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―昨夜・自宅の庭―
……はは、俺はとっくに狂っちゃいるが、
あんたも、とうとう狂ったか?
それとも―――…何かの遺言かよ?
[不吉な予兆かもしれないと、言ったのは誰だったか。
男は何かを懸念するかのように、微かに隻眼を眇める]
―昨夜・自宅の庭―
そういえば、さ。
あんたの生まれ故郷が、“人狼”伝承の里だなんて、
最初に聞いた時は、何の因果かと、驚いたぜ?
今日も…クララが、“人狼”の本を読んでたしな……
[男は、頭に浮かんだ何かを振り払うように、話を変えた。
無意識の動きで、樹に触れていない方の手が
失われた左眼に伸びる。
窪んだ眼窩と傷痕を隠す包帯が、くしゃりと歪んだ皺を刻んだ]
―昨夜・自宅の庭―
―――“人狼”、か…。
[節くれだった幹を撫でる武骨な指先が、微かに震え。
何かを堪えるように、無意識の仕草で掴み立てた爪先が、
幹に食い込む]
……なあ。 俺は……
もう、二度と ――――――、――――…っ!!
[花闇の夜気を震わせた叫びを聞いたのは――…
ただ、一本の桜だけ*]
/*
もう、二度と ――――――、――――…っ!!
@村側:誰も、死なせたくないんだよ…っ!!
A狼:仲間を死なせて、生き延びたくないんだよ…っ!!
B狂人:あんたみたいに、死なせたくないんだよ…っ!!
どうなるかは、ラ神様のみぞ知る。
―翌朝・自宅の庭―
[やすらかな眠りも、やわらかな夢も見ることのできない、
男の朝はわりと早く]
……ん。これでいいかな。
[日課の庭と桜の手入れを終え、桜の根本に絡みつこうとしていた
蔦を、大振りのナイフの先で切り取る。
養父の父が、養父の為に作ったのだという桜材の柄は、
この庭の桜の枝から作られた物。
取り出したハンカチで、草汁に濡れた刃先を丁寧に拭う]
さて、と…。
[舞い散る花びらでできた、薄紅色の重なりを、
敷布がわりに、ごろりと寝転がる。
ふぁさっと舞い上がった無数の花びらが、
ふわりひらりと、揶揄うように男の頬に降りかかった]
……いい天気、なんだろうなあ。
[柔らかな感触にくすぐった気に眸を細め、他人事のように呟く。
頭上に茂り咲く花枝から垣間見える空の色が、
男の似たような色の眸に映っているのに、見えはしないかのように]
一休みしたら、出かけるかな。
[出かける前に誰かが通りがかったなら、
舞い落ちる薄紅の花びらに埋もれそうな男の姿が、
*目に入っただろう*]
―畑―
[嗅覚が、雨の気配を捕捉した]
違う……これは。雰囲気が。
[桜は昨日にも増して美しかった。命の瞬間の煌めきに、刃のような鋭さが備わった。少し妖艶にも過ぎるかもしれない]
……この、感覚。気のせいだと、良いけど。
今日は、早めに切り上げて宿にでも赴こう……。
−羊小屋→自宅−
[カタリナは、いつものように羊を小屋の外へ出し運動させた後、約10頭ほどの羊を外に残し、他の羊を小屋の中に入れた。外に残した羊たちの毛を刈り取って]
よし、羊の毛もたんまり刈ったし今日はこのくらいにしとくか。これを後でエルナさんに渡して…っと。
[大量の羊毛を麻の袋に詰め終わり、カタリナは今日は寄り道せず真っ直ぐに家路についた。ちなみに今日刈った羊の毛はエルナの元へと持ち込まれ、ウール素材の服となって約半年後にお店で売られる事になる。
家に着くなり、昨日クララと話していた染物の本を取り出すと、返却のため図書館へ向かった*]
―自宅→村の中の道―
……ん? あれ、カタリナんとこの羊か?
[カタリナの自宅近を通りがかると、
毛のない羊>>217…のような生き物が、歩いていた]
何だおまえ、毛刈りされたばっかりか。
そりゃ、拗ねて家出したくなっても無理はないが、
考え直せ、外にはいろんな獣がいるんだぞ?
おまえなんか、すぐ食い殺されちまうよ。
柵の中で、安全に暮らせって。
[言葉が通じるはずもないが、怯えぬようなだめつつ。
じりじりと近づいて、捕獲した羊を柵の中に戻し、歩きはじめる。
戻った羊が、再びの家出に挑戦し、脱走したことは知らず。
脱走した羊は上機嫌に鳴きながら、トコトコと、村の外れの方へ*]
―図書館―
[事務的な仕事もひと段落ついたところで窓の外を見る。
昨夜は幸いにも天候が荒れることはなかったが、今日は一段と風が強い。
今にも雨が降り出しそうだ。
今度こそ、嵐になるかもしれない。]
明るいうちに、閉めるかね。
[とはいえ、今すぐに、というわけでもなく、カウンターに座り人狼の本を開いた。
昨日の続き“狂人”の項目を読み進める。]
−自宅→図書館−
[…と、通り掛かった一軒の家>>214。そこにはシモンが桜の花びらに埋もれそうになっているという、なんともほほえましい光景が広がっていた。
−が。
カタリナは…固まってしまった。
5歳の頃に経験した…あの記憶。
今はもう滅ぼされた、当時住んでいた村では−
当時そこでも咲き誇っていた桜を愛で、『人狼』などいるわけがない、と信じて疑わなかった村人達を。
突然現れた『人狼』が襲った。
そして桜が散り…全てが終わった頃には、動かなくなったたくさんの村人達が…血で真っ赤に染まった桜の花びらに埋もれていた。
そう。突然現れた人狼は…村人達を、皆殺しにしたのだ…
−小さなカタリナだけを残して−]
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