視ることもできる水晶球。前にも話をしたけれども、水晶球は無闇に使ってはならないわ。
人を視れば死を近づけてしまう危険があるから。もしも使わなければならない出来事に出逢ったなら、護る為に使うのか戦う為に使うのか、よく考えなくてはならない。』
[最後は独り言めいて。その口振りは、まるで護る為に人を視て逆に死を近づけてしまったようなことがあるかのようだった。アルウェンへは、もしそんな騒動に出逢っても、人狼を見つける為の刃として使って欲しいと、 ジゼルは思っていたのだろうか。
今となっては杳として知れない。]
[何故ジゼルが彼女が水晶球を持っていたのか、家系的なものとも血筋的なものとも話はされていたかもしれないが、ここでは重要ではない為、話は省こう。]
[その年の暮れ、ジゼルは息を引き取った。]
[桜のようにぱっと散るでも綺麗に死ぬでもなく、長く苦しんだ末に、ひっそりと教会の神父に看取られて死んでいった。]
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